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2024-06-23 10:34

《963》医者🧑‍⚕️が教える☝️やばい感染症を見抜く3つの方法

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1804472484626047110


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《AI要約》

毎週日曜日に医師国家試験クイズを実施しています。今回は敗血症に関する問題を取り上げ、3-4回にわたってシリーズで解説する予定です。

今回の問題は、救急外来を受診した感染症が疑われる患者で、敗血症の存在を考慮する際に意識レベルとともに有用な評価項目を問うものでした。選択肢は体温、脈拍、血圧、呼吸数の組み合わせでした。

正解は「血圧と呼吸数」でした。これは敗血症の簡易評価法であるqSOFA(quick Sequential Organ Failure Assessment)スコアの項目に基づいています。qSOFAは意識レベル、血圧、呼吸数の3項目で構成され、バイタルサインのみで評価できる点が特徴です。

敗血症は感染症による生命を脅かす状態で、最も重症な場合は敗血症性ショックとなり、ICUでの治療が必要になります。

体温に関しては、高熱だけでなく低体温も敗血症のサインになる可能性があります。特に高齢者では通常の体温でも重症感染症の可能性があるため注意が必要です。

呼吸数は重要なバイタルサインですが、しばしば見落とされがちです。内海氏は呼吸数を数える習慣の重要性を強調しています。

qSOFAスコアの具体的な基準は以下の通りです:


収縮期血圧100mmHg以下

呼吸数22回/分以上

意識レベルの低下(GCS15点未満)


