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2024-07-03 12:21

《972》『患者さんと御家族のためのCKD療養ガイド2024』を読む

本日ご紹介した書籍はこちら

患者さんとご家族のためのCKD療養ガイド2024

https://www.tokyo-igakusha.co.jp/b/show/b/1726.html


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《AI要約》こちらは「CKD療養ガイド2024」という本の要約です。約1000字でまとめました:

この本は日本腎臓学会が発行した慢性腎臓病(CKD)患者とその家族向けのガイドブックです。2024年7月10日発売予定で、全15章130ページ、価格は1320円です。

主な内容は以下の通りです:


CKDの基本知識

生活習慣とCKD

食事療法

高血圧管理

貧血対策

糖尿病性腎臓病

7-9. カルシウム・リン代謝、尿酸・脂質管理、肥満・メタボリックシンドローム

薬物療法

11-13. 妊娠、小児・高齢者のCKD

透析と腎移植

特殊な腎疾患


本書の特徴:


質問形式で分かりやすく解説

イラストが豊富

医療者向けガイドラインと連動した内容


生活習慣に関する主なアドバイス:


禁煙を推奨

適度な飲酒

水分制限は通常不要、普通に摂取でOK

睡眠、口腔ケア、便秘対策の重要性


薬物療法について:


腎機能に応じた投薬量調整の必要性

発熱や脱水時の注意点(特定の薬の使用控えなど)


改善点:


章立てが細かすぎて内容が薄い

専門用語の説明不足

透析・腎移植の説明が少ない


総じて、CKD患者とその家族にとって有用なガイドブックとなっています。

サマリー

院長内科医たけおは、たけお内科クリニックから心身健康ラジオを通じて、『患者さんと御家族のためのCKD療養ガイド2024』について紹介しています。このガイドでは、腎臓病や関連する様々な条件に対する特定の薬剤や治療法、注意事項が詳細に説明され、一般の方にも分かりやすいように書かれたり、イラストが豊富に使われています。

