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おはようございます。パートタイムはママで、キャリコン受験生のかなやなおこが起こる朝の読書会の時間が始まりました。
はい、ということで、もうずっと口すっぱくというか、もう耳にタコができるぐらい言ってるんですけれども、
今ですね、出口康幸先生の【犯罪心理学者が教える 子供を呪う言葉 救う言葉】という本を読んでおります。
でですね、現在第2章の【早くしなさい】が先を読む力を破壊するという章を読んでおります。
第1章からですね、あるケースをもとに、その事例を一つ一つ検証していくっていうのをしているんですけれども、
今回のケースがですね、第2章のケースが、ゆかさんというね、女性のケースです。
在庁がね、業務上応料をしてしまって、勤務する会社のお金をね、約300万円を自分の銀行口座へ振り込んで応料したというね、
なんとも大胆かつ、ちょっと稚拙な感じの事件なんですけれども、このケースをもとにちょっといろいろ1セクションずつ検証しているという感じでございます。
ちょっとね、関西弁したてで時々突っ込みながら読んでいけたらなと思います。
はい、本日のセクションなんですけれども、将来を考えさせる前に現在の状況を理解する。
なんかこれ結構ドキッとしますね、タイトルからね。はい、ではちょっとね読んでいきます。
将来何をしたいのか、何になりたいのか、大人は子供に対してよく質問します。
あ、そうですよね。なんか私たちの子供の時って何度となくね、よく聞かれましたよね。
将来何したいとかね、あと小学校とかだと将来何になりたいとかね、なんかあの、欠かされますよね。
なんかでもね、あれ意味あるんかなって正直思うんですけれども、ちょっと今私の考えはちょっとあっちに寄っといて進んでいきますね。
まあそれ自体はね、いいことっていうふうに出口先生はおっしゃってるんですけれども、ただ、
事前予見能力が十分に育っていない状態で、将来のことを聞かれてもどう考えていいかわからないというのが実際のところです。
うん、まあそうですね。
続けて、もちろん小さい頃は、ウルトラマンになりたい、プリキュアなりたいって言いのです。
将来と現在を連続して考えていない頃は、願望と実在の区別もあまりつきません。
それが普通です。
でも、将来が近づいてきて、具体的に考えなければならない時に、ウルトラマンになりたい、では困るでしょう。
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まあまあ、ウルトラマンそのものになりたいって言ったらね、ちょっといろいろ困るかもしれないですよね。
だってウルトラマンって滞在時間3分間じゃないですか。3分間しかこの24時間の間で活動できない人ってなかなか困りますね。
多分そういうことを言いたいわけじゃないと思うんですけれども。
でもね、ウルトラマンみたいな人になりたいって言うのであれば、なんか実現できるんちゃうかな。
はい、まあそんなことは置いといて。
億万長者になりたいとかね、あと有名人になりたいといった目標もね、
現在とのつながりが少しでも見えなければ、具体的な行動を起こすのは難しい。
どんな意味を持ってもいいのですが、実現に向けて何かしら行動できるのか否かは重要なポイントとなります。
なるほどね。
ここからね、出口先生が少年院のこのお話をしているんですけれども、
少年院に入っている子どもっていうのは、出院したらどうするかとかね、将来どうするかを考えることがね、やっぱり大事になってくるそうです。
でも、そもそも事前予見能力、先を読む力ですよね。
それが育っていない子がね、少年院に入ってくる子って結構多いんですけれども、
なんかね、その先を読む力がそもそもないのに、いきなりちょっと遠い将来のこととか言っても、考えることってできないですよね。
そこで何をするかと言いますと、施設内では現在の状況から始めます。
現在の状況理解ですね。現在の状況理解から始めるそうです。
今の立ち位置が分かって始めて、階段を上がっていこうと思います。
どこにつながった階段をどう上がっていこうか考えられるのです。
なるほど。
ここからまた構成プログラムのお話されるんですけれども、構成プログラムは一環としてもよく行われるのが内観療法という心理療法です。
なんか内観の字がね、内外の内あるじゃないですか。
観察するの観に、両方ですよね。内観療法という心理療法があるそうです。
内観とは、自分についてじっくり考えること。
ネガティブな事態について原因を追求しようとする反省とは違い、ありのままの思考や感情を見つめます。
自分を見つめる機会を持ち、現在の状況を客観視できるようにします。
それでね、ここのね、ショーとかセクションでは内観療法のやり方について説明もしております。
まずテーマを決めるそうですね。
なんかお父さんとかお母さんといった身近な人物をテーマに設定することが多いそうです。
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で、例えばお母さんをテーマにした場合、
お母さんにしてもらったこと、お母さんにしてあげたこと、お母さんに迷惑をかけたこと、この3つについて考えるっていうのが基本だそうです。
それで、あとね、なんかその内観療法の環境なんですけども、壁に向かって床に座るそうです。
で、照明を暗くした状態で、このね、例えばお母さんをテーマにしたものであれば、
お母さんにしてもらったこと、してあげたこと、迷惑をかけたことを考えさせるそうです。
で、その考えたことをね、書き出したりとか人に話したりするっていうね、そういうアウトプットは必要ないそうです。
ただひたすら自分の中に湧き起こる、まあ思考や感情を見つめるだけです。
でまぁね、これをすると出口先生的には自分に対する理解が深まって、社会と自分との関係を自覚できます、とおっしゃっております。
でね、それを大学とかで出口先生されているそうなんですけども、最初はね、これでほんまなんかわかるんかなってね、不安そうな学生さんが結構多いそうなんですけれども、
しばらくするとね、その学生さんたち涙を流すそうです。
でね、その内観療法を終えた後ってもう顔つきがね、違うそうです。
でまぁね、周りからはやっぱりそのアウトプットしたわけじゃないから、その泣いてる子たちがどんな気づきがあったのかとか、どういう感情の変化があったのかとか、
そういったことはわからないんですけれども、ただ内観後に感想をね、出口先生が聞いてみたそうです。
そうすると自分に対する認識が深まったとか、こんなに人に支えられてきたんだということを感じたとかね、そういうふうに感想をおっしゃるそうです。
それでこのセクション、もうぼちぼちね、最終というかちょっと締めくくりに入っていくんですけれども、
この内観療法っていうのはね、そもそも自分を知るための自己観察法として開発されたものだそうです。
で、これを作った人が吉本維新さんっていうお坊さんだそうです。
で、まあ浄土真宗の一般に伝わる身調べ、なんかね身がね、身体の身、
あの体っていう字あるじゃないですか、それの身調べという精神収容法、
ちょっとわからんくなってきたな。 この精神収容法を一般の人が取り入れられるようにしたものです。
で、こういった内観療法なんですけれども、少年院や刑務所で1950年代から取り入れられたほか、医療や教育の場でも行われているそうです。
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1950年やからもう70年近く前ですよね。 うーん、そうなんや。
はい、ということで本日はここまでにしたいなと思います。 最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌な一日となりますように、金谷菜子でした。 行ってらっしゃーい。