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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまぜ合うちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開なまし録画や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週火曜日は、先々週ぐらいからかな、論文の紹介をずっとやっていますけれども、
よく考えたらですね、今まで論文紹介ね、ほとんど日本語論文紹介したことなかったなと思って、
はい、でも我々日本人なんで、日本語論文のほうが読みやすいし、勉強になるものもあるなと思って、
なんかいい日本語論文ないかなと思ってたところに、ちょうどですね、
これ今月号かな、えっと、あ、先月号だ。
先月の我らが日本心身医学会のですね、オフィシャル雑誌、心身医学っていう雑誌があるんですけれども、
これが届きまして、で、その中にですね、去年行われた第64回日本心身医学会総会並びに学術総会っていうのが横浜であったんですけれども、
そこで、藤田光生先生って非常にね、有名な、あの、少尉の先生なんですけれども、
その先生が、教育講演、不登校の自治状と対応っていうのを、の、論文、
これ、まあ実際にはね、えっと、去年はその、実地で、あの、お話しされたんですけれども、
そういうのね、論文化されたものがあったので、それをね、ご紹介しようというふうに思います。
でですね、これね、実はね、心身医学はですね、大盤振る舞いで、大盤振る舞いっていうか、
普通ですね、この学会のね、学会誌って、あの、学会員しか見られないのは普通なんですけれども、
それか、まあお金払わないと見られないっていうのは普通なんですけれども、
なぜかですね、これ、これ多分ね、僕が心身医学に入ってからずっと多分そうだと思うんですけれども、
あの、全部オープンアクセス、まあ要は誰でもアクセスできるようになってるんですよね。
えー、はい、なので、あの、このリンクにも貼りましたけれども、
あの、皆さんもこの、できたでほやほやの、この、えーと、心身医学、
ボリューム62のナンバー2っていうやつですね。
の、不登校の自治状と対応、これを一緒に見ていただくことが可能かなと思って今日ご紹介させていただきます。
で、えーと、ただまあこれ全部読むとですね、ちょっと引用の範疇を超えてしまうんで、
ちょっと私の経験も踏みながらお話しようかなと思うんですけども、
えーと、まあ不登校の方ってね、まあ私自身は、あの、小に見ることないんで、
まあ、基本高校生以上の不登校の方しか見ていないんですけど、
それでもね、やっぱりね、あの、いろんなこう心理社会的な背景が、
まあこの論文の中にも書いてありますけれども、
まあいろんな心理社会的背景を元にする身体の症状ですね、
まあもちろん精神症状を出る方もいますけれども、
というのが、まあ原因になっていることって、まあ少なくないかなというふうに思っています。
で、まあこの論文教育講演の中では、えーと、まず不登校の定義ですね。
不登校の定義ってね、私もあんまりね、ちゃんと勉強してなかったなと思って、
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えー、この文部科学省の定義が書いてあるんですけれども、
えー、不登校とは児童生徒が1年間に30日以上欠席することを言うという、まあまあこれはいいですよね。
で、えー、その、何らかの心理的、情状的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、
えー、児童生徒が登校したい、あるいはしたくてもできない状況にあること、
かっこ、ただし病気や経済的な理由によるものを除くというふうな、
そんな定義になっているらしいですね。はい。
で、えーと、2021年の統計ですね。
まあちょっと古い、今から3年前の統計ですけれども、
その統計では、えーと、あ、でもそうですね。
これどんどんね、やっぱ増えてるみたいなんですよね。
えーと、その2020年には、えー、196,127人だったんですけれども、
えー、それまでに2万人ずつぐらい増えてたらしいんですけれども、
えー、2021年、あ、翌年ですね。翌年は、なんか突然24万人になって、
いきなりこの1年で、えー、4万人ぐらいかな、増えたっていうことで、
えーと、まあこれは、まあコロナの影響もあるけども、
まあそれ以外の要因もあるんじゃないかっていうふうな、
そんな感じで書いてました。はい。
で、えーと、まあこれ不登校のね、原因ってね、
本当に非常に複合できない要因なんであれなんですけれども、
初めのきっかけですね。初めのきっかけは、
やっぱりね、体の不調が多いっていうことで、
まあ小学生、中学生ともに3割ぐらいですね。
で、あとは生活の乱れ、えー、先生のこと、
友達のこと、みたいな、そんな感じになってるらしいですね。はい。
ということで、えー、で、まあ我々診療大会もですね、
えー、特に、まあその心身症的な、その身体の症状として、
えー、こういう不登校の子を見ること多いんですけれども、
えーと、まあ身体症状への対応の基本っていうことで、
まあこれちょっとね、医療者向きなんで、
まあどういうふうに対応するかみたいな感じになりますけれども、
えーと、まあ対応の基本としてですね、
その、えー、本人と保護者の症状に対する心配の程度や、
検査への協力も聞き、あくまで子供の意思を優先し、
無理をしないことが大切である。
えー、初心時に子供との良好な環境を作ることが、
