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2025-09-09 09:05

《1334》改めてステロイドについてお話します☝️

【本日のご質問】

医師の意見を聞いてみたくて質問します☝️

ステロイドの薬を処方されたら怖がられる方が時々おられます。

私もざっくり副腎皮質ホルモン系の薬で、効果も大きいけど副作用が心配な薬のイメージなんですが、

詳しく知らないなと思いました。

医師の目線ではステロイドの扱いはどのようなものなのでしょうか?

簡単にチョイスされる薬なのでしょうか?


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《AI要約》誤字はご容赦!

内科医たけおが、リスナーからの「ステロイドは副作用が怖いイメージがあるが、医師の目線ではどのような扱いか?」という質問に回答しました。


### 結論:ステロイドは「なくてはならない薬」


話者はまず、「ステロイドはなくてはならないお薬です」と断言。医療の様々な領域で非常に重要な役割を担っており、これなしでは治療が成り立たない病気も多いと述べました。


### ステロイドの正体と役割


ステロイドは、正式には「副腎皮質ステロイド」と呼ばれます。これはもともと人間の体内で作られているホルモンの一種であり、決して異物ではありません。むしろ、このホルモンが体内からなくなると「急性副腎不全」という命に関わる状態に陥るほど、生命維持に不可欠な物質です。薬として使用する際は、この体内のホルモンを外から補充し、その働きを強めるというイメージになります。


主な作用は「炎症を抑える」「免疫の暴走を抑える」ことで、この強力な作用を利用して様々な病気の治療に用いられます。全身に作用する飲み薬や注射だけでなく、塗り薬、吸入、点眼、点鼻、関節注射など、目的の場所にだけ作用させる多様な剤形があるのも特徴です。


### 副作用への正しい理解


多くの人が懸念する副作用については、「使う量と期間を正しく守れば、過度に怖がる必要はない」と話者は強調します。特に、短期間の使用や、塗り薬・吸入といった局所的な使用の場合、全身に及ぶ副作用はほとんど気にしなくてよいレベルです。


そもそも副作用が全くない薬は存在しません。ステロイドの副作用だけが強調されがちですが、そのリスクを恐れるあまり、治療によって得られる大きなメリットを逃してしまうのは非常にもったいないと指摘。場合によっては、副作用のリスクよりも、必要な治療を受けないことのデメリットの方がはるかに大きいこともあります。


### ステロイドの適切な使い方


ステロイドは多くの治療ガイドラインに標準治療として記載されており、ステロイドでしか治療できない病気もまだ多く存在します。


一方で、「気軽に使う薬ではない」という注意点も挙げられました。例えば、原因が感染症である単なる発熱や、一部の急性咽頭炎(扁桃炎)などに対して安易に使用することは、標準的な治療ではなく、不適切な場合があります。


### まとめ


ステロイドは、使うべき病気やタイミングを専門家が正しく見極め、適切な量と期間で使用すれば、非常に有用かつ強力な武器となる薬です。副作用を過度に恐れるのではなく、その効果とリスクを正しく理解し、医師の指示に従って使用することが重要であると締めくくられました。

サマリー

このエピソードでは、医師がステロイドに関する見解やその必要性、適切な使用法、副作用について詳しく解説しています。特に、ステロイドが医療において果たす重要な役割や、誤解されやすい点に焦点を当てています。

