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2025-07-14 12:50

284 生徒に厳しい態度で迫るというのが難しい女性の先生の悩みは深い。

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先日、女子会をしました。その中でも話題になったし、それ以前の教員に成り立ての頃にも話題になったし、しかも先日参加したロイロのイベントの分科会でも話題になったテーマが、女性の先生が厳しい態度で迫っても効果が得られにくいという話。色々語ってみたいと思います。

#厳しい態度 #学級崩壊 #授業がうまくいかない #女性の先生はなめられる

サマリー

女性教員が生徒に厳しい態度を取ることの難しさについて、特に男子校での授業コントロールの問題に焦点が当てられます。威圧感の不足やソフトムードが生徒の態度に与える影響についても考えられ、学校組織全体での対応の必要性が訴えられます。また、女性教師が生徒に対して厳しい態度で接することの難しさと、そのためのトレーニング法についても考察されています。特に、声の大きさや圧力をかける態度、授業力を向上させる重要性が強調されています。

女性教員の授業への影響
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は、284 回、生徒に厳しい態度で迫るというのが難しい女性の先生の悩みは深い、というタイトルでお届けしたいと思います。
私の職場では、先日、女子会をやりました。正確に言えば、若い女性教員の先生との交流会、お茶会をやりまして、いろんなことを語り合い、ストレスを解消しました。
その中でも、もちろん出てきた問題としては、うち男子校なので、どうしても授業で元気な男の子を相手に、なかなか授業のコントロールを取ることができないというお悩みを聞きました。
私自身もいろいろな経験をしてきているので、その部分についてはお答えをし、でも、うちの学校だけじゃなくて、私が教員になった頃も、生徒のわちゃわちゃぶり、激しい混乱ぶり、
いわゆる荒れた教室の対応にすごく困ったし、何年も何年もですよ。
それから、そういう学校じゃなくても、どうしても落ち着かない波というのがあったりして、その都度その都度対応を迫られてきたという歴史はあるので、
これって女性の先生には普遍的な問題で、どの学校に勤務したとしても、大なり小なりこの問題はついて回る問題ではないかと思います。
端的に言うならば、男性の先生に比べて女性の先生っていうのは、どうしても推しの弱さとか体型とか、それから声の大きさとか、
そういったところで、男の子からあるいは女の子からも知れませんけれども、どうも女性の教員は男性教員と比べると、
なめられてると言いますかね、組みしやすしと思われてグイグイ来られるっていうね、そういうパターンはどの学校の実態においても普遍的な問題ではないかと思います。
私については、過去いろいろね、さまざまな厳しい学校に勤めてきたから、この問題についてはずっと考え続けて、ずっと自分を磨き続けて、
ずっと鋼のようにキンコンカンコン叩かれまくりまくりの火に油で水かけられてジュワーっていうように叩かれまくりまくりまくったので、
結構鋼のメンタルというかね、かなり鍛えられたかなっていうふうに思います。
年取るにつれてだんだんベテランの風格と言いますか、重みっていうのが出てくるので、若い時の方がしんどかったと思いますね。
威圧感と生徒の反応
そういった歴史を経てきた私がこの問題について語りたいと思います。
まず1点目、女性の先生っていうのは威圧感もあんまりないので、注意しても生徒が聞き取りにくいというか聞き入れにくいというか軽く見られるっていう大きな問題があります。
これはどうしても女性特有の問題で、声の高さも高いし、男の先生は体から低い声でバーッと言うので、普通にしゃべっててもとてもパワーがある、こっちに迫ってくるものがあるんだけど、
女性の先生はやっぱり声も高いし、私は普通の男性並みに体が大きいんだけど、体も小さいから声の響きもどうしても限られてくるし、
本当に生徒に迫ってくる声っていう感じじゃないので、どうしても生徒の体感的にバシバシっていうような威圧感がないんですよね。
それのトレードオフとして優しさっていうのが結構女の人には出せるんだけれど、これはちょっと話が脱線するけど、