不登校時への診療に最重要だからであるっていうことで書いてあって、
まあこれはその通りですよね。はい。
ですし、あのー、まあ大人でもね、もう本当に同じなんですね。
えー、これ診療内科の治療の、えー、段階ってのがあるんですけれども、
その一番初っ端ですね、えー、特にまあ初心が大事っていうふうに、
もう僕も知るわけだから散々言われましたけれども、
その時に、えー、患者さん、あるいはまあそのご家族ですね、
といかにこう、信頼環境を構築するかみたいなのは、
そういうのは非常にね、大事になってくるというのはもうすごい言われましたし、
もう、はい、まあ完全に100、50%ぐらい同意ですっていう、そんな感じですね。はい。
はい。で、えーと、で、その後の検査ですね。
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まあ検査、あのー、一通りやるんですけれども、
まあ昨日もね、ご紹介した、やっぱりね、
小児には起立性調節障害ですね、これが比較的多いので、
まあその場合には起立試験っていうですね、
まあそれ相応の検査をすることもありますし、
あとは、えーと、どっかにも書いてありましたけれども、
あの、結構ね、小児の場合にはその、
機質的な問題はないけれども機能的な問題は出てくるみたいな、
まあ典型例としては、例えば過敏性超症候群とかですね、
あとは機能性ディスペプシアとかですね、
こういうのって、えーと、機質的ではない、
まあいつもこの放送を聞いていただいている方はね、
ご存知だと思いますけれども、
機能的っていうですね、
まあ通常の検査から引っかからないような異常ですね、
これが、えー、起こってくる、
まあでも実際にはね、病気なんですよね、
機能性とかではないんですけれども、
あのー、そういうのが起こってくることがあるので、
まあこの検査で異常がない、イコール病気ではないっていう風に、
えー、しないのも非常にね、大事かなという風に思いますね。
はい。で、えーと、実際、まあよくある症状として3つ取り上げられていて、
まあ1つがね、頭痛ですね。
まあこれ頭痛はね、確かにありますね。
はい、頭痛。
で、えーと、2つ目がこの立ちくらみ、
めまい、朝起きられないっていうことで、
まあこれがね、まあODですね、
機率性調節障害の可能性がね、まあありますけれども、
はい、そういうもの。
で、あと3つ目がね、腹痛ですね。
まあこれもありますよね。
まあ腹痛は、えーと、まあ先ほど言った、
その過敏性超症候群とか機能性ディスペプシア、
をまず疑うっていう、そんな感じになりますけれども、
まあそうじゃなくてもね、機能性腹痛っていうのもあるんですけれども、
そうじゃない、その診断基準に当てはまらない腹痛っていうのもあったりしますね、はい。
はい、どういう感じですかね。
で、あとはね、ちょっと対応策がいろいろ書いてあって、
まあ対応のところはね、ちょっと、
まあどっちかというと、利用者向けなんで、
まあこれはちょっと省略してもいいかなと思うんですけれども、
むしろこの、えっと、フィギュア1のところですね、
フィギュア1、不登校時、不規則登校時への対応っていうことで、
まあ、あのことはね、一般の方でもね、
知っておいていただいてもいいんじゃないかなというふうに思いますね。
えーと、まあ一番上に身体症状と心の問題っていうふうに書いてありますけれども、
まあいろんな要素でね、えー、冒頭にも言ったように、
この登校できない、不登校になるっていうようなものがあったりするんですね。
で、その支援がまあ下のほうに書いてありますけれども、
まあ家族への説明と納得とかですね、
えー、あとは、やっぱりね、学校関係者との連携ですね、
養護・共有・スクール・カウンセラー・学校スタッフとの連携とかっていうのも書いてあったりしますし、
まああとはどういう形で、えー、事実を促していくかみたいなのも非常に大事かなというふうに思います。
で、もちろんですね、その、まあ我々医者、まあ私も医者なんで、
えー、まあ病気を診断名をつけるっていうことが重要な場合もありますし、
この左側に書いてありますけれども、基礎疾患の対処っていうことで、
昨日もね、ちょっと公認心理師の試験のところで緊張型頭痛の話しましたけれども、
そういったものとか、あとODですね、
技術性調整障害、あとIBSですね、過敏性超症候群とかは、
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まあ比較的ね、あの、
まあ病名をつけて、まあしっかり治療していくことの意義が大きいというふうに言われているので、
まあこういった病名がつくようであれば、
まあそれ相応の対応ができるっていう、そんな感じになりますね、はい。
っていう感じになります。
えーと、やっぱりね、まあ不登校の、はい、
高校ってね、本当に、いや、こんなに増えてるんだっていうのは、ちょっと私もね、びっくりしましたけれども、
あの、やっぱり医療者だけではなくて、
まあ、さっき述べたように学校関係者とか、あとまあ当然ですけれども、親御さんとかですね、
えー、ご家族の方の協力も必要不可欠なんで、
どうしてもね、まあ我々医療の人間なんで、医療の枠組みだけでね、解決したくなってしまうんですけれども、
そうじゃない、やっぱり連携がね、必要かなとか、改めて思ったりしました。
はい、ということで、えー、非常に勉強になる教育講演の論文でございました。はい。
ということで、最後、しんしんじゃんけんいきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、ぐ。
はい、ということで、えー、今日も幸せな一日でありますように、
お会い頂きありがとうございました。
おみしんしん。