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2025-06-02 09:56

《1250》ETV特集📺「“断らない病院”のリアル」に思うこと

【本日ご紹介した番組】

#ETV特集

「“断らない病院”のリアル」

見逃し配信

https://plus.nhk.jp/watch/st/e1_2025053133418

配信期限 :6/7(土) 午後 まで


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

(匿名でも可能です)

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



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#心身健康ラジオ

#たけおがお答えします

をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


#医療 

#健康  

#スタエフ医療部


■AI要約(誤字はご勘弁ください)

はい、承知いたしました。音声の文字起こしを千字以内で箇条書きで要約します。


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**内海武雄の心身健康ラジオ要約**


* **ラジオの趣旨と今週のテーマ**

* 医療に関する質問やリクエストに答えるラジオ。

* 今週はNHKが医療特集を多く放送しており、それに関連する話題を取り上げる。


* **ETV特集「断らない病院のリアル」について**

* ETV(Eテレ)で放送された「断らない病院のリアル ―神戸市 ある市民病院の記録―」という番組を取り上げる。

* 舞台は神戸市立中央市民病院。

* 番組は、救急医療に焦点を当て、約半年間の取材に基づいている。

* パーソナリティ自身も約20年前、同病院(旧病院時代、ポートアイランド)に1週間泊まり込みで見学した経験があり、縁が深い。当時は救急で非常に有名な病院だった。


* **番組から見える医療現場の課題①:救急の現状と病院経営**

* 番組で描かれた救急の厳しい現状は、多くの病院に共通する問題。

* 病院の赤字問題が深刻。

* コロナ禍では補助金等で一時的に多くの医療機関が黒字化したが、それがなくなった現在は多くの病院が赤字に転落している。

* 人件費や医療資材費の高騰も大きな要因。

* 神戸市立中央市民病院ですら35億円の赤字という状況。

* 診療報酬の問題や、国民的な議論が必要ではないかと提起。


* **番組から見える医療現場の課題②:延命措置と意思決定**

* 番組内で、専攻医が患者家族に延命措置について相談する場面があった。

* 延命措置に関する意思決定の難しさ。

* 本来はアドバンス・ケア・プランニング(ACP、人生会議)で事前に話し合われるべきだが、実際には話し合いがなされていないケースがほとんど。

* その場で家族に判断を迫ることになるが、家族も判断に困窮する。

* 医師がある程度の目安(パターナリズムと批判される可能性もあるが)を示すことも重要ではないか。

* 蘇生措置(心臓マッサージ、人工呼吸、除細動など)の成功率は非常に低く(1%に満たない場合も)、万が一助かっても意識が戻らない可能性も高い。

* 医療者側から「おすすめしない」と明確に伝える勇気も必要。

* 一般の人は蘇生措置の侵襲性やその後の状態を具体的に知らないため、医療者が情報提供すべき。


* **医療現場の課題③:人材不足**

* 医師や看護師などの人材不足も深刻化しており、今後も続くと予想される。

* 根本的な見直しが必要。


* **番組視聴の勧め**

* 取り上げたETV特集は、NHKプラスで今週末か来週日曜日頃まで視聴可能と思われる。

* 興味があれば視聴を推奨。


* **その他**

* パーソナリティは利益相反はない。

* NHKの番組は放送後1週間はNHKプラスで視聴可能(録画していなくてもネットで見られる)。


* **ラジオの締め**

* 心身じゃんけん(パー)。

* 今日も幸せな1日であるようにと締めくくった。

サマリー

ETV特集「断らない病院のリアル」では、神戸市立中央市民病院の救急医療の現状が取り上げられ、その中で抱える課題や医療制度の必要性について議論されています。また、延命措置に関する医者と家族間のコミュニケーションの重要性も強調されています。

