内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
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ということで、今週1週間はですね、昨日12月1日が世界エイズデイということで、
ちょっと性感染症にするか、ちょっと感染症にするか、まだ最終決めてないんですけれども、
でも今日は性感染症のお話をさせていただこうと思っております。
今日、明日ですね。
今日、明日2回シリーズで、ちょっと前編後編で、資料がね、32ページもある資料なんで、
今日前編、明日後編みたいな感じで、興味津々資料ということで、2日にわたってお送りしたいと思います。
今日ご紹介する資料はですね、これ非常にいい資料だったんですけれども、東京都の福祉保健局。
なんか前もね、ここから出てる資料でいい資料があったと思うんですけれども、
そこから昨年の2月だったかな。
結構ね、最近出た、そうですね、昨年の2月に出た資料で、タイトルが、性感染症ってどんな病気っていうですね、
ドンピシャなんですけれども、っていう資料がありましたんで、これをご紹介していきたいと思います。
まず2ページ目が目次になっておりまして、まず特集ですね、梅毒が増えていますっていうことで、
これね、ものすごい問題になってるんですよね。
っていうのから始まり、パート1が性感染症ってどんな病気、
パート2がそれぞれの病気について、
で、パート3が保健所の性感染症検査について、
パート4が東京都福祉保健局からのお知らせっていうことになっていて、
ちょっと3、4まで飛ばさせていただいて、
今日がパート1、明日がパート2の格論の部分ですね。
今日が総論、明日が格論みたいな感じでお話しさせていただこうと思います。
だから今日は11ページまでかな、を一緒に見ていきたいと思います。
はい、ということで、ただ特集はちょっと今日やるんですけれども、
特集のところでですね、この梅毒が増えていますっていうことで、
グラフがですね、2つ出てますけれども、上が梅毒性別患者報告推移ですかね、
はい、っていうのが出ておりまして、
一旦ですね、この2016、17年ぐらいで多くなったのが、
少し2020年にかけて減っていたんですけれども、
そこから2021年、2022年にかけてもう明らかに爆増みたいな感じで、
これ実はね、統計出ていてさらに増えてきてるっていうデータが出ていて、
このデータは2022年までしか出てないんですけれども、
非常に急激に増えているっていうのは、
これ多分東京都だけではなくてね、どこもトレンドになってるんじゃないかなというふうに思います。
特にですね、男女でね、ちょっとその年齢の構成の違いがありまして、
この下のグラフですね、東京都における梅毒性別年齢別患者累積報告数っていうやつですけれども、
男性はですね、20代から50代ぐらいまで幅広く分布があるんですけれども、
女性に関してはもう圧倒的に20代の女性が増えてるっていうことで、増えてるっていう感じになっております。
その下にですね、ちょっと米印で書いてますけれども、
女性は異性との性行為、セックスで感染が増えていますっていうのに対してですね、
男性は同性の性行為ですね、これ別に梅毒に限らずなんですけれども、
男性の性感染症ってね、この同性との性行為で起こることって結構あったんですけれども、
今は異性の性行為による感染も増えていますということで、これ非常に問題になっています。
で、また明日はね、ちょっと詳しくは梅毒に関してはお話しますけれども、
その次のページですね、ページで行くと2ページ目になりますかね、
PDFで言うと6ページ目ですけれども、梅毒って非常に難しい感染なんですよね、実は。
特に一番難しいのはこの2番目、3番目ですね、
2番目、3番目が難しくて、感染してもですね、症状がない期間っていうのがあるんですよね。
で、痛みや痒みがないことがあるっていうふうに書いてありますけれども、
こういう写真になってますけれども、こういうふうな皮膚のね、
ブツブツが出ていればね、なんかこれおかしいなって思うと思うんですけれども、
これがね、なくなってしまうこともあるんですよね。
ですし、ただ、なくなっていてもですね、その下ですね、症状がなくても感染するって書いてあるように、
