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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLを挙げるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や、旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
犬のトレーニングについての実践編、業界裏話、アニマルコミュニケーションについては、メンバーシップ配信にてお伝えしています。
先日の大吉日の日にいろいろやるぞ!と宣言をした私。たくさんの方に聞いていただき、また始めたTwitterにもフォローしていただき、ありがとうございました。
ですが、早速寝坊して8時に起きた私。
でもまあゆっくり眠れてよかったね。大丈夫、まだ時間はある。
明日は早起きするぞ。
ということで、私は自分のことをポジティブ人間、なんならポジティブモンスターだと思っていますが、どこからその思考が出てきたんだろう、ということから、私の犬育て、子育ても含めた自分育てのお話をしていきたいと思います。
私は基本的に家庭方式です。
犬のトレーニングにしても基本的には全て家庭方式。
犬のトレーニングの中では養成強化と呼ばれる手法なのですが、良い行動、望ましい行動を褒めて伸ばすというものがあります。
例えば、人に触られると嬉しくて甘噛みをしてしまうワンちゃんがいるとしましょう。
甘噛みをするということを叱るのではなく、触ったときに噛まないことをたくさん褒めていきます。
触るという行為が甘噛みを誘発するのであれば、まずは手を見せる。
手を近づける。
手を丸めて拳でそっと触る。
手を広げて手の甲で触る。
手のひらで触る。
手のひらを体に当てて10秒待つ。
待つ。
手のひらを体に当てて動かすという感じで、段階的に噛まないでいられることを強化していきます。
強化というのは、噛まない時に優しく褒めてあげるということですね。
噛みつき始めたら即座に手を引いて体ごと立ち上がり、犬からその場を離れます。
甘噛みを嫁させようとして、「ほらダメ、噛まないで!」と手をバタつかせたり、
口に拳を突っ込んだり、マズルを掴んだりしてみても、その意図は飼い主さんが思ったように犬に伝わっていないことが多いです。
そうなるとすると甘噛みを繰り返され、手が傷だらけということになり得ます。
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飼い主さんは割と原点方式で愛犬を見てしまうことがあるので、
そういう場合には、「○○ちゃんはこんなことできているんですよ!」とその子の褒めるポイントから飼い主さんにお伝えしています。
お散歩の時にハーネスをつけようとして噛んでくる子。
こういう子でもちゃんと褒めるべきポイントはあります。
ハーネスを持って近づいていくだけで攻撃してくるということはないですよね。
であればそこから褒め倒します。
褒めるべきポイントは必ずあります。
犬が自分と目を合わせてくれる。近寄っても怒らないでいてくれる。吠えないで我慢してくれる。
そのすべてができて当たり前ではないと私は思います。
犬という生き物は人間と違います。
考え方も行動も習性も本能も常識も見えているもの聞こえているものも全部違います。
その全く異質な生き物が人と暮らし意思疎通ができることそれだけでももう奇跡だと思いませんか。
そんな素晴らしい生き物とあなたは暮らしているんです。それだけでももうすごいことです。
私はダメ飼い主なんですなんて思う必要は全くないです。
だってあなたは全く知らない未知の生き物と一緒に暮らしているんですよ。
それだけでももう尊敬することです。
知らないことはできないというのは誰でも一緒。
だからこそ素人を持ってくださる飼い主さんの存在は本当に私にとってありがたいものです。
子育ても一緒だと思います。私は基本的に家庭法式です。
だって生まれてきた瞬間は目もよく見えないし首もダラーンとして泣いておっぱい飲んで垂れ流すことしかできなかった我が子が段々と人間になっていくんです。
すごいな自分で立って歩いて走って自分の意見を言えて自分で物を食べられて自分で排泄できてこれだけで本当に褒めるべきこと。
私は子供にイライラした時いつもこのことを振り返るようにしています。
だいたい自分がイライラしてきた時というのは自分の思い通りにならない状況にあることが多いので
そうではなくてこれはできてないけどこれはできてるじゃない大丈夫すごいよと思うようにしています。
できるようになりたいことがある場合には犬のトレーニングではできている地点まで立ち戻り
一段ずつここまではできるここからはできないという段階を探りながら登っていきます。
子供の漢字テストの点数が悪かった時もこんなところで間違えている
この前も間違えたのにと責めるのではなくてここまでは書けたんだね
じゃあ次はこの4つの点をちゃんと書ければ完璧だねという感じです。
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そして当然ですが自分に対してもカテイン方式です。
できなかったことがあったとしてもでもこれはできたじゃないと捉えるようにしています。
後悔することがないというわけではないですができなかったことも大事な気づきがあるから
そしてどうしたらできるようになるかを考える機会ももらえるからです。
日本人は特に褒めることが苦手と言います。
それは褒められてこなかったからとも言われますが誰かが褒めてくれなければ
自分で自分を褒めてあげることが一番良いのではないかなと思っています。
承認欲求という言葉はあまりイメージが良くない言葉かもしれませんが
私は承認欲求が高いのは悪いことだと思いません。
自分自身もそうだと思いますしね。
肝心なのはその欲求を認めた上で自分がどう動くか発言をするかそれに尽きると思います。
不思議なことにポジティブな人の周りにはポジティブな人が集まります。
これは私が仕事をしてきても思っている経験則なのですが
ポジティブで明るい飼い主さんのワンちゃんはのびのび大らかでちょっと心配性で
悲観的な飼い主さんのワンちゃんは神経質で怖がりな傾向が強い気がします。
統計を取っているわけではありませんけどね。
子育ても犬育ても自分育てであり、自分の内面が相手に投影されることがあると私は確実に感じています。
ですのでまず、まずは自分を褒める。
自分のいいところを見つけてニヤニヤする。
自分のできたところを見つけて褒めたたえる。
家庭方式にいつでも私は立ち返るようにしています。
いかがでしたか?あなたは原点方式ですか?家庭方式ですか?
よかったらコメントなどで教えてくださいね。
最後まで聞いていただきありがとうございました。