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451_「どこに書くんですか?」が消えた日~ICTが変えた国語科授業のリアル~
2026-05-28 14:02

451_「どこに書くんですか?」が消えた日~ICTが変えた国語科授業のリアル~

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高校の国語科で「支援を要する生徒」と向き合う中で見えてきたのは、黒板を見てノートに写すという基本動作が、実は多くの子にとって認知的な負荷が大きすぎるということなんですよね。GIGAスクール構想でiPadとMeetを活用した画面共有授業に切り替えたら、「それ、どこに書くんですか?」という質問がなくなった。何が変わったのか、そして新たに見える課題は何か。ICTと指導法の工夫について、実践から得た気づきをお話しします。

https://x.com/reikosikibu/status/2057772138007060665?s=20

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#特別支援教育 #ICT活用 #国語科指導 #UDフォント #授業設計

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みなさん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は451回、「どこに書くんですか?」が消えた日、ICTが変えた国語科授業のリアルというタイトルでお届けしたいと思います。
前回450回では、「番書をしないは望ましい困難の機会を失っている」というタイトルで、番書について推し推しの配信したんですけど、
今日はそのちょうど表裏の裏合わせで、番書も大切なんだけども、やっぱりデジタルもいろいろと認知の負荷が高すぎる生徒には大事なんだよという話で、
前回450回と今回451回は、表裏の抱き合わせの回となっております。
実はこの配信をしようとしたきっかけは、Twitter、今のXでこんな投稿をしたことがきっかけでした。
全人口で今までやってきた最適機械で作ったワークシートで授業したけど、なんだか今一つ視認性が悪い。
あれこれ調べたり試行錯誤して、ユニバーサルデザインや特別支援の観点から学んだ様式に変えると、がらっとスムーズになった。
今でもその方法は活かせている。
ということで、具体的にどうやってプリントを作ったかというのと、その観点というのは何なのかという画像を貼り付けたポストが、
2.8万件のインプレッションをいただきまして、私が思った以上に需要があったということが分かりまして、
それで改めてこの配信をしようかなと思いました。
全人口ではかなり支援を要する生徒がたくさんいて、その学校に勤める前も様々な生徒に対応するためにワークシートについてバージョンアップを測り続けてきたんだけれども、
そのバージョンアップを測って最適機械だと思っていたワークシートが、全人口ではなかなか効果的ではなかったということが発覚して、
さらに深掘ってバージョンアップをしようとした結果、ユニバーサルデザインとか特別支援の観点からいろんな助言をいただいて、
それで作り直したところ、生徒にズバッと刺さったという経験があったんですね。
今回はその経験をもとに、フェイスブックでグループがあるんですけど、そのグループで発表したことが4年前にあったので、その発表のスライドをもとに配信をしたいと思います。
まず、学習指導上の大きな壁というのはどこにあったのかということをお話しします。
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全人口で生徒たちが抱えている困難というのは、まず聞くとか読む、書く、この複数の動作を同時にやるということが非常に難しく、
黒板に書いた文字がノートに写せない、プリントに写せない、見ているはずなのに写せないという子が結構多くて、
先生それどこに書くんですかという質問が、プリントとかワークシートの工夫をしても減らないということでした。
その前までは結構工夫していると思っていたんだけども、生徒がそれどこに書くんですかという質問もなかったので、私無自覚だったんですね。
ところがやっぱり支援を要する生徒が一定度、クラスに6、7人くらいいたので、そもそも生育歴とか家庭環境の問題で学習習慣を身についていない生徒もいたので、
それどこに書くんですかという発言がなかなか止まなかったわけです。
これまではプリントを丁寧に作ってイラストを入れたりナンバリングしたりとかそういうことはやってきたのに、それでもどこに書くんですかというのは止まらない。
壺を外しているというような感覚だったので、結局個人指導に時間を取られてなかなか授業が進まないということがよくありました。
そこで私がいろんな情報収集し始めて、児童精神科医の著書を読みまして、やっぱり認知の能力が弱いという、そういう生徒が一定度いるということが分かりました。
左の図を写しなさいと言ったら全然違う図を書いてしまうとか、そういった子には黒板を見てノートを写すということ自体がものすごい負荷の高いことだったんですね。
そこで私はいろいろな認知の負荷を下げる工夫をしました。
まずICTを使って画面共有をしました。
高速Wi-Fiが整備された結果、全人口ではGoogle Meetで画面共有できるようになったので、Meetで入ってApple Pencilで書き込みながら授業をするということをしました。
生徒は一人一台のPCからMeetに接続して、先生の操作する画面をリアルタイムで見ることができる。
手元にはプリントがあって、パソコンの画面に映し出されているのと全く同じものにカラフルな色ペンで識別された字がそこに書き込まれるわけです。
生徒と応答しながらそこにあたかも版書であるかのように位置付けされる。
認知の負荷が視線移動が少ないので下がるわけですね。
なのでこれでまず、生徒が今どこに何を書いているかということが一目瞭然となり、それをどこに書くのかという質問がなくなりました。
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それから複数のタスクを要求されることが同じ画面に統一されるので劇的に負荷が下がるし、色を使うことができる。
