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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
このチャンネルでは、中学校・高等学校の国語教育、それから働く女性の問題、教育のデジタル化について発信しています。
今日のテーマは、タイトルにもあるように、多忙なワーキングマザーは研修会参加も大変、というタイトルでお送りしたいと思います。
先日の配信で、研修会2本はしごしたということを配信したんですけれど、私が親しくさせていただいているワーキングマザーでバリバリ働いていらっしゃっても、ICTもバリバリ、それから学校のお仕事もバリバリ、子育てもバリバリ、元気で明るくてエネルギーをいただいている先生がいらっしゃるんですけど、
AIの勉強は分かっているんだけど、家のこととかで忙しくてなかなかできなくて、次が踏み出せないし、というようなちょっとしたコメントをFacebookの方でされていたので、非常に自分共感することが多かったので、これについてお話ししたいと思います。
その先生は本当に子育ても全力投球でされていて、子どもさんに関わりきっているなと思って、私も尊敬しているんですけど、現実問題は、日本は家事労働の男女負担比が国際社会的に見ても非常に大きくて、
男女共同参画局というところによると、夫の家事育児時間67分に対して妻の家事育児時間が461分、7倍あるそうです。これ1日の家事労働時間ですかね。
やっぱりこれひどい格差だと思うんですけど、だんだん男の人が若くなるに従って20代になるに従って、家事参加率が増えてきて4割ぐらいの男性が家事参加しているみたいなんですけど、40代ぐらいになると2割ぐらいしか家事をしないということになっているようです。
こういう数字から見てみても、働く女性は自分の時間をかなり犠牲にして、家事労働、仕事、その両立に本当に大変な毎日を送っているということはわかります。私自身も苦労してきました。
子供が小さい間は寝かしつける時間が9時、もう一緒に寝てしまって、起きたら3時、4時ですね。3時、4時に掃除、洗濯などをしつつ、朝の支度をしつつ教材研究、4時に起きてやってましたね。
2時間ぐらい教材研究して、それで6時、6時半にみんなを起こして家事していってました。本当はいいのかどうかわかりませんけど、子連れで家庭訪問したこともありましたし、それからお風呂の時間なんかもね、子供一生懸命寝てたら自分が裸でタオルも使わずに乾いてたみたいなこともありましたし、
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もうその当時の私は髪もボサボサで服も適当で、もうまさしく生活苦にまみれたおばさんっていう感じだったと思います。こんなに苦労して、自分の時間を犠牲にして子供を育てていったわけですけれど、
私の時代はね、まだね、学校現場の変化するスピードが緩やかだったからいいんだけど、もう昨今すごい変化が激しくて、やれ新学習指導要領、やれ探究、やれICT、やれAIっていうように目まぐるしくいろいろなものが教育現場に降ってきて、勉強しないとついていけない。
ところが、ワーキングマザーは勉強する時間がなかなか取れないということで、非常に焦りや不安、ちょっと私なんか勉強たっぷりできるような時間がたっぷりある人に対する嫉妬とかもありましたし、非常に精神的に不衛生な状態で過ごしてるんじゃないかなと思います。
でも、子育てっていうのは本当に、やっぱり人間をすごく成長させるものだと思うんですよね。子育て中に味わう苦しさやしんどさ、思うようにならない子供を大きくしていくっていうことのジリジリとした胃の痛むような日々。
こういったものが今にして思えば、人間的に私を成長させてくれたなと思うんですよね。もちろん生徒の捉え方、生徒感も変わりましたし、保護者感も変わりました。以前の私とは全然違うような認識の変化があります。
これは、やっぱり家事・育児を通じて、そして子育てを通じて苦しみながらもがきながら、本当に子供を育てるということのしんどさにものすごく身を置いているからこそわかることだと思うんですよ。
本当に半巨乱になりそうなお母さんの気持ちとかわかるし、近くで育つ子供の気持ちも本当に自分の子育てを振り返ってわかるし、やっぱり物の見方が変わっちゃったなと思います。
そういうことから、やっぱり保護者や生徒に言葉をかける、その言葉のかけ方がもう全然違うと思っています。私ぐらいの大体ベテランになってしまうと、自分ながら魔法をかけてるんじゃないかっていうぐらい上手い言葉書きができるようになってたときは、本当に愛全の私だったらこんなこと絶対言えなかった。
