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2025-06-28 08:48

268 「城の崎にて」の教材研究についてオンラインで話し合うとどうなるのか?

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「城の崎にて」を一度教えて敗北感・・・。

全然面白くない・・・・。どうしたらいいんだろう。

悩みに悩んで教材研究に没頭。

ちょっと面白い授業ができた二回目。

でも、それは付属校だからかも?

そう思ってトライした中堅校三回目。

ここでも生徒は好評!

そして自信を持って臨んだ四回目。

やっぱり生徒ははまった。しかも悲鳴まで聞こえたwww

その教材研究の様子をオンライン交流会でお話しする予定です。

申し込みフォームはこちら。

6月28日(土)10:00まで

https://forms.gle/oaUYzMUJ6w5sLnkJ7

 

#教材研究 #オンライン #国語 #城の崎にて

 

サマリー

今回のエピソードのテーマは、志賀直屋の小説「城の崎にて」に関する教材研究です。オンライン交流会を通じて、この作品に基づく授業作りや生徒の関心を引く方法について、様々な情報交換が行われています。

教材研究の重要性
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は268回、「城の崎にて」の教材研究についてオンラインで話し合うとどうなるのかというタイトルでお届けしたいと思います。
今日、6月28日土曜日の夜、今日も明日も授業道オンライン交流会第39回で、「城の崎にて」の教材研究について参加者の皆さんといろんな情報交換をしたいと思っています。
そもそもこれをやろうと思ったのは、やっぱり教材研究をガチでやるっていうことが非常に大事だなっていうのを、AI活用を考えれば考えるほど重要だと思っていて、
作家が何回も何回も添削して、何回も何回も書き直しして、いろんな構想を練って、いわば魂を込めて書いた文章、これをガチで読むっていうことと、
AIの文章を読むっていうこととの違いって何なんだろうって自分でずっと問題意識があったわけなんで、あえてこれは志賀直屋の「城の崎にて」っていう難解な小説をここでしっかりと読むことを通して文章を読む、
生身の人間が書いた魂のこもった文章を読むっていうことはどうなんだろうっていうことを今一度考え直したいなと思って企画しました。
それからさらには私が本当に「城の崎にて」っていうその小説の授業作りに困ったことがあったんで、それをどのように乗り越えて、
どのように生徒が生き生きと興味関心を持って授業に臨むことができるようになったのかっていう様子をお話しすることによって、
若い先生たちに少しでも「城の崎にて」っていうこの小説について授業をやりやすくする、教材化しやすくする。
そしてご自身が小説教材に発展的に取り組んでもらえるようなヒントになればいいなと思ってこのテーマにすることにしました。
そもそも「城の崎にて」私が初めて教えたのはもう教員として10年ぐらい経った頃だと思うんですね。
学力が厳しい学校では「城の崎にて」を教えるチャンスがなかったんだけれど、そうじゃない学校に行って教えてみて非常な敗北感を覚えました。
全然面白くない。どうしたらいいんだろう。
教科書のついている指導書にはいっぱいいろんな教材研究が載っているんだけれど、それをなぞるだけでは全然面白くないんですね。
初めての「城の崎にて」っていうのは本当に自分でも敗北感がいっぱいでした。
その次になんと国立大附属でとうとうやる時が来ました。
これは一筋縄ではいかないので、教材研究に次ぐ教材研究で本当にあちこちから本を借りたり、
大学の図書館まで行って「城の崎にて」の実践研究とか教材研究をしたり、かなり精力的に教材研究を没頭しました。
その結果ちょっと面白い授業ができて、生徒も卒業旅行に「城の崎温泉」というのを選んではまってしまったり、
ある女子生徒なんかは「先生、志賀直屋の別の作品で面白いのありませんか?」って聞きに来たりするぐらい、やっぱりこの「城の崎にて」が面白かったっていう授業ができたなと思っています。
でもこれって附属校だったからじゃないっていうふうな思いもあったわけなんだけれども、
そう思ってトライした中堅校の3回目ですね。
ここでも生徒は好評で、さらにここではグラフィックファシリテーションという手法を意識的に投入することによって、
本当に生徒自身が生き生きと教材にしっかり読む、向き合うということができたと思います。
そして自信を持って臨んだ4回目では、当然のことながら今までのグラフィックファシリテーションといった手法を用いながら話し合い活動をしっかりさせて、
そしてクライマックスシーンでは女子生徒から悲鳴まで聞こえたという授業ができて、自分ながらよく頑張ってきたなと思います。
教材研究の深化
この教材研究については、先日私がオンライン交流会を開催するということで、
ジェミニのディープリサーチでもう一度深掘り考察をしてみました。
そうしたら、私の教材研究よりも、もうちょっと、私の教材研究がマックスだとも言わないし正解だとも言わないんだけれども、
もうちょっとあってもいいんじゃないと思ったくらいなので、
これは生徒に日々接して、それから教材に向き合い続けた私の血と汗と涙の結晶かなと思っているような、
そういった教材研究になったかなと思います。
この木の先にてっていうものに、本当にがっぷり四つで組んだおかげで、小説教材についての切り込み方、ある程度力がつきました。
私はっきり言うけど、そんなに国語が得意だったわけじゃないんですよ。
悪くはなかったけど、別にとびきりいいっていうわけでもなく、ただ面白いとか好きとか、自分の認識が改まるのが楽しいとか、
こうやって教材を通していろんな自分の考えを湧き出るのをまとめたり表現したりするっていうのが大好きっていう、
そういったタイプなんで、小説をキレキレに読むっていうことはそんなにうまくもなかったんだけど、
こういった木の先にてっていう苦手教材と対面してしっかり取り組んだ結果、
他の小説教材についても小説に切り込む視点っていうのが身についたような気がします。
やっぱり今現在、小説教材っていうのは、今現在じゃないですね。
ずっと昔からって言った方がいいと思いますけど、ずっと昔から小説教材っていうのは、
授業者の解釈を一方的に押し付けるような授業になるか、
生徒の解釈をあれもいいね、これもいいね、それもあるねっていうように認め合うっていう相対的なものになるかっていうことで、
絶対的解釈主義と生徒による相対的解釈主義っていう、そういう二極化してどちらも良くないっていうね、
そういうものに陥りがちっていう問題点が昔からそして現在も指摘され続けてきているわけですけれども、
それにどのようにくさびを打っていくかっていうことが大きな課題であります。
私の中では小説教材はやっぱり表現技巧、表現技巧をしっかり捉えてそれに着目することによって描かれていることを論理的に分析して、
そして説得力のある解釈を作っていく、そのことによって読みが深まっていくということを実感しているので、
今回、木の先にてっていうね、そういう定番教材をテーマにして皆さんと教材研究について話ができたらなと思っています。
ということで、今日の今日なんだけれども概要欄にリンクを貼っておきますので、申し込みたい方は申し込んでいただければと思います。
一応締め切りは今日の午前中の10時までなんですけども、そこで一旦Zoomのリンクをお知らせしまして、
その後は直前ぐらいかな、直前にチェックしてリンクをお送りできたらなと思うけれども、
そろそろね、もうちょっと新しい形でこのリンクを皆さんにお知らせすることができたらなと思っています。
たちまち興味のある方は概要欄に申し込みフォームのリンクを貼っておきますので、ぜひお気軽に申し込んでください。
当然のことながらドタキャンもOKでございます。
皆さんとの楽しい語り合いを楽しみにしております。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
08:48

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