黒板と違ってはっきりと視認性が良い色を使えることができるので、識画障害の生徒や識字障害の生徒も見えやすいというふうな声が出てきました。
その結果、生徒が写すスピードがすごく速くなって、授業も落ち着いたし、死後というのも減りまして、やっぱり集中度がすごく上がりましたね。
で、プリントの完成度も高くなりました。
おまけに私もiPadを持って高速Wi-Fiで無線で授業できるので、教室をぐるぐる機関重視しながら授業できるから、機動力も出てきて大変良い結果になりました。
さらにそれだけではなくて、具体的にプリントも工夫しました。
フォントはまず持ってユニバーサルデザインに徹底的に変えまして、デジタル教科書体を使いました。
もうこれは全部のプリントでデジタル教科書体を現在を使うようになっています。
それから空欄を括弧ではなくて四角い枠で示すようにしました。
これは特別支援の先生にも教えられましたし、定時制に勤務されていた若い先生にも教えてもらいまして、最初は半信半疑だったんですけども、四角い枠で書くようにすると劇的に変わりましたね。
おまけにそこにナンバリングして何番に何を書くかというのを明確にした結果、ものすごい集中度が上がりまして、
そしてできるだけ行間と時間は広めにとりまして、ちょっと大きめに大きめに作るようにしました。
このあたりプリントの配置の工夫というのは、やっぱり先生独自の今までの経験とか大きく生きてくるところで、
本当にこのユニバーサルデザイン化というのは役に立ちました。
それから画面共有ならではですけれども、カラーの画像が大量に使えるので、漫画や図版もきれいにクリアに見せられます。
リンクを貼っておくと、例えばQRコードとかを貼っておくと、生徒もいろいろと補助教材を見ることができます。
本当に役に立ったなと思いますね。
あとデジタルではマーカーが自由に使えるので、字は多くてもマーカーを引きながら一緒に読んであげたり、それから読み方を確認したりするということで、負荷がぐっと下がりまして、
生徒もここが要点、ここが注目というふうに、だいぶ認知の負荷が下がった結果、識別しやすくなって学習に集中しやすくなりました。
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やっぱり音声を聞きながら色で識別されるということで、情報も整理しやすくなったんだと思いますね。
そして今度はアウトプットで工夫しました。
発問しながら、そして生徒の答えをその場に画面共有に書き込んでいきます。
生徒も考えながら、そして書きながらということが、負荷を下げながらできるということになりますので、思考力が高まっていくわけですね。
それからやっぱりGoogleフォームとかを活用して、どんどん生徒の意見を吸い上げて、
そして自分たち、字が汚い生徒、あんまり得意でない生徒もきれいな字で出てくるものですから、
おまけにその場で生徒同士が交流できるということで、友達に見られるからちゃんと書かないといけないということで、目的も意識をもって集中して書くことができるようになりました。
デジタル特有なんですけど、パフォーマンス課題も結構気軽に出せるようになったし、
そのパフォーマンス課題をすぐに倉庫で参照することができるようになったので、
画然生徒も楽しみながらやる気をもって参加できるようになりました。
これでパフォーマンス課題にハマる生徒も続出しまして、粘り強さも出てきました。
ということでまとめますと、ICTを活用することによってインプットとアウトプットを格段にやりやすくなり、
生徒も集中力と興味・関心をもって意欲的に前向きに取り組むようになったと。
これが大きかったですね。
そして確実に定期交差の点数も他のクラスよりも15点も20点もアップするということになりまして、
横持ちの先生からプリントを共有してほしいとか、どういうやり方でやってるんですかという質問が来て、
横持ちの先生にも画面共有とプリント作りが広まったということになりました。
でもね、本当にこれでいいのかなというふうに、読む聞く話す書くというのが見えにくいですよね、力の伸び方というのが。
おまけにいわゆる模擬試験でもすぐに結果が返ってこないので、そういうふうなところではなかなか効果は見えにくいなというふうに思いました。
一番よかったなと思うのは、やっぱり教科書教材にこだわらず、
広い視点で生徒の興味・関心を持つような文章を入れながら単元構想していくという、
自主編成能力、教員の自主編成能力がやっぱりある程度ベースにあっての工夫というのが最大の効果を発揮するなというふうに思いました。
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つまりどうやったら生徒が本気になれるか、負荷を下げて興味・関心を持って集中力を上げれるかということがキーだったと思います。
結局のところ、ICTというのは可能性を広げるツールであって、大事なのは生徒が本気になれる単元設定ということがベースだったと思います。
これからもその両立を目指しながらトライアンドエラーをやっていくつもりなんですけれども、
何はともあれ今回はユニバーサルデザインや特別支援の観点から作ったプリントというのが大きく影響していたということは否めません。
もう一回繰り返しますと、プリントはユニバーサルデザインにするということは大きいです。
まずフォントはデジタル教科書体。
かっこよりも四角で囲んだ囲みでその書き込みの欄にナンバリングさせる。
そして字の間隔を大きめにとる。
できたら評価欄を設ける。
反考数欄を設けるだけで結構生徒はやる気になったりするんですよね。
そしてある程度量を書かせるときは経線を入れる。
このガイドは結構生徒にとっては重要でした。
ということで概要欄にまたリンクやらそれから画像やらを貼っておきますので参照してみてください。
この番組ではリスナーさんからのメッセージをお待ちしております。
概要欄にメールフォームを貼り付けておきましたのでお気軽にメッセージを寄せください。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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