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2026-03-10 07:00

《1484》緩和ケアとホスピスって同じ?違う?

■本日のご質問

質問🙋

ホスピスと緩和ケアは同じなのですか?

私の中でホスピスと緩和ケアは違うイメージでした。


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


## ホスピスと緩和ケア:その違いと共通点


今回の放送では、リスナーからの「ホスピスと緩和ケアは同じものなのか、それとも違うのか」という疑問に、たけお先生が専門的な視点から回答しています。結論から言えば、これらは**「非常に近い概念であり、広い『緩和ケア』という枠組みの中に『ホスピス』が含まれている」**というイメージです。


### 1. 「ホスピス」の語源と歴史


ホスピスの語源はラテン語の「hospes(ホスペス)」にあります。これには「客(ゲスト)」と「主人(ホスト)」の両方の意味が含まれており、現代の**ホスピタリティ、ホテル、ホステル、そしてホスピタル**(病院)といった言葉の共通のルーツとなっています。


* **中世の役割:** もともとは、聖地巡礼に向かう人々が休息をとるための「休息所」を指していました。

* **近代ホスピスの誕生:** 1967年、イギリスの**シシリー・ソンダース博士**が「聖クリストファー・ホスピス」を設立したことが、現代の緩和ケアの始まりとされています。彼女は、患者が抱える苦痛を身体的なものだけでなく、精神的、社会的、霊的なものまで含めた**「全人的苦痛(トータルペイン)」**として捉える概念を提唱しました。


### 2. 「緩和ケア」の広い定義


緩和ケアは、WHO(世界保健機関)の定義に基づき、がん患者さんに限らず、重い病気を持つ患者さんとその家族の**QOL(生活の質)を向上させること**を目的としています。


* **時期の変化:** かつては「治療の手立てがなくなった終末期」に行うものと思われていましたが、現在は**「診断された時からの緩和ケア」**が世界的な標準です。

* **治療との並行:** 病気を治すための治療と並行して、痛みや不安などの苦痛を和らげるケアを早期から提供することが推奨されています。


### 3. ホスピスと緩和ケアの使い分け


一般的に、この2つの言葉は以下のようなニュアンスで使い分けられることが多いです。


* **ホスピス:** 比較的、**人生の最終段階(終末期)**に近い時期のケアを指す傾向があります。また、特定の「場所(ホスピス病棟や緩和ケア病棟)」を指す言葉としても定着しています。

* **緩和ケア:** 時期を問わず、病気に伴うあらゆる苦痛に対応する包括的なアプローチを指します。


最近では「在宅ホスピス」や「ホスピス型住宅」といった言葉も増えており、必ずしも病院の病棟だけを指すわけではなくなっています。しかし、医療業界全体としては、これらを厳密に分けるよりも、**患者さんの苦痛を取り除くための地続きのケア**として捉えています。


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## 放送の締めくくり


ホスピスや緩和ケアという言葉には「最期」というイメージが強くつきまといますが、本来は「より良く生きるための支え」です。もし周囲で迷っている方がいれば、この広義の捉え方を伝えてあげると少し心が軽くなるかもしれません。

