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2025-05-21 11:07

《1240》慢性腎臓病の最新トピックを10分でお話します☝️

【本日ご紹介した資料】

日本内科学会雑誌 2025年5月号

慢性腎臓病診療におけるポイント


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

(匿名でも可能です)

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

* **番組紹介と今回のテーマ**

* 内海武勇先生(愛花クリニック院長)による心身健康ラジオ。医療に関する質問やリクエストに回答、医療ニュース解説を行う。

* 今回は、質問回答の代わりに、届いたばかりの日本内科学会雑誌5月号の「腎臓に関する特集」を緊急紹介する。

* この特集は、会員以外は1年後にJ-STAGEで公開される可能性がある。


* **日本内科学会雑誌5月号「腎臓に関する特集」概要**

* 千葉大学の浅沼先生が企画。8つのトピックで構成。


1. **慢性腎臓病の診断・診療のポイント**

* CKD(慢性腎臓病)の診療ガイドライン改訂や診療ガイド発行を踏まえ、専門医でない内科医も知っておくべき総論的な内容。

* 専門医との連携(病診連携)の重要性を強調。

* CKD患者は国内に約2000万人(6人に1人程度)と増加しており、早期発見・連携が不可欠。


2. **糖尿病関連腎臓病の概念及びその治療**

* 従来の「糖尿病性腎症」より広範な概念である「DKD(糖尿病性腎臓病)」について解説。

* 早期からの治療介入の重要性。

* GLP-1受容体作動薬が腎保護効果を持つ可能性(FLOW試験など)。


3. **IgA腎症の治療選択と未来の治療**

* IgA腎症の原因として糖鎖異常IgA1が関与していることが判明。

* これをターゲットとした新しい治療法(治験段階)が進行中。日本での実用化には時間がかかる見込み。


4. **ネフローゼ症候群における最近の話題と新規治療法**

* (時間の都合で今回は紹介を省略)


5. **慢性腎臓病における食事療法と運動療法の新しい考え方**

* 画一的なタンパク質・塩分・カリウム・リン制限ではなく、個別化された考え方が重要。

* 特に高齢者ではサルコペニアやフレイルが問題となるため、過度な制限は避けるべき。

* 低栄養の評価基準としてGLIM基準や、日本人透析患者向けのNR-IJHを紹介。

* 運動療法の重要性は多くのエビデンスがある。


6. **悪性腫瘍と慢性腎臓病、双方向に関与する新領域**

* 「オンコネフロジー」という新しい領域。腫瘍(オンコ)と腎臓病(ネフロジー)の関連。

* 抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬などの治療が腎機能に影響を与えること、また腎機能が悪いと薬剤調整が必要になることなど、双方向の関与を解説。


7. **膠原病に伴う腎障害の新たな治療戦略**

* ループス腎炎やANCA関連血管炎など、膠原病に伴う腎障害に対する新しい治療薬が登場している。


8. **高齢化社会における腎代替療法選択のポイント**

* 大阪大学の伊佐先生が執筆。

* 透析や腎移植だけでなく、保存的腎臓療法(CKM:Conservative Kidney Management)も高齢者の治療選択肢として重要。

* CKMは腎臓内科医の間では常識だが、その考え方やデータに基づいた解説。


* **まとめと次回予告**

* 予定時間をオーバーしたが、興味深い内容を紹介。

* 番組の最後には恒例の「心身じゃんけん」が行われた。

サマリー

このエピソードでは、慢性腎臓病(CKD)に関する最新の研究結果やガイドラインが紹介されており、特に糖尿病関連腎臓病や食事療法に重点が置かれています。各トピックでは新たな治療法や今後の研究方向性についても触れられています。慢性腎臓病の最新トピックについて、食事療法や運動療法、悪性腫瘍との関係、新たな抗原病治療が語られています。また、高齢化社会における腎代替療法の選択肢についてのデータに基づいた重要性が強調されています。

