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第63回、高校国語について話すラジオの時間となりました。
この番組では、高校の国語科の教員であるなんばが、
普段の授業の話や研究の話などをして、
国語科の先生のみならず、いろんな先生に
授業や教育について考えてもらうことを目的としたラジオです。
みなさん、こんにちは。パーソナリティを進めます。
なんばむっとです。よろしくお願いします。
今回第63回なんですけれども、
これ2度目の撮影というかね、録音なんですよ。
やっぱり問題が起きますね。
AirPods Proみたいな。
62回と64回の方は無事に撮れていたんですけど、
63回のところが、なぜか3秒しか撮れていないことになり、
実際にね、携帯上では覚えてるんですけど、
11分46秒まで録音してたはずなんですが、
というような感じなので、
前回の内容をね、同じことではなくても、
今回は差し替えて、みなさんにもお話ししていこうかなと思います。
いやいや、待ってくれると。
そんなそっちの事情なんか知らないよっていう人もいるかもしれませんけど、
すいません。聞いてください。悲しかったんです。
はい。ということでですね、
前回62回のところで、
歴史総合の授業見学をしに行くみたいな話があったと思うんですが、
実際に授業見学してきたので、
そのことについてみなさんにもお話ししていこうかなと思います。
その方、初任者の方で、
地歴公民科の方なんですけれども、
前もたびたび出てきている方なんですが、
今回は歴史総合で、
1年生の年間のまとめのような授業でございました。
どういうことを行ったかというと、
20世紀の歴史というもののサブタイトルを考えるという活動で、
プリントでは20世紀の歴史でパーッと歴史を追った後の最後の活動。
一応、授業者が考えていた目的としては、
振り返ってサブタイトルをつけるということ自体が、
そもそも歴史学の営みであるから、
それを彼らにも体験してほしい。
サブタイトルを個人で考えた後は、
班で共有し、
班の中で最もよいサブタイトルを一つ選び、
それを全体で発表する。
その後に、他の聞きたいサブタイトルというか、
聞かれたサブタイトルのところに自分自身が行って、
そのサブタイトルの詳細を聞く。
その後、もう一回戻ってみたいなことを繰り返していくような授業でございました。
その中で、生徒たちには、
良いものを議論してほしいという思いと、
あとは、正しさの基準というものを体感というか、
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感じてほしいというのが授業者の思いです。
サブタイトルをつけるということで、
歴史学を追体験してほしいというか、
良いものを議論することと、
正しさの基準を体感するみたいな。
この授業者、初任者の方は、半年後ですね、
秋、夏ぐらいのところでも、
一度サブタイトルを付けさせて、
それをテストに出すというような形で、
いろいろな取り組みをしていたんですけど、
それを受けて、どうでしたかというような形で、
授業のリフレクションをしていました。
いろんなところもあったんですけど、
僕の印象、これはフィードバックでも
本人に伝えたんですが、
なかなかやっぱり、
学習者自身が乗り気ではなかった、
というのが一番大きい要素かなと思います。
それはやっぱり、個人で考える、
どんなサブタイトルにするかを、
今回宿題の形にしたんですけど、
定期考査の直前で、
なかなか取り組まれてこなかったんですよね。
あとに、授業でそれが発覚した後も、
個人の時間を取ることはせずに、
いきなり班で共有してください、
みたいなところから入ってしまったりだとか、
あとはやっぱり、彼らにとって、
ちょっとわからないですけれども、
良いサブタイトルというものが、
どういうものか、
位置づいてなかったのではないかな、
みたいなことも考えられました。
サブタイトル、良いサブタイトルってね、
僕の中でサブタイトルが付くものって考えると、
パッと思い浮かぶのは、論文、
映像作品、特に映画、
ドキュメンタリーとかもありますよね。
あとは書籍、あたりがやっぱり複大付く、
パッって思いつくもので、
どっちかっていうと、
やっぱりタイトルのところにもある通り、
やっぱり人の目を引いたりだとか、
そういうような要素も結構強くあるのが、
複大かなと思います。
特に映像作品とかはそうかなと思いますし、
あとは普通にね、
どんな内容やるのかというテーマの紹介になってたりもしますよね。
ハリーポッター、賢者の石とか秘密の部屋とか、
その映画の中の中心的な物事だとか、
いろんなものが人物だとか場所だったりとか、
っていうものが示されている例が、
ハリーポッターとかだとあるかなと思います。
他にも様々あると思うんですけれども、
やっぱりそこのサブタイトル、
良いサブタイトルっていうものが抽象的、
プリントの複大にしつけるなら、
どんなサブタイトルがいいか、
っていうようなお題にもなるかもしれませんが、
やっぱりそれは彼らの中で、
どのレベルまで具体化をしていくのかとか、
