はい、でですね、これ、あの実は私すごい超知り合いの先生が、これでも結構前の論文なんですよね。
去年の、ちょっとお待ちくださいね、去年の、えっと、あ、そうですね、7月の29日に出た論文で、
で、潤天堂大学のですね、プレスリリース的なやつもですね、この論文の解説の記事も去年の12月4日に出てるんですけれども、
で、これがね、今回、この時期に記事になったのか、ちょっと取材して記事にしようと思ったのかよく分からないんですけれども、
でも結論ね、そういう研究がですね、国際史、サイエンティフィックレポートズっていうやつに出てですね、
はい、非常に面白い研究だなと思って今日ご紹介しようと思いました。
はい、で、これ診断エラーって、私の放送ね、以前から聞かれている方はね、ご存知かもしれないですけど、
まあ、あの、誤診って一般的にはよく言われますけれども、我々あんまり誤診っていう言い方はしなくて、診断エラーっていう言い方はするんですけれども、
これの原因の一つとして、この他職種のコミュニケーション不足があるんじゃないかっていうところに注目したっていうコミュニケーションギャップですね、
はい、っていうのがね、非常に目の付けどころ面白いなと思って、宮上先生っていう先生がね、計画したんですけれども、
はい、ということで、やっぱりね、実際調べるとですね、その看護師さん430人に調査したところ、
医師の診断とか、診断に懸念や違和感を1回でも感じたことがある看護師さんが61%、6割ぐらいいらっしゃって、
で、ただその懸念を伝えなかったっていうのが、138人の52.5%、約半数っていうことですね、
タイトルにもあるように、はい、っていう感じになっていて、これがもし減ってくればですね、
その診断エラーももしかしたら回避できるかもしれないっていうような、そんな感じになっています。
で、その伝えない理由ですね、として、一番多いのはこの医師のプライドを傷つけてしまうっていうのは21.1%ですね、
で、その次には伝え手を無視される18.6%、で、あと診断は医師がするもの15.7%っていうことで、
まあこれはね、ちょっと教育システムが違うっていうところもあると思うんですけれども、
はい、っていう感じで、で、それに、えっと、医師を怒らせてしまうからが続いたりとかですね、
あと診断、アシスメントに自信がないから、まあこれもね、あのちょっとその教育システムの問題だと思うんですけれども、
はい、っていう風に続くっていうことで、やっぱりそのチームで、あの潤天堂大学のプレスリーズにも書いてありますけれども、
チームでこの診断に、診断を向上させていく、診断力を向上させていく必要性っていうのはね、歌われているかなという風に思います。
で、えっと、まあこれね、本当にその通りだなと思って、この記事の一番最後にもですね、
名古屋大学の長尾先生っていう先生、まあこの先生ね、医療安全ではもうむちゃくちゃ有名な先生なんですけれども、
この先生がコメントを寄せていって、
看護師が診断に懸念を伝えてくる問題は以前から指摘されており、非常に重要なデータだ。
診断を医師の生意気とせず、他職種の意見を取り入れることが大切だということになっていて、
これ本当にその通りだなという風に思いますね。
で、私自身もですね、実は診断エラーってね、実は昔から非常に注目していて、
ちょっと論文は最終的にボスが出してくれたんですけれども、
診療内科に紹介になった患者さんの診断エラー、
まあいわゆる前の病院で診断が間違えているっていうのをね、
まとめたの10年ぐらい、10年以上前かな、10年ぐらい前かな、
に発表したことがあるんですけれども、
その中でもね、やっぱり医者一人でね、
まあやっぱり診断することの危なさみたいなのってあるんですよね。
それは何も間違えようと思って間違えてるわけではなくて、
やっぱり単純な思い込みとかですね、
あとは今までの自分の経験で、経験値でこれはこうなってるみたいなのから来る診断エラーとかですね、
あとは前の先生がこう言ってきたので、
まあ例えば何でもいいですけど、
まあ中水炎、盲腸じゃないですかっていう風に紹介されてきたら、
その紹介された先の先生も、これは盲腸だねって思ってしまうとかですね、
まあこういうのって人としてやっぱり自然だと思うんですよね。
なんですけれども、実はそれが違う病気だったみたいなこともあるわけで、
だからその辺のね、いろんな目を診断の過程の中で入れるっていうのは非常に大事かなというふうに思います。
し、実際ですね、私もですね、
他職種で看護師さんから指摘されたりとかですね、
あとは放射線技師さんに指摘されたりとかですね、
あと臨床検査技師さんにね、これちょっと先生おかしいですよっていうふうに指摘されて、
気がついて診断がね、自分が考えてた方向性と全然違う方向になるみたいなことがね、
もう数限りなくありますんで、
やっぱりね、ここら辺のこう、一緒に診断をしていく風土みたいなのは大事かなというふうに思いますし、
その中でやっぱりね、医学教育、
まあ医者の教育の中ではね、診断学ってかなりされるんですけれども、
他の職種に関しても、もちろん最終的な診断は医者がするっていうのは、
これはね、致し方ないところなんですけれども、
でも他の職種もやっぱりね、自分の専門性のところで診断に寄与していく必要性っていうのはあるんじゃないかなというふうに思いますね。
本当にね、持っている情報ってね、医者だけが全ての情報を、
最終的には医者が集約するっていうのは必要だと思うんですけれども、
やっぱりね、患者さんが医者にいなかったりとかですね、
例えばお薬の情報をですね、薬剤師さんが聞きに行って、
先生、この薬飲んでますよみたいなことで、
そのお薬の副剤を打ったっていうことで気づいたこととかもありますし、
やっぱりね、医者には言えていないこととか、
患者さんもね、何が大事で何が大事じゃないかって分かっていないこととかもあったりするので、
重要な情報がね、医者が聞き取りしただけでは抜け落ちているみたいなことも多々あるので、
そういう点でもね、医者、あと他の医療スタッフ、
あとやっぱりね、患者さん側も適切に伝えるっていうことがね、
診断の向上に、診断力の向上につながると常々言ってますけれども、
これは本当にその通りだなというふうに思いますので、
その辺もね、ぜひ知っていただきたいなと思って、
今日お話しさせていただきました。
はい、ということで、じゃあ最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん。
じゃんけん。
はっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただきありがとうございました。
興味津々。