慢性腎臓病の最新トピック
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
内科クリニックからだと心の診療所、院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、Googleの質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、ただですね、ちょっと今週、今日はですね、ご質問回答しようと思ったんですけれども、
昨日ですね、なんと、我らが日本内科学会雑誌が届きまして、
その5月号がですね、毎年腎臓に関する特集がされるんですよね。
それが届いてしまったがためにですね、ちょっと緊急でですね、
今日はこれをザーッとご紹介しようかなというふうに思います。
ちなみにですね、これ1年経ったらですね、Jステージっていうサイトでですね、
一般の方を見られるようになるんですけど、
まあ一般の方というか、会員以外の方も見られるようになるんですけれども、
今回のこの2025年の5月号に関しては、
内科学会の会員しか見られませんので、
ご注意くださいというか、会員限定でございます。
で、今回、慢性腎臓病診療におけるポイントということで、
千葉大学の浅沼先生が企画をされて、
8個のトピックに関してですね、いろいろ記事が、記事というか論文、創設ですね、
が論文が載っております。
まず1つ目ですね、まず1つ目が慢性腎臓病の診断・診療のポイント。
2つ目がですね、糖尿病関連腎臓病の概念及びその治療について。
3つ目がIGA臨床の治療選択と未来の治療。
4つ目がネフローズ症候群における最近の話題と新規治療法。
5つ目が慢性腎臓病における食事療法と運動療法の新しい考え方。
6つ目、悪性腫瘍と慢性腎臓病、双方向に関与する診療域。
7つ目、抗原病に伴う腎障害の新たな治療戦略。
8つ目が高齢化社会における腎代替療法選択のポイントということになっておりまして、
不死者、不死者というか、マチョ者もそうそうたるメンバーが並んでおります。
これをですね、ずっとご紹介していこうと思うんですけど、まずはですね、
1つ目ですね、慢性腎臓病の診断・診療のポイントということで、
これはですね、昨年、一昨年と続いてですね、このCKDの診療ガイドラインとかですね、
あと診療ガイドが新しくなったということも含めてですね、
一般の、これ日本内科学会ってほとんど全ての内科医が入っている学会なんで、
腎臓の専門の先生でない先生にもこれぐらいは知っておいていただきたいよということが、
総論的な形で書いてあるっていう、そんな感じですね。
特にトピックかなと思ったのはやっぱりですね、これ以前のガイドラインとかからも出てるんですけれども、
専門院との連携ですね、このCKD患者の紹介と病診連携っていうふうに書いてありますけれども、
病診連携、病院と診療所の連携のことを病診連携っていうふうに言うんですけれども、
それがガイドラインの中にも歌われていますし、この中でも取り上げられているっていう感じですね。
CKDの患者さんって、以前は1330万人、国民の8人に1人っていうことだったんですけれども、
今回、新しいガイドラインでだいたい2000万人ぐらいいるんじゃないかっていうことで、
さらに増えてるんです。6年に1人ぐらいっていうふうに言われていて、
なので、それを腎臓の専門医だけで見ていくっていうのは正直無理なんですよね。
なので、かかりつけの先生とどういうふうに連携してやっていくかみたいなところがトピックかなというふうに思います。
治療法と未来の方向性
というのが1つ目でした。
2つ目は糖尿病関連腎臓病の概念及びその治療についてっていうことで、
これはちょっと前は糖尿病性関連腎臓病じゃなくて糖尿病性腎症って言われてた時代もあるんですけれども、
もう少し概念図が載ってるんですけれども、早い段階から治療を介入していこうっていうことで、
昔の古典的な糖尿病性腎臓症より幅広い概念としてこの糖尿病関連腎臓病、DKDっていうふうに言いますけれども、
が普及されてきたっていうことがあります。
それに関していろいろ書いてあるのと、
あとは治療に関して、今までよく使われていたレリアンギオテンシンアルロシロン系を抑える、
いわゆるラス素外薬っていうのとか、
あと最近出てきたSGLT2素外薬っていうのとかですね、
その辺書いてあるんですけれども、
最近の最新のトピックとして、糖尿病の治療で使われるこのGLP-1乗体作動薬ですね、
これが人気ロアに対してもいい効果が出るんじゃないかっていうのは、
去年の5月に出たフロー試験っていうのがあるんですけれども、
それに関しても言及されていて、
これがただ日本人に対してどれぐらい効果があるのかっていうのは、
まだこれから検証必要かなっていう、そんな感じですね。
このペースでいくと全然終わらないじゃないですか。
トピックの3、IGA臨床の治療選択と未来の治療ということで、
これもいろいろ国際的にいろんなことが分かってきていて、
