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2025-04-15 07:39

197 生徒の名前を呼ぶときは?~新採の先生からの質問に答える~

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今年度は前と右横が新規採用の先生です。・・・はめられた感じがありますが・・・(汗

その先生からの質問に答えてみました。

 

#生徒の呼び方 #新規採用 #教室での振る舞い

Summary

新採の先生は、生徒の名前を呼ぶ際の適切な呼び方や教育者としての振る舞いについて話しています。リスペクトと信頼関係を築くための呼び名や方法の重要性が強調されています。

新採の先生と名前の呼び方
みなさん、こんにちは。今日も明日も授業道ス黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっとは会心しています。
今日、197回生徒の名前を呼ぶときは、新採の先生からの質問に答えるというタイトルでお送りしたいと思います。
私は先日の配信でも何回か言ったような気がするんだけど、
目の前の先生が国語科の新採の先生で、右隣の先生が英語科の新採の先生で、
なんで私の前と横に新採の先生がいるんだろうってね。
新採の先生2人なのに、その2人ともがなんで私の目の前と右にいるんだって思って、
なんだかハメられた感じ、策略的なものを感じるわけですけど、
もう超ベテランなんで、別に指導教官とかそんな位置なんかない方が、
かえって柔軟に新採の先生が話しかけやすかったり、
いろんなしがらみがないまま吸収できたりということで、
そういう指導教官システムじゃないっていうのも結構いいんじゃないかなと思っています。
ハメられた感はあるにしても、大ベテランなんで彼ら彼女らのお世話をしながら、
自分も成長していきたいなと思っているわけですが、
本当にこの人たちはフレッシュフレッシュフレッシュなんで、
聞いてくること、質問してくることが、私の盲点からグッと来るんで、
本当に面白いなと思っています。
いろんな質問が来るんですけど、
今日はその中でも生徒の名前を呼ぶときはどうしたらいいのかっていうね、
そういう質問に答えたいと思います。
まず彼ら彼女の質問は、
生徒の名前を呼ぶときは、下の名前で呼んで呼び捨てとかでもいいんですかっていう、
そういう質問だったんですね。
例えば太郎だったら、上の名前の山田とかね、
あるいは太郎とかね、山田君とか太郎君とか、
そういうふうな、いろんなバリエーションがあるわけですけど、
その中でどういうふうな呼び方で呼んだらいいのかという、
そういう質問でした。
教育者としての振る舞い
これは本当に自分の受けてきた、
学校での先生の振る舞いとか影響すると思うし、
先生からしてもその呼び方っていうものに、
人それぞれの思いとか教育感があって呼んでいるわけですけれども、
例えばよくあるのが、
先生と生徒がある程度親しくなって、
信頼関係とかね、距離が近づいてくると、
下の名前で呼ぶとか、呼び捨てにするとか、
そういったことは考えられると思います。
実際、いろんな形で下の名前でね、
おい太郎とかね、二郎とかっていうふうに親しくなってきたら、
下の名前で呼びかけたり、
ちょっとしたニックネームで呼んだりということで、
距離感が近かったらそういうふうに呼んでいる先生も、
たくさんいらっしゃると思います。
あるいはもう呼び捨てで山田とかね、中村とかっていうふうに、
呼び捨てで呼ぶ先生もたくさんいらっしゃると思います。
私はどうなのかということを彼、彼女にお話ししました。
私は教室とか学校っていうのは、
社会の宿頭というか練習台だと思っているので、
大人としての振る舞いがどうあるべきかということを、
彼らや彼女らに提示し続けるのが教員の役目だと思いまして、
社会で出た時に自分が年長者になって、
そして年下の人にどう振る舞うのが、
この社会では適切なのかっていうモデルにならないといけないと、
私は思っているわけです。
そうした社会に出たら、
これからの時代はやっぱり継承をつけて話しした方が、呼びかけた方が、
本当に相手との関係がスムーズになる、
信頼関係ができる、リスペクトし合える関係になる。
どうしても呼び捨てになっちゃうと、上から下へっていうような、
そういうパワーの上下関係ができてしまうと思うんですよ。
なので私は本当にちゃんとファーストネームで、
君付けだったりさん付けだったりをきちんとするようにしています。
例えば山田くん、中村くん、
佐藤くん、ちゃんと君付けをしてきちんと話をしています。
特に授業中の振る舞いは、
社会に出てフォーマルな場で話をするっていうことは、
こういうことなんだよっていうふうに示し続けたいので、
ちゃんと敬語を使って、
それからできるだけ形態の文章にして話をするんだけれども、
それがメインね。
時々やっぱりアクセントとか、
それからちょっとリラックスさせたりとかするときには、
方言を使ったり、
ちょっと距離を縮めるような、
親しくするような話しかけ方をしたりするようにしています。
そんなふうに、いろんなバリエーションを使うんだけれども、
教室の振る舞いは、社会に出てあるべき姿を示し続ける。
これが私、教育者だと思っているので、
そういうふうにファーストネームにさんづけまたはくんづけ、
そしてちゃんとしゃべり言葉も気をつけてしゃべるっていうスタンスでしゃべっているわけですね。
そういうふうな人を見てきていると、
生徒も、公の場ではこういうふうに振る舞うのが、
大人としては適切なんだなっていうイメージが残るんで、
そのイメージでもって社会に出てもらえれば、
恥ずかしくないだろうなって私は思うわけです。
なので、いろんなしゃべりをしている先生いらっしゃって、
その先生それぞれの教育感や思いがあって、
そうやって話をされるわけですけれども、
少なくとも新規採用の先生にとっては、何がベストなのかっていう、
そういうふうな答えっていうのを自分たちで作ってもらう、
その情報の一端としてあるべき姿、私が考えるあるべき姿、
社会に出て通用する人間、恥ずかしくない人間っていうものを作るっていう意味で、
そういうふうな呼びかけ方をしています。
なので、私はあだ名で呼んだりすることもあるんですけど、
それはできるだけ1対1の関係の時とか、
教室の中じゃなくて、少人数でちょっと砕けた話をする時とかに、
ニックネームとか、そういうふうな形で呼んだりとかして、
教室の授業中で話する時も、ちょっとした砕けた瞬間を作って笑いをとるっていうね、
そういう時にちょろっと使うわけだけども、
99%はきちっと、さんづけくんづけをしてから呼びかけてますね。
ということで、新規採用の先生にもそのようなことを言いまして、
それで、新規採用の先生がこれからどうやって生徒を呼んでいくかっていうのは、
その新規採用の先生が形作っていくべきことだと思います。
ということで、呼び名についてお話をしてきました。
皆さんどうやって呼んでらっしゃるでしょうか。
いろんな先生いらっしゃると思うんだけれども、
何かのおりにお考えを聞かせてくだされば幸いです。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。
またお会いいたしましょう。
07:39

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