2025-01-29 06:58

127 ICT時代だからこそ感じる板書の大切さ

2 Comments spotify youtube

先日、Xで板書計画をUPしたところ、いろんな反応がありました。板書ってやっぱり大事なんだな、と改めて思いましたので、そのあたりを語っています。

 

#国語教育 #板書 #ICT 

00:00
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育について、ゆるっと配信しています。
今日は127回、ICT時代だからこそ感じる板書の大切さということで、お届けしたいと思います。
先日、XというSNSに、今やっている、であることとすることという高校2年生の評論についての板書計画をアップして、それで手持ちの板書計画で、これをもうちょっとシンプルに書くんですよ。
生徒の様子を見ながら、対話していくながら書いていきます。ライブみたいですね、というようなことをコメントしたんですね。
やっぱりね、Xでコメントするととてもいいなと思うのは、それについて皆さんがいろいろ意見をくださったり、こうしたらいい、ああしたらいいとか、反応があるというのがとても勉強になっていて、
自分自身が考えていること以上の面白い角度からの指摘があって、とても助かっています。
そんな中で、矢上優香先生という先生も似たようなツイートをしていらっしゃったんですけど、私自身は板書計画というのは手持ちですごく詳しく書いていて、その構造化をもとに板書していくわけなんですけど、簡略化していきますね。
全部書いちゃうと詳しくなりすぎるんで、その場で簡略化しながら黒板に書いていって、で、発問応答しながら完成させていきます。
で、この構造化する時に、ここは具体的な事例だな、ここは抽象的な見解だな、ここは二項対立だな、ここは理由を言っているな、これは結果を言っているな、ここからここに時間の流れがあるな、
というふうにいろんな論理構造を考えながら構造化していくわけですよね。
で、その中で発問応答しながら生徒と対話したことを即座に生徒の言葉をもとに、生徒の言葉を拾って生徒の言葉を生かしながらそこに位置づけていくという、そういう風な流れで板書計画を立てて板書を行っています。
で、パワーポイントで最近板書する人が多いらしくて、増えているらしくて、私パワーポイントで板書する授業あんまり見たことがないので具体的にどんなのかっていうのはあんまりイメージ湧かないんですけど、社会とか理科の先生はよくされてるじゃないですか。
国語でパワーポイントでやるって言ったらもう予定調和みたいになっちゃって先生の読解についつい寄せすぎてしまって生徒の読みが生徒の言葉が生徒のいわゆる発言がいきないんじゃないかと思うんだけど、そのあたりどうされてるのかなとそういう疑問があります。
ヤガミユウカ先生はそれはよくないというふうにおっしゃっていて、やっぱりそれじゃ国語の授業の基本的な力がつかないんじゃないかっていうふうにおっしゃっていました。私もそれは感じますね。パワーポイントだと自分の読みに本当に寄せてしまうような形になるじゃないですか。
03:20
だから生徒の読みをそのままパワーポイントで直すのにも手間暇時間がかかるし、それからパワーポイントpdfにしてそれで例えばipadで開いて生徒の言ったことを手書きでそこに書くにしても下地ができちゃってるからどうもその生徒の指摘が生かしにくいっていうことなんですよね。
こういうヤガミ先生曰くアドリブを噛ませられないのがict機器の授業の弱点だっておっしゃってました。だからict機器がなかったら版書でやらないといけないのでその力がつかないのが弱点になっちゃうというふうなことをヤガミ先生もおっしゃってたんで私もそう思うんですよね。
いざトラブルで機械が使えないっていうことになったら用意してきたパワーポイントデータを使えないそういう時にチョーク一本で版書で展開するそういう力も必要になってくるんじゃないかなと思います。
でも型屋X見てると綺麗な版書を自慢げにひけらかすっていう状態を少し皮肉めいたようなツイートも見かけるんですよ。
とっても綺麗に版書されてるの私本当に羨ましいなと思ってて。
私版書書いちゃうとついつい乱れちゃうっていうか、ちゃんと一応書く気はあるんだけどあんなに綺麗に書けない。
ついつい字が横にねじれちゃったりとかぐちゃぐちゃぐちゃっと書いちゃうようなところもあったり急いでたりその場で拾いたかったり
これ逃したくないけどこの中に位置付けられないからちょっとこの辺に書くねみたいな感じであんなに綺麗に書けないことがあるんだけれど
それでも生徒の言葉を拾うっていうことがすごく大事だと思っているので、版書の綺麗さよりも生徒の言葉を拾う位置付けるっていうことに自分はかなりエネルギーを割いているつもりです。
そうしたら他の先生の授業もパッとツイートに載ることがあるんだけど、結構乱れてたりするとちょっと安心するというか
これどうなってんの?みたいな感じの版書もあったりするんだけどちょっと私安心したりします。
その時にやっぱり授業ライブなんで、その時にみんなの中で生徒と先生の中でその書いた言葉がしっかり脳の中で位置付いてるんだろうなって思う
そういうふうな瞬間を切り取って書いてるんだろうなって思う版書があったりするとちょっとほっこりしたりなんかするんだけど
06:08
でも版書が苦手な先生もいらっしゃるらしいんですよね。
そういう先生はICTで何かそこを補ったりなんかすればいいと思うんだけど、いかんせんやっぱりアドリブ対応っていうのが版書の醍醐味だなと思っているので
今のところであることとすることはなるべくICTは復習のスピードアップする時に使うことにしていて
今はであることとすることは版書メインでちょっと言っちゃおうかなと思っているので
版書力、授業展開力、それを発問力をね、まだまだ鍛えていきたいなと思っています
それじゃあ今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう
06:58

コメント

アドリブ対応、人とツールに寄るだろうなあ とはとても思います。以前仕事でガントチャートをPowerPointで書かれていた方がおり上司からの修正指示にあくせくしていましたが、テキスト記法(Marmaid記法) だってあるのになあと思って見ていたものです。

ガントチャート、テキスト記法、全然知らず、ググりましたw国語の授業はなかなか話が拡散したり、飛躍したりするので、デジタル化しにくい分野だとは思っています。

スクロール