これですね、非常に良いご質問で、自分ではですね、すごい当たり前にやっていることなんですけれども、
多分ね、医療者じゃない方に関しては、これすごい大事だなと思って取り上げようと思いました。
というのは、痛みはですね、これ何回も言ってますけれども、自覚症状なんですよね。
人の痛みがどれぐらい、どんな感じで痛いかって、分からないじゃないですか。
もちろんですね、なんか、例えば何でもいいですけど、骨折して骨が飛び出てるとかだったら、
ああ痛そうみたいな感じで分かると思うんですけれども、でもそんなのでもなかったらですね、
例えば、頭痛の人がいて、その頭痛がどんな感じの頭痛でどれぐらい痛いのかとかって、
結局聞かないと分からないんですね。聞いて答えてもらわないと、今の現代医学でもですね、分からないっていうことになっていて、
それをね、いくら画像検査を、例えばCTとかMRIを取ってもですね、痛みって結局その人の主観なんで、
どれぐらい痛いかっていうのは分からないっていうことになるんですよね。
なので、痛みに関してはですね、この問診ですね。
患者さんに実際に聞いて答えてもらうっていうのが非常に大事で、
ただ答え方がですね、やっぱり患者さんによってすごい上手い人と、下手って言ったらあれですけれども、
若干ちょっとそれでは分からないんだけどなって思う人が結構差があってですね。
なので、この質問はですね、痛みをどういうふうに医療者に伝えたらいいのかっていうのに直結するかなというふうに思って、
今日取り上げようと思います。
まず、結論から言うとですね、これ痛みに関しては量の評価と質の評価ってこの2つが大事なんですね。
量って要は痛みの強さなんですけれども、その2つを必ず評価しないといけなくって、
まず簡単な方からいくと、痛みの強さ、量の評価ですね。
これはいろんな評価方法あるんですけれども、
一番一般的に使われるのが、ゼロが全く痛みはなくて、
10がもう人生最大の痛みだとすると大体何点ですかみたいな、そういうような聞き方ですね。
これ専門用語でNRS、ニューメリカルレイティングスケールっていうふうに言うんですけれども、
要は数字で表現してもらうというような方法ですね。
この質問の中で5段階、3段階っていうのを書いていただいてますけれども、
5段階、3段階なくはないんですけれども、基本的には10段階評価で数字で言ってもらうのが一番、
緩和領域とか心理学でもそうですけれども、痛みの患者さんよく見る人は使うんじゃないかなというふうに思います。
ただこれもですね、人によっては本当に痛みって主観なんで、ずっと9.8ぐらいの、
しかも少数点第1位とかいう方とかですね、あとはゼロから10で答えてっていうふうに言っていても、
12とかいうふうにね、10を超えて答えてこられたりする方とかもいらっしゃるので、
なかなかね、これ難しい方もいらっしゃるんですけれども、
でも一般的によく使うのはこのNRSですね、ゼロから10の11段階評価で答えていただくっていうのが、
一番一般的な評価法かなというふうに思います。
あとはですね、バススケールって言ってですね、ビジュアルアナログスケールっていうふうに言うんですけれども、
これも同じような感じで、線の中でどれぐらい、線を1本引いてですね、どれぐらいの痛みですかって、
一番左側が全く痛みがない、一番右側がもう人生最大の痛みとすると、どれぐらいですかっていうことで、
つけてもらうんですね、今の痛みこれぐらいみたいな。
で、それの大きさを測るっていうような方法があったりとか、
あとはお子さんとかですね、上手いこと数字で表現できない方に関しては、
顔のマークですね、これフェイススケールっていうふうに言いますけれども、
全然ニコニコしてる顔からもう大泣きの顔まであって、
で、それのどれぐらいですかみたいなのを聞くっていう自分の痛みがですね、
いうようなフェイススケールっていうような方法もあったりするんですけれども、
いずれにしてもその痛みの程度って、例えば強い、弱いとか、そういう2つしか答えないと、
評価が難しいじゃないですか。だから、より細かく評価するために、
そういうビジュアルアナログスケールとかですね、
ニューメリカンレイティングスケールアナリシスとか、フェイススケールとかっていうのを使うっていうような、
そんな感じになっております。
その中でも1番目ですね、心外情勢頭痛はさらに耐性痛ですね。
体に性別の性と書いて、痛みと書いて耐性痛っていうふうに言いますけれども、
それとあと内臓痛ですね。
内臓痛は普通の内臓なんですけれども、
内臓痛っていうのに分かれるっていうふうな分類をしてですね、
おのおのにこの痛みの性情が違うっていうのが特徴なんですね。
特に耐性痛、内臓痛、神経障害性頭痛、この3つに関してはですね、
区別して対応するようにっていうことになっていて、
その痛みのまさに今回質問にあったオノマトペですね、
を使って患者さんに問診したりするっていうことになっています。
ただですね、これ人によってですね、そのオノマトペのバリエーションって結構ね、
持ってるのが違っていて、私ですね、
その患者ケアチームで会診とかしてた時には、
その痛みの表現の一覧表みたいなのを持っていてですね、
要はここに書いていただいているようなズキズキ痛みとかですね、
締め付けられるようなとかですね、鈍い痛みとか鋭い痛みとか、
燃えるような刺すようなとかですね、
いろんなオノマトペとか表現方法を持った紙シートを持ち歩いていて、
さっきの痛みの強さの評価にもそうですけれども、
その2枚を出してですね、どれぐらいですかみたいな感じで聞いたりしてた時もありますね。
それぐらいね、痛みってうまいこと言っていただかないと、
こちらもね、その対応法が全然異なってくるんで、
そういう感じでご協力をいただいたりしてました。
まずはですね、体制痛ですね。
体制痛はですね、指を切ったりしたことはあるじゃないですか、
包丁で指を切ったりとかナイフで指を切ったり、
あれは必ず体制痛なんですね。
皮膚の表面にあるそういう痛みのセンサーが反応して痛く感じるんですけれども、
それが切った瞬間っていうのは体制痛ということになって、
これはね、本当にナイフで切ったようなとかですね、
鋭い痛みみたいな感じでなるというのが特徴ですね。
一方でその内臓痛ですね、に関しては鈍い痛み、
だからじんわりずーっと痛いとかですね、
これでいくとずどーんと痛いとかっていう表現はですね、
これが内臓痛なのかなって我々は判断するんですけれども、
そんな感じで、どちらかというと鋭いんじゃなくて、
鋭いんじゃなくて鈍い、どん痛みたいなのが内臓痛というふうに表現されるっていう感じです。
神経障害性頭痛ですね、神経の痛み、これはですね、
典型的には悩んだことあるかもしれないですけれども、
体調方針の後の神経痛ですね、とかが非常に典型的なんですけれども、
ピリピリしたりとか、もう触れるだけで痛いとかですね、
あと人によってはですね、本当に刺されるような、
剣山で刺されているような痛みとかですね、
あと燃えるような痛みとかっていうような表現される方もいらっしゃいますし、
あとは痺れですね、痺れもね、実は医学的には痛みの範疇に含まれるんですね、
神経障害性頭痛に含まれるんですけれども、
っていう感じでビリビリするような、電気走るようなみたいな、
そんな感じで表現される方もいらっしゃって、
そういうのを聞くと、これは神経障害性頭痛なのかなっていうふうな判断になって、
神経障害性頭痛はですね、ちょっと特殊なお薬を使ったりすることもあるので、
全然違うお薬の方向に行ったりすることもありますっていう、
そんな感じですね、はい、という感じでした。
そんな感じですかね、痛覚変調性頭痛はね、ちょっといろいろ深いんで、