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00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問を待ち頂きます。
ということで、今日は質問・リクエスト回答をやっていこうと思いますけれども、
今日いただいたご質問は、以前にですね、コメント欄、どこの放送だったかな?
ちょっとどこの放送か忘れましたけど、どっかの放送のコメント欄に入れていただいてた愛空館さんからのご質問・リクエストで、
質問、ホスピスと緩和ケアは同じなのですか?違うのですか?っていうことですね。
はい、いうご質問をいただきましたので、これに回答していきたいと思います。
はい、ちょっとその後もですね、色々書いていただいているんですけど、
ちょっと個人情報も含むかなと思って、ちょっとそこを省かせていただきますけど、
私の中ではホスピスと緩和ケアは違うイメージでしたっていうことで、
多分コメントにもね、そういうようなコメントをいただいていたかと思います。
あ、そうですね、ホスピスと緩和ケアは別物だと思っているのですが、
医療業界では同じことになっているのでしょうか?っていうような、そんなコメントをいただいていたかと思います。
はい、でですね、これ結論は、ほぼ同じは言い過ぎかな。
かなり似た概念というふうに思っていただいたらいいかなというふうに思います。
ちょっと音声なんでズレ占めせないんですけれども、
広く緩和ケアっていう中の一部分、もしくはかなり重なりを持って、
そのホスピスっていうのがあるっていうような、そんなイメージでいいかなというふうに思います。
なので、全く違うっていうわけではないっていう感じですね。
はい、で、ちょっともう少し詳しく説明するとですね、
そもそもホスピスっていうのは、語源はですね、ラテン語のホスペスっていうですね、
H-O-S-P-E-Sっていうのを語源としているらしいんですけれども、
これですね、お客さん、ゲストと主人、ホストの両方の意味が含まれるっていうことらしく、
で、ホスピタリティとかもありますよね、とか、ホテル、ホステルとかですね、
あとホスピタル、当然、この辺もですね、全部同じホスペスっていうラテン語ですね、
に由来するものっていうことらしいですね。
はい、で、あとは、これ中世ヨーロッパで、これ非常に有名な話ですけれども、
あの休息所、聖地の巡礼に行くときの、その休息所のことをホスピスということで指してたらしいんですよね。
はい、だからそういうね、ホスピスって結構ね、場所的な意味合いも大きい、まあ今でもそうだと思うんですけどね。
あの、緩和ケアで使うホスピスっていう用語も、結構その、まあこの後も話しますけれども、
その場所を示すこともあると思うんですけど、まあそういう意味合いもあるっていう感じですね。
はい、なんですけれども、まあ現代ホスピスですね、近現代のホスピスの母といえば、シシー・ソンダース先生ですね。
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はい、これが1967年ですね、はい、イギリスで聖クリストファーホスピスっていうのを作ったっていうので、
まあこれがね、ホスピス、まあその緩和ケアにおけるホスピスの走りというふうに言われています。
まあシシー・ソンダース先生はね、もう緩和ケアやってる人はね、もう全員知ってると思うんですけれども、
あの全人的苦痛っていうトータルペインっていうのを言い出した方ですよね。
はい、まあその方がイギリスに初めて、この聖クリストファーホスピスっていうのを作ったっていうのが、
まあホスピスというのの緩和ケアにおける始まりというふうに言われています。
はい、で、ちょっと話を戻りますけれども、その広く緩和ケアっていうとですね、
まあいつもお話しているように、対象はですね、当然がん患者さんだけではないんですけれども、
えーと、まあ今その病気ですね、時期に関しても、まあ早期からの緩和ケア、もしくは診断時からの緩和ケアというのが今推奨というか、
あの世界的にも言われていてですね、だから、まあその時期を問わずに提供される、
あと治療と平行して提供されるっていうのが緩和ケアのね、下の概念になってるんですよね。
で、まあもちろん、その全人的苦痛として捉えるとかですね、あとQOLの改善、向上維持改善を目的とするとかですね、
まあその辺はWHOの中にも書いてあるんですけれども、まあそういうのが緩和ケアであるのに対して、
まあホスピスっていうとですね、まあ比較的、より人生の終盤の方を対象にしたケアとかですね、
まあホスピスケアっていうものもあるんですけれども、そういうのを位置づけることが多いかなというふうに思います。
はい。なんですけれども、まあ冒頭にも言ったように、まあかなりね、こう重なり合った概念であることは間違いないですし、
あとは、まあこれと同じようなもので、例えば終末期ケアとかですね、あとはターミラルケア、
まあ最近ね、あんまりターミラルケアっていうことはあんまりないですけれども、あとはエンドオブライフケアとかですね、
EOLケアというふうに書きますけれども、そういうものもまあ似たような概念としてあるっていう、
だからまあこの辺のね、用語っていろいろ似たようなものがあって、まあ若干その用語ごとにニュアンスが違っていたりとか、
あとケアする対象の時期が違っていたりとかですね、そういうのはあるんですけれども、
まあそれらをひっくるめた概念として、まあ緩和ケアというのがあるというような、そんな形で考えていただくのはいいかなというふうに思います。
はい。で、あとはですね、まあ先ほど言ったように、こう場所としてのホスピスっていうのもあってですね、
ホスピスイコール緩和ケア病棟みたいなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
まあこれはね、ある意味正しいですし、あの緩和ケア病棟っていうよりもホスピスって言った方がなんか通じる一般の方多いなというふうに私自身も感じてるんですけれども、
でも厳密にはですね、ホスピスイコール緩和ケア病棟っていうわけではないんですね。
で、今結構ね、在宅ホスピスみたいな言い方をすることとかもあったりして、あとは施設型の、このちょっと最近悪い意味でニュースになってますけれども、ホスピス型住宅みたいなのもありますよね。
06:07
こういうのもホスピスの一つの形みたいな感じなんで、必ずしもホスピスイコール緩和ケア病棟というわけではないんですけれども、
でもそういった形で、その場を指し示す意味合いとしてのホスピスみたいなこともあったりしますね。
っていう感じでしょうか。ということで何か参考になれば幸いです。
何か追加でご質問、コメントございましたら、ぜひお寄せいただけたらと思います。
はい、では最後真摯じゃんけんいきたいと思います。いきますよー。真摯じゃんけん、じゃんけん、グッ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとはない、かえりょうたけでした。
興味津々。
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