私の秘密のテクニックとして、優しさを男の子に投げかけるとフニャフニャフニャってなるっていうことがありまして、
意図的にあざとくそういうのを使うときもありますね。こういうときにフニャフニャフニャフニャってなるので、面白いぐらい柔らいた雰囲気を作ることができますので、
このトレードオフの部分があるからどうとも言えないんだけれども、やっぱりどうしても男性教員と比べると威圧感に欠けるっていうところがあります。
でもこれって女性特有でもなくて、実はソフトムードな男性の悩みもこういうところと重なってくるんじゃないかと思います。
女性特有というところもあると思うんだけども、男性でもやっぱり優しくてソフトな先生、穏やかな先生たくさんいらっしゃって、
その先生もある種、体育会系でどっちかというとガチ勢の男性の教員よりは優しいので、
そういった悩みを持っていらっしゃる男性教員の方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですね。
なのでどうしてもそういうソフトムードな人、穏やかな人っていうのは威圧感を与えにくくて、
逆に生徒からいろんなことを言われちゃうとか聞き入れない状態を作ってしまうというようなそういうお悩みがあると思うんだけれども、
これって私からしたら長年勤めてきたけど結局組織の問題だと思うんですよね。
いろんなタイプの先生がいらっしゃるから、声の大きいもの、圧の高いもの、
肉体がガチガチっとしたものが勝つっていう、そういう図式っていうのは本当によろしくない。
これって結局力の強いものが勝ちっていうような、そういうふうな社会を作ってしまうことにもつながるので、
どんな先生でもどんな個性でもやっぱり生徒はちゃんと聞かないといけないし、ちゃんと先生の注意は聞かないといけないと思うんですよ。
それを力で持って判断する、そういうふうな生徒を作っているということにつながっているので、
どんなタイプの先生でもちゃんと注意されたことっていうのは聞き入れなくてはならないし、ルールは守らなくてはいけない。
学校組織の重要性
それをきちんとできていないのは学校組織の問題だと私は思っているので、
そういったことは管理職の先生にきちっと対応してもらう、あるいは中堅リーダーであるとか学年主任の先生であるとか、
そういった先生方に対応してもらって、組織で当たるということがとても大切だと思うので、
もしこのことを一人で抱えていらっしゃる先生がいらっしゃったらオープンにしたほうがいいと思います。
逆にオープンすることによって、学年主任の先生とか管理職の先生はそれを知ったことになりますから、
対応せざるを得なくなり、あなた一人の問題ではなくなるんです。
それを知ってしまった以上、その先生は対応をしなくてはならないという立場に置かれるから、
対応しなかったその話を聞いた先生の対応不足ということになるので、
ぜひそういう実態があったら自分一人の悩みにしないで、
いろんな人に話ししてシェアして、組織全体の問題にしてもらうことが最も正しいと私は思っています。
ということで一番目の話は、女子の先生、ソフトムードの先生、穏やかな先生は、
威圧感がなくて生徒に押し切られるという問題は、これは学校組織の問題であるという結論を持っています。
その次に、かといって、日常的にちょいちょいある細かい問題について、
いちいちそれをシェアしていくということは、現実問題に追いつかないことだし、大変なことでもありますので、
ちょっとしたことをどうやって防ぐかという問題ですね。
深刻じゃなくて、そこまでじゃないんだけどちょいちょいやるよっていうような、
そういったグレーゾーンの問題についてどうやって対応するか。
まず、ある程度の声の大きさとパワーは必要だと思います。
40人を相手にしているので、学校の先生はある程度の声の大きさとパワーは必要だと思います。
生徒への圧力の技術
もしそういった声の大きさで悩んでおられる先生は発声練習してみたりとか、
自己改造ある程度求められると思うんですよね。
でも、もしそういう声を大きく出せないという場合は、
最近はマイクで声を大きくできるスピーカーもありますから、
それで接続して語るということもできるんじゃないでしょうか。
過去はご病気で大きな声が出せない先生、それ買ってマイクロフォン使って授業されてたけど、
教室の隅々まで聞こえて、生徒は音が多すぎて死後しなくなりましたよ。
