1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
  2. 【1078】しごとより、いのち。
2024-11-04 12:29

【1078】しごとより、いのち。

ご紹介する資料はこちら

「しごとより、いのち。」

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/karoushizero/assets/pdf/2024karoshi_pamphlet.pdf


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## 過労死等防止啓発月間についての解説


内科医たけお先生が、厚生労働省が発行した「仕事より命」というタイトルの過労死等防止対策ブックについて解説しています。この資料は、全ての人が健康で毎日いきいきと働き続けられる社会を目指すためのものです。


### 過労死等の定義と背景


- 過労死等とは、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や強い心理的負荷による精神障害を原因とする死亡や疾患を指します。

- 死亡に至らなくても、これらの疾患に含まれるものも過労死等に含まれます。

- 長時間労働と過労死等には関連があり、月45時間以上の時間外労働で健康障害のリスクが高まります。


### 長時間労働対策と健康管理


1. 事業者の取り組み

- 労働時間の正確な把握

- 36協定の周知と週60時間以上の労働者をなくす努力

- 労働者の健康づくりへの積極的支援


2. 労働者の取り組み

- 自らの健康管理

- 睡眠時間の確保


### 働き方の見直し


- ワークライフバランスの取れた環境づくり

- 計画的な年次有給休暇の取得

- 勤務間インターバル制度の導入(勤務終了から次の勤務開始までに一定時間以上の休息時間を設ける)