ステロイドの重要性
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、質問が大量に寄せられまして、皆さん誠にありがとうございます。
質問・回答を今日はやっていきたいと思います。
今日いただいているのは、iクーカンさんからのご質問でお答えしたいと思います。
医師の意見を聞いてみたくて質問します。
自称医師ですけど、すいません。
ステロイドの薬を処方されたら、怖がられる方が時々おられます。
私もざっくり、副人質ホルモン系の薬で、効果も大きいけど副作用が心配な薬のイメージなんですが、
詳しく知らないなと思いました。
医師の目線では、ステロイドの扱いはどのようなものなんでしょうか?
簡単に調整される薬なのでしょうか?というようなご質問をいただいております。
ご質問・リクエストありがとうございます。これに回答していきたいと思います。
はい、結論ですね。ステロイドはなくてはならないお薬です。
以上。はい。
で、終わるとさすがに短すぎるんで、短すぎますし、
放送前も言ってたんですけど、ステロイド、同じような話をしたような記憶もあるんですけれども、
ちょっと記憶が定かれないので、改めて今回は話しようかなと思うんですけれども、
ステロイドは本当に、医療領域ではなくてはならない薬で、
これを使わない治療はあり得ないような病気もあるんですね。
ただ一方で、今回は副作用のことも書いていただいてますけれども、
使わなくていいシチュエーションでステロイドが使われてるっていうのもちょこちょこお見かけするので、
使いどころをちゃんと見極めて、適切な病気とか適切な病態、
ステロイドの機能と使用法
使用すべき時に適切に適切な量を使用するっていうのも大事なんですね。
はい、なのでそのあたりをお話したいなというふうに思います。
まずはですね、ステロイドは書いていただいている通り、
実質ステロイドっていう薬がメインなんですけれども、
その中にもいろいろ実は種類がありますし、
あとは注射とか飲み薬とか塗り薬とか、
いろんなタイプのステロイドがあって、
あと吸入とか点眼とか点鼻とかいろいろありますよね。
はい、いう感じであります。
基本的な作業としては、これ皆さんご承知だと思うんですけれども、
炎症を抑えるですね。
免疫の暴走を抑えるお薬と言ってもいいかもしれないですけれども、
いうのが一番大きな機能になっています。
もちろんそれ以外にもちょっと細々したものがあったりするんですけれども、
でもメインには変に起こっている免疫の暴走とか炎症をですね、
これを抑えるっていうのがメインの働きということになります。
どこに効かせたいかによって、
全身に投与させたりとかですね、
あとは点鼻で使ったりとか、
吸入したりとか、
間接注射もありますよね。
そういう感じで使ったりするっていうのが、
ステロイドの特徴ということになります。
これも以前も話したと思うんですけれども、
もともとですね、そもそもこの副陣皮質ステロイドっていうのは、
体の中が出てるんですよね。
異物が入ってくるみたいなイメージを持たれている方が
いらっしゃるかもしれないですけれども、
いやいや、それもともとね、
あなたの体の中が出てるホルモンの一種だよっていう風に
説明することはあったりしますね。
人の中に異物が入ってくるのを怖がる、
嫌がるようなイメージを持たれる方って
言っていらっしゃるんですけれども、
そうではなくて、人間が生きていく上で
絶対必要なホルモンの一つですし、
むしろあなたの中にステロイドホルモンがなくなったら
死んでしまいますっていう、
そういうのを救世復陣布施っていう風に言うんですけれども、
これは非常に危ない病気で、
命にかかるような病気なんですけれども、
そういうのが起こったりするような重要なホルモンなんで、
それを一時的に他から補って増やすっていうような、
そういった感じのイメージになりますね。
なので今お話ししたように、
ステロイドも本当にいろんな場面で使われて、
ガイドラインとか、
各々の治療の標準的な治療の中でも、
ステロイドっていうのがかなり重要な位置に
書いてあるものもあったりしますっていう感じです。
ただ、副作用に関して心配な方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
特に使う量と使う期間、
これを正しくやっていれば、
そんなにそもそも副作用を怖がらなくていい、
っていうような感じの薬なんですね。
もちろん非常に短期に使う場合もあれば、
長期、具体的には年帯にわたって使う場合もあったりするので、
短期的に使う場合には、
副作用をほとんど気にしなくていいレベルだと思いますし、
あとは全身投与しない場合です。
全身投与って具体的には注射と飲み薬なんですけれども、
それ以外に関しては、もちろんその場の副作用が出ることはあるんですけれども、
例えばアトピー性皮膚炎に対してのステロイド外用薬とかですね、
いうのはほとんど副作用は、
生じないといったら嘘になりますけれども、
少なくとも全身投与の副作用は、
ほとんど気にしなくていいレベルっていう、
そんな感じで覚えておいていただけたらいいかなというふうに思います。
はい、という感じですね。
副作用に関しては、確か以前お話ししたので、
今日はほぼ活躍しますけれども、
大きな話としてですね、そもそも副作用がない薬はないんですよね。
これステロイドの副作用だけやたら強調される印象はありますけれども、
ステロイドの使用に関する注意点
別にステロイド以外の薬にも副作用はありますよねっていう、
そもそも副作用がなかったら作用もないんで、
という感じで、
副作用を極でに恐れて、
せっかくステロイドから得られる、
強調されるメリットを無視してしまうっていうのは、
非常にもったいないですし、
あとは先ほど言ったようにステロイドでしか治療できないものって、
まだ未だに結構ありますからね。
もちろん医学の進歩によって、
ステロイド以外のもので治療できるものも増えてはきてるんですけれども、
でもやっぱりステロイドは切り札的に使わないといけないシチュエーションとかっていうのも、
非常に多くありますので、
なのでステロイドを使わない治療は、
逆にご本人さんのデメリットになってしまうっていうこともあったりするので、
この辺まで過度に副作用があるからといって、
それを制限したりとかしない方がいいんじゃないかなという風に個人的には思います。
です。
ただですね、ちょっと冒頭も言ったように、
ステロイドを使わなくていいシチュエーションとかっていうのもあって、
簡単にチョイスされる薬なのでしょうかっていうのを、
今回のご質問の中でもいただいてたんですけれども、
簡単にチョイスする薬ではないんですよね。
必要な時に使うっていうので、
たとえばよくあるのが、熱が出たからステロイドを飲んでいる方って、
たまにお見かけするんですけれども、
それって正しい使い方ではないんですよね。
正しい使い方ではないし、
熱の原因が何かっていうのにもよりますけれども、
ガイドライン上で、一般的には感染症だと思うんですけれども、
その熱の原因は。
感染症でステロイドが使われるシチュエーションって、
非常に限られているんですよね。
あとは、同じく感染症で、
たとえば、急性の咽頭炎でステロイドを出される先生って、
なんかいらっしゃるんですけれども、
それはあんまり一般的ではないので、
もちろんこういう場合には短期使用なんで、
別にそんな副作用はないことが多いですけれども、
でもそれは必要ない、
あんまり標準的な医療ではないかなというふうに思ったりしますね。
なので、使うべき時には使わないといけないんですけれども、
気軽に使う薬でもないかなというふうに、
個人的には思っています。
そんな感じでしょうか。
はい、ということで、
じゃあ最後にシンシンジャンケンいきたいと思います。
はい、いきますよー。
シンシンジャンケン、
ジャンケン、
グッ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
ホワイトはないかいのたけでした。
じゃあ、シンシン。
09:05

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