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2024-09-22 08:46

《1041》高齢者の血痰‼️この病気は何?そして検査は?

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1837447232460935476


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## 医師国家試験クイズ


内科医たけお先生が、第114回医師国家試験のE問題36を紹介しています。この問題は必修問題ゾーンですが、一般の方には難しい内容だと述べています。


**問題の概要**

- 71歳男性、血痰を主訴に来院

- 2ヶ月前から微熱、2週間前から断続的に血痰

- 糖尿病のコントロールが良くない

- 両側胸部にコースクラックルズ(バリバリした音)を聴取

- 胸部X線写真とCT画像あり


**選択肢**

A. FDGペット

B. スパイロメトリー

C. 喀痰抗酸菌検査

D. 尿中肺炎球菌抗原検査

E. 血漿EGFR遺伝子検査


正解はCの喀痰抗酸菌検査です。


## 解説


たけお先生は、この問題が結核または非結核性抗酸菌症を疑う内容であると説明しています。画像所見として、両側肺野の浸潤影や小さい粒状影、右下肺野の明らかな白いポツポツ(小結節)、一部空洞化などが見られると解説しています。


他の選択肢については以下のように説明しています:

- FDGペット:主にがんの診断に使用

- スパイロメトリー:呼吸機能検査だが、この場合は禁忌の可能性

- 尿中肺炎球菌抗原検査:状況から肺炎球菌性肺炎を疑う根拠がない

- 血漿EGFR遺伝子検査:肺がんの一部で使用するが、本症例では不適切


## 今後の予定


たけお先生は、今週が結核呼吸器感染症予防週間であることに触れ、今後の放送で結核関連の話題を取り上げる予定であると述べています。


最後に、リスナーに対して引き続き番組を聴いてほしいと呼びかけ、「新進じゃんけん」で締めくくっています。

サマリー

このエピソードでは、71歳の男性が血痰を主訴に来院し、結核やその他の呼吸器疾患の可能性について検討されています。医師国家試験の問題を通じて、適切な検査や診断に関する知識が深められています。