00:04
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開のまま収録やらみなさんからのご質問やリクエストに直接お問い合わせしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参考ください。
ということで、毎週水曜日は、こういうの書評をやっているんですけれども、
この週はですね、腎臓シリーズの、今日で第4弾かな、になります。
で、今日もですね、昨日に引き続いてですね、日本腎臓学会から、つい先日出たばっかり、
出たばっかりというか、まだ多分書店には並んでないんですけれども、
この患者さんとご家族のためのCKD療養ガイド2024っていう書籍をですね、ご紹介していきたいと思います。
ちなみにこの書籍も発売は、
そうですね、発行は7月10日になっておりますので、多分今週、来週ぐらいにAmazonとかネットの書店とかですね、
あと一般の書店にも並ぶんじゃないかなというふうに思います。
一足を先にですね、学会でゲットさせていただきまして、一通り読ませていただきました。
これですね、昨日もお話したように、このCKD診療ガイド2024と2になっていて、
CKD診療ガイド2024は医療者向け、こっちの方はタイトルにもありますように、
患者さんとご家族さん向け、みたいな感じになっているんですけれども、
主な書立てはね、かなりCKDの診療ガイド2024と同じような書立てになっております。
詳しく言うとですね、第1章、第2章、第3章、ちょっと待ってくださいね。
結構章が多いな。第15章までなっておりまして、
第1章がまずは慢性腎臓病、CKDということで、第2章がCKDと生活習慣、
第3章がCKDと食事、第4章がCKDと高血圧、
第5章、CKDと貧血、第6章が糖尿病関連腎臓病、DKDですね。
第7章がCKDとカルシウム、リン、第8章がCKDと尿酸、脂質、
第9章、CKDと肥満、メタボリックシンドローム、第10章、CKDとお薬、
第11章、CKDと妊娠、第12章、小児のCKD、第13章、高齢者のCKD、
第14章、糖石と妊食、第15章、CKDの原因になる特殊な妊娠疾患ということで、
ちょっと目字を読むだけでも大変でしたけども、という感じの構成になっております。
当然ですけどね、患者さんとご家族さん向けに書かれているので、かなり内容を噛み砕いて書いてありますし、
あとはページ数もですね、昨日の診療会でもそんなにページ数多くなかったんですけども、
ページ数も130ページっていうことで、多分早い方だったら1時間とか2時間あったら読めるかなっていう、
そんな感じの書籍になっております。
で、価格もですね、これ、医学系の出版社、東京医学社さんっていう、
この腎臓関連の書籍をいっぱい出してる出版社さんから出てるんですけれども、
大体医学書って高くなるんですけれども、
なななんとですね、この書籍の価格高騰の時代にですね、
定価1320円っていう、本体1200円、プラス税10%っていうことで、かなり安く作られてるんで、
それだけ売れるっていうことを見越しての価格設定なんだろうと、強気の価格設定なんだろうと思うんですけれども、
はい、っていうことになっておりますので、ぜひご自身がCKDの方、
あるいは周りにCKDがいらっしゃるご家族の方とかにはね、
一家に1冊ゲットしておいていただくといいんじゃないかなというふうに思います。
はい、ということで、ちょっと内容に入っていきますけれども、
CKDと生活習慣、水分摂取について
内容に関してはですね、今までずっと言ってきた内容と、かなり似通ってるんで、
ちょっと全部をご紹介しきるのは難しいので、
特に第2章ですね、CKDと生活習慣、昨日もお話ししましたけれども、その辺の部分とかですね、
あと、ちょっと昨日ニーズがあったお薬のところらへんを中心にご紹介しようかなというふうに思いますけれども、
まずは第2章ですね、CKDと生活習慣っていうことで、25ページかあるんですかね、
そうそう、ちょっと言い忘れましたけれども、これ全部ね、章立ての、なんていうんですか、章項目が質問項目になってるんですね。
例えば、CKDと生活習慣のところでいくと、喫煙はCKDを悪化させますか?とかですね、
飲酒はCKDを悪化させますか?とか、水分はどれぐらい取ればよいですか?みたいな感じで、
質問項目になってるんで、非常にね、1個1個の項目でシンプルに質疑応答みたいな感じで書いてあっていいかなというふうに思います。
で、その25ページからですね、昨日も言ったようにですね、喫煙はね、明らかにCKDに良くないんで、
是非禁煙しましょうというふうに書いてありますね。
し、飲酒もほどほどにっていうことと、水分。
水分ね、その腎臓悪い方に関してはね、水分制限、すごいね、かつてはね、かなり使用されてた時代もあったのでっていう部分はあるんですけれども、
ここにもですね、むくみや重篤な腎臓病がない場合は過度な水分制限は不要ですっていうふうに明らかに明記されていて、
ただ、飲水量を必要以上に増やして飲む必要はありませんっていうふうに書いてあって、
まあ要は普通でいいんですっていう感じなんですけども、
結構ね、脱水を気にしすぎる方で、過剰に飲水制限する方とかもいらっしゃるんで、そういう方ね、逆にね、夏場は危険なのと、
あとちょっとこの後お話しますけれども、薬によってはですね、体が脱水傾向になる薬もね、結構あるので、
そういう時にはね、逆に水分をね、摂取した方がいいケースもあるので、
っていうのは注意必要ですね。
あとは昨日も触れました、睡眠とか航空ケアとかですね、便秘とかこの辺のことも、
