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おはようございます。パートタイムはママで、ギャリコン受験生のかなや なおこが送る朝の読書会の時間が始まりました。
はい、今読んでいる本なんですけれども、出口康幸先生の【犯罪心理学者が教える 子供を呪う言葉 救う言葉】を関西弁地立で読んでおります。
はい、第1章の今みんなと仲良くが個性を破壊するというところを読んでおります。
渡る君という男の子のケースをもとに、いろいろこういう問題点があるのではないかと検証している章でございます。
はい、では本日は家庭の中でも起こる刑務所化。結構タイトルが毒々しいですね。
そんな感じで読んでいきたいなと思います。
家庭の中でも起こる刑務所化。
なんかね、ここまでの話でみんなと仲良くしなさいとかね、誰々と付き合うのはやめなさいとかね、
結構子供の気持ちを無視して親が指示している言葉になってますよね。
で、出口先生は、この親がね、指示をし続けていれば、子供は自分で考えることをやめてしまいます。
出口先生って、今は大学で心理学を教えている先生なんですけれども、
今の仕事に就く前は法務省に勤めていたんですよね。
法務省の心理職として勤めている中で、現場としては少年鑑別所とかね、
あとは刑務所とかね、工事所とか、そういったところが勤務場所だったんですよね。
で、その刑務所ではよく、プリゾニゼーション、刑務所化という言葉が聞かれていたそうです。
というのも、このプリゾニゼーション、刑務所化なんですけども、
刑務所での生活に慣れてしまって、個性や積極性を失うことをこう言うそうです。
刑務所ってね、私入ったことがないんでね、どんなとこかわかんないですけど、
どんなところか知るために何か犯罪を犯して刑務所に入ろうかなっていう気も全くないので、
本当、想像でしかないんですけども、
刑務所って常に職員の指示に従って行動することが求められる場所なんですよね。
それに適応した結果、個性や積極性を失ってしまう。
例えばその刑務所に入っている期間が1年から2年であればそれほどでもないみたいなんですけども、
10年も入っていると、プリゾニゼーションにより社会生活を送ることが難しくなってしまうのです。
それでこの一例を出口先生がおっしゃってたんですけども、
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宮城刑務所に勤務していた頃、長期刑を終えて仮釈放となったものを仙台駅まで送り届け、
新幹線に乗せる乗車保護という仕事がありました。
いろんな仕事があるんだよな。
そこで長く刑務所に入っていると、切符を買って電車に乗るということも、
前とはシステムが違う場合もあり、難しいので指導をするわけです。
ある時、仙台駅で一人の出所者に飲み物を買ってあげようと、
ここで待っていなさいと言い、売店に行きました。
売店から戻ると、彼はホームの壁に向かって手を後ろに組み、
目を閉じてじっと待っていました。
で、出口先生ね、何やってん?って聞くとね、
その人、待てと言われたんで、って言ってじーっと待てたみたいなんですよね。
で、まあね、私たちみたいに日常生活を送って、
自分の個性とかね、積極性を持って普通に生活しているものから見れば、
笑い話だと思うんですけど、これがほんまに起こるそうです。
だからね、刑務所で生きていくためには、
自分の個性とか積極性をね、失わせないときっと生きていけないのかなって思うんですよ。
でも、社会生活ってそうじゃないですよね。
自分で判断せんとあかん場面もあるし、
人に言われたことばっかりをね、言ってたら、多分何もできなくなってしまう。
自分で考えて動いていかないといけない場面もあるんですよね。
だから、やっぱり刑務所から社会に戻る際には、
出所後の行動や生活についてシミュレーションやトレーニングも必要となります。
と、手口先生はおっしゃってるんですよね。
これはね、刑務所の話なんですけれども、
家庭での刑務所とか、家庭の中でも起こるプリゾニゼーションというのも、
やっぱり起こっていますと書いてますね。
これは例えば、親が高圧的な態度で接していて、子供の意見を無視していれば、
家が刑務所化するわけです。
いやー、なんかね、私この章、このセクションを読んでいて、ちらっと思い浮かんだ事件が、
秋葉原通り間事件、2008年に起きた事件ありますよね。
加藤基刑囚が、歩行者7人を殺害して、10人に重刑署を追わせるっていうね、
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結構日本でも類を見ない、凶悪な事件を起こした犯人ですよね。
この犯人なんですけども、決して別に犯人を擁護するわけでは全くなくて、
結構ね、この彼も幼少期にね、大変厳しくお母さんから育てられてたんですよね。
で、なんか私めっちゃびっくりしたのが、これ虐待やんって思うレベルの厳しさやったんですよね。
この加藤基刑囚なんですけれども、この人って青森県出身なんですよね。
で、例えば、なんかもうびっくりしたのが、ククが覚えられへんっていうことでね、
なんかそのククとかをお風呂で言ってたら、間違えたらね、お風呂に頭沈められたそうなんですよ。
めっちゃびっくりして、もうこわーって、いやもうそれ虐待やんって話ですよね。
そうそう。で、それであとは結構ね、青森の冬ってめっちゃ寒いじゃないですか。もう東北でしょ。
東北で、なんか何したんか知らへんけど、それで結構その冬の寒い中、裸足で立たせられてたりとかね。
なんかそういうね、もう虐待みたいなことを受けていたみたいなんですよね。
ただ、そういうお母さんの行動に対して、家族は別にもう何も言わなくて。
そうそうそう。そういう状態ってね、これって家庭の刑務所か。
もう刑務所でこんなんしてるわけじゃないんでしょうけど、結局自分の意見は一切何も言えない状況。
っていうのが、まあこれはあくまでも極端な事例だと思うんですけど、
でもまあ結局渡くにとってもそうだったっていうことですよね。
自己主張ができなくて、その自己主張ができない理由っていうのは、自分の意見を伝えても、
自分の意見を持つ経緯とかも発言させられへんまま、発言できへんまま、ぺしゃって親にもみくちゃにされて潰されてたっていうことですもんね。
じゃあそんな環境だったら、ねえ、何やろう、子供も言いたいことも言えないこんな世の中じゃポリズンですよね。
ごめんなさい、なんかしょうもないこと言ってた。
そう、なんかポリズンちゃう、ポイズン言い間違えて。
そうそう、私ね、全然ほんと関係ない話なんですけど、
あの息子がね、すっごい毛抜きがひどくて、ゼロ歳ぐらいの時に。
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その時に、竹本ピアノの音楽とか、ソリマシタカシさんのポイズン聞かせたら泣き止むってよく言ってたじゃないですか。
聞かせたら全然聞かなくて。
それよりも、何やろう、お腹の中から聞いていた鎌倉殿の13人のオープニングテーマ聞かせてあげる方が、スッと泣き止めましたね。
はい、すいません。そんな余談を少ししてしまいました。
はい、最後までお聞きくださりありがとうございます。
本日もご機嫌な一日となりますように、金谷永子でした。
いってらっしゃーい。