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2025-06-26 10:46

《1270》病院食のお米🍚、英国の安楽死法案、睡眠服爆誕⁉️ほか

【今週の興味シンシン医療ニュース】

・病院でも米🍚が…

・英国下院で”安楽死”容認法案可決

・高齢者に慎重に使うべき薬

・睡眠服ついに爆誕⁉️

https://note.com/naikaitakeo/n/n54c9b4d3b186


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

### 内海武雄の心身健康ラジオ:今週の興味津々医療ニュース


内海武雄医師が、今週話題となった医療関連のニュース4本を厳選し、専門家の視点から解説します。


#### 1. 病院食のお米が高騰、供給難に

* **ニュース概要**: 信濃毎日新聞の記事によると、米不足と価格高騰の影響で、病院が患者に提供するご飯の確保に苦慮しています。長野県内のある病院では、卸売業者から米を調達できず、職員が小売店に買いに走る事態にまで発展しました。

* **問題の深刻さ**: 病院食において米は、飲み込みやすい「おかゆ」に調理できるため、特に高齢者や嚥下機能が低下した患者にとって、パンやパスタでは代替が難しい重要な食材です。

* **医師の解説**: これは非常に深刻な問題です。もともと病院食は採算性が悪く、多くの病院が外部委託に頼っていますが、その委託業者も材料費高騰のあおりを受けていました。今回の米不足は、その状況に追い打ちをかける形となり、医療現場に大きな影響を与えています。病院食のあり方という長年の課題が、より一層浮き彫りになりました。


#### 2. イギリス下院、安楽死容認法案を可決

* **ニュース概要**: 毎日新聞やNHKによると、イギリス下院で、終末期の患者が自らの意思で死を選ぶことを認める法案が可決されました。この法案はイングランドとウェールズを対象とし、「余命6ヶ月未満と診断された成人」など、非常に厳格な条件下でのみ適用されます。

* **医師の解説**: 日本ではなかなか議論が深まらないテーマですが、個人的には議論は大いにすべきだと考えています。しかし、緩和ケアを提供する立場から見ると、安楽死を議論する前に、まず「十分な緩和ケアが提供されているか」という検証が不可欠です。臨床現場で患者さんが「死にたい」と口にする背景には、痛みなどの苦痛が十分に緩和されていないケースが少なくありません。まずは苦痛の緩和を最優先で考えるべき、というのが私の立場です。


#### 3. 高齢者に慎重な投与を要する薬のリスト改訂

* **ニュース概要**: 毎日新聞によると、日本老年医学会が「高齢者に慎重な投与を要する薬」のリストを約10年ぶりに改訂しました。主に75歳以上を対象とし、糖尿病や不眠症の治療薬などについて、転倒や食欲低下といった副作用のリスクが、薬の効果を上回る可能性があると指摘しています。

* **医師の解説**: 高齢者は複数の病気を併せ持つ(マルチモビディティ)ことが多く、薬の副作用が複雑に出やすくなります。長年服用している薬であっても、後から新たなリスクが判明することもあります。患者さん自身も、そして我々医療者も、薬に関する知識を常にアップデートし、漫然とした処方を避ける姿勢が重要です。


#### 4. 大阪・関西万博に「睡眠服」が登場

* **ニュース概要**: GIGAZINEの記事によると、心拍を測定し、音声や光の明滅によって快適な睡眠環境を即座に構築するという「睡眠服」が、大阪・関西万博の会場で期間限定(6月24日~7月7日)で展示されます。

* **医師のコメント**: 宇宙服のようなユニークな見た目ですが、本当に一瞬で眠れるのか興味深いです。着用体験のオンライン予約も可能とのことなので、万博に行かれる方はぜひ体験して、感想をシェアしてほしいと思います。

サマリー

今回のエピソードでは、病院食のお米不足が深刻な問題として取り上げられ、特に長野県の飯田市立病院の状況が詳しく説明されています。また、イギリスにおける安楽死の容認法案が可決されたニュースが報告され、高齢者向けの慎重な投与を要する薬のリストが公表され、さらに睡眠服についても紹介されています。

