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2025-04-26 08:03

207 ロイロノートのゲームモードで文法学習。仕掛けた罠で阿鼻叫喚の生徒w

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文法の学習って作業になりがち。なのでゲーム感覚でできる時間を挟みながらやることにしました。ロイロノートのテストカードにはゲームモードがありまして、生徒はとても盛り上がります。

 

ですが、私の仕掛けた罠は・・・www

 

 

#ロイロノート #ゲームモード #文語文法 #阿鼻叫喚 #クイズ

サマリー

ロイロノートのゲームモードを活用した文法学習の授業が行われており、生徒たちが楽しみながら学んでいます。しかし、思わぬ罠に引っかかる生徒たちの様子は、教師にとっても笑いを誘う展開となっています。

ロイロノートの活用
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は207回、ロイロノートのゲームモードで文法学習、仕掛けた罠で阿鼻叫喚の生徒、ということでお届けしたいと思います。
私は現在、中学校3年生の国語Bという時間で、中古一貫校なので、ちょっと学習の先取りで文語文法を教えています。
そして今、文語文法の中でも、動詞の活用の段階で、四段活用、紙二段活用、下二段活用の3つの言葉をどうやって分類していくか、見分けていくかというやつをやってるんですけれど、
ちょうど授業参観に、私のクラスの生徒が文法の授業をするというところが当たりまして、
保護者の方にも生徒が生き生きと勉強している姿を見てもらいたいなと思って、しばらく考え、結果、ロイロノートのテストカードにあるゲームモードを活用することを思いつきました。
あんまりゲームモードを使ったことはなかったんですけれど、いつか使いたいなと思いながら考えていて、
すぐにその時にやっちゃったんだったら失敗するから、事前にいくつか試行錯誤してみました。
まず問題を入力させるという、そういうふうなゲームモードでやってみたんですけれど、
理由としてはやっぱり生徒には答えをちゃんと自分から思いついて入力して答えてもらいたいという、そういう思いがありました。
本当に理解しているということはやっぱり記述できるということなんで、入力をして答えを合わせるっていう、そういうふうな問題の用意をしました。
で、いろいろ問題作ってやらせたんですけど、結局入力するまでにちょっとこうやっぱりタイピングに難がある生徒も部分部分いて、
とうとうタイピングが間に合わないと思った生徒は、ふざけて変な文字を入れるということが発生するようになったんですね。
どうせ間に合わないし、タイピングが早いやつがじゃんじゃん書いちゃって、もうふざけてやろうっていうような投げやりな態度が見られたので、
入力して答えるという問題はやらないほうがいいなと判断しました。
なのでその次に考えたのがやっぱり選択肢を設けて、それをタップして答える、そういうふうな問題を用意することにしました。
選択肢の数が3つだったらちょっと少ないなと思ったので、全部の選択肢を4つ用意することにしました。
例えば策を活用させなさいっていうふうに出したら、生徒はかきくくけけっていう答えを選んで、タップするっていうね、そういうふうな問題にすることにしたんですね。
その他にも、春は明け物、洋々白くなりゆく山際っていうそういう言葉を文語で書いて、使われている金遣いは?っていうような問題も出すことにしました。
生徒は意外と間違えるんですよね。選択肢を設けた結果、交互的金遣い、現代金遣い、歴史的金遣い、交互的金遣いっていう4つの選択肢を設けたら、
生徒の反応
交互的金遣いをタップする子が何人かいたりなんかして、本当にちゃんとわかってないなっていうことをよくわかりました。
それから文法の問題だけだったら味気がないので、今まで国語の時間に学習してきた教材についての問題も出すことにしました。
例えば、走れメロスでメロスの親友の弟子の名前は?リオニス、セリヌンティウス、メシストフレス、フィロストラトス。
生徒はセリヌンティウスをタップする生徒が3分の2もいまして、ちゃんと問題文読んでないんですよ。
メロスの親友の弟子の名前は?これはフィロストラトスなんだけど。
見事に私の仕掛けた罠にハマり、2秒か3秒ぐらいして気がついて、ああーって頭を抱えて悶絶する生徒が多数発生しました。
本当にしめしめ罠にかかったなっていう感じで私はずっと笑ってました。
その他にも超簡単な問題も出しまして、今学習している文法は文語文法、口語文法、歴史文法、現代文法といって、
3番目に歴史文法を持ってきて、明らかに文語文法をトップに持ってきて答えやすくしたにもかかわらず、歴史文法で答える生徒もいまして、
本当にね、分かってないってことは分かりました。
あとはですね、下二弾活用の弾のパターンは?っていうのに、これはA、A、ウル、ウレ、Aを答えればいいんだけれども、
ミ、ミ、ミル、ミル、ミレ、ミオをきっかかって答えてみたりとか、
あと少年の日の思い出で、主人公の少年の名前は、エイミール、ウィリアム、ステファン、名前は記されてないっていう選択肢なんですけど、
見事にエイミールを選んで爆死する生徒が続出しておりました。
ということで、時々そういうお遊びのようなクイズを入れて、あとは文法の問題を入れてっていう風にして、楽しみながら勉強できたと思います。
これのいいところは、やっぱり単調な文法の学習にものすごいアクセントになるということですね。
男の子なので勝ち負けにこだわるから、しっかり考えて早押しでとっちりをしないようにして、全問正解を狙う子なんかは一番になります。
だけど早いっていうことを誇りたい子っていうのは、慌てて答えて罠にはまるっていうように、生徒の性格とか学習の傾向とかがすごく出るなっていうふうに思いました。
反射的に答えちゃうんで、このままこのクイズを進めていっても本当にいいのか悪いのか、ちょっとまだまだ検証が進んでいませんが、
1週間に1回か2週間に1回はゲームモードで盛り上がりたいと思います。
そろそろね、このクイズの中身が枯渇してきちゃったんで、やっぱりここはAIに考えてもらって、生成AIに考えてもらって選択肢を4つずつ作ってくださいっていう風に考えて、
それでまた先日ちょっと配信したブリスクティーチングからジェミニに表形式に作らせて、それをエクセルに貼り付けて、それをろいろのゲームモードに吸い込ませるっていうね、そういう風な仕組みで上手に省力化を図っていきたいと思っています。
ということで単調になりがちな文法学習、これからもどうやって面白おかしくしていくかっていう工夫をいろいろ考えていきたいと思います。
皆さんはどうやってこの単調な文法学習に工夫なさっているでしょうか。
もしアイディアやヒントがあったらお寄せくださると幸いです。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
08:03

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