内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、毎週木曜日は、今週の興味津々医療ニュースをやっております。
今日も4本のニュースをご紹介しようと思いますけれども、
マニアックなニュースを4つご紹介しようと思います。
1本目が、肺癌の治療指針、ガイドラインに薬のコストが掲載されているというニュースです。
これが1本目。
2本目が、時と診療内科、どっちが多いですかというニュースです。
それが2本目。
3本目が、我らが日本心臓学会の理事長先生、東京大学の南岳先生が、
インタビューに答えておられたので、これをご紹介しようと思います。
4つ目が、これちょっと医学的なネタではないんですけれども、
UCLAというアメリカの非常に有名な大学なんですけれども、
そこが動画の倍速再生の理解度に関する報告を出しておられたので、
非常に面白いなと思ってご紹介しようと思います。
では、まず1本目ですね。
11月29日の共同通信ニュースですけれども、
記事のタイトルが、肺がん指針に薬剤費一覧掲載費用の高額化、
医師が認識をということになっておりまして、記事の冒頭読ませていただきますが、
日本肺がん学会が公表した2025年版の診療ガイドラインに付録として、
治療薬の薬価一覧が掲載された最新の知見に基づいて推奨する治療法などをまとめるガイドラインに、
薬剤費の情報が盛り込まれるのは異例、肺がん治療では、
年間3000万円を超える新しいタイプの薬にも登場するなど、
薬剤費が高額となるケースがあるということになっておりまして、
これはすごいなと思いましたね。肺がん学会、すごいことしてきたなと思いますけれども。
私もガイドライン、もちろん治療する側もそうですし、
ガイドライン委員にも一部なってもいますけれども、ガイドラインに薬価を載せるということは、
たぶん史上初なんじゃないかな、異例って書いてありますけれども、
私の中では薬価が書いてあるガイドラインって見たことないなと思って、
これは本当に異例中の異例で、でも私としては好意的に受け止めたいなというふうに思います。
肺がんの診療ガイドライン、私自身はちょっと読んだことないんですけれども、
この記事の中にも出てますけれども、年間の薬剤費っていうので、
タグリス、キートルーダ、オプチューモ、ヤーボイ、
あとイムデトラ、イムデトラって僕初めて聞きましたけど、
そういう年間の薬剤費が書いてありますけれども、
いずれも400万、このイムデトラっていうのについては、
年間3184万5千円っていうことになるみたいで、
もちろんですね、こういう患者さんが直接払うわけではなくて、
そこから保険で1割か3割になって、それを超える分は婚学療養費っていう形で、
また患者さんの支払額は限度額があるっていう形になりますけれども、
でもこれもですね、昨今のその医療費の増大に関連しているのは間違いないですし、
こういう形で医師が治療にかかるお金を認識しておくっていうのは非常に大事かなというふうに思いますね。
もちろん治療が高いから控えるっていうわけではないんですけれども、
ただ特に私自身も特に勤務医時代は、これがいくらかかってるのかとかって、
あんまりコスト意識なく治療を選択していくことが多かったなというふうに反省していて、
もちろんですね、言ったように安い治療をやるっていうわけではないんですけれども、
ただそこら辺はですね、やっぱり患者さんの負担にも当然なっていきますし、
そこら辺を話し合う材料としてですね、この薬剤費が書いてあるっていうのは非常にいいんじゃないかなというふうに思いました。
ということで一つ目のニュースでした。
いうのが非常に問題になっているということで、
これは本当にその通りかなというふうに思いますね。
専門的に内科を専攻する先生って減ってきていて、
今3割ぐらいしかいないということなんですよね。
本来は4割ぐらいが必要だということになっているんですけれども、
それが全然足りていないということで、
外科医が足りない問題も最近よく言われるようになってきましたけれども、
内科医も今後足りなくなる可能性は十分にあるんじゃないかなというふうに思います。
そんな中で比較的、実は腎臓内科医は人気がある、
ある内科医でして、
いろんな魅力があるよねというのが、
2ページ目、3ページ目に関して書いてあります。
なので、特に3ページ目ですね。
臨床と研究が両立しやすいとかですね、
あといろんな技科的なこととか、
腎病理とかですね、
腎整理かな、基礎研究、あと腎病理とかですね、
ここちょっとね、最後に詳しくも入れてほしかったなと個人的には思いますけれども、
本当に書いていただいているように、
日本の腎臓病学、腎臓学って世界的にも結構すごいんですよね。
中学先生も国際腎臓学科の理事長先生を今されているのかなという感じで、
日本の立ち位置って国際的にも非常に強いんで、腎臓に関しては。
なので注目していただきたいなというふうに思いますし、
あと来年の3月に国際腎臓学科への総会が日本の横浜で行われるんですね。
私もちょっとだけ関わらせていただいているんですけれども、
こういうのもやっぱり日本の強さを示していきたいなというふうに個人的に思っております。
続きまして最後4本目、ちょっとチラッとだけいきますけれども、
12月の1日のITメディアニュースの記事ですね。
動画の倍速視聴、理解できるのは何倍まで、
高齢者と若者の違いをアメリカのUCLAが研究報告ということになっております。
なんでこれを取り上げたかというとですね、
動画何倍で見てますかっていう、音声も何倍で聞いてますかっていうのをですね、
ぜひちょっと皆さんコメント欄にいただきたいなと思って、
私はですね標準2倍なんですけれども、
たまに1.75とかがある場合には1.75にしたいとか、
ゆっくり話す方の場合では2.5倍とかまで再生速度を速める場合もあるんですけれども、
何倍まで理解できるかなっていうのをですね、
2021年の研究では2倍までは別に理解度差はないけど、
2.5倍になると学習効果が低下するよとかですね、
あとは2倍で2回聞くのと通常速度で1回聞くのとではどっちがいいかとかですね、
そういう研究があるみたいで、いやこれ面白いなと思って、
しかも年齢によっては違うよねっていうのとかですね、
ということで、いや面白いなと思ってちょっとご紹介させていただきました。
皆さん何倍で見たり聞いたりしておりますでしょうか。
ということで、他にはですね結構興味津々なニュースがですね、
いっぱいありまして、オレンジジュースを飲むと心臓の健康に好影響をもたらすとかですね、
これでオレンジジュース飲みまくっちゃダメですよとか、
あとはサプリ規制の問題とかですね、
あとグーグルマップのね、あの口コミの裁判の話とかですね、
あと子どもホスピスの普及の支援も非常に注目、
糖尿病の1100万人、これCKDの方が多いんですけれども、
あとアニメ療法の話とかですね、