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こんにちは。旅館まで15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
犬と人の架け橋でありたい私が、犬に関する様々なお話、大好きな旅の話、子供たちの話などをマイペースにお届けしています。
時々、ゲリラライブでひそひそ歌を歌ったりしています。
より専門的な犬のお話、お悩み相談、月一のオンラインセミナーへの無料ご招待をメンバーシップで行っています。
さて、今週土曜日、7月6日の朝7時、マルゲンフェスに久しぶりに参加をさせていただきます。
今回は、夏の歌、夏メロということで、夏によく聴いていた懐かしソングを歌っていきたいと思います。
よかったら、土曜日の朝というお忙しいお時間ですが、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
私もこの日、ものすごい予定が立て込んでいるのを全く忘れておりまして、エントリーさせていただいたので、
どうやって時間を区分しようかなというふうに今、悩み中でございます。
今回は、褒めるという観点からのお話をしていきたいと思います。
結構前になるかなと思うんですけれども、
マリモさんのご配信で、マリモさんはお歌とギターがとても上手な保育園の先生なんですけれども、
マリモさんのお話で、褒めるということの難しさについてお話をされていました。
そのお話を聞いた時から、このことをちょっとお話ししてみようかなと、
今の片隅にあったことなので、お話をしてみたいと思います。
褒めてしつけるというのは、今では犬のみならず、人のほうの教育法ですとか、
あらゆる動物の訓練法にも用いられている手法であります。
昔はですね、犬のしつけや訓練というのは、強制トレーニングといって大罰を用いる訓練法が主流でした。
いわゆる犬畜生は叩いて教えろという時代が長く長く続いた後、
今は褒めてしつける、トレーニングをするということが、
どのトレーナーさんや訓練士さんでも、基本的にはそういったやり方で行っている方が多いんじゃないかなと思います。
褒めて伸ばす、しつけるという犬の教育というのは、人間でも言われてきていることかなと思うんですが、
行動分析学とか動物行動学において、ネガティブな条件付けで動物を動かすよりも、
ポジティブな条件付けで自ら動物が動きたいというポジティブなモチベーションをついて動かす方が、
長い目で見た時には成果が得られやすいという実証がなされてきた。
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このために対抜を積極的に使ったり、恐怖で動物を動かすような訓練や管理の仕方というよりも、
結果的には褒めてポジティブな方法で動物を動かした方が寿命が長くなったり、
変な話ですね、肉質ですね、畜産に関わる動物さん達で言えば、
やはりそういった力で支配をしていたところの動物さんのお肉よりも、
そういったポジティブな要素だったり、動物さんが快適であるというふうな環境で育てられた動物さんの方が肉質が良いということ、
これもよく知られていることですね。
また免疫力が上がるので病気にかかりづらくなったり長生きができる、
これも動物の飼育界隈ではよく知られていることです。
総合的に見て、力で支配をする、暴力と力で動物を動かすというよりも、
ポジティブな条件づけで動物を動かす、そして動物自らがこうしたいという、
その真理を行動につなげてあげるという方が、いろんな意味で効果が高いということが最近わかってきたということから、
ほべてしつけるということが、動物のトレーニングや訓練、しつけの業界でも取り入れられるようになって親しいかなと思います。
この話については、始めると長くなってしまうので、また違うところにフォーカスをしていきたいと思うんですが、
このほべて伸ばす訓練法、犬だったらトレーニング方法になりますが、皆さんは得意ですか?
犬を飼ってないよという方は、例えばご自身のお子さんだったり部下だったりパートナーだったりでもいいと思うんですけれども、
ほめることって得意ですか?いかがですか?
私が飼い主さんにご質問をいただく中で、良いところをほめてくださいと言われますが、
この犬の何をどこをどんなふうにほめたらいいのか分かりませんという方は意外なほど多くいらっしゃるんですよね。
例えば私が毎月開催しているオンラインセミナーでは、動画を細かく解説するコーナーがあるんですが、
私だったら動画のこの時点で犬をこのようにしてほめますということを細かく私は伝えるようにしています。
それと飼い主さんの中には、え?ここで犬をほめるんですか?何もしてないですよね?と言われることがあります。
そう、私がストップした動画の中で犬は何一つせず一点を見つめて立ち止まっている。それだけなんです。
そのシーンで私は犬をほめますよと伝えるとびっくりされる方がいらっしゃいます。
まあ当然のご質問ですよね。この時に私が何もせず一点を見つめて立ち止まっている犬を何でほめるのか。
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それはズバリ何もしていないからほめるわけです。さてこのことについて後半は解説していきますね。
例えば交番の前を通るために交番に立っているおまわりさんに吠える犬がいるとしましょう。
犬がおまわりさんに吠えることをやめさせるためにどうしますか?
