内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
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ということで、今週はですね、臓器移植に関する話題をお送りしておりますけれども、
毎週水曜日はですね、声の書評をお送りしておりまして、
今回は多分史上初だと思うんですけど、ちょっと欲張って2冊ですね、本をご紹介したいと思います。
まず1冊目はですね、この母からもらった腎臓、生体、腎移植を経験した記者が見たこと、考えたことということで、
毎日新聞出版から出ている書籍。
もう1個はですね、レポ海外、臓器売買の闇っていうですね、これは新聴新書ですけれども、
の2冊をご紹介してみたいと思います。
なんでこの2冊をご紹介しようかなというふうに思ったかというとですね、
というかその前にですね、この2冊ともですね、記事を書籍化しているやつなんですよね。
だから断片的にですね、記事をご覧になられたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
その2冊がですね、ちょうどね、ほぼ同じ時期、今年の4月、3月、4月かな。
1冊目の母からもらった腎臓の方が今年の3月ですね。
レポの方が今年の4月に発行ということで、販売の開始時期も似ていてですね。
全然内容としては扱っている内容は違うんですけれども、
2冊一緒に読むと何か立体的に見えるかなというふうに思って、
この2冊を今日ご紹介しようと思いました。
まず1冊目のですね、この母からもらった腎臓の方はですね、
この副題が書いてありまして、生体人植を経験した記者が見たこと、考えたことということで、
これ、倉岡さん、倉岡和樹さんという方が書かれているんですけれども、
この方ですね、毎日新聞の記者さんなんですよね。
その方がご自身の体験をもとに書かれた、
あともうちょっとインタビューとかもあるんですけれども、
基本的にちょっと後から目次をお話しますけれども、
第1章、第2章だから3分の1ぐらいかな、
ご自身の体験記をずっと書かれていらっしゃるということで、
それがメインの書籍になっているかなというふうに思います。
簡単に目次をご紹介しますと、
まずはじめにから始まってですね、
はじめにいうところは、日本の腎臓病の多さとか、
あと腎体体療法の概略みたいなのが書いてあって、
第1章がご本人の体験としての悪化する一方の
腎機能、生体人植を決心するまでということで、
書籍は詳しくはご覧いただけたらと思うんですけれども、
もともと糖尿病を持ちで、糖尿病性の腎臓病からネフローズ症候群、
タンパクが非常に漏れ出るような病気になって、なおかつ腎機能も悪くなって、
一時期は糖質が必要な状態になったんですけれども、
そこから離脱して、腎体体療法の中で人植、
特に生体人植という選択があるということを知ってですね、
お母さんからもらうというような、そんな形の流れが第1章。
第2章がそこから母の腎臓を移植、生きる意味を見出すということで、
これいつもお話しているように、このお母さんでしたっけ、
やっぱり仕事とこの病気の治療、要は人植をやってみたいなとの両立というところが
非常にキーになっているかなというふうに思って、
その辺りが第2章で書かれているという、そんな感じです。
第3章から、第3章、4章が脳死の心臓移植ルポとかですね、
あと小児の心臓移植ルポなんですけれども、
ここはちょっと飛ばさせていただいて、
あと第5章ですね、
今日ちょっと実はご紹介したいもう一つの理由がですね、
この第5章の移植の現状と課題、識者インタビューということで、
3人のドクターにお話聞かれているんですけれども、
その1つ目はですね、
この母から腎臓をもらった医師の確保ということで、
腎臓内科医の村上先生のインタビューが書かれているんですよね。
村上先生、私ちょっとだけ交流がありまして、
そのインタビューが出ているのはあんまりないので、
ぜひともここの部分をご覧いただけたらなというふうな思いで、
それもあってこの書籍をご紹介したんですけれども、
村上先生自身もですね、実は腎臓病を持っていらっしゃって、
人植の体験をされていらっしゃるんですね。
お母さんからの生態人植をされているという形で、
それをですね、ご自身の経験を研究しているというような、