特にIGA臨床って何で起こるか分かってなかったんですよね。
分かったんですけれども、ここ最近この搭載状IGA-1っていう、
そういういわゆる免疫の異常なんですけれども、
そういうのが起こっているんじゃないかということで、
それをターゲットとした治療ですね。
これが治験として進んでるんですよね。
まだ日本で使われるようになるにはだいぶ時間がかかるかなというふうに思うんですけれども、
従来の変適パルスに加えてというか、
それにとって変わる治療になるかどうかっていうのは非常に個人的には興味津々かなというふうに思います。
これは本当にどうなるのか、結構腎臓内科医多く注目してるなというふうに思いますね。
続きまして、4つ目ですね。
4つ目はフロジショウコウグンなんですけどね。
フロジショウコウグン飛ばしますかね。
フロジショウコウグン飛ばさせていただいて、すみません。
5つ目ですね。
これ非常にトピックの1つなんですけど、
慢性腎臓病における食事療法と運動療法の新しい考え方ということで載ってました。
やっぱりCKDの食事療法って、
タンパク制限、塩分制限、カリウム制限、あとリンも制限みたいな、
そんな感じで確立的になっていたんですけど、
そうではないよという言葉で、
ここの中でも歌われていて、
高齢者に関してはですね、
むしろフレールサルコペニアとかですね、
その辺の方が問題になることが多いんで、
慢性腎臓病の治療法
この表の中にも書いてありますけれども、
サルコペニアを合併したCKDの食事療法のタンパク質の考え方と目安みたいなのは、
これちょっともう古くなってるんですけれども、
2014年の補足として出ているのは、
この中でも取り上げられていたりします。
あとは定量をですね、やっぱりピックアップしようということで、
このグリム基準という国際的な基準がありますし、
あとはこれちょっと私実は知らなかったんですけれども、
NRIJHっていうですね、
日本人の糖質換算用の定量の指標みたいなのがあるらしくて、
これも使っていったらいいんじゃないかみたいなのが載っていたりしましたね。
ただこの中にアルミンが入っているのは個人的には違和感あるんですけどね、
アルミンって結構炎症とかの影響も起きますし、
純粋に栄養反映しないものもあるんで、
これ実はグリム基準というのの中にはアルミン入ってないんですよね。
なのでここにアルミンを入れるのはどうかと個人的には思いますけれども、
ただ糖質換算は必ず月2回採決されていて、
アルミンを測っているからということで入っているのかもしれないなとも思いましたね。
あとはこれクレアチェンジも入っているんですけれども、
クレアチェンジは糖質換算すごい変動しますからね。
ちょっと僕どういうあれなのか知らなかったので、
これ見てみようかなというふうに思いました。
あとは運動療法ですね。運動療法もものすごいトピックなんで、
運動療法はいろんなエビデンスが出てきております。
以上。
高齢化社会と腎代替療法
続きましてが6つ目。
悪性腫瘍と慢性腎臓病。
これもちょっと話すと長くなってしまうんですけど、
これは非常にトピックですよね。
ここ5年10年ぐらいから。
温庫で不良児という領域がありまして、
温庫というのは腫瘍ということですね。
腫瘍と新しい抗がん剤とか、
免疫チェックポイント疎外薬を始めてするような免疫療法とかですね、
そういうものと腎臓との関係というので、
腎機能が悪いとそういう薬を調整しないといけない薬もあったりしますし、
その薬で腎障害が起きるということもあるので、
それが総合性に関与するようなお話ですね。
続きまして7つ目。
抗原病も新しい薬がいろいろ出てきていて、
特に腎臓内科医が関わるところでいくとループス腎炎と
血管炎の安価関連腎炎なんですけれども、
これもいろいろ出てきますね。
いろいろ出てきますけれども、
私最近はあんまり関わっていないので飛ばさせていただいて、
最後、これは一番興味津々だったんですけれども、
高齢化社会における腎代替療法選択のポイントということで、
我らが大阪大学の伊坂先生が書かれております。
ちょうど伊坂先生、
今年の統制学会の大会長をされますけれども、
腎代替療法、腎移植をやるだけではなくて、
保存的腎臓療法、CKMに関しても、
特に高齢の方の場合は、
治療選択肢に上がってくるということは、
我々腎臓内科医の中では常識なんですけれども、
それをかなりデータをもとに、
データとか国際比較をもとに書いてあって、
これ非常に素晴らしい小説だなというふうに思いました。
ということで、予定通り10分オーバーしましたので、
これぐらいで終わりにしたいと思います。
では、最後しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけん。
じゃんけん。
ぐっ。
ということで、今日も詳細指示でありますように、
ホワイトは内科医のたけでした。
興味津々。
11:07

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