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2025-12-23 09:57

《1424》やってはいけない健診項目とやるべき健診項目

■本日頂いたご質問

毎日の放送ありがとうございます♪

健診項目についての質問です。

無料や補助ありで受けらる健診項目が、様々なので、何を本当に毎年受け続けておけばいいのだろうかと思ったのです。

職場健診で受けた項目、人間ドックの項目、退職後病院で受けられる健診セットメニュー(有料)のいろいろあったり、扶養になって保険組合から無料で受けられるようになった項目と、内容がさまざまなんです。

保険組合によって対応が違うのでしょうけど。

例えばHbA1cがあったりなかったり、クレアチニン検査があったりなかったりで、毎年あった数値結果が途絶えるんです。

実費にしてでも、必要な検査項目って何なのでしょうか?

そもそも、素人がそんなこと考えず、(無料で)受けられる項目だけ受けていればいいのでしょうか?

(数値みて安心できるだけの判断力を持ってませんしね。)


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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


### 検診項目の選び方:医師が教える「おすすめ」と「避けるべき項目」


リスナーから「職場や保険組合によって検診項目が異なり、何を受ければいいのか分からない」という相談に対し、内科医の視点から「ぜひ受けてほしい項目」と「おすすめしない項目」をそれぞれ解説しています。


#### 1. ぜひ受けてほしい検診項目(3選)

毎年でなくても、一度はチェックしておくべき項目です。


* **クレアチニン(腎機能)**

法定健診(一般的な健康診断)の項目に含まれていないことが多いですが、腎臓の状態を知るために非常に重要です。数値から算出される「eGFR」を確認することで、腎臓がどれくらい働いているかを把握できます。オプションにあればぜひ追加してください。

* **骨密度**

特に閉経前後の女性には強く推奨されます。女性ホルモンの減少とともに骨密度は急激に低下するため、一度は自分の骨の状態を知っておくことが将来の骨折予防につながります。

* **腹部エコー(超音波検査)**

胸部レントゲンでは分からないお腹の臓器の状態を確認できます。人間ドックには含まれることが多いですが、オプションで選べる場合は一度受けておくと安心です。


#### 2. おすすめしない、避けるべき検診項目

不安を煽るだけで、メリットが少ない可能性のある項目です。


* **腫瘍マーカー**

がんのスクリーニング(早期発見)目的で受けることは推奨されません。がんがなくても数値が上がることがあり、一度高い値が出ると、不安なまま高額な追加検査を繰り返す「負のループ」に陥りやすいためです。

* **線虫検査や一部の遺伝子検査**

最近話題の「線虫でがんがわかる」といった検査や、科学的根拠が乏しい遺伝子検査は注意が必要です。不安を煽って収益を得るビジネス的な側面が強いものもあり、医療の現場では推奨されていません。


#### 3. 結論:何を受けるべきか

自治体や保険組合が補助を出している「標準的ながん検診(マンモグラフィー、便潜血検査など)」は、有効性が証明されているため受ける価値があります。一方で、自費で追加するオプションについては、不安を解消するどころか、逆に不要な心配やコストを増やす可能性があることを理解しておく必要があります。


