内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひ、ご参加ください。
ということで、今週はですね、喉の痛みをテーマにいろいろ放送をお送りしようと思っておりますけれども、
毎週月曜日は興味津々資料ということで、喉の痛みに関連する資料をちょっと探し、
漁った結果ですね、この資料が出てきました。
これね、非常に良い資料だったんで、ちょっとこれをね、一緒に見ていただきたいなというふうに思います。
詳しくはリンク先をご覧いただけたらと思うんですけれども、
これですね、AMRって以前もね、1回薬剤耐性、抗菌薬が効かない微生物の話ですね、
そこで出してきたところの資料なんですけれども、
そこからですね、この風邪とですね、それ以外のよくある感染症4つについての解説スライドみたいなのがあったんで、
これね、非常に良い資料だなと思って今日ご紹介したいと思います。
ちなみにですね、このシートは、抗微生物薬適正仕様の手引き第1番、ダイジェスト版に順次作成しましたということで、
はい、これ非常に良い資料ですね、はい、という感じで、
4つですね、1個目から順番に肝胞、医学用語で風邪のことを肝胞というふうに言うんですけれども、
はい、が1つ目。で、2つ目が急性陰等炎ですね。
3つ目が急性微腹鼻空炎、これ急性腹鼻空炎もありです。
腹もついて、鼻、腹鼻空炎。
で、4つ目が急性気管炎ですね。
はい、ということで、この4つをちょっと順番に見ていこうと思います。
はい、ということで、まずは肝胞ですね、風邪。
これですね、今までの放送を聞いておられる方はよくご存知だと思いますけど、
患者さんがね、風邪引きましたっていうのはね、非常にトラップが多くてですね、
それは何ですかっていうふうに必ず聞かないといけないっていうか、
風邪ってね、自己診断するのは非常に危険ですし、
あと風邪の診断ってね、実はすごい難しいんですよね。
他の病気ではないことを証明して初めて風邪って言われるぐらいで、
なので、患者さんがね、風邪って言ったらね、逆に他の病気から考えるっていう、
そういう天の弱なことをしないといけないっていう感じになります。
ただまあ実際にはですね、風邪非常に多いですし、
まあ元々、まあ今ね、流行ってる新型コロナのコロナウイルスっていうのも風邪のウイルスの1つなんですけれども、
まあ最近はね、その喉の痛みと言えばコロナウイルスみたいな感じですけれども、
ただ、風邪、寒冒でも喉の症状ですね、が出ることはましばしばありますよね。
で、多くの人が年に数回かかる、非常によくある病気です。
大抵は自然に良くなりますっていうことで、まあ本当にその通りですね。
で、症状ですね。症状はですね、これ典型的なのが、この鼻の症状、喉の症状、咳痰ですね。
で、これが多い少ないあるんですけれども、どの症状も出うるというのが、あの風邪の症状ですね。
だから、例えばですね、喉だけ痛いとかですね、そういうのはね、ちょっと風邪っぽくないんですよね、実は。
もちろんね、時期によって喉が痛いだけで、後から咳が出てくるとかっていうのは、
まあコロナとか典型的なそうですけれども、いうのはあるんですけれども、
でも、この3つの症状がね、まあまんべんなく出てきたりするっていうのは、まあ典型的な風邪の症状っていう感じになります。
で、加えて、まあ熱が出たりとかですね、頭痛、だるさとかっていうのがありますっていう感じです。
で、経過ですね。これもね、すごい知っておいていただきたくて、これね、もう、あの、ちょっとこの後出てきますけれども、
抗菌薬は風邪にはね、全く意味ないんですけれども、作っても使わなくてもね、必ずこういう経過になるんですね、風邪だったら。
はい、なので、ここに医療的にね、どうこうするっていうのは難しいんです。
で、まあもちろんですね、その対象療法って言って、治療の話になってしまいますけれども、その熱覚ましとかですね、咳だめとかっていうのを出すこともあるんですけれども、
まあでもそれでもね、本当に、あの、ある程度も、あの、関西で言うとこの日にち薬っていう感じで、はい、的なところがありますね。
だから、えーと、まあ経過、これからどうなりますか?のところに書いてありますけれども、3日目ぐらいまでは、
えーと、喉の痛みや鼻水などがひどくなったり、熱が続いたりします。7日から10日間で良くなっていきます、ということで。
で、咳はですね、この3、4週間ほど残ることもありますということで、これね、すごい知っておいていただきたくて、咳はね、結構残るんですよ。
咳が続きますっていう方いらっしゃるんですけれども、これはね、もうしょうがない、はい、と思ってくださいっていう感じですね、はい。
ただ、まあこれ、コロナもね、非常にこういう経過をたどるんで、まあこれじゃない場合には、ちょっとコロナ後の肺炎とかですね、そういうのも疑われるっていう、そんな感じですね、はい。
で、えーと、治療ですね。治療に関しては、まあ先ほども言ったように、肝膨っていうのはウイルスが原因なので、あの、細菌に対するお薬ですね、いわゆる抗菌薬ですね。
これは、あの、飲んでも意味がないっていうことですね。で、逆に抗菌薬を飲むと、下痢とかアレルギーとかが起こったりとかですね、
あと薬害耐性菌ですね、あの、抗生物質、抗菌薬が効かない、あの菌を自ら生み出してしまうっていうことになるんで、はい、これは注意が必要です。
はい、で、えーと、あなたにできることっていうことで、興味津々になってますけれども、まあ十分な栄養や、
飽きうようと、栄養をとりましょう。まあこの辺は当然ですよね。はい、で、水分もしっかりとりましょう。
えー、喫煙は当然一旦やめていただいて、えー、あと、まあ、咳エチケットですね、マスクをしたいとかっていうのはやりましょうっていう感じになってますね。はい、で、
あとは、えーと、この右下の赤字でくくっている部分ですけれども、最初は風邪に見えても、後から別の病気だと分かることもあります。これは本当にね、すごい多くって、
えー、例えば熱が、あの、4日以上続くとかですね、息苦しい、あと胸が痛いとかですね、あと食事が取れなくなってきたとかですね、はい、そういう場合には、
えー、まあ風邪ってね、基本的には医療機関受診してもしなくてもね、同じなんですけれども、あの、こういう場合には医療機関受診したほうがいいかなというふうに思います。