これらの3項目のうち2つ以上該当する場合、敗血症の可能性が高いとされます。

内海氏は今後の放送で敗血症についてさらに詳しく解説する予定です。最後に、リスナーに幸せな1日を願って放送を締めくくりました。

サマリー

たけお内科クリニックからだと心の診療所の院長内科医たけおが、感染症に関する意識レベルとバイタルサインの重要性について解説しています。バイタルサインの中で、血圧と呼吸数が重要であり、特にEの血圧と呼吸数は肺結晶の可能性を示しています。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、いろいろまずはちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開のまま収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日は医師国家試験クイズにチャレンジの日ですけれども、
今週も張り切ってやっていただけたらと思います。
今週は先週の土曜日に公開したYouTubeにも関連して、これ以前にもお話したんですけれども、
私は風邪ですっていう訴えで、医療機関を自信してくる方の多さたるやというふうに思っていて、
ちょっとそれを防止しようと思いまして、発熱イコール風邪ではないんですね。
発熱のことを風邪っていうふうに思っている方が意外とむちゃくちゃ多いなというふうに思いまして、
なので発熱でもっと危険なものがあるよっていう、それが今回問題にも出てくる排血症っていうやつなんですけどね。
それのシリーズをちょっと3回か4回かぐらいに分けてやっていこうと思います。
ということで、今日はまず第一弾ということで、第113回の医師国家試験のB問題の11ってやつですね。
これを一緒にやっていきたいと思います。
ちなみに必修問題で医学生の正答率が80、90パーセント近かったなというふうに思います。
はい、では問題。
感染症の評価項目とバイタルサイン
救急外来を受診した感染症が疑われる患者で排血症の存在を考慮する評価項目として意識レベルとともに有用なのはどれかということで、
A、パイオンと脈拍。
B、パイオンと血圧。
C、脈拍と血圧。
D、脈拍と呼吸数。
E、血圧と呼吸数。
ということで、これはね、これすごい良い問題だと思いますね。
はじめにこれ実は3つ、今日のタイトルにもありますように3つ大事なものがあって、そのうち1つはこの意識レベルっていうのが重要なんですけれども、
残り2つは何ですかっていう問題なんですよね。
じゃんじゃん答えてください。
はい、もう1回ちょっと選択肢いっておきますか。
A、パイオンと脈拍。
B、パイオンと血圧。
C、脈拍と血圧。
D、脈拍と呼吸数。
E、血圧と呼吸数。
ちょっとこの組み合わせがね、ややこしいですけれども、はい。
じゃあ、スペースからいきますが、スペースはBかな。
受信の下げですね。
これちょっと難しいですよね、本当に。
えーっと、B、E、B、B、B、Bかな。
で、あ、やっぱ割れましたね。
E、A、E。
すごい割れてますね。
過去最高に割れてるかもしれないですね。
はい。
よろしいでしょうか。
他の方、よろしいですか。
はい。
では、正解はEですね。
はい、Eの血圧と呼吸数ということで、正解の方おめでとうございまーす。
はい。
ということで、あの、これやっぱ難しかったですよね。
あの、はい。
あの、E問題をチョイスしたと我ながら思っておりますけれども、はい。
で、これそもそもですね、あの、排血症ってさっきちょっと冒頭ちらっと言いましたけれども、
排血症が何かっていうのを知っていただく必要性があってですね、
これ、えー、排血症っていうのは、まあ要は非常に簡単に言うと感染症で命にかかるような状態になるものですね。
まあ一番最重症、最も重症なものを排血症というふうに言って、
まあ中ではね、排血症性ショックっていう状態になると、
まあ非常にね、えー、重症になって、
その集中治療室ですね、ICUでの治療が必要になったりするっていう、
まあ感染症に伴うSARSっていうふうに、まあ専門的な定義するんですけれども、
はい、いうことになっております。
で、この、えーと、排血症のですね、その重症度とか存在とかですね、
を考えるのに、このSOFAスコアっていうのがあるんですね。
S-O-F-Aスコアっていうのがあって、
まあこれで重症度かどう、重症かどうかっていうのを見ていくんですけれども、
それの、あの、簡易版、QuickSOFAっていうのがあってですね、
これで感染症が、あ、感染症じゃない、排血症があるかどうかをね、
えー、見つけようみたいなのがあるんですね。
それの問題なんです、これ。だからQuickSOFAをね、要は知ってるかどうかっていうのを、
あの、医学生に問う問題っていう感じになってます。
で、このQuick、まあSOFAはね、あの、実はいろんな血液検査とかもしないといけなくて難しいんですけれども、
QuickSOFAはですね、あの、もうバイタルサインだけわかればOKみたいなことになっていて、
だから、まあその、えっと、この今回の選択肢に入っているアイテムは全部バイタルサインなんですね。
バイタルサインの重要性とバイタルサインの種類
で、じゃあバイタルサインって何かっていう疑問になると思うんですけれども、
バイタルサインっていうのは、えーっと、日本語に訳すと生命兆候だったかな、
ちょっとあんまり日本語を言わないんであれですけど、
まあ普通バイタルとかね、バイタルサインっていう風に言ってしまうんですけど、
