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2025-06-18 09:42

《1264》お薬を飲みたくないという方への対応法💊

【本日のご質問】

お薬を飲みたくないと言う方への対応法を教えてください。苦いからなどの理由ではなく、これを飲んでも効かないからと言っている方への対応法を教えてください。むくみや心不全があっても利尿剤を内服したくない方の場合はどうされていますか?


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)

以下に、動画の内容を約1000文字で箇条書き形式で要約します。


***


### **動画の要約:「薬を飲みたくない」と訴える患者さんへの対応法**


この動画は、医師が「薬を飲みたくない、特に『飲んでも効かないから』という理由で服用を拒否する患者さんにどう対応すればよいか」という医療関係者からの質問に答える形式で展開されています。


* **【大前提】強要しない姿勢が最も重要**

* 医療者として最も大切なことは、薬の服用を「強要しない」ことです。医学的に必要だと判断される状況であっても、無理強いすることは信頼関係を損ない、逆効果になります。

* これは治療における全てのコミュニケーションの基本であり、患者さんとの関係構築の第一歩です。


* **【理由の傾聴】「なぜ」飲みたくないのかを丁寧に聞く**

* まずは先入観を持たずに、純粋に「なぜ飲みたくないのか」をフラットな気持ちで尋ねることが重要です。「味が嫌い」「飲みにくい」といった物理的な理由だけでなく、「効果を実感できない」「副作用が怖い」といった心理的な理由など、背景は様々です。

* 動機づけ面接で言われる「正したい反射」(相手の間違いを正そうとしてしまう衝動)を抑え、まずは相手の考えを受け止める姿勢が求められます。


* **【待つ勇気】「ドクターペース」ではなく「患者ペース」で進める**

* 心療内科では「Not ドクターペース, But 患者ペース」という考え方が重視されます。医療者側が治療を急ぐのではなく、患者さん自身が納得し、ついてこられるペースを尊重することが大切です。

* 人は他人から指図されると反発したくなる心理(心理的リアクタンス)を持っています。最終的に治療を受けるのは患者さん本人であるため、本人が自ら必要性を理解し、治療を選択できるようサポートすることが理想です。


* **【背景の探求】「効かない」という信念に至ったエピソードを聞き出す**

* 「効かない」という考えの裏には、何らかの個人的な体験や過去の情報が影響していることが少なくありません。

* 例えば、「身近な人が薬でひどい副作用を経験した」「昔の医療に対する古い、ネガティブなイメージを持っている」など、その信念に至った具体的なエピソードを丁寧に聞くことで、誤解が解けたり、別の提案の糸口が見つかったりします。


* **【具体例への考察】症状と効果が直結する場合(利尿薬など)**

* 質問にあった「むくみや心不全に対する利尿薬」のケースでは、服用によって「むくみが取れる」「息苦しさが楽になる」といった効果を患者さん自身が実感しやすいため、比較的受け入れられやすい傾向にあります。

* このように、効果が目に見えて分かりやすい薬は、治療継続の動機づけに繋がりやすいです。


* **【効果の可視化】効果が分かりにくい薬へのアプローチ(糖尿病治療薬など)**

* 逆に、糖尿病の薬のように自覚症状に直結しにくいものは、「本当に効いているのか分からない」と感じ、中断されやすい傾向があります。

* その対策として、血糖値の持続測定器(リブレなど)や、ヘモグロビンA1cなどの検査データを用いて「治療の効果」を客観的に分かりやすく示す(可視化する)ことが有効です。


* **【ポジティブな視点】率直な意見を言える関係性の価値**

* 患者さんが「飲みたくない」と本音を話してくれるのは、医師との間に一定の信頼関係が築けている証拠と捉えることもできます。

* また、治療を拒否しつつも通院を続けてくれるのは、診察や検査など、薬以外のことにも何らかの価値を感じているからであり、その関係性を大切にすることが次の一歩に繋がります。

サマリー

内科医のたけお氏が、薬を飲みたくないと感じる患者への適切な対応方法について実体験に基づいて解説しています。特に、強要しないアプローチや患者自身が治療の必要性を理解することの重要性が強調されています。

