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こんにちは、横浜で15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
本日は、父と娘のヨーロッパ大旅行記⑤を収録にて送らせていただきたいと思います。
今まで全4回は、ライブ配信で旅行記をお伝えしてきたんですけれども、
実は4月の頭の方にですね、我が家の引っ越しがありまして、
なかなかライブや収録の都合がつかないので、こちらは事前収録したものになります。
また、引っ越しが落ち着きましたら、ライブにてお届けしたいなぁと思っていますが、
今回とあと2回ぐらいは収録にてお届けしようかなと思っています。
こちらの父と娘のヨーロッパ旅行記というのは、
私の両親が結婚25周年の時に家族でヨーロッパを旅行した記録になります。
その時の旅日記を前半は父が、後半は私が書いていて、
日本に帰ってきて相当経ってから一冊の本にまとめたものです。
そちらをこのヨーロッパ旅行記と題してお届けをしています。
今回はヨーロッパ旅行記9日目、8月14日、グラナダからマドリッドへ移動するその日の朝からお伝えしたいと思います。
8月14日、土曜日、朝6時、シャワーを浴びて息子たちを起こし、6時45分にバゲージダウン。
朝7時、1番で朝食を済ませてグラナダ駅に直行。
我々3人は11号車、11、15、16、18番の一等車両である。
息子たち2人は当然2等車両。
というのも彼らはユイレイルパスを持っているので、2等車両のみの利用となるのだ。
7時55分、意外にも予定通り出発したが、しばらく走ってなぜか電車がストップした。
なるほど、日本の新幹線なら2時間ぐらいで行けそうな距離を、予定乗車時間は6時間、これでは時間がかかるわけである。
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ちょうど時間があるので日記の整理を始める。
外は相変わらずの強烈な日差しであるが、車内内部はエアコンが効いている。
そしてしばらくうとうとうとしていると、気がついたところどこかの駅に停車していた列車がまた走り出したと思いきやまたストップし、今度はバックし始めた。
どうなっているんだこの列車は、これで時間通り14時1分に着くことができるんだろうか。
前夜、町で買ったひまわりの種を食べながら、しばし車窓に目をやる。
青い空と変化のない少ない見せた。
殺風景なオリーブ畑が次々と目に入る。
ここに植わるオリーブの木は、1キロから1.5メートルくらいの低木であるが、この木の生命力は強く、小さな1本の木に40キロから50キロの実がなり、30年間は収穫できるという。
ノアの大洪水をもたらした大雨が止み、最初に鳩が喰わえてきたのがこのオリーブの葉。
この生命力の源は太鼓より人々のエネルギー源であり、葉でもあり、化粧品でもあり、明かり取りでもあった。
13時50分、これも意外に予定より早くマドリッドの駅に到着した模様。
荷物を持って降りようとしているセニオールを捕まえて、
マドリッド?と聞くと、スイーアトーちゃん?これがお父ちゃん?に聞こえ、え?この人お父ちゃんって言った?と皆で盛り上がる。
皆降りようとしているし、とにかくマドリッドには違いないので、重いトランクを引きずってプラットホームに降りると、列車は再び走り出した。
あれ?ここは終点ではなかったのだろうか。
ここでハプニングが発生。
走り出した列車を何気なく見送っていると、16号車が通り過ぎる。
そこで立ち上がってあくびをしている息子の姿が目に飛び込んできた。
なんだあいつらまだ乗ってるぞと叫んだが、実は我々の方が一駅前のアトーチャ駅で降りてしまったのだった。
なるほど、マドリッドアトーチャというのは、お父ちゃんではなくアトーチャ駅という意味だったのか。
そしてマドリッドは2つ目の駅に泊まり、1つ目がマドリッドアトーチャ駅、2つ目が終点のチャマルティンであった。
通りで10分早く駅に着いたわけである。
息子たちは我々が先に降りてしまった事実を知らないので、チャマルティンで降りて探すだろうが連絡方法がない。
まあホテルは分かっているし、いずれ来られるだろうか。
結局はこの駅の方がホテルにじっと近く10分ほどで到着した。
チェックインを済ませていると、間もなく息子2人が現れた。
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彼らは先日のように既にマドリッドに来ており、メトロにも乗っているので、そのメトロを使ってマドリッドアトーチャ駅に到着した。
チェックインを済ませていると、間もなく息子2人が現れた。
彼らは先日のように既にマドリッドに来ており、メトロにも乗っているので、そのメトロを使ってチャマルティン駅からこのホテルの最寄駅、プリンスビオまで来たのだ。
なんだ、心配することはなかった。
15時30分、荷物を置き、早速町の中、町の中心部へ徒歩30分。
プエルタでソル太陽の門からショッピングをしながらプラサマヨール、マヨール広場を一回りした。
靴、バッグ、帽子などを買うが、やはりカファ製品がおしゃれで品数も多く、とにかく安い。
嫁はこの店、娘はあの店と物色するが、ここマドリッドには3泊し、
明日は日曜日で観光でも、あさっての月曜日は買い物と決めていたので、とりあえず下見程度に留めたのであった。
そして本日、8月14日は上の息子の誕生日、そして前日はもう一人の息子の誕生日であり、
久々に日本食で祝おうと決めた。
まずはガイドブックの中からどん底というすごい名前の日本食屋を選び、明るいうちに場所を確認。
ここもちろんスペイン時間の夜の部は20時30分よりオープンと看板に書いてあった。
しばらくショッピングをして、8時半になってからお目当ての店どん底へ。
ここなら日本円が使えるはずである。
やれやれとしたところで急に腹も減ってきて、喉も渇いてきたので、まずはビールで乾杯。
ひややっこ、鶏わさ、ほうれんそ、野菜炒め、コロッケ、そば、うどん、親子丼、かつ丼、寿司と小玉ぜのメニューと大関を参拝。
ワインもいいが、やはり日本酒。
口を尖らせてすするのがなんとも幸せであり。
23時。まもなくスペイン時間の夕食が終わる。
間口は狭いが店内は広く細長い。
来たときはまばらであった客も今やほぼ満席で、それもほとんどが現地の人であり、大変精巧な店であった。
どん底という店の名前とは正反対である。
嫁と二人、先にタクシーを拾いホテルに戻る。
子供たちは酔いのにぎわいの残る街を味わいながら歩いて帰っていった。
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思えば当て目オリンピックの末祭中、ホテルのテレビで矢原ちゃんと野村の金メダル獲得を知った。
本日の歩数15351歩。
ホテルフロリダノルテ博。