その病原体、梅毒の病原体っていうのがあるんですけど、梅毒トレポネネマっていうのがあるんですけど、
これ自体はね、体の中に居続けるんで、なので人に移してしまうっていうことなんですよね。
だから、非常に厄介な病気なんですね。これ検査しないとわからないっていうことになってしまうんで、
その症状がないときはですね、はい、っていう感じになってきます。
詳しくはまたちょっと明日お話しますけれども、なので、ちょっとこの梅毒に関してはね、
本当に注意っていうふうに言われています。
はい、ということで、ちょっと特集が長くなりましたけれども、パート1からやっていきたいと思いますけれども、
性感染症ってどんな病気っていうことで、まずはそもそも感染症とはっていうことで、
まあこれはいいですよね。コロナでね、この感染症とはとか、感染の仕方とかっていうのはね、
もうだいぶ聞いたと思うんですけれども、特にこの感染の仕方、3つありますよっていうことで、
接触感染、飛沫感染、空気感染ですね、飛沫核感染とも言いますけれども、
はい、こういう3つがあって、ただこの性感染症は、この性行為による接触で感染しますということで、
ほとんどが接触感染ということになっております。
で、その次のページ行っていただくと、5ページ目ですかね、性感染症って何?ということで、
昨日もね、ちらっと触れましたけれども、この性行為によって起こってくる感染、感染する病気を総称して、
STIというふうに言いますということになっております。
昔はね、これSTDって言ってたんですけど、最近はね、STIっていうディジーズではなくて、
インフェクションズっていうふうに言うことが最近多いかなというふうに思います。
ここにもSTIって書いてありますよね、はい、っていう感じになっております。
で、先ほど言ったようにですね、性感染症の感染ですね、性行為によって感染するということで、
その性行為にもですね、この5ページ目の下に書いてありますけれども、いろんな性行為のあれがあって、
筒の性行、あと口腔の性行ですね、肛門の性行みたいなのであるということになっています。
で、続いてが6ページ目ですね、性感染症はどうして広がるの?ということで、
これはね、性行為を行うかっていう、それに尽きるんですけれども、
たった一度の性行為でも性感染症に感染する可能性がありますっていうふうなものと、
あとは先ほどの梅毒の話もそうですけれども、HIVとかもそうですけどね、
性感染症には無症状のものがありますということで、これがね、非常に厄介なところですよね。
で、あとは、性感染症は赤ちゃんにも感染しますということで、
これ必ずね、検診でもチェックされますけれども、梅毒、クラミジア、HIVとかですね、
これは母子感染っていう、ちょっと先ほど言っていなかった、
その垂直感染っていうのもあるんですよね。
だから、この母子感染を予防するためにも、この性感染症をね、
いかに早く見つけるかっていうのは非常に重要になってきます。
で、次のページ、7ページ目に行っていただくと、知らずに放っておくとということで、
性感染症は感染しても自覚症状はないことがあります。
しかし、カーラーの中では病気は進行しますということで、
これも非常に難しいんですよね。
症状が重くなることがありますということで、
治療しないでいると骨盤内炎や肝臭炎など重症化することがありますということで、
これはね、あの、はい、性感染症ってね、結構ね、
産婦人科とか医療機関だけで見てるというふうに思われがちですけれども、
実はね、内科医もかなり見ていて、なんか原因不明の腹膜炎とかですね、
腹膜炎とかですね、肝臭炎みたいなので、
実はSTI、性感染症だったみたいなもの結構ありますし、
あとはHIVの治療ですね、これはね、多くの場合、内科医がやっていることが多いんで、
はい、っていう感じですよね。
で、あとは性感染症は不妊症の原因になりますっていうのもありますので、
本当にね、この、えーと、真ん中やや下に書いてありますけれども、
性感染症は早期発見、早期治療が大切、これ非常に重要ですね、はい。
HIVもその通りです、早期治療が非常に大事なんで、はい。
で、えーと、で、その下不安を抱えているなら、
医療機関を受診しましょう、もしくは保健所で検査を受けましょうっていうことになってますね。
これ詳しくはパート3のところに書いてありますね、はい。
で、えーと、8ページ目ですね。