ETV特集の紹介
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけおの内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問、リクエストはGoogleフォームの質問箱からぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、ただですね、今週はですね、
NHKさんが医療特集をですね、今週いろんな番組でやるみたいで、
ちょっとそれに関するお話を今日はしていきたいなというふうに思います。
多分、今日、明日、明後日ぐらい連続で3回、4回ぐらいお話すると思うんですけれども、
既にですね、ご覧いただいている方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
ETV特集ですね、Eテレの特集の番組とか、
あと、昨日のですね、日曜討論も医療どうするみたいな話でしたし、
あと、クローズアップ現代もですね、医療ネタを今晩もやるのかな、
何か、数夜連続でやるっていう感じになっていて、
昨日の番もですね、NHKスペシャルが医療、特に敵地医療の話でしたけれども、
そういう話題だったので、ちょっとこれをですね、
私も全部見切れているわけではないんですけど、
ちょっと順番に取り上げて、感想などをつらつら述べていきたいなというふうに思います。
で、NHKよくご存じ、ちなみに利益相反は全然ございません。
で、NHKですね、ご存じの方も多いと思いますけれども、
1週間はですね、放送後1週間はNHKプラスっていうので、
録画していなくてもネット上で見ることができますので、
スマホのアプリもありますけれども、そちらからご覧いただけるので、
それでちょっと急ぎ、感想を述べていきたいなというふうに思います。
で、今日取り上げるのはですね、
一昨日放送されましたETV特集かな、
の断らない病院のリアルということで、
神戸市にあるですね、神戸市立中央市民病院、
ちょっと正式名称忘れたな、神戸の中央市民病院ですね。
の、特に救急にフォーカスを当ててですね、
いろんな現状を、去年の9月ぐらいだったかな、
約半年、今日取材した結果を、
この1時間の番組にされたというのを放送しておりました。
結構反響大きくてですね、私の結構知り合いの先生も取り上げていたりとかですね、
ネット上でもすごい取り上げられていてっていう感じで、
皆さんいろんな感想をもたえているんだなというのを、
改めて知ることができました。
救急医療の現状と課題
でですね、実は私ですね、この病院、結構縁もゆかりも深い病院でして、
もう今から20年ぐらい前の話になりますけれども、
ここにですね、見学に行っていたんですね。
しかも1週間ね、泊まり込みで見学に行っていて、
実際には移転しているので、ここの病院ではないんですけれども、
これの旧病院ですね、ポートアイランドっていうところにあるんですけれども、
そこの旧病院のところに1週間、ほぼ救急に入り浸りな感じで、
見学に行っていたっていうのがあります。見学実習ですね。
当時からですね、これかなり救急では有名な病院で、
昨日の番組の中でも、11年連続救急第一位みたいなのを言っていましたけれども、
当時からですね、かなり神戸の救急の最後の砦みたいな感じで、
救急車ほぼ受け入れるっていう体制で、
かなり何重にも体制がとられているっていう病院で、
それが今現在も続いているっていう、そういう感じの病院です。
外科の先生であるとか、救急の先生にフォーカスを当てて、
こういう現状があるよみたいな、そんな番組だったんですけれども、
これですね、今回神戸の中央市民病院を取り上げられてますけれども、
こういう現状って結構どこの病院でもありますね。
私がいた病院でも結構こういう状況ってありましたし、
昔も今もあんまり変わらないんだなって、
むしろ今の方が状況もしかしたら悪くなっているかなって、
救急の搬送件数とか増えてますし、っていう感想をまず持ちましたね。
なので、やっぱりどうその救急を運営していくかっていうのは、
心霊報酬の話とかも出てましたけれども、
やっぱり国民的な議論が必要かなというふうに思いました。
あとはですね、やっぱり赤字ですね。
これも放送の中でも言ってましたけれども、
コロナ禍はいろんな補助金、助成金が出てですね、
一時的に結構どこの病院も、クリニックもそうですけれども、
医療機関黒字になったところがほとんどだったと思うんですけれども、
そのコロナに関連してですね。
なんですけれども、それがほぼなくなった現状ではですね、
すべての病院がほぼ赤字になっているという、そんな現状で、
特にですね、人件費とか資材費の行動っていうのを、
この番組の中でも言われてましたけれども、
本当に給与自体が安くなっているじゃないですか。
