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おはようございます。パートタイムはままで、キャリコン受験生のかなや なおこが送る朝の読書会の時間が始まりました。
はい、ということで、今ですね、犯罪心理学者の出口康幸先生の犯罪心理学者が教える、子供を呪う言葉、救う言葉という本を読んでおります。
第2章の今ですね、早くしなさいが、先を読む力を破壊する、というところを読んでおります。
ユカさんという業務上応慮の罪で、罪を犯してしまった方のケースを今読み解いておりまして、
そのユカさんのケース、詳しくはまたこの概要欄的なところにですね、ペタッと貼り付けてますので、気になる方はまたご視聴いただければと思います。
本日なんですけれども、困難を想定して対応力をつける、というセクションを読んでいきたいなと思います。
関西弁仕立てで、時々突っ込みながらいろいろ読んでいくかと思いますので、それも含めてお楽しみいただければと思います。
まず冒頭はですね、こんな感じで始まっています。
現在の状況は過去からつながっています。
過去にどんなことがあり、何をしてきたから今こうなのか、客観的に理解することが将来を考える第一歩になります。
大事なのは、現在の自分を理解し、事前予見能力を伸ばすことです。
この事前予見能力というのは、簡単に言うと先を読む力になりますね。
過去を振り返って、むやみに反省を促すことではありません。
ここから少年院の飛行少年の話になってくるんですけれども、少年院にいる飛行少年たちって、
高校出たらどうするのかとか、どんな生活をしていきたいのかとか、そういうことをしっかり考えさせるそうです。
例えば、もう万引きグループとはつるまない。
昼間にどこどこでバイトをして、定時制の高校に通って、こういうふうに勉強する。
例えばこんなふうに決意したとしますよね。
これってめっちゃ現実的な目標ですよね。
万引きグループとはつるまないだけだったら、じゃあそのつるまへんためにどうするんやろうとかね、思うと思うんですけども、
つるまへんためにどうするか、昼間にどこかでバイトをして、定時制の高校やから、だいたい夕方から授業があるんですかね、そういったところで勉強するとなると、
あと寝る時間ぐらいしかないですよね。
そうなってくると、物理的に万引きグループとはつるまないかなっていうのは確かに現実的な目標かなと思います。
しかし、少年院を出る日が近づくと、出るの怖いと飛行少年たちは言うそうです。
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なんでかというと、少年院では24時間先生がついてくれてるんですよね。
でもそこを出てしまうと、その先生はいないんですよね。
だからなんでも自分で判断してやっていかんとあかん。
そう思うとね、やっぱり少年院に入っている飛行少年たちってね、怖いそうなんですよね。
実際にね、現実的な目標を持ってて、これから頑張っていこうと思っているのに、
例えば地元に戻りますよね、少年院に出て。
そこでかつての仲間と遭遇しました。
遭遇した途端に崩れてしまう人っていうのは結構いるそうです。
コンビニで偶然仲間に出会って、
出生祝いやから今日だけ行こうやとかね、
明日から外へへんからとかね、っていう風に甘い口車に乗っちゃうと、
やっぱりうんって言っちゃうんですよね。
そうしたらもうあっという間に少年院に入る前の飛行に走ってしまうんですよね。
また戻ってしまうというわけです。
ということで出口先生、ですからあらかじめ困難を想定して、
対処法をトレーニングしておくことが重要になります。
必要なのは先ほど読む力とそれに対応する力です。
新たな力が出てきましたね。先ほど読む力と対応する力。
少年院では具体的に何をするかと言いますと、
ソーシャルスキルトレーニング、略してSSTを徹底的にやります。
これは社会の中で想定されるコミュニケーションを、
ロールプレイなどを通してトレーニングするものです。
例えば、コンビニでかつての仲間とバッタリ出会って声をかけられたと想定し、
仲間役を演じる人が出てくるそうです。
その仲間役を演じている人がカラオケ行こうやって行ってくるのに対し、
ごめん、今日は用事があるから行かれへんわ、
などと実際に口に出して動きながらやってみるのです。
なるほどね、実際にやるんやね、もうこういうのね。
これも講義の中で学生にやらせています。
仲間役は簡単には引き下がりません。
すごく誘ってきます。
うわ、私これ無理そう。
どう切り抜けるか。
見ている方はおもろいですけど、本人は必死。
相手が次何を言うか予想もするし、どう切り返すか考えます。
ああ、こういうの少年院でしてるんですね。
こういったトレーニングをしていくことで、
現実でも同じようなことが起こった時にはスムーズに対処できるわけです。
確かにそうですよね。
いきなり頭の中で考えていることをパッて言うのって難しいですけど、
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あらかじめトレーニングの一環として、
思ってなくても言う練習をしておけば、
それってもう確かに実際に口に出しやすいのかなって思いました。
こういう方法があるんやね。
こういったトレーニングをしておくことで、
出口先生がこうおっしゃっているんですけれども、
現実でも同じようなことが起きた時にはスムーズに対処できるわけです。
なるほどね。
ということで、こういうふうに締めくくっているんですけれども、
今目の前で起き始めた事態が今後どう進展していくのか、
ということを予測的に知ることはとても重要です。
まさに事前予見能力。
先ほど読む力ですよね。
それで目標に向けて行動する中ではやっぱり困難もあります。
その困難に対してどんなことが想定されるのか、
その時どう対処するのか、
イメージしておくだけでも役に立つのではないでしょうか。
確かに先を読む力ってすごく大事ですし、
先を読む力で、読むだけじゃダメですもんね。
もし困難にぶち当たった時にどう対処していくかっていうところも含めて、
考えていく対応力というか、
それも含めて大きく先を読む力なのかもしれないですね。
でも私ここですごく気づきだったのが、
実際に元飛行少年の仲間たちが
色々誘いをしてくるっていうのを想定して、
実際にご免許用事あるから行かれへんとか、
口に出してロールプレイングをするっていうのが新しい気づきでした。
よくキャリアコンサルタントでも、
あと私結構コールセンターで働いてたことも多くて、
コールセンターでも実践に行くまでにロールプレイングするんですよ。
そのロールプレイングで合格できなければ、
私が行ったコールセンターでは実践の場に立たせてもらえなくて、
そういうのはよくやってたんですけれども、
これに使えるなってピンと思ったのが、
私正しく怒るっていうのがちょっと苦手なんですよ。
1回の感情はわって湧き出るんですけど、
例えばすごい理不尽にわーって言われる時って時々ありません?
日常生活、暮らしで。
その時に私もパッて言い返せばよかったなって思う時あるんですけど、
なかなかこれ何を言えばよかったんだろう?
このモヤモヤする感情をどう言語化すればよかったんだろう?
って結構悩んじゃって、
結局その場では正しく主張というか怒ることができなくて、
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結局いろいろ考えを巡らせて、
この時会えばよかったなって後悔すること結構あるんですよ。
なのでこのロールプレイングでこういうことを言われた場合って、
後悔するっていうような練習を日頃からしておけば、
私は正しく怒りを表現することができるんじゃないかってね、
ちょっとヒントを得ました。
すごいこのセクション読んでてよかったなって思いましたね。
はい、ということで本日は以上にします。
でですね、ちょっとここからですね、告知です。
11月の3日本日ですね、夜の8時から
春風社老子事務所の寛林さんとコラボライブをしますので、
お時間のある方はまた来ていただけると嬉しいです。
はい、それでは最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌な一日になりますように、
金谷奈子でした。いってらっしゃい。