全部このCKDの診療ガイド2024と連動したような形で書いてあって、
まあこれ非常にいいかなというふうに思いました。
CKDとお薬について
で、あとはですね、あと先ほど言ったようにお薬の部分ですね、にちょっと触れたいと思うんですけれども、
お薬がですね、何ページだったかな、第10章ですね、79ページ、CKDとお薬っていうことで、
これがですね、昨日もお話したように、
あ、てか昨日の放送のちょっとお詫びを先にさせていただきますけれども、
昨日ですね、SGLT2疎外薬のこと、SGLT1と言ったのを後から放送を聞き直して判明しました。
GLP-1のことがちょっと頭によぎって、それで1って言ってしまったんですけど、
正確にはSGLT2ですんで、はい、お詫びして訂正いたします。
で、まあそれがですね、ここ数年、腎臓病に対しても良いエビデンス研究結果が出てきていてっていうところはね、
この本書でも80ページかなっていうところに書かれています。
あとはね、それ以外にそのCKDを持つ方が注意すべき薬剤とかっていうので、
例えば痛み止めですね、いわゆるゲネッチン通薬の中でもN-Seizっていう類のもの、
これは腎臓、特に使いすぎると悪くしたりするので、注意が必要だよとかですね。
あとは胃薬とかですね、あとは飲み方に注油するお薬にはどんなものがありますかとかっていうことで、
具体的な薬剤と治療法についての説明
胃薬の1つ、H2O待機効薬とかですね、あとヘルペスのお薬とかで対象方針の抗ウイルス薬とかですね、
あと一部の抗菌薬、血をサラサラにする抗凝固薬とかっていうのが調整が必要になるよっていうのが書いてあったりします。
あとはですね、先ほども言ったように体調がとても悪い時、シックデイの対策っていうことで、
特にですね、その水分取れないとか熱が出るとかですね、この辺は当然腎臓病の換算でも起こり得るんですけれども、
そういう時に先ほど言ったようなロキサプロフェンとかですね、ロキサリンとかっていうのは控えていただいた方がいいですし、
あとはおしっこが出過ぎてしまうお薬ですね。
先ほど言ったこのSGLT2疎外薬もね、おしっこが出過ぎて体が脱水方向に働くんですけれども、
こういったお薬はどうするかっていうのは検討しないといけないっていう、そんな感じになっております。
あとは当然ですね、用途増え剤、増え剤関連のものとかっていうのがそのお薬のところで書いてありますね。
そんな感じでございます。非常に一般向けの書籍として非常にわかりやすく書いてありますし、
あとイラストがかなり豊富に書いてあるので、この辺はね、
昨日のご紹介した診療ガイドとは違って、一般受けしやすいような書き方で書いてあって、非常にいいかなというふうに思いました。
あえてですね、ちょっといくつか注文させていただくとですね、これいくつかありまして、まず一つ目はですね、先ほど言ったようにね、
改善に欠けるポイント
症立てが細かすぎる問題っていうのがあって、ちょっと細かく分かれすぎていて、逆に内容がちょっと薄くなりすぎてるかなっていう感じがしましたね。
もちろんガイドラインを全て診療ガイドが網羅しようっていうことで書いてあるんだろうと思うんですけれども、
ちょっと一個一個の項目が薄くて、薄いからいいのかもしれないですけれども、という気はちょっとしましたというのが1点目と。
あとはですね、これ突然CKDとかDKDもそうなんですけれども、いきなり出てくるんですね。
DKDとか別に出さなくていいと個人的には思うんですけれども、逆語がフルスペル本なしでいきなり出てくるっていうか、
DKDとか、DKDって専門用語なんで、別にこれあえてDKDって書かなくてもいいんじゃないかとかっていうので、
これ多分ですけどね、診療ガイドのほうはパブリックコメントで募集されたんですけれども、こっちのほうね、確かパブコメ募集されてなかったと思うんですね、私の知る限り。
これね、ちょっとその一般の方のご意見とかですね、なんかその辺をね、もっといつも言ってる市民感情三角じゃないですけれども、取り入れたほうがいいんじゃないかなという気はしましたね。
これ内容がね、かなり難しいと思います。先ほど言ったその薬のところだけでも、そんなエジツル状態喫香薬とか言われてもわからんじゃないですか、と思うんですよね。
だからこれちょっとね、内容、僕に書き換えさせてくれたら、なんかもっと書き方考えるようにな、とかいうふうに思ったりもしましたね、はい。
っていうのがありました。けど、あともう一つですね、もう一つね、ちょっと残念だったのが、この第14章ですね、陶石と陳植のところはね、すごい薄いんですよね。
これはね、もうちょっと書いておいていただきたいなと思いましたし、
腎臓ってね、もちろんね、長く保つことは重要なんですけれども、それでもね、やっぱり腎代替療法が必要になる方っていうのもいらっしゃるので、
そういう方にもね、あらかじめその知識としてね、腎代替療法を早い段階で知ってもらうっていうために、これ3ページしかないですからね、陶石と陳植に関してのことが。
これもうちょっとボリュームあった方がありがたかったかなと個人的には思ったりします。
ということで、でも非常に良い書籍ですんで、ぜひお手に乗っていただけたらと思います。
はい、では最後、シンシンジャンケンにいきたいと思います。はい、いきますよー、シンシンジャンケン、ジャンケンパ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはないかいのたけでした。
よみシンシン!
12:21

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