内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日も質問回答をやっていこうと思うんですけれども、
今日いただいたご質問はですね、ならなんと史上最速の、
昨日いただいたご質問に回答するということでやっていきたいと思います。
昨日ですね、iクーカンさんからご質問をいただいておりまして、
ちょっと投稿したやつは若干改変してるんですけれども、
2つご質問いただいていて、1つが痛みの治療で連携が必要というのはドクター視点で、
共感以外にどのようにカウンセリングで介入したら良いと思われていますかということと、
あともう1つが、他の職種との連携でどういうのがあるのでしょうかというような、
そういう2つのご質問をいただいておりますので、
これはですね、まず真っ先に話したいなと思って、
今日取り上げさせていただこうと思います。
はい、結論ですね、私はいつも言っているように、ガイドライン、
順序、ガイドライン、史上主義でもないから、
ガイドラインに基づいた治療をすることを心がけておりまして、
実はですね、この痛みの治療もガイドラインというのがあるんですね。
これ以前にも何回かご紹介したかと思うんですけれども、
慢性糖通診療ガイドラインという、
これ実はね、慢性糖通治療ガイドラインというのも2018年からに出ていて、
ちょっと名前がね、ややこしいんですけれども、
2021年に慢性糖通診療ガイドラインというのが出ています。
これね、バチ子医の青木先生も関わっておられるんですけれども、一部。
はい、というのが278ページございまして、
これに基づいてですね、今日お話ししていきたいなというふうに思います。
あ、ちなみにですね、ちなみにこれ多分ですね、
多分これいただいているご質問の痛みっていうのは慢性糖通のことかと思うんですけれども、
ちょっと慢性糖通とですね、あの急性痛は全然似て非なるものというか、
あの対応法が違いますので、
まあ今日はあの、おそらくこの痛みっていうのは慢性痛のことだろうと思って、
お話ししようかなというふうに思います。
まあ基本的には長く続く痛みっていう、
3ヶ月以上とか6ヶ月以上とか続く痛みっていう感じですね。
はい、というイメージで持っていただけたらと思います。
はい、で、えっとガイドラインに行く前にですね、
このちょっと今日のタイトル、次タイトルっぽくなってますけれども、
絶対にやってはいけないこと、やるべきことということで、
長く続く痛みに関してですね、
これ医療者もね、よく間違えていることあるんですけれども、
もうお薬だけでね、何とかしようというのはですね、
これはね、もう無理ゲーなんです。
どんなにね、お薬ってね、
もう本当に色々、痛みに対して使えるお薬あるんですけれども、
ただ、今から言いますけれども、
その長く続く痛みの背景にはですね、
その生物学的な要因、
要は何か怪我をして炎症が起きているとか、
そういうことだけではない要因がね、ほとんどなんで、
そのお薬の治療って、基本的にはその炎症を止めるとかですね、
まあその痛みのところをブロックするとかですね、
まあそういうことで聞くんですけれども、
それだけではね、良くならないんですね。
で、このガイドラインの中にも書いてありますけれども、
修学的な治療とかですね、学際的な治療っていうのが、
147ページからから書いてありますけれども、
まあそれがね、もう必須なんですね。
なので、今日お話しする、
その医者だけで何とかできないっていうところもね、
そこと関連してるっていうのは、
よくよく知っておいていただけたらなというふうに思います。
はい。
でですね、で、まあガイドラインの話に戻りますけれども、
ガイドラインね、これ278ページもあるんで、
こういう278ページもあるガイドラインこそですね、
AIを使って読み解こうと思って、
えーと、このノートブックLMですね、
Googleさんが出してる、これね、この278ページ全部突っ込んで、
心理関係のことをね、抽出してみたらいいんじゃないかと思って、
抽出したら、非常にね、素晴らしいのが出てきました。
はい。で、まあ基本的にはこの、
先ほど言った修学的治療のところですね、
170、違う、147ページから160ページまでから、
はい、のところが比較的多く書いてあるんですけれども、
でもそれ以外はですね、その心理的アプローチっていうので、
えっと、クリニカルクエスチョンですね、
まあ質問形式でこういうの書いてあるんですけれども、
115ページから126ページから、はい、というところに、
心理教育の重要性とかですね、行動療法、
マインドレフルネス、アクセプタンス&コミットメント・スラピー、
催眠療法、事実訓練法、全身的禁止管法とかっていうことで、
あの、各々の心理療法について書いてあるっていう感じになっております。
なので、まあ詳しくはですね、この辺をご覧いただけたらというふうに思うんですけれども、
ただまあ今日取り上げたいのは、むしろこの147ページからのこの修学的治療ですね。
で、中でもこのCQ1-3っていうところですね、
慢性糖通に対する修学的治療のチームのスタッフ構成は、
またスタッフの役割は、っていう150ページのところですね、
ここをちょっと読めたらなというふうに思いました。
はい、で、まあ結論ですね、
本当に他職種での関わりっていうのは必須でして、
冒頭にも言ったように、医者だけの関わりではね、
どうにもならないことが非常に多いんですよね。
なので、もちろん心理師さんもそうですし、
理学療法士さんとか、作業療法士さんとか、
あとまあ当然ですけど看護師さんとか薬剤師さん、管理医療師さん、
ソーシャルワーカーさんとかですね、
まあそういった他職種のチームでこの痛みの治療に関わるっていうのは非常に重要というのは、
このガイドラインの150ページですね、CQ1-3っていうことにも書いてあります。
はい、で、まあ各々のスタッフの役割っていうのがもうこと細かに書いてありまして、
まあちょっとこれ全部は読めないんですけれども、
身体的なアプローチと社会・心理的アプローチに分けると分かりやすいっていうことになっていて、
特に心理師さんに関しては、
公社ですね、心理・社会的アプローチを担当する職種として書いてあって、
具体的にはですね、
あ、そうですね、この⑤のところですね、公認心理師、臨床心理師っていうところで、
インテーク面接により心理・社会的問題の評価を行った上で、
中学的治療チームのスタッフと情報を共有する、
さらには痛みに対する適切な知識と対処法を含む心理教育、
及び各種認知行動療法などから適した心理療法を選択し、
患者とその家族の援助を行うっていうことが書いてあって、
まあ本当にね、その通りですね。
もちろんね、そのカウンセリング的な関わり、
まあ警長とか教官とかね、その辺も大事なんですけれども、
より高度な専門的な心理療法とか心理教育的なことをね、
心理師さんには求められるっていう、そんな感じかなというふうに思います。
そのためにもですね、今回の公認心理試験では出ましたけれども、
基本的にその痛みに対する治療はどういうふうにやっていくのかとかですね、
あと痛みにどういう薬を使うかとかですね、
そういうような知識はね、やっぱり心理師さんも最低限は知っておかないといけないですし、
あとそういうことをね、知っておかないと、
この多色連携が非常にやりにくいっていうことになってしまうんですね。
お互いの連携に共通用語が必要なんですけれども、
その共通用語が通じないっていうことになると、
例えば日本語と英語と中国語とがやり取りされてるみたいな感じになってしまうんで、
そこだとね、なかなか意思疎通していくのが難しいので、
共通の言語ですね、に関してはやっぱり皆が知っておく、
最低ラインは知っておくっていうことが必要かなというふうに思います。