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2024-04-21 08:24

《909》腎臓に影響のあるお薬は?💊(復習サービス問題」

本日の問題はこちら https://twitter.com/NaikaiTakeo/status/1781631707214676013 【関連放送】 《905》お薬で腎臓がダメになる⁉️薬剤性腎障害を専門医が徹底解説☝️ https://stand.fm/episodes/661d9497d2493dea00bacacc 薬剤性腎障害:最近の話題 https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/1/107_103/_pdf さらに詳しく知りたい方はこちら 薬剤性腎障害診療ガイドライン2016 https://cdn.jsn.or.jp/academicinfo/report/CKD-guideline2016.pdfhttps://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20240408_n01/ 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #医師国家試験クイズ をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療 #健康  #スタエフ医療部 《AI要約》 今回は第117回医師国家試験の問題15を取り上げ、腎障害を起こす頻度が高い薬剤についての問題でした。 正解は炭酸リチウムで、医学生の正答率は4.6%と非常に低かったそうです。他の選択肢には、スタチン系薬剤、メトホルミン、カルシウム拮抗薬、副腎皮質ステロイドがありましたが、いずれも腎障害を起こす頻度は比較的低いとのことでした。 武井医師は、腎障害を起こす薬剤としてNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や抗菌薬なども挙げ、様々な薬剤が腎障害の原因になり得ることを説明しました。また、薬剤そのものが腎障害を起こすかどうかと、腎機能が低下している場合に薬剤の減量が必要かどうかは別の問題であることにも触れました。

