00:01
内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開生仕事や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、久々にやってまいりました。
今週の興味心身…あっ、興味心身医療ニュースは別に久々ではないですね。
ちょっと2日間お休みをいただいておりまして、今日からまた通常放送をやっていきたいと思います。
はい。というわけで、今週の興味心身医療ニュースですけれども、ちょっとね、夏休みいただいてた関係であんまりニュースを置いてなかったんですけれども、
今週も3つぐらいニュースをご紹介していきたいと思います。
1つ目が寄生虫ですね、戦虫のニュース。
2つ目ががんによる経済損失のニュースですね。
これ、昨日なんかヤフーのトップニュースとかになってましたけれども。
あとは、ダニに噛まれることによるアレルギーですね。
これが結構ね、我々の中ではね、結構有名な話ではあるんですけれども、ちょっとそれがね、記事になってたんでご紹介したいなというふうに思います。
はい。ということで、まず1つ目ですね。
まず1つ目は、これは7月の28日のNHKのニュースですね。
4万年の眠りから覚醒、シベリア永久凍土の戦虫、再び動き出すということで。
はい。戦虫って聞いたことありますかね。戦虫って。
はい。
戦虫って、音声で言うとちょっとよくわからないかもしれないですけど、普通のラインの線ですね、に虫と書いて戦虫っていうふうに読むんですけれども。
これですね、寄生虫の一種です。
で、戦虫に限らずですね、寄生虫ってね、かなり面白い働きをいろんなところでやっていて、ちょっと、あの、戦虫、うん、剣士みたいなのはね、ちょっと前唾っぽい感じはありますけれども。
でも、あの、寄生虫はね、本当にいろいろな能力を持っていてですね。
こう、能力を持っていてっていうのは言われていたりします。
で、私自身もですね、実は寄生虫、結構ね、あの、まあ今はそうでもないんですけどね、かつては詳しくって、というのは、私の母校がですね、なんと、えーと、寄生虫学っていう講座があるっていうですね、ちょっと全国的にもかなり珍しい大学で私、勉強したもので。
普通はですね、学生時代にその微生物の勉強ってするんですけれども、あの、微生物って細菌とかウイルスとかですね、えー、寄生虫とかっていうのを、あの、人に影響を与えるっていう。
はい。
影響を与える、こう、病原体ということで、微生物学教室みたいのがあるんですけれども、それがですね、私の母校は、なぜか細菌学教室とウイルス学教室と寄生虫学教室、各々にあるっていう、こんな大学はね、まあ、あの、多分全国に一つしかないんですけれども。
はい。
そんな感じで、寄生虫の講座もね、だから、講座、講義もかなりね、いっぱいあったんで、そこでね、かなり寄生虫をね、マニアックに覚えた記憶があります。
はい。
で、あとは、あの、目黒にね、寄生虫館って、これ、以前の配信でも言ったかもしれないですけれども、あの、はい、すごいね、面白い、あの、寄生虫の博物館みたいのがあるので、もしお近くの方はね、ぜひ行っていただけたらと思うんですけれども、で、ちょっと話、だいぶ脱線しましたけれども、で、それがですね、えーと、泉中がこの、えーと、4万年の旧民から覚醒したんではないかっていうような、はい、そんな感じの論文が、えーと、ロシアとドイツの研究チームがオンラインに書いてあったんですけれども、
03:25
で、ちょっと話、プロスジェネティックスに発表しましたっていうような、そんな、はい、あの、記事になっておりました。
まあ、ちょっとね、これ自体がね、どこまで信憑性があるのかわからないですけれども、でも、まあ、多分論文投稿されてますし、なんか、すごい、あの、4万6千年前ってどんな時代かちょっとよくわからないですけれども、はい、でも、まあ、旧民してたのが復活したんじゃないかなみたいな、そんな感じで、まあ、当然ですけど、新種っていうことがわかったらしくて、まあ、ちょっと面白いニュースとして取り上げさせていただきました。
はい、っていうのが一つ目ですね。で、二つ目ですね。二つ目は、えーと、こちらですね。えーと、これ昨日ね、ヤフーのトップニュースにもなってましたし、まあ、いろんなところでね、ちょっと取り上げられたりしてましたけれども、えーと、昨日の読売新聞のオンラインのニュースですね。
えーと、昨日、おとといですね、失礼しました。8月1日の読売新聞オンラインのニュースで、
がんの経済負担、国内で年2兆8千6百億円。
1兆円は予防できた可能性っていうような、そんな記事が出ておりました。
で、えー、これ国立がん研究センターっていうですね、まあ、日本のがん医療のメッカみたいなところがあるんですけれども、
そこが行った研究で、えー、まあ、そのタイトル通りなんですけれども、年間2兆8千6百億円の経済的な負担、負担というか、まあ、損失があって、で、そのうち1兆円が、まあ、予防できるがんだった可能性があるっていうような、そんな、あの、研究結果が出ています。
で、まあ、具体的にはこの、なんか表みたいな、
表というか、イラストをね、あの、見ていただけたらと思うんですけれども、胃がんに関しては、えーと、2121億円。
で、これピロリ菌の除菌でね、かなり予防できるがんではあるんで、まあ、今胃がんね、減ってきてはいるんですけれども、そのピロリ菌の感染率の低下とともにですね、
ただ、まあ、それでもね、やっぱりまだピロリ持っておられる方もいらっしゃるんで、
それをね、除菌することで、まあ、将来的ながんの、胃がんの発生リスクを抑えることができるっていうので、
えー、2121億円の損失ということになっていて、で、