まずは「クレアチニン」や「骨密度」など、自分の体の基本性能を把握する項目から意識してみるのが良いでしょう。

サマリー

今回のエピソードでは、やってはいけない健診項目とやるべき健診項目について解説されています。特に、クレアチン、骨密度、腹部エコーの重要性が取り上げられており、逆に使用マーカーの検査は避けるべきとされています。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームからぜひお寄せください。
見ました、あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日は質問回答をやっていこうと思います。
今日はですね、
説明の方がいいのかな、リスナーの方から出たりいただいたんですけど、
Googleフォームの方に私が許させていただきましたけれども、
ご質問はですね、毎日の放送ありがとうございます。
健診項目についての質問です。
健診を受ける、受けないのお話で思い出したことです。
過去放送にあげられていたらその番号を教えてくださいはいいですということで、
多分これやってないんじゃないかなと思いますので、
改めてお話したいと思います。
無料や補助ありで受けられる健診項目は様々なので、
何を本当に毎年受け続けておけばいいのだろうかと思ったのです。
職場健診で受けた項目、人間特区の項目、退職の病院で受けられる健保、
健診セットメニュー、有料のいろいろあったり不要になって、
保険組合から無料で受けられるようになった項目と内容が様々なんです。
保険組合によって対応が違うのでしょうけど、
例えばヘモラビンA1Cがあったりなかったり、
クレアチン検査があったりなかったりで毎年あった数値結果が捉えるんです。
実費にしてでも必要な健診項目って何なのでしょうか。
そもそも素人がそんなことを考えず、
無料で受けられる項目だけ受けていればいいのでしょうか。
ということでご質問いただきました。
非常に素人なご質問ありがとうございます。
やるべき健診項目
今日はやってはいけない検診項目と、
ぜひやって欲しい検診項目というのを3つずつぐらいお話したいと思います。
まずはやって欲しい検診項目は、
1つ目、クレアチンですね。
これはポジショントークと思われるかもしれないですけど、
ポジショントークでもあるんですけれども、
特に職場の法定検診、
働いている方の法定項目にクレアチンが入ってないんです、現状。
これ入るっていう話はあるんですけれども、
まだやっていないところも結構あります。
そうすると、本当の人気の、
要はクレアチンから産出されるEGFRっていうですね、
人像がどれぐらい働いているかっていう数字があるんですけれども、
これが当然ですけど、わからないんですよね。
もしも尿検査は、尿検査は法定項目に入っていて、
尿タンパクマンとかわかるんですけれども、
やっぱりクレアチンがないっていうのは、
非常に腎臓内壊としては痛いんで、
クレアチンがもしオプションで選べるとかですね、
いうのがあれば、ぜひやっていただきたいなと。
毎年でなくてもいいんですけど、
一度はご自身のクレアチン、あとEGFRを知っておいていただきたいなというふうに思います。
人間ドッグとかだったら必ず含まれますし、
あとは特定健診に関しては、
クレアチン、基本的にはオプションなんですけど、
基本的にはやること推奨されているので、
それはぜひともやっていただけたらなというふうに思います。
というのが一つ目でした。
二つ目は、これいつもお話したかもしれないですけれども、
これも別に毎年でなくてもいいんですけれども、
やっぱり骨密度ですね。
骨密度は、ちょっと測り方はいろいろあるんですけれども、
できればデキサっていう方法ですね。
レントゲンを使うような方法があるんですけれども、
レントゲンとか超音波式とかっていうのもあったりするんですけれども、
できればレントゲン、超音波式でもある程度の正確性はあるので、
少なくとも骨密度を一回も見たことないという方は、
何かしらの方法でご自身の骨密度を一回は知っておくっていうのは、
非常に重要かなというふうに思います。
特にこれは、平型後の女性の方に関しては、
骨密度は女性ホルモンが減ると、ものすごい勢いで減っていくというのがあるので、
できれば平型前後あたりの方は、
ぜひとも一回は骨密度を見ておいていただけたらなというふうに思いますし、
オプション検査であることも結構あるので、というふうに思います。
3つ目は、これ何にしようかちょっと悩んだんですけれども、
3つ目は腹部エコーですかね。お腹のエコー、超音波ですね。
これも別に毎年なくてもいいんですけれども、