血痰の概要
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
この毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日は医師国家試験クイズの日ということで、
今週も皆さんチャレンジしていただきたいと思うんですけれども、
実はですね、今週はとあるP週間になっておりまして、
それは最後にネタ明かししますけれども、
それにちなんだ問題をピックアップさせていただきましたので、皆さん一緒にチャレンジしていただきたいと思います。
ということで、今日取り上げるのは第114回の医師国家試験のE問題36っていうやつですね。
というのを一緒に解いていきたいと思います。
ちなみに必修問題ゾーンなんですけども、これはね、ちょっと多分結構難問なんじゃないかなというふうに思います。
医学生の正答率はまあまあ高くて96%かななんですけれども、
これはね、多分一般の方には結構難しいんじゃないかなというふうに思います。
はい、ので頑張ってチャレンジしてみてください。
ということで、問題。
71歳の男性、血痰を主祖に来院した。
血痰ね、あの痰に血が混ざるやつですね。
2ヶ月前から微熱があり、2週間前から断続的に血痰の排出が続いていると。
かかりつけ医で糖尿病の内服化療中であるが、コントロールは良くないと言われているという。
これコントロール良くないって意味わかりますかね。
これ血糖をちゃんと下げないといけないんですけど、それが下がっていないっていうのを血糖コントロールは良くないっていうふうに言うんですけれども、
最近ね、血糖マネジメントっていうふうにっていうのもありますけど、ここではコントロールっていう言葉使われてますね。
呼吸音は両足胸部にコースクラックルズを聴取する。
これ難しいですね。コースクラックルズって、いわゆるバリバリバリみたいな、そんな音がするっていうことですね。
普通はね、スーハースーハーっていう感じの音なんですけれども、そうじゃなくて結構バリバリした音が鳴るっていう、そんな感じです。
胸部X線写真、A及び胸部増えCT、BCを別に示す。
次に行う別検査はどれかっていうことになっております。
なのでちょっとこれね、是非画像を見ていただけたらと思うんですけど、画像の解説最後にちょっとだけしますけれども、
レントゲンとAが胸部X線ですね、とBCですねが胸部のCTっていうことになっていて、
選択肢いきます。選択肢がA、FDG PET、B、スパイロメトリー、C、核タン抗酸菌検査、
D、尿中肺炎吸菌抗原検査、E、血小EGFR遺伝子検査、ということでいかがでしょうか。
もう一回ちょっと選択肢だけ聞きますが、AがFDG PET、B、スパイロメトリー、
C、核タン抗酸菌検査、D、尿中肺炎吸菌抗原検査、E、血小EGFR遺伝子検査、ということでいかがでしょうか。
スペースの方から行きますが、スペースはC、結構自信を持ってCと回答してもらいましたが、
スタイフの方はC、C、C、Cかな、C、C、C、Cが多いですかね。
C以外の方いらっしゃいますかね。ほとんどの方はCで回答されてきますね。
これ事前にもいただいてた方もCかなっていただいてましたけれども、正解はCですね。
正解の方おめでとうございます。
問題の解答と解説
ということで、これ結構難問だったと思うんですけど、皆さん正解でしたね。おめでとうございます。
これはですね、ちなみにこれ病気は何ですかね。
これ病気を考えてそれに必要な検査を言い当てるっていう2段階難しい問題になってたんですけれども、
これ実は模範回答が病気がそもそも割れてるんですよね。
なので、僕的にはこれは結核でいいかなと思うんですけれども、
一部の模範回答は非結核性の抗酸菌症じゃないかっていうような模範回答を書いてる診断名ですね。
ものもありますけれども、ただ事前にしても回答はCの核タン抗酸菌検査なんですよね。
ということで、どちらにしてもCを選ぶっていうことになります。
これ抗酸菌ってですね、また以前もちょっとだけ取り上げたことありますし、
実は今週が結核呼吸器感染症予防週間、啓発週間、ちょっと正式名称忘れましたけれども、
ということになっておりまして、なので今週ですね、ちょっとこの結核関連のお話をさせていただこうかなというふうに思っております。
という感じで、一応他の選択肢をちょっとだけ解説しておくと、
まず一つ目はですね、FDG PETですね。これいわゆるペット検査っていうやつですけれども、
人間ドッグとかで工学でやらされるやつですけれども、あれ意味なくはないですけれども、
あんまりあれですけれども、これ基本的には悪性腫瘍をですね、
がんの転移とかを調べるっていうのに使う検査で、これは全然違うっていうことですね。
Bのスパイロメトリーですね、呼吸器の検査、これはね、
全然、これね、もしかしたらちょっと禁忌師になるかもしれないぐらいに、
禁忌師って必修ゾーンってね、選んではいけないものを禁忌師っていうふうに言うんですけれども、
それぐらい大きく息吸って吐いてみたいなことになると、それで肺筋を外に出してしまうんで、
これスパイロメトリーはもしかしたら禁忌師になっているぐらいかもしれないですね。
Dですね、Dは尿中肺炎吸菌抗原検査、これはね、全然加減は違いますし、
この状況で肺炎吸菌性の肺炎を疑う状況ではないかということで、
Dは違うかなっていう感じですし、あとEですね、E、初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
血小のEGFR遺伝子検査っていうので、これはね、一部の肺がんでEGFR遺伝子変異っていうのがあるやつがあるんですけれども、
そうするとね、それに合ったお薬使えるっていうもので、肺がんの治療選択の中で使う場合もあるんですけれども、
今回のケースにおいては、そもそもがんを疑わないしっていう部分があるので、これは違うっていう、そんな感じですね。
という感じです。なので、これ皆さんどこで正解できたんですかね。
結核関連の知識
画像は一応、Aは今日のX線写真、両側のこの本来黒くあるべきところに白くモヤがかかったように見えてますよね。
見えてますよねっていうか、ちょっと難しいんですけれども、それが、いわゆる心順Aとかですね、小さい流常Aとかですね、
そういうのがあるっていう感じでAになってますし、あとBも、Bはこれ右側の肺の部分ですね、特に。
左側はね、この画像のところではそんなに問題なさそう、問題ないことはないかな、ちょっと小さい流常Aがありそうにも思えますけれども、
特に右の下の方ですね、この画面でいうと左側の下の方ですね、明らかに白いポツポツがいっぱいあって、
小さい血液Aとか流常Aがあって、Cの造Aの、これBが肺亜条件っていうやつで、Cが中核条件っていうふうに言うんですけれども、
それでいくと中がちょっとだけ空洞になっていたりとかするっていう感じで、血核に特徴的かなというふうに思うんですけど、
ちょっと一部の模範回答は非血核性の抗酸菌ということになってました。ということで、いずれにしてもCが正解ということで、正解の方おめでとうございました。
ということで、なので今週はちょっとこの呼吸器感染症とか血核絡みのお話を少しさせていただこうと思いますので、また引き続き聞いていただけたらと思います。
はい、では最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。行きますよー。しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いできていただきありがとうございました。
さようなら、しんしん。
08:46

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