どのレベルで抽象化していくのかということも考えにくいし、
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そもそもサブタイトルを付けた経験はあろうとも、
やっぱり一個の創作物なので、
なかなかそこにメスを入れづらい環境はあったかなと思います。
その中でも個人で考えてきた、
いわゆる創作物を、
版の中で一つ吟味し選出。
選出したものを他のところに聞いて、
その後にすぐ個人に戻すのではなくて、
もう一回、
版で選抜されたサブタイトルを、
版の人たちみんなで遂行するみたいな、
そんなような活動があったんですよ。
それを最後は個人に落とし込んでいくみたいな、
ごめんなさい、口頭だと伝わりづらいんですけど、
っていうようなところで、
そもそも何で選ぶ必要があるのかとか、
良いものの議論っていうことはあったけれども、
やり方を変えたらね、
そもそもこういう場合の良いサブタイトルとは何か、
っていうこと自体をみんなで議論してから、
じゃあ今回のこれにつけるサブタイトルは、
どんなものが良いのかみたいなところで、
考えてもよかったかなと。
一番はやっぱり、
授業者はやっぱりやりたいとかっていう思いがあったんですけど、
目標と学習活動に、
うまく整合性が見出せなかったっていうところもありました。
そこのあたりも指摘をして、
そっかーっていう感じだったんですけど、
やる気とかは十分、
思いがあるのも十分なんですけど、
手立てが不適切というか、
だったので、
今後に期待するような感じで、
フィードバックの方は落ちたかなと思います。
やっぱりやってみて思ったのは、
本当は、
生徒、個人個人というか、
生徒の手元とかのことも注目しながら、
授業参観をしたかったのが本音だったんですね。
やっぱり授業参観するには、
そういうところを見た方がいいだろうと。
多分、教育実習生のくだりでも、
お話ししてたかなと思うんですが、
ただ、僕の悪い癖だと思うんですけど、
授業の展開とか、
授業のデザインの仕方とか、
発問の指示のタイミングとかで、
引っかかっちゃうと、
そっちに目が行っちゃうんですよね。
当たり前だし、
初任者だからというのもあるんですけど、
人を動かした時に、
動きが止まってないのに、
指示を出し始めちゃうみたいな。
犯人にしてください。
犯人にしてる途中に指示を出し始めて、
ちょっと声がかき消されちゃう。
だったりとか、
初めてやる活動なのに、
人の動きとかの指示が丁寧じゃないとか、
目的が、
授業者が持っていることと、
学習者が持っていることが、
うまく合ってないんだろうなーっていうのを、
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そのままスルーしちゃったりだとか、
っていう風なところで、
引っかかりを覚えちゃうと、
結構僕そこに視点が入って、
どういう風に授業をやったらいいんだろう、
っていうことを結構考えちゃう節があるんだな、
っていうことを今日感じましたね。
やっぱりコーチング、
いろいろ教えるときにティーティングじゃなくて、
自分で振り返って、
気づくのがいいっていうことがあったので、
基本的にはそのスタイルでやってったんですけど、
なんか議論したいときは、
ディスカッションがいいんだ、
みたいなことがあって、
それに努めるようにしたんですけど、
やっぱり最後はティーティングしちゃいましたね。
これこうじゃね?みたいな。
これどう思ってんの?みたいな。
でも基本的には、
事業者がこういうことがやりたいよ、
っていう風に言った。
今回だったら、
どっちかっていうと、
良いものの議論をさせたいっていうのが
市場にあったみたいなので、
そこに行き着くには、
今回議論にまではいかなかったけれども、
どうだったの?とか。
あとは逆に、
良いもの議論した後には、
どう落とし込むの?というか、
どういう風に落ち着けるの?みたいな。
良いもの議論できたね、みたいな。
という風に思います。
やっぱり他の授業を見て、
自分の授業を振り返りますし、
この消えたところではね、
年間指導計画について話していたんですけど、
年間指導計画を
僕も今立てようとしているので、
どうしようかな?どうしようかな?
っていうことをいろいろ考えていました。
でもなんか嬉しいですよね。
そういう風に声かけてもらって、
見に来てくださーい!みたいな。
活動的な授業だったから、
いろいろと
あのー、
ご批判というか、
なんかコメントが欲しかったみたいです。
ただ、あのー、
サンクラスをもって、いつもサンクラス最後の授業で
お願いしてきたので、
本人的には、
ビビりながらだけでも、
一番完成度が高くなっている授業を
見て欲しかったんだろうなーと思いましたが、
なかなか課題が多かったし、
自分自身も昔はそうだったんだろうなと思いながら、
今日も励まされたという話でございました。
ということで、
消えた回をね、
違うものでやりましたが、
リスナーの皆様、改め、
マナーの皆様、いつもありがとうございます。
みんなも一緒に頑張りましょうね。
では、ありがとうございました。