だから、昨日のNHKスペシャルでもやってましたけれども、
人材不足ね、本当にはなはなしくなっているし、
今後もね、たぶんその状況続くと思うんで、
これはね、なんかちょっと抜本的に見直さないと、
この神戸の中央市民病院ですら、
35億の赤字とかっていうふうに言っていたんで、
それはやばいだろうと思いますからね。
というので、ちょっとここら辺のね、
医療のお金の問題に関しては、
やっぱり今回の番組を通じてとかですね、
知っていただきたいなというふうに思いますし、
あとは、やっぱりね、診療報酬の部分でね、
何らかちょっと手を入れていかないと、
ちょっとこの物価の高騰自体が、
もう診療報酬の解決は2年に1回なんですけれども、
それには追いついていかないんじゃないかなと、
個人的には思ったりもしますね。
延命措置と家族のコミュニケーション
はい、というのが2点目でした。
3点目に思ったことはですね、
これ、番組の中ではですね、
一瞬しか取り上げられてなかったんですけれども、
先行医の先生が、医者3年目の先生かな、
3年目か4年目の先生がですね、
いわゆる延命措置についてですね、
家族と相談しないといけないみたいなシチュエーションとかが出てきて、
その時にね、
指導医の先生からも指導を受けたりしてたんですけれども、
これやっぱりね、聞き方とか非常に重要ですし、
あとはある程度ね、
医者がやっぱりね、
これパターナリズムと言われるかもしれないですけれども、
目安を示してあげるっていうのは非常に重要かなというふうに思いました。
というのは、
もちろんですね、
その救急に搬送されるまでに、
人生会議ですね、
アドバンスケアプランニングがある程度行われていて、
そういうことに関してですね、
事前にご家族さんとご本人さんの間でお話しされている場合には、
それを尊重するっていうのでいいと思うんですけれども、
今でもですね、
私が救急むちゃくちゃやってた時もそうですけれども、
話し合いされてないことはね、
もうほとんどなんですよね。
今回の番組に出てきた方も、
例にもあれずそんな話し合ったことないみたいな、
そんな感じで、
じゃあどうしますかみたいな感じで、
結構ね、ご家族さんに迫ったりしてたんですけれども、
最終的には本人の意思確認とかもしてたんですけれども、
それはですね、
やっぱり医療者側がある程度、
これはお勧めしないですというふうな、
勇気を持つことも大事かなというふうに思いますね。
というのは、
具体的にですね、
どういう処置がどれぐらいの進出性があるかって、
ほとんどの医療者じゃない方は分からないと思うんですね。
その後どうなるのか、
例えば、
もうその心臓が止まってしまって、
いわゆる疎停処置ですね。
人工呼吸、
送管とか喉にくらわれる送管というので、
人工呼吸器をするとかですね、
あと胸骨圧迫をしたりとか、
あと除細胴をしたりとかですね、
場合によっては、
そういうのはされるんですけれども、
それで、
それで助かる可能性どれぐらいですかっていうと、
もう本当にね、
1%には満たない場合もありますし、
あとはそれで万が一助かったとしても、
その後、
本当に意識は戻らないというような状況になることもありますし、
実際それが現実なんですよね。
なので、
その人のマッサージをすることの是非とかっていうのは、
やっぱり知っておいていただきたいなと思いますし、
特に高齢の方に関しては、
これは僕の場合はですね、
僕の場合はもうお勧めしないというのを明らかに言いますね。
なんですけれども、
それをね、
ご家族さんに1個1個の処置、
例えば透析どうしますかとか、
なんでもいいですけど、
有欠どうしますかとかですね、
中心条約家庭でどうしますかみたいなことをね、
聞いていっても、
そのもう本当に限られた時間の中で説明することって、
現実的には困難なんで、
そこら辺はね、
ある程度医療者側が、
誘導的になるかもしれないですけれども、
お勧めを提示してあげるのが、
プロの仕事じゃないかなというふうに個人的には思ったりしましたね。
はい、という感じでした。
これ、今でもNHKプラスで見ることができますね。
多分、今週末か来週日曜日くらいまでかな、
見ることができると思いますので、
もしご興味があればご覧いただけたらなというふうに思います。
それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよ。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、
パー!
ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただいた犬竹でした。
しんしん。
09:56

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