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2025-06-24 07:51

《1268》注意喚起⚠️機能性低血糖症とは?

【本日のご質問】

「機能性低血糖症について詳しく知りたいです。

体調が悪くて登校できず、今の状況を受け入れられるように情報提供、受診につなげたいなと思っています。提示するのに信憑性のある資料もご教示いただけると嬉しいです。」


参考)

Functional Hypoglycemia: Facts and Fancies

https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2153490/

Flash Glucose Monitoring(FGM)時代の血糖値の分類

―低血糖・血糖値スパイクを中心に―

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ifcm/19/1/19_21/_pdf/-char/ja


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

この音声は、リスナーからの「機能性低血糖症」に関する質問に対し、内科医である話者が**その概念自体に警鐘を鳴らす**内容となっています。


* **質問の概要**

* リスナーは体調不良(登校困難)を抱えており、「機能性低血糖症」について詳しく知りたい。

* 受診の際に提示できる、信憑性のある資料についても情報を求めている。


* **話者の結論:「機能性低血糖症」という概念への注意喚起**

* 話者の中心的なメッセージは、「機能性低血糖症」という病気そのものより、**それを謳っている医療機関に注意すべき**という点にある。

* この病名は、医学界で広く認知され、コンセンサスが得られているものではない。話者自身も医師として聞いたことがなかった。


* **「機能性低血糖症」をめぐる問題点**

* **悪徳ビジネスとの関連:** インターネットで検索すると、「機能性低血糖症」を謳うサイトが上位に表示されるが、その多くは高額なサプリメントの販売や、保険適用外の自由診療へ誘導することを目的としている。

* **SEO(検索エンジン最適化)の悪用:** これらのサイトはSEO対策を駆使して検索上位に表示されるため、一般の人が安易に信じてしまいやすい構造になっている。

* **AI検索の限界:** AIを使って調べても、同様にこれらの商業的なサイトを情報源として提示してしまう危険性がある。


* **医学的な背景と類似の概念**

* 医学的に一般なのは「**反応性低血糖**」であり、「機能性低血糖症」とは区別されるべき概念である。

* 「**血糖値スパイク**」も最近のトレンドワードだが、あらゆる体調不良を安易にこれと結びつけることには注意が必要。

* 同様に、過去に流行した「**副腎疲労**」も、医学的に確立された病名ではない。「副腎不全」という正式な病気とは異なる。


* **医療情報に対する心構え**

* 「医師が独自に提唱する病名」や「独自の治療法」といった、一般的でない医療情報には、商業的な意図が隠されている可能性があるため、特に慎重になるべき。

* 聞いたことのない病名を提示された場合は、それが医学界で一般的に認められているものか、一度立ち止まって確認することが重要。


* **質問者へのアドバイス**

* 質問者が求める「信憑性のある資料」は、「機能性低血糖症」を肯定する形では存在しない可能性が高い。

* むしろ、この概念を安易に受け入れることの危険性を認識し、標準的な医療機関で相談することが推奨される。

サマリー

このエピソードでは、機能性低血糖症に関する注意喚起がなされており、その概念の曖昧さや医療界における認知度の低さが説明されています。また、特定の医療機関との関連やマーケティング手法についても触れられています。