00:03
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は、今週の興味津々医療ニュースということで、
今週もいろいろなニュースがございまして、そのうちの4本を厳選してお送りしたいと思います。
病院食のお米不足
まず1つ目が、病院職のニュースですね。
病院職、特にお米の口頭のニュースですね。
これが1本目。
2本目が、イギリスの、これ以前、確か上院扱ったと思うんですけど、
今回、会員で安楽死の容認法案が可決されたというニュースですね。
3つ目が、高齢者に慎重に使うべき薬。
4つ目が、睡眠服。
ちょっと4つ目はネタっぽい感じですけども、の4つを取り上げたいと思います。
まず1つ目ですね。
まず1つ目は、信濃毎日新聞デジタルの6月20日のニュースですけれども、
記事のタイトルが、米不足、入院患者に欠かせぬご飯が確保できない。
調達に悲鳴をあげる病院、売ってくれる業者ゼロ。
職員は買いに走ったっていう、すごいタイトルになっておりますけれども。
ちょっと冒頭だけ読ませていただくと、
価格高騰を伴う試食用米の不足を受け、
病院食を入院患者に自前で提供している長野県内の総合病院が米の調達に苦しんでいる。
治療に欠かせない病院食の中で米やお粥にすれば患者が飲み込みやすく、
塩分を含むパンやパスタでは買えない試食だ。
米卸業者からの供給が細くなった各病院は、
職員が小売店へ買いに走ったり、提供するご飯の量を見直したりして、
競馬をしのいでいるというような、そんな記事の書き出しになっております。
具体的にはこの長野の飯田市立病院というところが、
全然お米が入ってこないということで、
職員が頑張って買いに行ったりとかしたということらしいんですけれども。
これは本当にすごい大問題で、
そもそも病院食ってすごい採算性が悪くなっているんですね。
採算性というか、そもそも病院食で利益を上げられないんですけれども、
外部委託している病院も結構あったんですけれども、
今でもあるんですけれども、
私が以前勤務していた病院も外部委託してたんですけれども、
そこの材料費とかの高等の煽りを受けて、
そこの値段がどんどん上がっていってたんですよね。
それに加えて、この米不足というので、
備蓄米が入ってきてどうこうみたいなのが記事の中にもありましたけれども、
本当に病院食でお米、特にお粥にも使える、
このお米が使えないというのは致命的なんで、
これはここまでちょっと影響が出てくるかというのは思いますね。
これちょっと真野先生という非常に有名な先生がコメントも出されてますけれども、
非常にいろいろ病院食をどうするか問題って、
本当にここ5年、10年ぐらいかな。
10年までいかないかな。
非常に問題なのが、このお米のやつでより一層顕在化したかなという気がしますね。
でした。
イギリスにおける安楽死法案
続きましてが2つ目のニュースですね。
これちょっと2本のニュースをまとめてご紹介しようと思うんですけれども、
1つが毎日新聞の6月20日の金曜日のニュースですね。
イギリス会員、安楽死容認法案を可決、イングランドとウェールズ大賞というような、
そんな記事のタイトルのやつと、あとNHKの方ですね。
NHKの、これは翌日ですね。
6月21日のニュースですけれども、
週末期患者が安楽死を選ぶ権利認める法案、議員会員で可決というような、
そんな記事の書き出しになっております。
記事のタイトルになっております。
これはですね、やっぱりね、特にヨーロッパを中心としてですね、
今非常に多くの国で議論されているところで、
イギリスはですね、比較的保守的かなと思ってたんですけれども、
今回可決されたという形になっていて、
ただ、かなり限定的ではありますけどね、
その余命6ヶ月未満と診断された成人で、
医師2人と法律精神学の専門家になる委員会の承認が必要とかですね、
そういう様々な条件があるんですけれども、
ただ、承認は認められないとかですね、
18歳以上の成人に限るとかですね、
あとはこれ、ちょっとね、
安楽死って書くとちょっとね、
またこれ誤解を生むんじゃないかなと思うんですけど、
これが医師法助自殺なんですけどね、本来は。
なんですけれども、ちょっとこの違いをね、
ちゃんと理解できてる人って非常に少ないんで、
と思いますね。
日本ではね、時々ね、この安楽死とかですね、の議論って、
ちょいちょい出てくるんですけど、
やっぱり議論が深まっていかないなっていうのは実感していて、
多分法案化とかはまだまだ先になるんじゃないかなというふうに思いますね。
