はい、おはようございます。おはようございます。始まりましたね。
はい、踊る内臓マニアということで、かおりさん。はいはい、まきこさん。始まりましたよ。
今日もね、お付き合いをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
今ね、ここ数回はね、踊る推しで言ってます。言ってますね。ダンス、ダンスね。
内臓マニアの方ではなくて、踊るの方で語ってますが。はいはい。
もう前回はね、フラメンコに出会っちゃったまきこちゃんっていうところで、お話がね、時間がかけてしまって終わったんですけどもね。
あっという間だったね。前回もね。
そうですよね。話すともう私もほんと25年やってたんで、もうね、思い出迷子もいいところ。
山ほどある?
山ほどある。なんかもうあんなこと言えないこともみたいな。
ちょっとそれ聞きたいけど。
いやいや、もうなんかそうそう。でも、なんかこうフラメンコをやってきたからこそ、今の自分があるっていうのがめちゃくちゃあるんですよね。
体ってっていうのの、ほんとに一番最初の、なんだろう、クラシックバレーの頃は親が好きでやってた。
3年生の時もそんなに、なんだろう、上手くなりたいとかじゃなくて、なんかやりたかったぐらいで。
やっぱり大人になってからやると、できないことが悔しいとか、なんでだろうとか、なんですぐできる人とできない人がいるんだろうとか。
で、それを私は運動神経が悪いからっていうせいだけにしてたんだけど、でも後々そうではなかったことが判明したので。
へえ、そうなの?
そう。でもわかるまでにほんとね、15年ぐらいかかったかなっていう。
15年?13年?でも10年以上は絶対かかってます。
それはやっぱ自分で体感しながら、こういうことかみたいなのがわかってたってこと?
そう。けがしたからよかったみたいなのがあるじゃないですか。
けがの功名?
そうそう。けがしてよかったみたいなやつ。あれをまさに私はね、フラメンコでは何回も何回も経験をしているので、だから間違いってないんだなっていうのをそこで学んだというか。
お、素晴らしいじゃないですか。失敗は人生にはない。すべて学びだみたいな感じ?
そうそうそう。ほんとまさにそれがなかったら気がつかなかったなって。
例えば運動神経が悪いまきこちゃんが、毎日毎日稽古するわけですよ。
だけどなかなか上手くならない。
でもそれって体壊してもないし、何にもしてないから、すごい気づかないんですよ。
はい、1時間練習しました。気づきませんでした。ちゃんちゃんみたいな。
それが日々過ぎていっちゃうんだね。なんとなく。
そう、そうなの。でも日々過ぎていっちゃう中で、汗かいて満足で帰るけど、やってもやっても上手くならない私ってなんだろうみたいな。
その辺がフラメンコを通してめちゃくちゃ思うことがあって、今の私の考え方にもめちゃくちゃつながるなっていうのがあるんですよね。
めっちゃフラメンコと出会ってよかったね。
そう、大変だったけどよかったのかも。
いや、よかったよ。じゃあ私たちのまきこちゃんがここからレッスンしてどうなっていくのかなみたいなところを聞く前にタイトルコールいきたいと思います。
はい、お願いします。
せーの。
踊る内蔵マニア。
始まります。
はい、ということで踊る内蔵マニアの梅澤まきこです。
ナビゲーターはフリーアナウンサーの香里です。
今動くか動かないかで70代が決まる。
人にはご自愛くださいねというくせに、自分では全然ご自愛できていないすべての人に送ります。
体のことを考えるポッドキャスト番組スタートです。
はい、ありがとうございます。私のまきこちゃん毎日練習ですよ。
そんなにしてたんだ。
そう、もうなんかね、やっぱそこ、もう先生が舞台をやる先生だったので、もうガチだったんですよね。
なのでもうすぐそこで働くようになって。
転職したってこと?
あ、私もうそれ学校卒業してすぐだったんで。
あ、そうなんだ。
そっか、20歳だもんね。
そうそう、就職とかしてなくて、自営業のほうに入っちゃったので。
そう、で時間はあったんだけど。
そうなんですよ。
で、毎日毎日毎日毎日練習をするっていう日々になんかだんだんだんだんなっていって。
はいはい。
で、もうみんなと同じことをやるんだけど、全然上手になんないの。
え、ほんとに?