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今だから保護者は涙してくれるし、今だから生徒は心を開いてくれるんだって思うようなことが結構あるんですよね。そういった意味では、やっぱり子育てっていうのは苦しいけど、本当に心をどんどん豊かにして成長させてくれる時期だと思います。
それは良いんだけど、現実ね、そういうことで力がつかないじゃないって思うかもしれないんだけど、私が尊敬する大学教授、全然人工で探求のアドバイザーをしてくれた水戸真先生っていう科学の教授がいるんですけれど、その先生に悩み事を相談したんです。
仕事が家事、育児で7割、8割、一人時は6割の仕上がり状態で毎日仕事をしてしまって、非常に中途半端ですごくストレスが溜まると。こんなんでちゃんと仕事をしたって言えるんだろうか。水戸真先生はすごくお忙しいのに、どうやってその時間を上手にマネジメントしてらっしゃるんですかって質問したことがあったんですよ。
その時に水戸真先生がすごいことを言われて、目から鱗だったんですけど、7割の力でずっとやりくりしているっていうことは、実はものすごい力がついているんだよと。7割の力でとりあえず打開しているっていうことは、どんどんどんどんそれを積み重ねていくと仕事の質がものすごく上がるっておっしゃってて。
やっぱり履歴の先生ならではの鋭い指摘だなと思って。そうかもしれませんね。7割の力でずっとやり続けたらいつの間にか自分の履歴量がどんどんどんどん上がっていくわけで、やっぱり時間もうまくやりくりできるし、その中でいかに質を出すかっていうところに非常に注力してきてパフォーマンスが上がるっていうそういう感じなんだと思うんですけれど。
そうなってくるとやっぱり仕事が手早く上手にできて、マネジメント力がすごく高くなる。そういった印象を持ちますね。私、仕事が早い早いって言われるんだけれど、やっぱりそうやって家事、育児の仕事と両立させてきたっていう、そういうことで時間とかそういう管理うまくなったと思うし、いかに少ない時間で質を上げるかっていうことをいつも考えてたんで。
その辺をいつの間にか鍛錬してきたんだなって思います。だから子育てとか家事ですごく忙しくされる方は自信を持ちましょう。今非常に力量がついていると思います。
それから最後にですね、私が言いたいのは、やっぱりしんどいんで、私自身もほんとしんどかったから、もっと女性同士で助け合ってもいいんじゃないかなって思ってます。私自身は今日も明日も授業料、授業堂、オンライン研修会、交流会っていうのを開いて、
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土曜日の21時から子育ての方、子供を寝かしつけた後にやってるんですけど、そういう女性が働きながら子育てしながらオンラインで市長のみの参加もできるような、そういう研修会を開いて、結構市長のみの参加の方も多くていらっしゃって、
子育てで忙しくて子供を寝かしつけながら聞いています。ありがとうございますっていうコメントもよく来ます。そんなふうに私自身は、今は子育てから解放されたから、できるだけそういう忙しい女性のために学ぶ機会、ちょっとでも助けできたらなと思って今やっています。
その他にも、なんかもうちょっと女性同士で助け合うような、そういう企画があってもいいんじゃないかなと考えていて、このポッドキャストも耳だけ、子供を寝かしつけながら耳だけで聞けるんじゃないかなと思ってて、そういった意味ではプチ研修情報みたいなのをね、ポッドキャストの中で差し挟んでもいいんじゃないかなって思い始めています。
ということで、今日は働く多忙な女性のために、本当に焦らなくていいんだよ。子育て大事にしよう。今やっていることは本当に、物の見方、考え方、人間性の高めることにつながっているんだからっていう応援メッセージでした。
この配信がいいなって思われる方は、ぜひ高評価お願いいたします。これからも試行錯誤しながら、このポッドキャストの配信を続けていこうと思いますので、ぜひ車の中とか、寝かしつけの時とかに聞いていただけたらなって思います。
今日はたちまち学校帰ってきてから、これは配信しなきゃということで、もうあんまり無計画に配信してしまったんですけど、またこの配信をもとに文字起こしが終わったら、ノートとかにもこの配信の内容を上手に整理して皆さんにお送りすることができたらなと思っています。
それではたちまち今日は応援メッセージということで終わりたいと思います。ガタガタですけど聞いてくださりありがとうございます。またお会いしましょう。