と思いました。
以前もね、私話したかなと思うんですけど、
私自身はですね、議論は大いにすべきかなというふうに思いますね。
ただ、緩和ケアを提供する立場としてはですね、
やっぱり安楽死の場合に緩和ケアが十分に提供されているのかどうかっていう検証ってすごい大事なんで、
これ多くの緩和に関わる医療者が言う話だろうと思うんですけれども、
臨床現場でもですね、もう死にたいって言われることって少なくないんですよね。
その背景としてやっぱり苦痛の緩和がちゃんとされていないっていうことは非常に多くあるので、
それだったらまず苦痛の緩和をするのは優先じゃないかっていうふうに思うのが一般的というか、
私個人としてはそう思うかなと思いますね。
でした。ということで、ちょっとこれまた記事をご覧いただけたらなというふうに思いますね。
続きましてが、3つ目のニュースですね。
高齢者薬と睡眠服
6月の24日の毎日新聞のニュースですけれども、記事のタイトル、
高齢者に慎重な投与要する薬リスト公表老年学会が改定っていうような、そんな記事になっております。
記事の書き出しが、日本老年医学会は24日、
主に75歳以上の高齢者が対象の特に慎重な投与を要する薬物のリストを公表したと。
糖尿病や不眠症などの治療に用いられる28系統の薬は、
転倒、食欲低下、下痢といった副作用のデメリットが効果を上回る恐れがあるとしているというような、
そんな記事の書き出しになっております。
私、実は老年医学会の会員ではありまして、
この安全な薬物療法ガイドラインかな。
これ、2015年に最終が出ていたんですけれども、
それが10年ぶりぐらいに改定されたっていうような、そんな形になっていて。
ただ、パブリックコメントっていう意見を求めるやつが、ホームページには出たんですけれども、
これが1ヶ月ぐらい前でしたね。いつだったっけな。
5月の23日に出てますね。
なんですけれども、最終版のやつがホームページ上から見られないんですよね。
っていう感じになっていて、
これでもちょっと出たらまた解説してもいいかなというふうに思いますね。
これ、以前にもお話しましたけれども、
高齢者は本当にいろんな病気を持っていることが多いんで、
こういうのをマルチモビリティっていう、確かの併存っていうふうに言いますけれども、
おのおのに薬使っていくと、
おのおのの薬の副作用とかが、わけわからんことになることとかもあるんですよね。
ですし、あとは、古い薬はですね、どうしてもやっぱり、
いろんな、その後のいろんな研究で副作用がわかったりするので、
その辺は使わないとか、使えないものもあったりするので、
ここら辺は、やっぱりね、長年使ってるからっていうことで、
結構ね、それを使い続けられる方がいらっしゃるんですけれども、
やっぱりその辺はね、患者さん側もそうですし、
医療者側も双方にアップデートすべきかなというふうに思いますね。
でした。
続きましてが、最後はちょっとネタみたいな感じですけれども、
6月の24日のギガジンのニュースですけれども、
記事のタイトルが、いつでもどこでも快適に眠れる睡眠服。
これ何て読むんですかね。
Zoom Sleep Apparel Systemが大阪関西万博の会場に出現。
心拍を測定して、音声や光の明滅で快適な睡眠環境を即座に構築可能というような、
そんな記事になっております。記事のタイトルになっております。
これですね、もし大阪関西万博、今から行かれる方がいらっしゃいましたら、
6月の24日、7月の7日の期間限定で展示されているらしいので、
もしよろしければ、見ることだけしかできないのかな。
展示しかしてないっぽいですけれども、見ていただけたらなというふうに思いますね。
画像も載ってますけれども、宇宙服みたいな感じですけれども、
これで本当に一瞬で見られるのかって思いますけれども、
もしよろしければ、これ着用体験もできるのかな。
着用体験のオンライン予約もありそうなんで、
もしよろしければ体験してきていただいて、シェアしていただけたらなというふうに思います。
ということで、今週もありがとうございました。
では、最後、シンシンジャンケンいきたいと思います。
シンシンジャンケン、ジャンケンチャッチ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとはない一回目だけでした。
興味シンシン。
10:46

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