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2025-05-07 08:50

《1229》オンライン診療の聴診・触診どうする?

【本日のご質問】

「オンライン診療で聴診や触診をしたい時はどうされますか?」


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

(匿名でも可能です)

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#たけおがお答えします

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#医療 

#健康  

#スタエフ医療部


■AI要約(誤字はご勘弁ください)

**◆ はじめに**


* 内海新身健康ラジオの放送でオンライン診療について回答。

* 視聴者から「オンライン診療で聴診や触診はどうするのか?」という質問。


**◆ 結論**


* オンライン診療では聴診や触診は基本的に**できない**。

* 他の方法(代用・工夫)で対応するしかない。


**◆ オンライン診療の運用と工夫**


* **慎重に実施**(特に発熱時は注意)。

* 発熱など緊急性があるケースは対面受診を勧める。

* LINEやオンライン面談で事前相談をしてから本診療に移行。


**◆ 触診代替手段**


* 腹痛やリンパ節腫脹など→患者に**自分で押してもらい状況を確認**。


**◆ 聴診について**


* 遠隔聴診機器はあるが、日本では**一般的でなく現実的ではない**。


**◆ 検査の限界**


* 検査(血液など)は**原則不可**。

* 海外では簡易採血が可能な事例もあるが、日本では未導入。


**◆ 問診の重要性**


* 診断の**9割以上を問診でカバー**。

* 医師の質問力と患者の回答力が問われる。


**◆ 患者側のITスキルと支援**


* オンライン診療には**IT環境と操作能力**が必要。

* 家族や訪問看護師のサポートが有効な場合も。


**◆ オンライン診療の普及と課題**


* 普及は期待より進んでいない。

* 医療報酬上、**収益化しにくい**のが現実。

* 地域医療として心療内科がない地域には価値があるため、今後も継続予定。


**◆ 締め**


* 番組の最後は「しんしんじゃんけん」で終了。



サマリー

オンライン診療における聴診や触診の実態について議論され、特にその技術的な制約や患者とのコミュニケーションの重要性が強調されています。また、診療システムのコストや効率に関する課題も取り上げられています。