質問への対応
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長の内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまづわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説が生しています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は質問・リクエスト回答をやっていこうと思うんですけれども、
2ヶ月くらい前ですかね、ちょっと前にいただいていたご質問で、
ちょっと回答できていなかったので、お答えしようと思います。
特命の方からのご質問・リクエストで、
お薬を飲みたくないという方への対応法を教えてください。
苦いからなどの理由ではなく、
これを飲んでも効かないからと言っている方への対応法を教えてください。
むくみや心不全があっても、
リネオ薬を内服したくない方の場合はどうされていますか?
というようなご質問です。
強要しないアプローチ
ご質問ありがとうございます。
これ医療者の方ですかね、ドクターか、
看護師さんとか薬剤師さんかなという気がしますけれども、
ご質問ありがとうございます。
これ似たような内容を以前にもちょっと話したことがあるかもしれないですけれども、
まず大前提として、
これ医者としてあるまじき発言かもしれないですけれども、
強要しないということですね。
これがものすごい大事ですね。
もちろん医学的にはお薬が必要なシチュエーションってものすごいあると思うんですけれども、
今回例に挙げた、
むくみや心不全があってリネオ薬を出すお薬を出したいとか、
あとは血糖が非常に高くて血糖を下げるお薬とか、
あとはインスリンとかそういうのを使うべきと、
医学的には使うべきというシチュエーションがあっても、
それを使いたくない、使ってくれないシチュエーションって、
これ日常臨床でも非常にアラルなんですよね。
そういうときにどう対応するかというと、
まずは強要しないということが大事ですね。
これ質問文の中にも書いていただいてますけれども、
やっぱりなぜかというのを、
普通に純粋にフラットな気持ちで聞くっていうのが非常に大事で、
お薬の場合はやっぱり飲みにくいとか、
お薬の味がとか、
いろんなパターンで飲みたくないとか飲みにくいとかっていう方ってすごい多いんですよね。
こういうので、お薬のアロヒアランスというふうに言いますけれども、
実際に飲むべき要領要法で飲んでいない方って、
実はものすごいいるというふうに言われてるんですね。
なので、そこら辺を普通に、
本当に率直に聞くっていうのが大事かなというふうに思います。
その中で、お薬の苦いとかそういうのじゃなくて、
それでも飲みたくない、効果がないから飲まないという方に関してはですね、
一旦待つっていうのは、私は全然やりますね。
これは診療内から覚えた技の一つでもあるんですけれども、
ノット、ドクターペース、バット、患者ペースっていうのを
指導医からものすごい言われましたけれども、
そんな感じで、結構医療者側が先走りすぎていて、患者さんがついてこえていないケースって非常に多いんですよね。
人間誰しもですね、やっぱり自分で決定したいっていうのがあるんで、
なんでもいいですけど、例えば人から指示されてですね、
あんた宿題しなさいとか、歯磨きしたのとか言われると、
余計やりたくなくなるじゃないですか。
だからそんな感じでですね、お薬に限らずですけれども、
治療に関しても、やっぱり他の人から指示されるんではなくて、
自分が自らその治療の必要性を理解してやっていただくっていうことが非常に重要なんで、
最終的にはお薬飲むのも患者さんですし、
例えば運動する、食事療法するにしても、
全部我々が代替してやるわけにはいかないんで、
結局最終的には患者さんご自身が飲んだり、運動したり、
食べたりとかっていうのをやっていただかないといけないんで、
そこを我々からいくら強要してもできないっていうことになってしまいますよね。
なので、まずは強要をしないっていう、
これ同期付き面接で言うと、ただしたい反射を抑えるっていうところとかも
共通するものがあるかなというふうに思うんですけれども、
医療者との信頼関係
これを大前提として、
純粋に効くっていうことが重要かなというふうに思います。
その効く中で、やっぱりエピソードを極力効くっていうのが非常に大事で、
これ何かしら飲みたくないとか、使いたくないっていうとかっていうのはあるんですね。
これはよく例に挙げますけれども、
私、糖質不全医療にも関わっているので、
糖質をやりたくない方ってものすごいいっぱいいるんですけれども、