同様にですね、肺が、まあ、肺はね、まあ、タバコ、禁煙ですよね。禁煙で、えー、1598億円。
で、肝臓ですね。肝臓は、あ、肝臓はね、あの、肝炎ウイルスの治療ね、が、非常にここを最近進歩してきたんで、特に新型肝炎ですね。
はい、に関してはね、まあ、かなり良くなってきてるんで、まあ、それで722億円。
で、あとは子宮経がんですね。HPVワクチンですけど、これが640億円っていうことで、で、その他が5159億円っていうことで、
まあ、ざっと1兆円、1兆2億、あ、違う、1兆240億円が、まあ、予防策があるがんだったっていう。
06:02
だから、まあ、半分まではいかないですけれども、4分の1ぐらいですかね。はい。
が、えー、まあ、予防できる可能性があるっていうのは、そんな感じの記事になっていました。
で、これね、やっぱりがんはね、予防できるものはね、予防すべきと、まあ、僕はすごい思っていて、なので、
まあ、その、えー、健康診断ですね、なんか、えーっと、そのオプション検査で、えーっと、
えーっと、腫瘍マーカーとかをね、なんか、測らせるものとかあると思うんですけど、ああいうのではなくて、
ちゃんとね、予防できるものに関して介入するっていう方がね、よっぽどいいんじゃないかなというふうに思いますので、
まあ、その、その点で、えー、取り上げさせていただいたっていう、そんな感じですね。はい。
はい。あとは、あ、そうそうそう、あとは、えーっと、この記事の中にも書いてありますけれども、
まあ、さっき挙げたように、まあ、感染ですね、そのHPVもそうですし、あの、肝炎ウイルスとかもそうですけれども、
えーっと、まあ、感染、あとピロリ菌ですね、まあ、これが一番圧倒的に多いんですけど、
やっぱり、あとは、喫煙ですね、えー、濃度喫煙とか、あと飲酒ですね、お酒飲む方注意ですけれども、
あと運動不足、過体重みたいな、そんな感じになっているっていう、はい、結果でした。
まあ、ちょっと、ぜひ、記事をご覧いただけたらなというふうに思います。
はい。というのが2つ目のニュースでした。
で、3つ目ですね、3つ目はですね、7月の31日の、えー、ギガ人に書いてあったニュースですけれども、
えーっと、タイトルが、ダニに噛まれることで40万人以上のアメリカ人が、
赤身肉アレルギーになっている可能性があるみたいな、そんな記事になっていました。
で、これですね、結構、あの、まあ、最近のトピック、まあ、そうですね、トピックですかね、
あの、ダニに噛まれることで同じような反応を示すもので、
この赤身肉に対してのアレルギー反応が起こってきてしまうっていうものがね、あるんですよね。
で、これね、あの、知らず知らずのうちになっているっていうこともあるんで、
まあ、ダニはね、本当に、あの、
あ、注意が必要で、まあ、これ注意するって言ってもね、注意できない部分もあると思うんですけれども、
ダニによるアレルギーってね、結構あったりします。
で、まあ、ちょっとこれとかね、外れますけれども、
あの、パンケーキ小コーンって聞いたことありますかね?
あの、パンケーキの古いやつをね、食べると、それによるアレルギーが起こるっていうので、
まあ、当初はね、この小麦粉とかのアレルギーかと思われてたんですけれども、
実は、あの、パンケーキの中でですね、ダニが増殖していて、で、それが、あの、実際の、あの、
アレルギーの原因、アレルゲンになっていたっていうような、そんなのもね、結構あるんですね。
で、これ日本ではですね、これ実はお好み焼き粉とか高焼き粉、これがね、
あの、同じようにダニのアレルギーになることがあって、
まあ、私もね、一人、あの、後輩に発表してもらったんですけれども、
その、えっと、お好み焼き粉を開封してですね、こう、使わずにそのまま放置しておくと、
その中にね、ダニが繁殖してですね、で、それを食べると、まあ、アレルギーになってしまって、
え、アナフラキシーショックになってしまう。
みたいなこともね、あの、実際あるんですよね。
だから、あの、お好み焼き粉の、あの、開封したら必ず冷蔵庫で冷やしてくださいみたいな、書いてあるんですけれども、
09:02
まあ、当然ですけど、1回で使い切るみたいな。
まあ、要は古いお好み焼き粉とか高焼き粉を使わないっていうのはね、すごい大事で、
はい、これはね、意外と知られてないんですけれども、
でもね、実際にね、こう、ダニをね、顕微鏡で見たらね、
あの、ダニ見えるやん、みたいな感じで、それで発表してもらったんですけれども、
はい、そういうのもあったりするので、ちょっとね、あの、この赤身肉のこともそうなんで、
ですけれども、ダニそのもののアレルギーが、こういった、あの、小麦粉、
まあ、ピュアな小麦粉では起こらないらしいんですけれども、
その、なんか成分が入ったやつですね、そのパンケーキの粉とかですね、
お好み焼き粉、高焼き粉とか、こういうのはね、本当に注意が必要なんで、
はい、あの、まあ、1回で使い切っていただくのはいいんじゃないかなという風に個人的には思います。
はい、ということで、3つのニュースを解説させていただきました。
で、あとですね、もう1つ、医学とはね、全然関係ない話なんですけれども、
これ、なんかね、
朝日新聞のね、えっと、7月の31日のニュースで、
三角形の面積、基本問題で正当率2割、専門家、衝撃的、全国学力調査っていう記事が出ていまして、
これね、ぜひ皆さん、一緒にやっていただけたらなという風に思います。
まあ、ちょっと放送の中では取り上げませんけれども、
これね、これ、間違えてくるんだっていうのが、ちょっと意外な感じしましたけれども、
あの、ぜひ取り組んでいただけたらと思います。
はい、では、今日も幸せな一日でありますように、お相手はない一回のだけでした。
興味津々。
ありがとうございました。