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2025-01-28 10:28

《1145》医療現場における『少し』の罠… 対策法はコレ!

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AI要約(誤字はご勘弁ください)


## 医師の「様子を見てください」という指示について


たけお先生は、医師から「様子を見てください」と言われた際の対応について、以下の3つの重要なポイントを挙げています。


1. **薬の効果発現時間**

- 薬によって即効性のあるものとないものがある

- 例:ロキソニンは数時間以内に効果が出るが、抗生剤は数日かかる


2. **病気の自然経過**

- 多くの病気は1日で良くならない

- 風邪やインフルエンザは通常数日から1週間程度続く


3. **注意すべき症状の把握**

- 喉の痛みが悪化し、唾が飲み込めないなどの症状は要注意

- 腹痛の場合、痛みの位置の変化に注意が必要(例:虫垂炎)


## コミュニケーションの重要性


たけお先生は、医療現場でのコミュニケーションの難しさと重要性も指摘しています。


- 「少し」「ちょっと前」などの曖昧な表現は避け、具体的な期間を確認することが大切

- 患者は遠慮せずに「少しとはどれくらいですか?」と医師に質問するべき

- 医師は最低限の危険な症状については説明すべき


## まとめ


医師から「様子を見てください」と言われた場合、以下の点に注意しましょう:


1. 薬の効果が出るまでの期間を確認する

2. 病気の一般的な経過を理解する

3. 注意すべき症状を把握する

4. 曖昧な表現は避け、具体的な期間を医師に確認する


これらの点を意識することで、適切なタイミングで再受診できるようになり、より良い治療につながります。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のホームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日も質問をいただきまして、質問のテーマにですね、お話ししていきたいと思います。
今日いただいたご質問はですね、先日のライブ中のアフタートークで、
チャットで入れていただいたご質問の派生みたいな、そんな感じだと思うんですけれども、
トマさんからいただいております。はい、いつも聞いていただいてありがとうございます。
はい、ご質問の内容がですね、
医師から処方されたお薬ですが、様子を見てくださいと言われた時は、
どのくらい様子を見たらいいのでしょうか?
症状・お薬によって即効性がある・ないが違うと思うのですが、
風邪・症状の場合、特に喉の痛みや咳・熱でお話しいただきたいです。
2、3日くらいで別の病院に行った人がいたので、気になりましたということで、
はい、ご質問ありがとうございます。
あと、書き残していただいてありがとうございます。
これね、その場では話せるなと思ったんですけれども、
とても、ちょっとアフタートークの範疇で話せる内容ではなかったんで、
質問箱に入れておいてくださいって言ったら、入れておいていただきました。
ありがとうございます。
でですね、こんな感じでですね、
結構ね、私も日々臨床現場に出る中で、
確かにね、この方はなんでこんな早くに来てしまうの?
みたいなことはね、多々あるんですよね。
早い場合ね、本当に翌日とかに来られる方とかもいらっしゃって、
いえいえ、翌日来てもまだよくないよっていうのはね、
結構あります。
で、医療現場でですね、
医療者側がですね、この様子を見てください、
いわゆる経過観察的なものを発することはありますし、
あと、少し様子見ましょうか?みたいなことってね、
言ったりすると思うんですけれども、
この少しのね、難しさってね、結構あると思うんですよね。
で、特にですね、この少し様子見ましょうっていう場合に、
個人的には3つぐらいですね、考えるべきことがあるかなというふうに思っていて、
まずはですね、そのお薬がどれぐらいの期間で効いてくるのか、
あるいはどれぐらいの時間効くのかっていうことですね。
このご質問の内容にもあったように、速効性があるものとないものとはあるんで、
だからその辺をですね、患者さんがちゃんと理解できるかどうかっていうところですね、
が1つ非常にね、重要かなというふうに思います。
で、例えばですね、
あの、風邪症状の時にですね、そのロキサリンとかですね、
カルナールみたいなお薬って出ると思うんですけど、
これはね、比較的速効性があるんですよね。
少なくとも、飲んだ数時間以内にはね、
通常であれば効果が出てくるっていう、そんな感じなんですけれども、
例えば抗生剤が、まあ風邪に対して抗生剤は出ないですけど、
例えば肺炎とかニオロ感染とかで抗生剤出ることってあると思うんですけれども、
03:03
その場合にですね、じゃあ抗生剤速効性あるかっていうと、そんなことはないですよね。
基本的には数日ぐらいは待たないといけないんで、っていうのがあったりします。
なので、そのお薬の、その薬効ですね、お薬の効果が、
どれぐらいの期間で出てくるかっていうのはね、
一つ知っておかないといけないっていうことが、
難しさの一つとしてあるかなと思います。
で、あとはですね、二つ目としては、
その病気自体の自然経過ですね、
これナチュラルコースっていうふうに言ったりもしますけれども、
これをですね、知っておかないといけないっていうのもあるんですよね。
これまた難しいところで、
これ以前にね、ボイシーで、なんか代表的な病気のね、
こう自然経過の話、少しした時代あったような記憶もあるんですけれども、
例えばですね、この今回ご質問の中にあったようにですね、
コロナでもインフルエンザでも、一般の風邪でもそうですけれども、
その一日で良くなることっていうのは通常ないんですよね。
これはお薬使ってもですね、
お薬使ったら多少症状は和らぎますけれども、
でも翌日にすごい良くなった、みたいなことは基本ないんですね。
最低でも数日、長い場合は1週間ぐらい、
症状が続く場合もあるので、
たまたまですね、そのタイミングが、
その良くなるタイミングの前日とかに受診したら、
翌日に薬飲んだから良くなった、みたいな感じで、
なる可能性はありますけれども、
でも通常はね、その病気、
要は症状がある期間っていうのは、
数日から1週間ぐらいかかるもんというふうに、
思っておいていただけたらなというふうに思いますし、
逆にですね、これお薬使う使わないに関わらず、
その一日で収まるものとかっていうのは、
それらではないっていうふうに判断できるっていう、
そんな感じになりますね。
なので、この病気、
各々の病気の自然経過を知っておかないといけないっていうですね、
これがね、
患者さん側は体感的にとか、
今までの感覚的に、
これぐらいで良くなるみたいな、
経験値を持っていればいいんですけど、
これがね、あまりお持ちでない方もいらっしゃるんだなっていうのを、
結構最近よく感じて、