サマリー

医師国家試験の問題では、腎障害を引き起こす頻度が高い薬剤は炭酸リチウムであり、他の選択肢よりも難しい問題とされています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開なましの録画や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
医師国家試験のクイズ
ということで、今日は日曜日ですので、医師国家試験クイズ、皆さん一緒にチャレンジしていただきたいと思いますけれども、
今日取り上げるのは、第117回の医師国家試験のデー問題の15というのを一緒にチャレンジしていただきたいと思います。
なんでこれを取り上げたかというと、実は先週の放送で薬剤成人障害、お薬によって腎臓にダメージが起きるという資料を取り上げましたので、
それをちゃんと復習できてますかという、ちょっと抜きチェックをしようかなと思いまして、
それでこの問題を取り上げさせていただきました。
問題は非常に至ってシンプルなんですけれども、
ただこれ医学生の生徒率46%ということで半分以上の医学生が間違えている超難問です。
ということでやっていきたいと思いますけれども、
問題、人障害を起こす頻度が高い薬剤はどれかということで、
A. スタチン B. 炭酸リチウム C. 塩酸メトホルミン D. カルシウム効果薬 E. 副陣皮質ステロイドということで、
いかがでしょうか、みなさん。
はい、答えていってください。
これちょっと今収録しているマイクが何故か反応しなくなってしまったんで。
はい。
よいしょ。
えーっと、はい。
じゃんじゃん答えてください。
はい、えーっと。
B、Bかな、B、B。
B、Bの方が多いですね。
Bがほとんどですか?
B以外の方いらっしゃいませんか?
分かりません。
あ、降参。
C方思っちゃいました。
C、C。
あ、そうですね。
なるほど、はい。
はい、ちょっとだけ割れましたかね。
これはね、実際医学生も結構割れてるんですね。
割れもんで、なんで生徒率が低いっていう感じなんですけれども。
はい、正解はBですね。
腎障害を起こす薬剤の選択肢
Bの炭酸リチウムが正解ということで、正解の方おめでとうございます。
これはね、ちょっと難しかったですよね。
多分ね、はい、と思います。
これですね、先週の資料をもう一度引っ張り出して見ていただけたらと思うんですけれども、
先週ご紹介した、この我らが日本内科学会雑誌の
医学と医療の最前線、薬剤成人障害最近の話題っていう、
先週の火曜日の放送かな。
あ、違う、月曜日の放送か。
で、ご紹介したやつをちょっと見ていただけたらと思うんですけれども。
あ、火曜日かな。
その中にもですね、実は答え書いてあるんですよね。
表の3、薬剤成人障害の臨床病形による分類とかですね、
あと表の2の中にもですね、薬剤成人障害の発症基準による分類っていうところで、
リチウム製剤っていうのがですね、3回出てきます。
はい、なので、これはね、結構有名ではあるんですけれども、
意外とね、知られていないっていうので、でもBは正解っていう、そんな感じです。
そもそもですね、これちょっと各々の薬剤ね、何の薬なのか分からない方もいらっしゃると思うんで、
それがね、ちょっと難しかったかなと思うんですけれども、
まずAのスタチンですね。スタチンはコレステロールの薬ですね。
はい、コレステロールを下げるために使う、一番多く使われているお薬が、
まあ、いわゆるスタチン系の薬剤っていうもので、
まあこれ、ベニコウジ問題でですね、当初スタチンの成分、モナコリン系でしたっけ、
はい、いう成分が入っているから、うんぬん、その、
オーモン菌誘拐症っていう筋肉がね、壊れてしまう病気があるんですけれども、
それで腎障害になったんじゃないか、うんぬんっていう話がありましたけど、
まあそれ全然結果的には違ったんですけれども、
でもまあスタチンでオーモン菌誘拐が起こることはあるんですけれども、
ただまあそれによる腎障害ってね、
まあ僕自身もね、ほぼ経験がないぐらいに少ないですし、
えーと、まあ非常に稀っていう感じですね、はい。
で、あとCのエンサメトフミンですね、
これ糖尿病の薬なんですけれども、
これで間違えた方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
これはですね、あの、
実は腎障害、まあ腎障害を起こすこともあるんですけれども、
むしろね、腎臓が悪いと減量が必要っていう薬の代表格なんですね。
で、むしろ有名な副作用では乳酸足導出っていうのが有名なんですけれども、
まあこれがね、腎臓が悪いと特に起こりやすいっていうのがよく知られています。
で、これで注意が必要なのが、
これ医療者でも非常によく間違えている方が多いんですけれども、
そのお薬そのものがですね、腎障害を起こすかどうかと、
あとは、えーと、その腎臓の機能が落ちていると、
お薬の減量が必要っていうのとは全くね、別っこの問題なんですよね。
で、特にCとかに関して、このメトフミンに関しては、
減量は必要なんですけれども、
そのものがですね、腎障害を起こすっていうことは稀なんですよね。
はい、なのでそこでちょっと引っかかる方が多いんじゃないかなというふうに思いますね。
はい、で、えーと、デーのカルシウム効果薬ですね。
まあこれはですね、血圧を下げるお薬の中での代表格っていうもので、
まあ日本で多分2番目、1番目か2番目かちょっとどっちか分からないですけれども、
よく使われているお薬の1つで、
まあこれ自体はね、腎障害を起こすことは、
まあ比較的少ないっていう、そんな感じですね。
で、一方で、えーと、もう1つよく使われるお薬で、
そのARBっていうですね、レニアニオテンシアルロスランKっていう、
その血圧に作用するところがある、ホルモンのね、ものがあるんですけれども、
これを抑えるお薬は、えーと、腎臓肉血流がね、少なくなって、
腎障害を起こす可能性が非常に高いっていうことで、
まあそれとの引っ掛けなのかなっていう、そんな感じですね。
はい。で、えーと、でEですね。
Eが副腎皮質ステロイドっていうことで、これもね、
あのステロイドはいろんな副作用があるんで、
腎障害を起こすっていうふうに思われる方いらっしゃるかもしれないですけど、
むしろね、治療に使うぐらいなんで、
あのステロイドって、なんか副作用非常に多いというふうに思われてるかもしれないですけれども、
むしろ副作用ではなくて治療に使うっていうことで、
医療者の誤解と副作用
まあステロイドも違うっていうことで、
Bのダンサンリチウムが正解っていう、そんな感じになります。
はい。で、まあ他にはですね、
まあこれ、あの昨日コメントでもいただいてましたけれども、
あのエネセイズですね、まあ非炎症性の、
非、違う、非ステロイド性の高炎症薬ですね、
まあロキソリンとかボルタレンとかっていうのを代表される、
こういったものがあればですね、もう、
もう即それを選ぶっていう形になるんですけれども、
実はそれ以外、あと抗菌薬とかですね、
抗菌薬も比較的腎障害を起こす頻度って高いんですけれども、
それ以外のちょっとマイナーなところついてきてるんで、
それでちょっと生徒率が低かったのかなというふうに思いましたけれども、
はい。まあでもいろんな薬剤がね、
その腎障害の原因になりますので、
えーと、まあこの辺はちょっと知っておいていただいても
そうもないかなと思って今日取り上げさせていただきました。
はい。ということで最後、心身ジャンケンにいきたいと思います。
はい。心身、
ジャンケン、ジャンケン、
パッ!ということで、
今日も幸せな一日でありますように。
お会いしていただきたい。タケエでした。興味津々。
08:24

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