オンライン診療の概要
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
利用ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、昨日1日お休みをいただきましたけれども、今日からまたやっていこうと思うんですけれども、
今日はですね、また先月だったかな。そうですね、先月にいただいていた特命の方からのご質問で、
オンライン診療で聴診や触診をしたいときはどうされますか?というようなご質問をいただいておりましたので、
これにお答えしていきたいと思います。
はい、というのはですね、実は来月、あ、来月じゃない、再来月か、7月に行われるですね、
日本緩和医療学会の第30回大会のワークショップの中で、
遠隔医療における緩和ケアは成り立つのかっていう、
ワークショップに登壇することになっておりまして、
そういうのの中で、私、オンライン診療も、
何人くらいやってきたかな、まあ100は優位に超える数やってきた、
まあたぶん述べ回数でいくと、たぶん1000は超えてると思うんですけれども、
いうのをやってくる中で、
オンライン診療のあるある失敗30連発っていうですね、
なんともYouTuber的な発表をさせていただくんですけれども、
そこでもですね、ちょっとオンライン診療についてまとめたのがありましたんで、
それをもとにですね、お話していきたいなというふうに思います。
はい、で結論ですね、結論、
聴診や触診は当然できません。
聴診と触診の挑戦
なので、代用するか、もしくは他の技術で代行するみたいな、
そんな感じになるかなというふうに思います。
そもそもですね、そもそも、
オンライン診療をね、どういう時に使うかっていうのは、
かなり人によって差はあると思うんですけれども、
私個人的にはですね、かなり慎重にオンライン診療を用いているというような立場です。
はい、で、これちょっとね、結構先生によっても違いがありそうなんですけれども、
特にですね、発熱にオンライン診療を使うのは、
コロナがね、ものすごい流行っていた時にはね、
まあいたしかないっていうか、
まあそれでもコロナね、爆発的に増えていたんで、
仕方ない部分あるかなと思うんですけれども、
ただコロナ以外のね、病気の見逃しってね、
やっぱりオンライン診療をすることで一定あったと思うんですよね。
で、これをね、オンラインだけで診断するのって非常に難しいんですよね。
なので、もちろんですね、ストレス性抗体温床っていって、
ストレスによって熱が出る方とかっていらっしゃって、
で、そういう方が受診したいんだけれどもっていうような問い合わせいただくこともね、
まあ少なからずあるんですけれども、
そういう方に関しても一旦見させていただくけど、
近くの病院でもうちょっと調べることをお勧めしますよっていうふうに事前に伝えていただいたりとかですね、
あとは場合によっては、初めに近くの病院を受診していただいて、
必要な検査を一通りやっていただくことをお勧めしますみたいな感じで、
その後来られない、受診されないっていう方もいらっしゃったりします。
なので、これ診療前相談っていうふうに言うんですけれども、
オンライン診療をやる上で、うちの場合はLINEと必要に応じてオンラインで繋いで話したりもするんですけれども、
そのオンライン診療に移れるかどうかっていうところのハードルですね、
これをまずかなり慎重にやっているっていうのは、うちのクリニックの特徴でもあり工夫かなというふうに思いますね。
そんな中でもですね、やっぱり聴診とか職診が必要な時ってあるじゃないですか、
特に職診に関してはですね、痛いところはどこですかとかですね、どんな感じで痛みますかっていう、
特にお腹とかそうなんですけれども、これはですね、ご自身でやっていただくしかないんですよね。
私が腕がビヨーンって伸びてとか、遠隔で職診できたらいいんですけど、
さすがにそんな技術今のところないので、やっぱりご自身であちこち触ってもらってっていうのが、
特に腹痛とあとリンパ節が腫れてるんじゃないかみたいな方に関してはね、そういう診察をやったりしますね。
これは対面ではありえないことですけれども、オンラインではそうせざるを得ない部分があるっていう、そんな感じになるかなと思います。
あと聴診に関してはですね、これはもう無理ですよね。
これ聴診をやるような遠隔の機器が出てきてはいるんですけれども、まだ日本では全然一般的ではないというか、いう感じですしですね。
なので、ちょっと聴診はね、まだまだちょっと技術的に難しい部分があるっていう、そんな感じです。
あとはですね、もう一つオンライン診療にネックになってくるのが、やっぱり検査ですね。検査が全くできないっていうところですね。
これもオンラインの特性上、いたしかたないんですけれども、これもですね、海外では少し血をほんの数滴取るだけで検査ができるみたいなのが出てきてはいるんですけれども、
まだ日本では使えなかったりとかもするので、これもまだまだちょっと技術的に追いついていない部分があるかなというふうに思います。
ということで、じゃあ実際どうしてるのかっていうオンライン診療の実態ですけれども、これはですね、やっぱりね、問診力によりますね。
オンライン診療の普及と課題
もうこれ、問診とですね、身体診察、普通の診察で病気の七八割は診断できるって、これ以前のボイシーとかでも言ったように思いますけれども、
こういうふうに言われていて、実際そうなんですけれども、ただこのオンラインでは身体診察、あと検査ができないっていう特性上ですね、問診がですね、9割か、
まあそれ以上ですね、なんか書籍のタイトルみたいな感じになりましたけど、はい、いう感じで、オンライン診療はね、やっぱり問診がね、ものすごい大事なんですね。
だからこちら側のね、問診力もちょっと鍛えられるというか問われますし、
あとは、やっぱりね、患者さんもですね、まあいつも言ってるように、この問診に対して適切に答える力っていうのがですね、オンライン診療では求められてくるんですね。
これ診断っていうのは本当に、医者と患者の共同作業なんで、医者がね、いくらこう、どんだけいい質問を送り出してもですね、患者さんがうまいこと答えられない、
適切に答えられないって言うとですね、診断がきちんとできないとかっていうこともなりかねないんで、
ここら辺はね、本当に、医者のスキルも大事ですけれども、患者さん側のスキルも大事っていうふうに思いますね。
はい、そんな感じでしょうか。
あとはですね、あとはちょっと話脱線しますけれども、患者さん側のスキルっていうことで言えばですね、やっぱりね、オンライン診療ができる環境っていうのはね、
こっちはね、完璧に整えていたとしてもですね、患者さん側が、例えばネット環境が悪いとかですね、画面がつけられないとかですね、
画面つかないとオンライン診療が成立しないんですよね、とかっていうことがあったりするので、やっぱりね、患者さん側の一定のITスキルみたいなのが求められますし、
あとはやっぱりね、ご本人さんができなくてもですね、家族さんがサポートしてやるみたいなこともね、結構あったりするんですね。
だから必要に応じて家族さんとか、場合によっては、敵地とかだったらね、そこに訪問看護師さんが行ってやるっていう、
D2P with Nっていうようなモデルがあったりするんですけれども、そういうのをね、活用しながらやらないといけないかなというふうに思ったりしてますね。
はい、というそんな感じです。なので、オンライン診療ですね、個人的にはね、もっと普及するかなというふうに思ってたんですけれども、
正直なところね、全然普及しなかったなっていうのが正直な感想で、これはね、いろんなハードルがあって、
一つはね、やっぱりコスパすごい悪いんですね。コスパって、その医療者側の全然収益事業になり得ないっていうか、
普通に対面で見る、もしくは訪問診療の方がですね、もう何倍も利益率高くって、
オンライン診療はね、非常に頑張ってやる割に、非常に利益になりにくい構造になっているっていう、今の診療方針の体系上ですね。
いうところで、かなりね、個人的には苦戦している部分であるんですけれども、
ただ、私のクリニックに関しては、診療内科が近くにない地域の方に、診療内科を送り届けるみたいな趣旨でやっているので、
このまま頑張ってやっていこうかなというふうに思ったりしています。
ちょっとね、次回の診療報酬回転で、もう少し期待したいところではありますけれども、っていう感じです。
はい。ということで、話がだいぶ脱線しましたけれども、最後、しんしんじゃんけんで終わりたいと思います。
いきますよー。しんしんじゃんけんじゃんけん。
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いできていただきありがとうございました。
興味津々。
08:50

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