なので、もう翌日良くなるみたいに思っている方は、
翌日も熱が出たりすると、また病院に来てしまって、
みたいなことが起こるんで、
ここら辺はね、
難しいなというふうに思いますね。
っていうのが二つ目ですね。
で、三つ目はですね、
様子を見る中ではですね、
こういう場合は必ず病院に行かないといけないよ、
みたいなのもあったりするんですよね。
ここら辺がね、患者さんにうまいこと伝わっていないこととかっていうのは、
多々あったりとかして、
これもまた難しいなというふうに思いますね。
例えばですね、
通常の喉が痛いっていう病気の中にもですね、
危険な病気っていうのが隠れていたりとかして、
これもね、
以前放送でもお話したかと思うんですけれども、
例えば急性口頭外炎って言ってですね、
その空気の通り道の、
その、
空気と食べ物、
飲み物の間を分ける口頭っていうところに蓋みたいのがあるんですけれども、
06:00
そこに炎症が起きてきて、
それがパンパンに生えてくるとですね、
その空気の通り道が狭くなって、
最悪の場合にね、
窒息してしまうっていうこととかもあったりするんですけれども、
これね、
一見すると、
はじめ風邪のように見えていてみたいなこともあったりするので、
ただこれはね、
即対応しないといけなくなったりする場合もあるので、
こういうのは病院に行かないといけないっていう感じになりますね。
症状としては、
声が明らかに変わってきて、
含み声っていう風になったりとかですね、
あとは、
喉が痛すぎて、
妻が飲み込めないっていう唾液がダラダラ出るみたいな、
こういう症状が出たときにはね、
急性口頭外炎っていうのを疑わないといけないんですけれども、
ここら辺の情報をね、
なかなか忙しい診療場面、
特に救急の場面とかですね、
全ての患者さんにこの説明をね、
じゃあできてるかっていうと、
そうではないんで、
ここら辺難しいなという風には思いますね。
同様に、
例えば、扁桃周囲農用っていうですね、
扁桃っていう喉の奥のところに、
海だまりができたりするんですけれども、
これもですね、
抗生物質飲んでるだけではよくやらなくて、
場合によっては、
石灰肺脳とか、
栓子肺脳って言って、
海を出すような治療をしないといけないんですけれども、
そこら辺が起きてるかどうかって、
なかなか難しいところもあったりするので、
ここら辺がね、
やっぱり難しさかなという風に思いますね。
あとは、
お腹炎とかも同じで、
腹痛に関してもですね、
中水炎、いわゆる盲腸ですね。
盲腸ってね、
お腹の右下のところが痛いという風に
思われるかもしれないですけど、
はじめはですね、
この溝内のあたりの痛みから出てくるっていうのが、
一番自然経過という風に言われていて、
そこが痛くて、
最終的に痛みが、
右の
お腹の下の方に
移ってくるっていうのが、
典型的な病歴、
自然経過なんですね。
だからここら辺知っていないとですね、
普通にお腹痛い、
特に胃が痛いとかっていう風に
思っていた方が、
実は中水炎、盲腸だった
みたいなこともあったりするので、
ここら辺の病気の最低限の
知識とかを、
本来は医療現場で共有した方が
いいんですけど、なかなか難しい
っていうのもあったりしますね。
ただ、最低限の危険な病気に関しては
説明すべきけど、個人的には思いますけどね。
はい。
っていう感じです。
なので、この少し細見てくださいでも
よろしいのと、あとはちょっと時間が
なくなってきたんで、また別な会議を
話してもいいかなと思うんですけども、
この同じ少しというのであってもですね、
思う印象ってちょっと
違うんですよね。
これ患者さんの問診の場合でも言えて、
ちょっと前から
胸が痛いんです、
みたいな感じで患者さん来られる方
いるんですけれども、このちょっと前がですね、
人によっては
数時間前とか、
場合によってはもう数分前、
1週間以内とかのこともあればですね、
数日前のこともあれば、
人によっては本当に1週間とか、
09:01
数ヶ月前のことをちょっと前
っていう方もいらっしゃるんですよね。
だからここら辺ね、本当に具体的に言わないと
伝わらないとかっていうのもあるので、
この結構ね、
曖昧な言葉って
医療現場ですごい対応されるんですけれども、
この医療者側も患者さん側も
双方に言ってしまうんですけれども、
それを明らかにする
っていうことは非常に大事で、
だから例えばね、医者から
少し様子見てくださいっていう風に
言われた場合はですね、いや少しってどれぐらい
ですかっていう風に聞く
ぐらいの勢いで
お医者さん、医療者と
コミュニケーションとっていただけたらなという風に
個人的には思いますね。
聞いたらですね、ちゃんとどれぐらい
例えば2、3日様子を見るのか、
あるいは薬の効果が
出てくるまでちょっと時間がかかるんで、
最低でも1ヶ月は
この薬飲んでくださいみたいな
感じで言われることもあると思うんで、
それだったらまあそれでっていうことで
納得感いられると思うんで、ここら辺は
本当にね、
具体的に示すことの
重要性っていうのを日々感じていますっていう、
はい、そんな感じですかね。
ということで、
じゃあ最後の心身じゃんけんでいきたいと思います。
いきますよー。
心身じゃんけんじゃんけん
パー!
ということで、今日も
幸せな一日でありますように、
一人の竹井でした。
興味津々。
10:28

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