1回は見ておいてもいいかなというふうに思います。
というのは、胸に関しては胸部レントゲンX線を取るじゃないですか。
X線でわからないっていうのも結構あったりするんですけれども、
でも最低限の情報はX線で捉えられるっていうのがあるんですけれども、
お腹に関しては、検診では何も見られないんですよね。
じゃあCT取るのかというと、CTは被曝の問題もありますし、
やっぱりエコーですね、超音波を一度はやっておくっていうのがいいかなというふうに思います。
結構人間ロックとかだったら、ほぼセットで複米コンが付いているのも結構あると思うんですけれども、
それだったらいいと思うんですけれども、そうじゃない職場の検診とかですね、
そういうので、もしオプションで受けられるのであれば、
複米コンをオプションでやっていただくのもありかなというふうに思いました。
というのがお勧めの検診項目でした。
いずれか有料でなるかもしれないですけど、
有料でやる価値は全然あるかなというふうに思いますね。
避けるべき健診項目
後半ですね、逆にやってはいけない検診項目ですね。
これはね、やるかやらないか迷うんではなくて、
これはやってはいけないっていうのがありまして、
一つはですね、
一つはですね、使用マーカーですね。
これもう既に予測していた方もいらっしゃると思いますけど、
使用マーカーは本当にね、やってはいけないというか、
やらないほうがいい検診項目なんですね。
使用マーカーは本当にお勧めされるので、
ついつい採決どうせされるし、
やっておこうかみたいな感じでやってしまう方は結構いるんですけど、
それをやったほうがいいと思われている方は結構いるんですけれども、
でもこれは本当にやると非常にややこしいことになるし、
お金払って不安にさせているだけみたいなことになるので、
これはやらないほうがいいですね、むしろね。
はい、と思います。
例えばね、一回高い値が出るとですね、
当然それで検査をしないといけないんですけど、
その高い値をですね、結構放置されている方もいて、
それだったらやる意味ないやんって思いますし、
あとはどこまで検査をやるか問題とかっていうのも結構あるんですね。
例えば、使用マーカーの一番有名なものにCEAっていうのもあるんですけれども、
CEAっていろんなところのガンで上がってきたりするので、
ガン以外でも当然上がるんですけれども、
タバコとかですね、そういうのでも上がったりするので、
じゃあ何をどこまで調べるのかどうか問題とかっていうのもありますし、
じゃあ一回高かったら翌年も上がらないわけにいかないじゃないですか。
どういうふうに経過を追っていくのかとかですね、
非常にややこしいことになるので、やめたほうがいいかなというふうに思います。
一方でですね、ちょっと初めにやるべきなところに言い忘れましたけれども、
普通の一般的なガン検診を補助が出てやるみたいなのですね、
例えば乳がんのマンモグラフィーとかですね、
そういうのは是非ともやっていただきたいなと、
例えば大腸の便潜血とかですね、
こういうのはやっていただいたらいいと思うんですけれども、
ただ使用マーカーに関しては、
子と悪性子をガンを見つける目的でやるというのは、
絶対お控えいただけたらというふうに思います。
あとはね、それに関連してですね、
これも一部の自治体でですね、
ふるさと納税のやつとかでも、
返礼品とかになってますけれども、
戦中のやつですね、こういうのとかですね、
あとは謎の遺伝子検査みたいなのですね、
こういうのはワンサがあるんですけれども、
こういうよくわからんというのを見極めるのが難しいのかもしれないですけれども、
そういうのもやめたほうがいいですね。
これはもちろん医療機関の変な収益源になっているので、
そういうので儲けているところもあるんですけれども、
これはやめたほうがいいですね。
医療機関の注意点
不安にさせるだけという感じかなというふうに思います。
なので、やっぱり不安に突き込んで、
検査をさせようみたいな医療機関ってね、
残念ながらまだまだあるんですよね。
なんですけれども、
ぜひそれに引っかからないでいただきたいなというふうに思います。
という感じでした。
もしこの項目は、みたいなのがありましたら、
ぜひチャット欄、コメント欄でいただけたらと思います。
では最後、しゅんしゅんじゃんけんいきたいと思います。
しゅんしゅんじゃんけん、じゃんけん、ぐっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
弱いとはない概念だけでした。
興味津々。
09:57

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