救急隊の方とかもよく使われますよね。
あの、人間が生きていることを示す兆候みたいなのなんですけれども、
えっと、大きく5つありまして、ま、まずは血圧ですね。
あー、あと意識レベル、まあこの問題にもありますけど、意識レベルと血圧、
あと脈拍、あと体温、で、呼吸数、で、えっと、あとSPO2ですね。
サチュレーションって、あの、コロナでね、あの指に挟むやつですね。
これもね、あの、バイタルサイン、生命兆候に入れるっていう考え方の方もいますけれども、
まあ、一応この5つが、えー、生命兆候、バイタルサインっていうことになっていて、
あとはね、尿量をね、入れる方、入れる説の方もいますけれども、
まあ、これはね、尿量はあんまり一般的ではないかなと思うんですけど、
少なくともね、その、意識、血圧、脈拍、えー、体温、
あ、体温さっき抜かしましたかね、体温と呼吸数、はい、が、
あー、そのバイタルサインとしてよく知られているし、
まあ、必ずね、こう、おー、プレゼンテーションですね、
患者さんの情報を伝えるとかですね、
あと、おー、その誰かに情報を提供するとかっていう場合にも、
バイタルサイン必須というふうに言われております。
というか、まあ、僕自身も、あの、いろんな数々の、
おー、プレゼンテーション、患者さんの申し送りも含めてですね、
やってきましたけど、バイタルをね、プレゼンしないと、
バイタルサインの重要性
生きてる人のことを言ってるかどうかわからないって怒られるぐらいに、
あの、バイタルサインって非常に重要なんですね、はい。
で、で、話戻りますけれども、で、これね、全部だからバイタルサインのことを言っていて、
まあ、意識レベルは問題文の中に書いてありますけれども、
それ以外のバイタルサインで、この肺結晶を考えるものはどれかっていうことなんですけれども、
まあ、結論はね、あの、Eの血圧と呼吸数なんですね。
まあ、これはね、もうクイックソファっていうのの項目どれですかっていうふうな問題なんで、
まあ、それそうとしか言いようがないんですけれども、
多分ですね、えっと、間違えられた方は、
あの、この体温決めされたんじゃないかなと思うんですね。
ABに体温って入ってるじゃないですか。
で、これですね、あの、もちろん、熱が高いのは感染症っぽいんですけれども、
実は低体温になることもあるんですね。
あの、逆にね、体温が普段より低くなる場合もあって、
えっと、その低体温ですね、体温が低いのの原因の最も危ないものの一つが、
この肺結晶っていうことになってるんで、
体温がね、上がらない、もしくは逆に下がるっていう場合もあるんで、
これはね、よくよく知っておいていただきたいですし、
あとはですね、体温をね、上げられない方とかっていうのもいらっしゃるんですね。
特に高齢者ですけれども、高齢者、熱中症とかになりやすいんで、
体温が上がりやすいんじゃないかというふうに思われるがちですけれども、
この炎症で、炎症をね、ちゃんと起こせないと体温が上がらないんですよね。
だから、高齢者でね、普通に併熱なんですけれども、
実はすごい感染症だみたいなこともあったりするんで、
この辺はね、よくよく知っておいていただきたいですし、
肺結晶のサイン
まあ、項目としてもね、体温含まれないっていうことになってきます。
で、あとはね、逆にね、重要なのがね、この呼吸数なんですけれども、
呼吸数ね、実はバイタルサインで入れてないプレゼンテーションって結構あるんですけれども、
私はですね、幸いというか、一番初めの医者成り立ての病院で呼吸数の重要性ってものすごい言われたんで、
呼吸数必ず数えるっていうのをね、もう癖みたいな感じになってるんですけれども、
呼吸数がこの重篤な感染症かどうか、肺結晶かどうかっていうのに関わってくるっていう、
そんな感じになっております。
はい、ということで、あ、で、ちなみにですね、数字言ってなかったですね、
これだから意識と血圧と呼吸数、この3つでね、2つ以上満たしていれば、
その重症な感染症、肺結晶の可能性があるっていうことなんですけれども、
まず血圧ですね、血圧は収縮血圧、上の血圧ですね、が100以下。
で、点数1点。で、呼吸数ですね、呼吸数ってあんまり正常に知られてないんですけれども、
だいたいね、10回、12前後ぐらいなんですね。
多くても20超えないっていう感じなんですけれども、呼吸数が22回、1分間にですね、
22回以上の貧呼吸、呼吸がハーハーなってるっていう、これで1点っていう。
はい、で、意識レベルですね、意識は意識障害があるっていうことで、
これGCSっていうですね、ちょっと専門的なグラス高5コーマスケールっていうのがあるんですけれども、
これが15点未満っていうことで、満点ではないっていうことでですね、
意識はなんとなくぼんやりしているとかですね、こういうのも肺結晶のサインということになってきます。
はい、ということで、ちょっと明日からですね、もう少し詳しいこの肺結晶のお話を、
いいサイトとか資料もあったのでご紹介していきたいと思います。
はい、ということで、じゃあ最後、しんしんじゃんけんでいきたいと思います。
はい、いきますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、パッ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとない一回の竹井でした。興味津々。
10:34

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