研究するし、
あとはそういう普及啓発活動もかなり熱心にされている先生なので、
その先生のインタビュー記事が出ているというのは、
非常にいいなと思ってご紹介させていただきました。
ちなみにですね、村上先生のね、
この人植レシピエントが見つけた生き甲斐っていう2015年のね、
論文というか症例報告があるんですけど、
これね、ご自身の経験を症例報告にしていてっていうので、
この記者さんですね、この倉岡さんもその論文、症例報告を見つけて、
村上先生に取材に行ったみたいなそんなことが書いてあるので、
ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
論文の方もですね、合わせてご覧いただけたらなというふうに思います。
それで最後に終わりにっていうような、そんな構成になってますね。
で、これ一番はね、やっぱりかなり詳細にね、
特に第1章、第2章のところ書いてあって、
これ私ね、鑑賞させていただいている人造生活チャンネルさんの方でもですね、
人植のこと、いろんなコンテンツとして動画で出されてますけれども、
やっぱりね、サイコネフロジー屋としてはですね、
いや、というかサイコネフロジーを専門にするものとしてはですね、
やっぱりこの辺のね、リアルな描写っていうのは非常にね、興味深いですし、
やっぱりここら辺のね、心理的な部分ってどうなっているのかなみたいな感じで、
非常にね、興味が湧く書き方になっていて、
はい、興味深く解読いたしましたということと、
あともう一つはですね、この終わりにいるところにね、特に書いてあるんですけれども、
この内部障害のことですね、内部障害ってね、
あんまり、あんまりというかほとんど知られてないと思うんですね、障害者、
実はね、人植された方はね、この書籍の中にも書いてありますけれども、
障害者1級ということになるんですけれども、ただ周りから見ているとですね、
全然障害者っぽく見えないっていうか、
障害者っていうとどうしてもね、車椅子に乗っていたりとかですね、
なんか手足の1個が明らかに不自由だみたいなとかですね、
そういう感じで見られると思うんですけれども、でもね、内部障害ってこの腎臓病とかですね、
他にも、心臓が悪い、肺が悪いとかですね、
あとは、後耳脳機能障害っていうですね、脳卒中後の後遺症としての
そういうものがあったりとかっていうのがあったりするんですけれども、
でもね、一見するとね、全く障害がないふうに見えてしまうということで、
そこら辺のね、やっぱり啓発も必要かなというふうに思っていて、
その辺が終わりにいるところにも書いてあったので、ぜひね、その部分もご覧いただけたらなというふうに思いました。
はい、というのが1冊目でした。
で、ここまで7分、ちょっと2冊目はね、
サッと紹介しますけれども、で、2冊目がですね、
ルポ海外臓器売買の闇っていうことで、これもね、ご存知の方多いかもしれないですけれども、
実はね、読売新聞は、この臓器移植とかですね、
海外臓器売買のことってね、結構記事出してるんですね。
私もね、多分全部見切れてはないと思うんですけれども、
それがね、結果的にどういうことになっているのかって、今もね、まだ実は裁判中なはずなんですけれども、
それがね、1冊にまとめて書いてあるっていうことで、
いや、これはね、すごい、あの、取材力としてもね、素晴らしいですし、
これなんかね、えっと、2023年度の新聞協会賞を受賞したらしいんですけれども、
それがね、1冊にまとまった本っていうことで、
いや、これはね、あの、読むに値する本かなというふうに思いました。
で、ちょっとね、あの、書打てが細かいんで、
ちょっとこの本はね、僕じゃあご紹介しないですけれども、
ぜひともね、一度ご覧いただけたらなというふうに思いますし、
これもね、あの、先ほどと同様に、やっぱりね、あの、最後ね、フロジーの観点からもね、
非常に、あの、興味深いって言ったらあれですけれども、
あの、非常に勉強になる書籍だなというふうに思いました。
で、やっぱりね、ま、海外雑記職に行きたくなる心理というか、
あの、そこまでね、追い詰められてるんだっていうところも、
非常によくわかりましたし、一方でね、この、
実はね、これ、あの、圧戦してたところがね、東京のね、NDPOの承認を受けてしまってたんですけれども、