教育現場の多忙化
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は209回、多忙化する教育現場。健康を最も優先したいというタイトルでお届けしたいと思います。
忙しかった4月、本当に忙しかったですね。私は中学校3年生の担任だったんですけれど、担任業務というのは、ただでさえスタートダッシュがありまして、毎日6時間分の5時間ぐらいずっと働き詰めのその合間に、
私は入試広報部でパンフレット制作の業者の連絡とか打ち合わせとかパンパンに入って、ほとんど朝7時から夜の6時ぐらいまで走り続けで、ちょっとホットできる時間というのはお弁当食べながら、
インターネットニュースを見るっていうその時間ぐらいでずっと走り続けの毎日がずずずずずっと続きました。
ということで本当にタボタボ、だから学校にいる時間に教材研究できないので、日曜日に教材研究をしてましたし、帰ってからも教材研究してました。本当に健康に悪いなと思っています。
今ゴールデンウィークのスタートラインに来たところでちょっとホッとしていて、今日1日はとにかく何も教材研究をしないということを決めてゆっくりゆっくり過ごすというふうに決めています。
本当にそんな中、私本当大変だったんだけれど、周囲の先生も大変です。いろんな知り合いの先生も忙しそうだし、また激にまた激にまた激の先生の話なんかも、
あのエネルギッシュな先生も疲弊しているんだなっていう噂も聞いたし、何よりもうちの娘なんか小学校の教員してるんだけれど、いつも帰りが9時10時。
いや私忙しい忙しいって言ってるけど、ああ疲れたって言って家に帰ってきて結局自分が一番早く帰ってくるっていうそういうパターンで、私なんか忙しいって言ってもっと忙しい人がいっぱいいっぱいいるっていうことに愕然としてます。
それからひとつ手に聞いた話では教員が足りないっていうことで、あの決員が出ててその決員の先生の授業分を例えば持ち時間が17時間なんだけど、3、4時間余分に授業して補填しているということで、持ち時間数が22時間とか23時間とか、そういう先生もたくさんいらっしゃるって話聞いて、もうこの教育現場末期的症状だなと思ってるんですけど皆さんいかがでしょうか。
それに加えて15年ぐらい前からは総合的な探求の時間が導入され、そしてICTが導入され、さらにAIが導入され、なんちゃら教育なんちゃら教育なんちゃら教育っていうのが導入され、最近では自由進路学習個別最適、そんなことをどんどん求められていて、
カリキュラムオーバーロードがもう雪だるま式に増えていっているっていうね、そういう状況で現場の先生は本当に疲弊していると思います。
そんな中、私のコンセプトは本当に最も自分の健康を優先したいと思っているわけですけど、皆さんはいかがでしょうか。
私は総合的な探求の時間が先行実施で導入された自治体にいまして、公立公教員勤務次第は総合的な探求の時間の開発担当でした。
カリキュラムマネジメント推進委員長というのを拝命いたしまして、総合的な探求の時間、それから新しい学習指導要領の授業改善ということに取り組んできました。
その時は3年生も担当なんかしたりして、高校3年生の指導とカリキュラムマネジメントと総合的な探求の時間の開発と、本当に人の倍は働いているんじゃないかなというハードな時代を過ごしまして、
あの時に体を壊して2回の入院手術を経験しました。
それを経て思ったことは、もうこれ自分このままいったら寿命縮むなと思ったんです。
授業改善も必死でやらないといけないし、自分自身だけじゃなくて、学校の組織の改革、教員研修、それからカリキュラム改変、そして3年生の進学指導、本当に健康を害したなという感じがしますね。
健康管理の重要性
このような働き方では全然身が持たないって思いましたし、あの時はそういう風な仕事、公務文書の仕事を大幅に引き受けたせいで、学校にいる時間の8割はそういうマネジメント系の仕事であり、なおかつ文書書きの仕事であり、教材研究は2割と、こういう風な状況でした。
それから移動した先でも結局いろんな裁量権を持たされたので、結局文書書きが8割で教材研究が2割っていうそういう風な状況だったんですね。
もうこれだったら本当に自分は一体何のために教員になったんだろうとか思いながら過ごしていて、健康も害するし、ちょっとこれから先はね、自分の働き方を考えないといけないなっていう風にずっと思っていました。
でもその時から、健康最優先にして帰る時間を早くして、帰ったらすぐに休むということを心がける。
その代わり朝ちょっと早めに行かざるを得なかったんですけれども、そういう状況でずっと働いてましたね。
多分他の先生も本当にハードワークだと思うんですね。
このハードワークの原因を作っているのは一体何なんだって思ったら、やっぱり上から降ってくるいろんな改善の要求、それから新しい学習指導要領、現行の学習指導要領に求められる事業改善。
それからどんどんどんどん降ってくる教育官への要求、それからICTの進み、これによって本当にいろんな仕事が雪たるましきに増えていくということが教育現場をますます疲弊させていると思います。
ICT導入されたからといってSEみたいな人が一人つくわけでもないし、公務文書もカリキュラムマネジメントで増えてICT導入で増えて従来の公務文書からなおかつ2つ分が増えたのに全く人員は増員されないわけですよ。
はっきり言って本当に教育現場はもう成り立っていかないんじゃないかなって思いますね。
だからこそ教員不足がこれからどんどん続いていくんじゃないかと思います。
そういった中で、現実私たちはやっぱり健康を最も優先して働かないといけないと思います。
無理はしないようにしましょう。新しいことっていうのは極力やったら何かを下げるようにしましょう。
授業改善もできるだけ省力化しましょう。そしてやりすぎないようにしましょう。
持続可能な形化なのかどうかをまず点検しましょうっていうように力説しているわけです。
私も本当に今私学に転職したので、公立時代に求められるようなそういった文部科学省から降りてくる研究活動っていうのからは一線身を引いているとはいえ、私立もやっぱりねハードワークですね。
そこはあんまり変わらないなと思うんだけど少なし、やっぱり研究員に出す文書が減ったっていうだけでもちょっとは楽かなと思います。
ということで私は健康を最も最優先したいと思っているので、そのためにはどうしたらいいか休む時間も大切なんだけど健康を維持していくためにはやっぱりね自分の体を鍛えないといけないと思っています。
前にも配信しましたけれど筋力トレーニングをしています。できるだけ短い時間で最大の効果が出るように。
その短い時間で最も効率よくやるように研究しながらやっているので、30分でサクッとやってサクッと終わるっていうね。
そういうふうな筋力トレーニングを週に3回やってるんだけど忙しいときに週に2回しかできない。
もう本当にね週に3回か4回したいんだけれど、4月は週に2回しかできなかったですね。
なのでゴールデンウィークは筋力トレーニングをもうちょっと集中的にやって、自分の体をメンテナンスする時間も増やして体力を回復させて、それで5月に入っていきたいと思っています。
筋力トレーニングをすると何がいいかというと筋トレで大変に筋肉が壊れちゃうのでそれを修復するための成長ホルモンが出るんですけど、
これが体のためにいろいろ良いホルモンがいっぱい出てドバドバ出てストレス解消になったりスタイミナーがついたり、あとは成長ホルモンが出てお肌が生き生きしたり若返ったりっていうように素晴らしくアンチエイジングに効くそういうホルモンがたくさん出るので筋トレが終わってお昼寝をしたらかなり体が回復している感じがあります。
今日も筋トレした後に配信してるんだけど結構絶好調な配信ができてるかなと思いますね。
ということで多忙化する教育現場、多忙化ということでどうしてもトーンダウンしてしまう日常を健康最優先のことを取り入れながら乗り切っていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。