ということで、ある程度の声の大きさとパワーを確保しましょう。
それから、ちょっと圧力をかけるという態度を練習した方がいいと思います。
たぶんご自身は親御さんにもそんなに激しく怒られたという経験もなかっただろうし、
それから小中高等学校と怒られるという場面に遭遇するというのが、
あまりたくさんない人に圧力をかけるというイメージが持てないから、
そういうことが不得意だったりするということが多いと思うんですよ。
でも自分の表現のバリエーション、指導のバリエーションを増やすという意味でも、
ある程度圧力をかけるような言い方の練習はした方がいいと思います。
これも自分の教育の手法を一つ増やすという意味でも、
自分の教育のあり方を豊かにするというためにも、
圧力をかけるというような練習は多少した方がいいと思うんですよ。
それから黙る技術というのもあって、
どうしても言うことを聞かない、どうしても注意が通らない場合は、
相手の音量を一瞬立つというか、黙る、静寂をする。
そういう沈黙の時間でもってこちらの決意の深さを見せるという、
そういう方法もありますので、黙る技術というのも持っておくべきだと思うし、
その黙る技術というのは、やっぱり回数かけて体得していった方がいいと思いますね。
いずれにしても、ちょっとしたことをどうやって防いでいくか。
グレーンゾーンのそういった授業中の仕事とか、細かい生徒の不適切な行動というのを
どうやって防ぐかについては、やっぱりこちらが本気を見せて、
ある程度生徒に対して声の大きさやパワーで圧をかけていく、
あるいは沈黙でもって迫るという練習をした方がいいというそういうことになります。
男性教師との比較
それから3点目としては、結局のところ授業力を身につけるということは、
とても必要だと思っています。やっぱり授業が上手な先生、
それから生徒がわからないということがわかる、面白いという先生に対しては、
生徒もとても信頼してくれるし、ついてきてくれます。
先生が一生懸命そういう授業について自分を磨こうと思って努力したり工夫して、
いろんなことを授業でやって試行錯誤をしているというその姿は、
生徒にとってもその先生についてとても信頼していくという道筋を作ってくれると思うんですよね。
ということで、自分自身の授業について生徒の責任、
生徒のせいにせずに自分自身で精進していくということはとても求められると思います。
ということで述べてきたのはやっぱり学校組織の問題、
それからグレーゾーンの問題については自分自身本気を見せるようなトレーニングをしていく。
そして3番目は授業力をどんどん磨いていくということをお知らせしました。
あと最終的に私の中では魔法を使うという手段があって、
これは話すと長くなるのでどこかの配信でしたいと思いますけれども、
女性特有の魔法を使う。
これあんまりしゃべったらネタバレになるので本当はしゃべりたくないんですけれども、
もし聞きたいなっていうふうに思われる方がいましたらコメント欄にコメントくださったり、
ダイレクトメールとかあるいはいろんなツイッターとかXで反応してくださるとかしてくだされば、
おいおい配信内容を考えていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。
聞いてくださりありがとうございました。
またお会いいたしましょう。
12:50

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

いつも楽しく読ませていただいてます。 今回の悩みは私も長年考えてきたことです。男子生徒に対する優しさを投げかけるタイミングもすごく難しくて、私は上手く行ったことがないです。黒澤先生の魔法というのをぜひお聞きしたいです。

そ、そうですか?!では考えてみます。 しかし、Podcastではなく、YouTube動画にして申込された方にリンクだけお知らせするという方式にしますね(笑)これは秘伝の奥義なので、秘密でお願いします(笑) 発信をしっかりキャッチお願いします🤲 Xやnoteもフォローされると早くキャッチできると思います!

葉

作ってしまいましたw https://forms.gle/2urk1QzETKonS5sn7

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