ちょっと方法を考えてみてください。
この答え、多くの方は犬が吠えたら叱るということを、その方法を積極的に思いつかれるんじゃないかなと思います。
ですがここがほめて伸ばすトレーニングでは異なります。
交番に近づいた時に吠えていないけれど交番を見て意識している。
それができた時にいい子だねと私はたくさんほめます。
つまり吠えたら叱るのではなく吠えていない時にほめるという方式なんですね。
これが意外と皆さんが意識されていないかなと思うほめポイントになるんです。
人は犬をほめましょうという時に犬が何かした時にその行動をほめるということに注意を向けがしです。
これはいわゆるドゥーイングをほめるというトレーニング法。
何かしたことをほめる。
ドゥーは行動のドゥーです。
しかし犬をほめて伸ばすトレーニングを行なえておく時に注目すべきは何かしたこと、つまりドゥーイングではなくてその状態にあること、ビーングになります。
その状態にあることをほめてもらえる。
犬はそれで自信をつけていくことができます。
どういう状態でいたらいいのかということを覚えていくわけですね。体感として。
これは多くの方にとって意外と苦手であるということが何でだろう。
飼い主さんにそのビーングの状態、その状態をほめてあげてください。
これになかなか気がつけないという方が多いのは何でだろうと考えた時。
それはその状態でいることが素晴らしいことだよということについて
飼い主さんのみならず私たち自身が褒められてきた経験が少ないからではないかなと私は思いたりました。
人は自分が経験していないということは気づくことが難しいんですよね。
私もこれについては相当気がつくためのトレーニングを自分で積んできたので、今ではどこでどう褒めることで犬たちの行動がどう変わっていくのかというパターンをある程度つかんでいると言えます。
ですが自分が行動ではなく状態を褒められる、つまり意識をしたことがない場合、
愛犬の行動ではなくて状態に意識を向けて褒めるということは実は難しいのではないかなと思いついたんです。
なのでもし何を褒めたらいいかわからない状態を褒めてくださいと言われても
どこを褒めたらいいかわからないという方はこんな愛犬の写真が撮れたらいいなという景色が目の前に広がっているときに
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愛犬さんにいいねとかそうだねとかかわいいね最高だね何でもいいんですけど褒め言葉を伝えてあげてください。
そして今できていることを褒めるというのもポイントです。
これに関しては人に対しても同じように私は伝えます。
何かをしてくれたとか何かがうまくいったとか何かが成功したとか成果が思うように出たということ
行動の結果だけではなくて状態がいいねそういう状態がいいね
今頑張っているその姿がかっこいいねとか素敵だねとかかわいいねということを伝えるようにしています。
人の方が状態を褒めるということは難しいのでその場合には状態を褒めるのではなくて
今できていることや今までやってきたことそれを聞けた時にはそれをとにかく褒めるということを心がけています。
例えばお散歩中に犬に会うとうちの子吠えてしまうんですというご相談者さんに対して
このワンちゃんはこういう時にはでも吠えてませんよね
例えば犬には吠えるけれど小さいお子さんには吠えてないですよね
飼い主さんのご対応がいいからだと思いますよ素晴らしいことですよ
と現状でできている状態を褒め言葉としてお伝えして
じゃあ犬に対して褒めてしまうのであれば今までは子供に対してはできていること
それを犬に対しても取り入れてみてはいかがでしょうか
できていないところを整理していきましょう
吠えが始まるポイントはどこにあるか一緒に考えていきましょう
例えば泊まって寝ている子がたけんには吠えますか
吠えないんですねそれはすごいじゃないですか
じゃあ10メートル先に犬を見た時には吠えますか
というような形で対話を続けていくという形ですね
子供であれば例えばこのレゴを完成させたのにうまくいかないと感触を起こしている場合
ここまで一人でやったのすごいね
ママは不器用だから一人ではこんなできないよ
ここまでできたんだから大丈夫最後までできるよ
一緒に次はどうやるのか説明書を見ながらやってみようかと伝えます
いかがでしたかできたこと成功したこと成果が出ていること
といった目に見える行動だけを褒めるというのは当たり前でもありますが
その行動が出ていない時は褒めて育てるポイントが見つからずアプローチが難しくなってしまいます
ですので今できていることこれがいいなと思う状態を褒めていくと
褒めポイントがだんだんと見つけていけると思いますよ
肝心なことはDoingだけを褒めるのではなくてBeing状態も褒めるということ
これらもぜひ試してみてくださいね
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ということで今回は褒めるのが苦手な私たち
DoingよりBeingを褒めようということでお話をさせていただきました
最後まで聞いていただきありがとうございました