機能性低血糖症の概念
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は久々に質問回答、質問リクエスト回答をやっていこうと思うんですけれども、
いただいたのが先週ですね、はい。
コントナー博士さんからいただいておりまして、
ちょっと内容、若干予約してお話しさせていただこうと思うんですけれども、
ご質問がですね、
機能性低血糖症について詳しく知りたいです。
体調が悪くて登校できず、今の状況を受け入れられるように情報提供、受診につなげたいなと思っています。
提示するのに信憑性のある資料もご教示いただけると嬉しいですというようなご質問やリクエストをいただいておりまして、
ありがとうございます。
でですね、これ、今日のタイトルですね、
これ、注意喚起、機能性低血糖症とはということで書かせていただいたんですけれども、
これですね、実はこの機能性低血糖症に対して注意せよということではなくて、
機能性低血糖症を謳っている医療機関に注意しようということなんですよね。
というのは、これですね、私この病名正直聞いたことないかったんですね。
低血糖っていろんな分類があってですね、通常よく聞くのは反応性低血糖なんですね。
なんですけれども、機能性低血糖症ってなんだこれって思って、
昨日慌ててAIも使ってですね、いろいろ調べまくりました。
結論ですね、この機能性低血糖症はですね、概念としてはあるんですけれども、
そもそも医療業界でですね、このコンセンサス、みんながそうだよねって言ってる病名ではないというふうに、
私自身は判断しましたし、
あとは、何が危険かというとですね、これ悪徳美術でつながってますね、思いっきり。
なので、検索して多分引っかかってきたんだろうと思うんですけれども、
検索するとですね、この上位にSEOっていうですね、
Search Engine Optimizationっていうふうに言うんですね、
要はGoogle検索とかで上位に上がるような方法を使っていて、
検索すると比較的上位にいくつか上がってくるんですけれども、
ただ、そこからサプリにつなげたりとかですね、高額な自費診療につなげたりっていうサイトがね、
もうほとんどだったんで、これAI使っても検証したんですけれども、
AIもそういうサイトを引っかけてきて、こういう概念ですみたいなのを言うんですけれども、
この元文献、文献じゃない、元ホームページを見ると、
大体そういうところに行き着くということで、
これはですね、非常に気をつけた方がいい概念だなと思って、
純緊急で取り上げました。
関連する医療機関の注意
ただですね、この概念自体はですね、これ非常に古い概念で、
これちょっとまた後から貼っておこうと思うんですけれども、
1984年の論文、カナダのカナディアンファミリアルフィジシャンに、
このアンドレナデューさんっていうふうにお読みするのかな、
ちょっと多分普通の英語ではないんで、ちょっと読み方がわからないですけれども、
その先生がですね、ファンクショナルハイポグリセミアファクツアンドファンシーズっていうことで、
創設みたいな感じで書かれてるんですよね。
これが多分ね、まとまった一番古いやつで、
だから今から40年前か、っていう感じなんですけれども、
でもそこからあんまり論文とか出ていなくて、
ただですね、これ、申し訳ないことに、
心療内科の先生がですね、このコンプレヘンシブメディスンっていう雑誌にですね、
2020年に創設を出しておられて、
このFGMですね、フラッシュグルコースモニタリングっていう、
今、フリースタイルリブレっていうのは非常に有名ですけれども、
そういう血統の、針を刺さずに感室っていうですね、
ところの糖の濃度を測って、それを血統の代替するっていうような、
そういう機械があったりするんですけど、
これ、Amazonとかでもね、機械売ってるんで、
ご自身で買うこともできるんですけれども、
それで、FGM時代の血統値の分類っていうことで、
低血統、血統値スパイクを中心にっていうことで、
そういう創設を書いておられる方がいらっしゃってですね、
で、これ、低血統もそうですけど、
血統スパイクもですね、なんか最近すごいトレンドワードみたいな感じになってるじゃないですか、
なんですけれども、これはですね、
実際ね、そういう概念はあるんです。
血統値のスパイクとか、あと低血統、
あのさっき言ったような、
反応性の低血統になる方はいるんですけれども、
ただ、症状がですね、
全部その反応性の低血統なのかとかですね、
あと血統値のスパイクによるものなのかっていうのは、
結構ね、気をつけないといけなくって、
何でもかんでもですね、
それに紐づいてるように言う先生もいるんですけど、
これはね、非常に注意が必要かなというふうに思います。
はい、なので、
こういう新しい概念って、
もちろん新しい概念を提唱することで医学って進歩していくことは間違いないんですけれども、
一方でですね、今は新しい概念を提唱してですね、
それに紐づいて換算を獲得していくような、
いわゆるビジネス的な手法の自費診療みたいなのはね、
結構溢れてるんで、
こういうのはね、すごい気をつけた方がいいですね。
新しい概念への警戒
もっと言うとですね、
この腹腎疲労とかもね、
最近はそんなに聞かなくなったかなと思うんですけれども、
一時ね、すごい話題になってたかと思うんですけど、
腹腎疲労もですね、これ全然医学的にね、
みんながそうだよねっていう概念ではないんですよね。
腹腎不全っていう病名、病態はあるんですけど、
これはね、医学的に誰しも認める教科書にも載ってるような病気なんですけれども、
腹腎不全じゃなくて腹腎疲労みたいな、
提唱していて、
それの書籍を出してもらう先生とかもいるんですけれども、
これもね、思いっきり気をつけた方がいいです。
ということで、こういうね、
いわゆるビジネス的なマーケティング手法を使った、
医療っぽいものに騙されてはいけないと思って、
これはね、ちょっと急ぎ取り上げた方がいいかなという風に思って、
今日は取り上げさせていただきました。
なので、そういう概念自体はね、
本当に新しく、特に何か効かないなという風に、
一般の方はあんまり気づかないと思うんですね。
我々、普通に医療業界にいるとですね、
なんだこの病名とかですね、
それがね、もちろん新しい病名とか新しい概念で、
国際的にも認められているとかっていうのだったらいいんですけれども、
この私が考える病気とかですね、
私が考える治療みたいなのはね、
本当に気を付けた方がいいですっていう、
何回気を付けた方がいいんですって言うんだっていう感じかと思いますけれども、
はい、お気を付けいただけたらなという風に思いました。
はい、それでは最後にしんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけんじゃんけんぱ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いできていただいた犬竹でした。
興味しんしん。
07:51

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