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第11回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の国語科教員であるなんばが、
普段の授業の話や、研究の話などをして、
国語科の先生のみならず、いろんな先生に
授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさんこんにちは、パーソナリティを務めますなんばむっとです。よろしくお願いします。
前回のところでは、夏休みの書き講習の話で、
古文のところを久しぶりにできて、
自分の好きな節話をやれるんですって話をしたかと思います。
今回は、夏休み明け、うちの学校、
模試とか、大学入試対策のための特別な時間割とかも組まれていて、
そこで文系の生徒を中心に、
大学入試の対策授業をしていく、
みたいなような最初になっていますので、
準備についてお話しできたらなと思っています。
大学入試の現代文の授業を、
僕は今メインで持っているんですけれども、
今まで教員として6年目になるんですが、
移動とかもしていたので、
どちらかというと、現代文よりも小論文だとか、
推薦系の対策だったりだとか、
また、古典の大学入試演習を任されることが多かったんですけれども、
今年初めて、現代文のガチガチな入試演習、
しかもそれしかない、みたいな状況なんですね。
4月からずっと手探りで、これでいいかなと思いながら実はやっていたんですが、
僕の研究する友人に、
いろいろと現代文の入試演習について相談していたんですけれども、
その友人は問題文を楽しみたいよね、みたいな話をしていて、
問題文を楽しむ、どういうことだろうって、
ずっと分からなかったんですけれども、
最近のこの準備でちょっと分かったことがあったので、
共有したいと思います。
実際に準備の方をしていたときに、
夏休み明けの授業も含めて、
どういうふうにやっていこうかなと思っていたんですが、
やっぱりこう、ある種問題を解くときに、
やっぱり問題があるから解いて、あるから解いてっていうふうに、
問題を消費していくだけだと、
やっぱりその場しの期間が強くなっちゃうなってことをずっと感じていました。
で、何かテーマとかで文章を組めないかなとか、
っていうふうにずっと考えていたんですけれども、
なかなか余裕もなく、ゆっくり考える時間もなかったので、
夏休みまで駆け抜けてきてしまったんですね。
ただ、この夏休み期間に、
実際にテキストベースで問題があって、
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そこで問われているテーマだったりとか、
単語だったりっていうものを、
明治書院の問題データベースとかで、
いろいろ検索をしてみて、
そうすると、たくさん大学の過去文が出てきます。
そこで、この文章を読むと、
また違った立場から同じことが語られているなとか、
予備知識として、こういうような情報を読めるんだな、
っていうふうに、大学入試の過去文を、
普段の授業に活かせるなってことをすごく感じた最近です。
なので、今のところは、
そういう文章を読みながらか、
説いた後に読む中で、
その学習者たちに問題文で、
こういうことを論じているけど、本当にそうなの?とか、
こういうふうなステムもあるよっていうふうなことが、
授業の中でできると、
それが友人の言っていた問題文を楽しむっていうことに
つながるのかなと思っています。
実際に論の展開でね、
もっともっと楽しみ方がたくさんあるんですけれども、
今は主張しているテーマとか、
そもそもその主張に対して、
主張自体を相対化して捉えていく、
みたいなことを、
夏休み明けからはやっていこうかなと思います。
で、やっぱり先ほども伝えた通り、
何かのテーマとかで単元を汲めるといいな、
っていうふうに思っていたので、
ワンパッケージで、例えば1週間で、
同じテーマの文章を扱うとか、
1週間2回だったら2回はワンパッケージ、
3回だったら3時間はワンパッケージ、
みたいな形でできると、
なんか面白いのかなっていうふうに思っています。
で、面白いのかなっていうと、
なんかすごい無責任な感じがしちゃうんですけど、
でもやっぱり授業者側が、
授業を細切れとして見なくて済むというか、
普段の授業作りとかそうなんですけど、
何か育成したい力とか、
何か学び取ってほしいことっていうものが、
授業者側にあって、
それを、その狙いを達成するために、
どういうふうに授業ごとをつなげていくのか、
一つの授業をつなげていって、
単元っていう大きな括りにしていくのか、
まとまりにしていくのか、
っていうことが普段の授業なので、
入試演習もどちらかというと、
そういう形に僕もしていきたかったんですね。
だから例えば、
自然について、
自然についてやった後は、
例えば環境問題に行ったりとか、
環境と経済につなげて、
環境経済で論じられてるから、
経済的な方に行ったりとか、
経済行った後は思想につなげていったりだとか、
っていうふうに、
この単元というか、
テーマごとにつながっていくと、
学習者の方も、
そうなんだ、
こういうようなことを言ってるんだ、
っていうふうに学び取れていくのかな、
っていうことをすごく思ったりしています。
なので、そういうふうなところで、
マークの問題と、
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記述の問題とって、
たくさんあるんですけれども、
ちょっとカバーをしていけたらいいのかな、
っていうのが、
現代文の今の準備です。
で、実際にまだ、
一つの問題というか、
に対して、
結構な量を、
僕は文章として、
いろんなやつを引っ張って、
実際解きながら見ている段階なので、
時間がいくらあっても足りないぞ、
それっていうことを思いながら、
やっているわけです。
それでもね、
今までにやってきてなかったというか、
今までは授業を一コマとして、
展開することが多かったので、
それが授業ごとがつながっていく、
で、生徒の方も、
学びが大きくなりそうだな、
っていうことを、
今、構想段階ではすごく感じていますので、
そういうふうになっていったら、
すごくいいのかなと思って、
今の感じです。
ということで、
今回、僕が現代文でやっていること、
というか、最近準備をして、
面白かったことを皆さんにも共有でした。
実際には、
他の先生方とかどうしているんだろう、
ってすごく思います。
多分、
こういう新学校系というか、
そういう入試演習とかを
たくさんやる学校とかは、
やっぱり教員側の準備量というか、
知識量に大きく左右されて、
そういうところで、
僕はかなわないな、
って思っていたので、
今の構想を形にすることで、
少しでも自分の課題意識が
払拭できたらいいかな、
と思いながらやっていきたいと思います。
無理のない範囲で続けていきたいと思いますので、
皆さんもぜひ、
こういうことやってるよとか、
大学入試の演習、
こんな年間の指導でやってるよとか、
っていうのがありましたら、
ぜひぜひ教えていただきたいなと思います。
では、リスナーの皆様、
改め、今の皆様、ありがとうございました。
ちょっと本日は短いんですけども、
こちらで終わりにしたいと思います。
次の動画もお楽しみに。
よろしくお願いします。
それでは、ありがとうございました。