そう、で特に回転っていうのがね、私バレエ時代からほんとに苦手で、
もうほんと子供の頃から回ることが苦手と思ってたから。
バレエでいうピルエットとかシェネーってやつなんですけど、片足で回ったり、
はいはいはい。
ぐるぐるぐるぐる回ってたりするやつね。
うんうん、かっこいいですね。
で、フラメンコ回ることないと思ったらすげえ回るんですよ、びっくりして。
回るわ、とか思って。
あれ苦手じゃん、みたいな。
そう、嫌なのあったと思って。
しかもバレエシューズだとフラット、トーシューズもちょっと履いたけど、
トーシューズはあまりたくさん履いてないから。
でもフラメンコシューズだとヒールじゃないですか。
うんうん。
ヒールで回るって怖、みたいな感じで。
足くじきそう。
そう、本当に苦手苦手でできないできない。
うん。
だけどできないからこそ、前半戦はそんなに言われてなかったけど、
長くなってきて、フラメンコに触れる時間が増えれば増えるほど、
もう練習不足だって言い放たれるわけですよ。
毎日やってるのに。
そう。でね、私、これができないんだったら一日100回やれよ、みたいなこと言われて。
真面目。
真面目だから、正しいの字書きながらずっと100回やってたの。
もうどんだけ真面目か。
なんかもう、あ、そうか、100回やったらできるんだっていう、バカだ、頭で。
うんうんうん。
そう、そしたらね、腸腰筋の炎症を起こして歩けなくなっちゃったんだよね。
マジっすか。
そう。
左足の腸腰筋の炎症を起こして、歩けなくなっちゃって、
で、しばらくほんとにね、トイレももうちょっとつらい。
えっ。
立ったり座ったりもつらい、もうほんと、あの時ね、歩けるって奇跡と思った。
そこで感じたんだね、まずね。
そう。
だからね、その時にどんなに努力を続けても、道が間違ってたら怪我するんだなってことに気がついちゃったの。
はいはいはい。
道違ったんだっていう。
道が違った?その道って何の道?
あ、例えば、この技術ができるようになるためには、根本的にできない原因があったりするんだけど、
もともとそこまで追求してなくて、ただ私運動神経悪いからっていうことだけで、
無理やりこう形だけを真似して練習して、1日100回やったら歩けなくなった。
悲しい。
そう。だからこれって、間違えた姿勢をずっと続けてると怪我をするよっていう、
まさに今の内臓マニアで言ってる、ずっと内臓潰したら病気になるよとか、
ずっと猫背でいたら呼吸浅くてダメだよとかと同じ感じの、一番最初の感覚。
なるほどね。
間違えた方法では成功しないっていう。
しっかりと見極めて、ちゃんとしたことを練習しましょうってことですね。
そう、だからできない根本原因を、私運動神経悪いからで済ませちゃいけなかったんだなって。
でもその時はまだそこまで気づかないんですけど、
もうちょっとずつ、100回やってたことってダメだったなぐらいにしか思わなかったけど、
でもなんでだろう、なんでだろう、私だけ一人できないっていうのはすごい悩みがあって。
上手にならない私だけ、みんなは上手で、私だけ上手にならないっていう悩みが本当にすごかったので。
それってどのくらい抱えてたの?何年くらい抱えてたの?そういう悩みって。
もう全然、でもコンクール出た時とかって20代だったんだけど、
そのコンクールもね、私下手だったんだけど、なんか勢いだけで通っちゃったみたいな感じがあるんですよ。
いや、それさハードルが高いんじゃない?上手いっていうレベルの。
いやいやいや、でもあのね、コンクールに通ったのはもう100%振り付けのおかげというか先生のおかげというか、
自分はもう本当に勢いだけっていう、今思っても全然理解してなかったし、
言われたまんま踊ってたまたま通ったみたいな感じだったの、本当に。
それは確かね、20の、26、7とか7、8とかその辺だったのかなと思うんだけど、初めてのコンクール?
うん、かかるんだね、コンクール出るまでもね、20から始めてやっぱり5、6、7ね。
なんかね、それまでね、なかった、私それ第1回のに出たんだよね。
あ、なるほどなるほど。
そう、それまでそのコンクールなくて、他のはあったけど、私はなんかそれは別に出てないので、
初めて出た時がそれぐらいで、でももうずっと下手なのになぁと思って。
歩けなくなったのはその夜全然後なんですけど。
あ、そうなんだ。
そうそう、20代の時はもう全然勢いで行けるから。
はいはいはい。
もうどんどんどんどん、それこそずっと毎日毎日練習して、酒飲んで寝るのが20代ですよ。
かっこいいね、フラメンコって感じ。
確かさ、歩けなくなったのはね、ほんと32、3とか30、ちょっとちょいすぎぐらいだと思うんですよね。
えぇ、でもさ、そんな10年以上もやってきて、なんかすごい辛いよね、お前も大抵が。
だから辛いでしょ、だから毎日でこれができないから100回って言って歩けなくなって、みたいなのがあって。
えらい。
そこは確かね、本番が近くて、もうすぐに踊る機会があったから、リハビリと痛み止めと心急がなんかでもバーって直したみたいな。
ちょっと即席なの?
