内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、いろいろな話をちょっと繰り出す小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週は臓器移植に関連するお話をいろいろしてまいりましたけれども、
最終回の木曜日、今日は興味津々医療ニュースということで、臓器移植関連のニュースをですね、
2本と、あとは一滴、血液一滴で検査ができるみたいな夢の技術か、みたいなニュースがあったのでそれをご紹介して、
最後にですね、地域医療のことですね。診療所ゼロが4倍にみたいな、そういうちょっと衝撃のニュースが入ってましたので、この辺をご紹介してみたいと思います。
まずは1本目ですね。1本目、ちょっと2つのニュースを一緒にご紹介しようと思うんですけれども、
10月の23日のNHKのニュースですね。心臓移植、緊急等の高い患者に優先枠、厚労省の専門委員会が承認というようなそんなニュースと、
あとは10月の27日ですね、の産経新聞のニュースで、独自心臓移植断念、5年で34人、
待機長期化、緩和医療を選択、切迫、患者を最優先の動きというようなそんなニュースが出ておりました。
で、これまずNHKのニュースの方から取り上げると、ここにまとめが書いてありますけれども、この臓器移植専門委員会っていうのがあるみたいなんですけど、厚労省のですね。
そこで23日に会議が開かれて、その心臓移植に関してですね、基準をちょっと別なというか新たな基準を作ろうということになったようですね。
現状の基準ではっていうところに書いてあるように、この補助人工心臓をつけていたりとか、あと集中治療室などに入院していて、
心臓の働きを助ける薬を投与されていたりする患者のうちの、原則、待機期間が長い方から優先度が高い、
臓器移植ネットワークで優先度が高いということになっていたみたいなんですけれども、
新たな基準としてはですね、この待機期間に関わらず、緊急に心臓手術を行わないと死亡する可能性が高い患者さんの方が優先的で移植を受けられるわけとするというような、
そんな案が提出されて、それが承認されたということみたいですね。なので、今までの基準とちょっと変わっていて、
今までは待機自体が長いっていう、ちょっとこの後のニュースでも出てきますけど、待機がもう本当に5年ぐらいになっているということで、
それはそれで問題なんですけれども、でも救える命が少ないということもあって、その優先順位の変更をですね、
この委員会で提案して承認されたという、そんな感じみたいですね。早ければ来年から運用開始するという、そんな感じみたいです。
産経新聞の方に書いてありましたけれども、これグラフも載ってるんでね、非常に分かりやすいなと思って、
昨日もお話した、この脳移植が増えている原因ですね、何なのかなみたいな話させていただきましたけれども、
これね、臓器移植法の改正があったからということなんですね。これ、ご指摘いただいて多分そうだろうと思います。
グラフでも明らかに改正してから、その移植件数ですね、この棒グラフの方ですけれども、
それが増えているという感じになっているんですけれども、一方で、これ全部心臓移植に関してですけれども、
この折れ線の方のグラフですね、右のメモリの待機日数っていう方ですね、これもね、実は増えているということで、
直近の例は4年かな、だと1800日に近いっていう、そんな感じになっていて、
約5年ぐらいですね、の待機日数になっているっていう、そういう現状になっているみたいですね。
で、待機の方が非常に多くなっている中で、その移植を諦める方っていうのを言っていらっしゃって、
この産経新聞の独自調査なのかな、川間的な治療ですね、その移植をもう行わないっていうような選択ですね、
をされた方が34人ですね、この5年間にいたっていうことが分かったみたいで、この辺をどうしていくかみたいな、
もちろんね、その川間的な治療を並行してやっていくっていうことは非常に重要なんですけれども、
移植をそれで諦めざるを得ない方っていうのも一定いらっしゃるということで、この辺を何とかできないかっていうこともあって、
この優先度の変更っていうのが行われるんだろうというふうに思いますね。
という感じでした。
この辺りはですね、今回ね、心臓移植だけ取り上げられてますけれども、心臓移植に限らず人植も同じような状況で、
人植に関しては、人植できなかったら、あの糖石っていう治療ですね、血液糖石と膨膜糖石っていう治療はあるはあるんですけれども、
ただ、やっぱりね、人植やりたいって思っている方も非常に多くいらっしゃるんで、人植に関してもね、やっぱり待機の方非常に増えている現状なので、
この辺り、ちょっと意識の変革が求められるところかなというふうには思いました。
ということで、臓器移植シリーズはこれで一旦終了ということで、
あとですね、このノートの方に貼らせていただいたんですけれども、ぜひともね、見ていただきたい動画が一つありまして、
これ、一般社団法人の日本移植学会が出している、このアニメで知る移植医療ヒーローっていうやつですね、一般の方っていうところにある、
これをね、ぜひともご覧いただけたらなというふうに思います。
なぜお勧めするかは、見てのお楽しみということで、
ぜひ、5分ぐらいの動画、5分41秒の動画ですので、ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
それでは2つ目のニュースですね。2つ目は、10月の26日のギア人のニュースですけれども、
1滴の血液から約1時間で血液検査ができる超小型デバイスが登場っていうような、そんな記事が出ておりました。
記事のタイトルだけ読ませていただきますが、
数時間から数日かかる血液検査をたった1時間で終わらせる携帯型装置が開発されました。
1滴の血液さえあれば十分とのことで肝臓の負担が大きく減ることが期待されています。
っていうような書き出しになっていて、実際にその機器のデバイスが出ていますけれども、
これはですね、非常に期待したいところで、
ただ、一番最後にも書いてありますけれども、複数のバイオマーカーですね。
当然、血液検査っていくつかの項目を測らないといけないんですけれども、
その辺が非常に難しいっていうこととかですね、まだコンセプトの実証に過ぎず、
臨床応用にはまだ多くの課題が残されているそうですっていうような感じになっていて、
それはそうかなっていう感じなんですけれども、
なんでこれ取り上げたかというとですね、私、オンライン診療を日々やっておりまして、
オンライン診療をやる中で一番何がネックかって、検査ができないっていうのがね、
もう一番のネックなんですよね。
もちろんね、今この血糖を測るとかですね、そういうのはご自身でできたりするんですけれども、
正直ね、血糖以外のものはね、検査できないんですよね。
だから、例えば何でもいいですけど、マウス性腎臓病ですね、
CKDのオンライン診療をしようと思っても、
人機能が分からなかったら診療にならないんで、
基本的にはもう対面減速っていう感じになってしまうんですね。
ただ、この辺が、もし患者さんがですね、
自分の血液をその場で血液一滴ぐらいでチェックできて、
で、そこから検査結果が出たらですね、
オンライン診療を革命的にやりやすくなるんじゃないかなというふうに思って、
もちろんね、検査って血液検査だけではないんで、
例えば尿検査とかですね、画像検査どうするんだみたいな、そんな問題あったりしますけれども、
やっぱり対面との一番の違いっていうのは、
検査、特に血液検査ができないっていうところが一番のネックなんで、
これがね、本当に臨床応用されたらすごい夢の技術かなというふうに思って、
ご紹介させていただきました。
まあでもこれはね、たぶんまだ5年10年とかね、
それぐらいかかるかなというふうに思いますね。
でも期待したいなというふうに思いました。
続きましてが、
10月の25日の福祉新聞ってこんな新聞あるんだって知りましたけれども、
のニュースで、
診療所ゼロ4倍に40年統計342市区町村にっていうな、
そんなタイトルになっております。
記事の冒頭ですね、
厚生労働省は17日、診療所のない市区町村が