その中には、すごいもう何十年前の糖質ですかみたいな感じのイメージを持っておられる方とかって、
まだいらっしゃるんですよね。
最近少なくなってきてはいますけれども、
いわゆるガイシャントって言って、
シャントっていう血の流れを作る手術をするんですけれども、
糖質をやるためには。
それを体の外に作るっていう、
そんな僕ら見たことないんですけれども、
ここ最近、医療をやっている人は。
なんですけれども、ガイシャントを見たことがある方がいらっしゃって、
そういうのをつけるのは嫌だみたいなことを言われたことがあって、
逆にこちらが驚いたみたいなこともあったりするんで、
そういう、あとは身内で、
お薬を飲んですごい副作用が起きたとかですね、
いうののイメージが強く残っている方とかもいらっしゃったりしますけれども、
本当になぜそういう、いわゆる信念に至ったのかっていうのを、
できればフラットな気持ちで聞かせてもらうっていうのが大事かなというふうに思います。
そうすると話してくれて、
そういうことなのねっていうことで、
一瞬で解決することもあったりしますね。
っていう感じです。
ただですね、今回の質問者さんはですね、
目眠とか心不全っていうので書いていただいていて、
これ個人的にはですね、理能薬を内服したくないっていう方はね、
あんまりっていうか、ほぼ経験しないかなと思うんですよね。
というのはなぜかというと、これ症状が目に見えやすい、
もしくは症状があるからっていうことで、
実際にむくんでたりするとですね、動きにくいとか、
体重が増えてとかですね、
あとは心不全な場合には息切りがみたいな感じで、
実際症状がありますよね。
症状があるものに対してお薬で介入して、
症状が良くなる、
もしくはむくみが減るとかですね、
体重が減るとかっていうのが、
目に見えて分かりやすいじゃないですか。
なので、これに関してはね、お試しでっていうか、
理能薬を飲むとね、実際に尿量が増えるのが実感としてわかるんですよね、
ほとんどの場合。
なので、これはあんまり拒否的な反応をする方はいないかなというふうに、
個人的には思いますね。
むしろですね、
糖尿病のお薬ですね、
これはね、自分で分かりにくいじゃないですか。
もちろん今、リブレって言って血糖、
実際には血糖ではないんですけれども、
血糖の代替みたいなのを測る機械とかがあったりするので、
それをやりながら、
これちょっと慈悲になりますけどね、
お薬を飲んでいただくとかっていう場合もあったりするので、
その場合には、
実際にお薬を飲むことの効果みたいなのを実感できたりする場合もあるので、
そうじゃなかったら、
お薬を飲んでいてもどういうふうに効いているのかよく分からないみたいなことってあるんですよね。
なので、逆にお薬の効果を実感しにくいとかですね、
目に見えて分からないっていうものの方が、
お薬を飲んで効いているのかどうか分からないみたいな感じで、
むしろ中断に至ったりとかですね、
いうことのリスクが高いかなというふうに個人的には思いますね。
だからそこらへんはね、
本当に医療者、
特に医者との信頼関係が非常に重要かなと、
いうふうに思いますし、
かといって、
効果が測れないわけではないんで、
例えば投入病に関しては、
ヘモノビンA1Cっていうですね、
マーケットの平均値みたいなのがあるんですけども、
それが順調に下がっていれば、
やっぱりお薬飲んでいて、
下がっているねみたいなことを外来で、
診療の場面で共有したりもできるので、
だからその効果が、
目に見える形で、
実感できるような形で共有するっていうことも非常に重要かなというふうに思いますね。
その継続のためにということで。
という感じでしょうか。
でもこれは非常にいいご質問で、
永遠のテーマというか、
診療の場面ですごい丸々したくないとか、
いうことは非常によく聞かれるんで、
逆にですね、
今回の質問をいただいて思ったのは、
そもそもそれを率直に言ってくれる関係性があるのは、
いいかなと逆に思いましたし、
あとはもっと言うと、
それでも病院に来るのは何かしら病院に来るメリットがあると思っておられるっていうことですよね。
病院に来ない方の方が多いですからね、そもそも。
なので、薬は使いたくないけれども、
病院に来たら何とかしてもらえるとか、
検査をしてもらえるっていう、
その目的は何かにもよりますけれども、
少なくとも病院には来てくれてるっていうのはね、
個人的にはいいんじゃないかなとか思ったりしましたね。
です。
では最後の心身じゃんけんにいきたいと思います。
いきますよ。
心身じゃんけんじゃんけん
初期
ということで、今日も幸せな一日でありますように
ワイター内海の竹井でした。
興味津々
09:42

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