そう、すぐ即席で直して。で、若いから直るんだよね、すぐ。
それで、なんかね、その後に、なんだったっけな、ずっと多分痛くないけどかばってるの、体が自分で。
はいはいはい、無意識だね。
でね、反対側、左の腸腰筋痛くて、ずっといて、その後に右のひどい座骨神経痛になって、両足痛いみたいな。
ひどい。できないじゃん。
そう、私は確か30代生半ぐらいなんだよね。
でも、あっちもこっちも痛い痛い、だけど、その時はもう教える方もやってたので、休めないっていうのもあって、本当にマッサージ行って心急行って、みたいな感じで。
で、その時に出会ったのが、表参道にあったストレッチで直すっていう先生がいたんですよ。
すっごい目について。で、行ってみたら、3回くらいで直ったの。
嘘でー。
ほんとびっくりなんだけど、その先生ね、今も私ちょっとね、3後ぐらいまでは連絡取ってたんだけど、その方が表参道から撤退してしまってからはお会いしてないんですけど、もうすごい、その先生すごかった。
何がすごい?
健康骨を動かすのと、独自の理論で、体で自分で動かすことで直していくんだよね。
そしたら、今までに味わったことないぐらい健康骨がゴリゴリゴリゴリ動くようになったの。
へー。動くんかい。
健康骨がゴリゴリゴリゴリ動き出すと、全身がくまなく動くのを感じることができたの。
えー、ほんとに?
そっからなんか、すごいなんかね、楽になったんだよね、体が。足の痛いのも治ったし、歩くだけで健康骨がゴリゴリゴリゴリ動くから、内側からマッサージされてるみたいな。
へー。
感覚があって。
すごいね。
それが、その体になったら、くるって回れるようになったの。
えー、まじで?
これが私、超びっくりで、だから今まで回れない回れないって言ってたのは、健康骨が使えてなかったんだってことに、
十数年かけて、怪我をしてまでして、わかったの。長いでしょ。
長い気づきだった、ひっそり。
長いのよ。
10年以上だもんね。
そうだよね。
それ、健康骨がこんなに大事だったんだっていうのあったんだけど、そんなことさ、別に踊りの先生って多分できちゃうから、多分なんでできないのかがわかんないんだよね。
私みたいに多分、健康骨がベタってくっついてるみたいな人が、回れない回れないとか言っても、わかんないんだけど、
多分私が動かない体から動く体をゲットしたときに感じた感覚は、体の中で骨がドゥルルルンって順番にドゥルルルンって動くみたいな感じなの。
上から徐々に回転していくみたいな感じ?
そう。で、意識しなくても2回転3回転くるくるくるっていっちゃうの。
うーそ、そんなことあるんだ。
そう。でも、自分が一番びっくりして、私今回ったよね?みたいな。
あんなに100回とか。
あんなに100回とか言って練習してできなかったけど、健康骨の先生のとこ行ったら、できちゃったとか思って。
それ、すごいびっくりしたの。
ほんとだね。
そう。使い道だと思ったし、でもあそこまで追い詰めて怪我しなかったら、多分一生運動神経悪いから下手なんだよね、を言い訳にしてた。
だけど、根本原因っていうのが、やっぱ体の構造であるんだなと思って。
ほんとにそうだ。
そうなの。今でもね、ほんとびっくりする。
もう思い出すと?その時のこと?
うん。なんかね、感情が乗った時の記憶って覚えてるって言うじゃない?
私、今でもその景色がバーって出てくるんだけど、全然もういつものようにそこでトレーニングをして練習に行って、舞台かなんかの練習で回るシーンがあったんだよね。
で、私はいつも一回転しかできないから、一回転しようと思ったら、パラランって回れちゃったの。
勝手に?
勝手に。
で、え?って思って。ちょっと今、すごい私今できたけどどう?びっくりした感じで。
すっごいびっくりしたのよ、その時。
それはもう感動物で忘れられないですね。
だから、体の使い方っていうのを知らなかっただけなんだなーって思って。
これはね、私にとってはね、すっごい長いことかけて見つけた答えなんだけど、よくぞ続けたなと思って、若いまきこちゃん偉いですねって感じです。
ほんと、もう10年以上頑張ったの。
絶対途中でやんなってやめてるよね。
向いてないって思っちゃうかもしれないけどね。
たまたまそれも、そこで仕事をしちゃってたから続けてたけど、ただ本当に通ってる生徒さんだったら、会わないから辞めるってなってたんだろうなーって思う。