### その他の重要な対策


- メンタルヘルスケア

- 職場のハラスメント防止

- フリーランスの労働環境改善


### 自己診断と情報源


- 労働者の疲労蓄積自己診断チェックリストの活用を推奨

- QRコード付きの関連サイト紹介


たけお先生は、この資料が非常に分かりやすく、最新の話題も含んでいると評価しています。特に、睡眠時間の確保や勤務間インターバルの重要性を強調し、医療現場を含む様々な職場での喫緊の課題であると指摘しています。また、フリーランスの労働環境についても言及があり、時代に即した内容となっていることを評価しています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、過労死等の防止啓発月間だったかな、はい、ということもありまして、あとは過重労働解消キャンペーンかな、はい、という月間になっておりまして、今週は過重労働とかですね、過労死のお話を取り扱っていっておりますけれども、毎週月曜日は興味津々資料ということで、いろんな資料をご紹介しております。
で、こういうですね、やっぱり国がですね、かなり力を挙げて厚労省が、昨日ちょっとこのXにも投稿を貼らせていただきましたけれども、毎年11月は過労死等防止啓発月間ですっていうパンフレットを作っているように、結構ね、いろんなものを作っておりまして、その中の一つで、この働く全ての人、そのご家族の皆様へ過労死等を防止するための対策ブックっていうのを出しておりましたので、それをご紹介してみたいと思います。
はい、タイトルが、仕事より命っていうですね、ちょっとドキッとするタイトルですけれども、はい、いう感じになっております。全ての人が健康で毎日生き生きと働き続けられる社会へ、みんなで一緒に考えてみませんかっていうような、そんな資料に、16ページかな、はい、の資料になってます。
で、全部でQ&A方式になっていて、非常にね、わかりやすい資料になっているのと、あとは、誰の取り組みかっていうのが、右のところ、1個目のQはついてないか、1個目のQはついてないですけど、2つ目以降はですね、この事業主の取り組みとかですね、労働者の取り組みとかですね、いろんな、どういう方を対象にしてるかっていうのが書いてあって、非常にね、わかりやすくなっていますので、その部分だけでもね、読んでいただくといいんじゃないかなというふうに思います。
はい、で、まずはですね、この1つ目のQですね、過労死等とは、ということで、アンサーのところだけ読ませていただきますかね、業務における過重な負荷による脳・心臓疾患や、業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする死亡や、これらの疾患のことです、ということで書いてありますね。
だから、その通りなんですけれども、お亡くなりになることだけ、過労死ってね、海外でも過労死っていうふうに言うのが通じますけども、それだけではなくて、過労死等って書いてあるように、それによって起こってくる病気ですね、この過労死等の定義のところの3つ目にもありますけれども、死亡には至らないが、これらの脳血管疾患、心臓疾患、精神障害に含まれるものを全部、過労死等ということで含まれているということになります。
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その背景としてですね、2つ目の書きに書いてありますけれども、やっぱりね、過重労働ですね、長時間労働と過労死等ということで書いてありまして、具体的にはその下のところですね、時間外休日労働時間と健康障害リスクの関係っていうのが表というか、図で示されていますけれども、基本的には月45時間以内であれば健康障害のリスク少ないんですけれども、
長くなっていけばいくほどそのリスクが高くなっていて、特に高いというふうに思われるのがこの月100時間超ですね、1時間で100時間以上の時間外休日労働を行う、または2から6ヶ月平均で月80時間を超えるっていうものですね。
だから、ピークである1ヶ月だけものすごい忙しいっていうのも含みますし、あとは平均的に半年間でずっと忙しい状態が続くっていう、いずれかが起こってくると健康障害のリスクが高くなってくるっていうことになっております。
ただ、当然時間で規定されてるんですけれども、この注意のところですね、業務の過重性っていうのは別に評価されるべきっていうことで書いてあって、業務の過重性は労働時間のみによって評価されるものではなく、就労要体の所要員も含めて総合的に評価されるべきものですっていうふうに書いてあって、これは本当にその通りだと思いますね。
非常にストレスフルな仕事だと時間が決して長くなくても、やっぱり心理的ストレスとかになり得ると思いますので、この辺は業務の内容とともに考慮するべきかなというふうに個人的には思いますね。
その次のページ、3ページ目に行っていただくと、過労死等防止は喫緊の課題っていうことで実際のデータが出ております。これもですね、私、産業医の研修のときにも出てきましたけれども、この労災の認定件数の推移っていうのが精神障害と脳心臓疾患に関して書いてありまして、
脳心臓疾患に関しては、おおむね横ばいというか、ちょっと下がり傾向がまた近年増えているっていうそんな傾向なんですけれども、死亡は少しずつ右肩下がりではあるんですけれども、逆に精神障害ですね、特に精神障害の認定に関しては、一瞬2018年度だけ下がってますけど、そこからものすごい増えていて、これ実はですね、認定されている件数はこうなんですけれども、申請されている件数はもうむちゃくちゃ多くなってるんですよね。
死亡者数はほぼ変わらないんですけれども、ただ認定を受ける方に関してはね、特に精神障害は非常に増えているというのが最近の特徴かなというふうに思いますね。
という感じで、次のQに行きますかね。ちょっとこのインターバル制度、勤務間インターバル制度とかちょっと後から出てくるんで、ちょっと後回しにさせていただいて、2つ目のQですね。
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長時間労働による健康障害を防止するために必要なことは?っていうことで、これはね、産業スタッフを雇って、産業保健師と共同してっていうそんな感じですけども、
ちょっと待ちくださいね。
と思ったらちょっと次に行き過ぎましたね。失礼しました。2つ目が長時間労働の削減に向けて事業者が取り組むべきことは?ですね。失礼しました。
労働者の労働時間を正確に把握しましょう。時間外休日労働協定、通称サブロック協定ですけれども、内容を労働者に周知し、
週労働時間が60時間以上の労働者をなくすように努めましょうっていうことで、これは本当にその通りですね。
これは企業側だったら非常に有名ですし、取り組まれているところも多いかなというふうに思いますけれども、
これ意外と多分中小企業とかだったら、やっぱり正確に把握できていないところも多いかなというふうに思いますし、
やっぱり医療者もですね、これ医者もですね、働き方改革で今もう待ったなしで、この4月から動いてますけれども、
医者の働いている時間を正確に把握するって非常に難しいんですよね。いろんな医療機関がいろんな工夫をしながらやってますけれども、
はい、っていうのはあったりしますね。で、次はこの3つ目のQですね。
働き過ぎによる健康障害を防止するために必要なことは?っていうことで、事業主は労働者の健康づくりに向け積極的に支援すること、
労働者は自らの健康管理に努めることが必要ですっていうことで、これね、昨日も出てきたような話ですけれども、
これ、両者が頑張って取り組む必要性があって、特に睡眠時間ですね。睡眠時間の確保および健康づくりをということで、
睡眠はね、本当にいろんなものに影響するんで、精神障害、精神疾患だけではなくて、心臓の病気とかにも悪影響になるというのは明らかに分かっているんで、
心臓の欠陥、疾患ですね。ここら辺も、もし睡眠がとれていないのであれば、まず睡眠をとれるような環境を作るっていうのは非常に重要になってきますよね。
続きまして、働き方はどのように見直せばよいですか?っていうことで、当然ですけど、事業主はワーク・ライフバランスのとれた働き方ができる環境、
職場環境づくりを推進しましょうっていうことで、使用者と労働者で話し合って、計画的な年次有休休暇の取得などに取り組みましょうっていうことで、これはね、特に有休休暇に関しては、この2028年度、
2028年までかな、の目標で、取得率70%以上とするっていうことで、目標が定められているみたいなんですけれども、
最低5日は取るようにみたいなのはありますよね。なので、これはどの事業上でもされているかなというふうに思います。
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続きましてが、勤務間インターバルですね。勤務間インターバルもですね、これ医療機関はね、すごい色々、特に一種の勤務間インターバルね、大変なんですけれども、勤務間インターバル制度は、
就業時刻から翌日の始業時刻までの間に、一定時間以上の休息時間を設ける制度で、働く人の生活時間や睡眠時間を確保し、健康的な生活を送るために有効なものです。
労使で話し合い、制度の導入に努めましょうっていうことで、これもね、努力義務になっている、2019年の4月から努力義務になっているみたいですね。
ということで、モトラスメリットって具体的に左側に書いてありますけれども、本当に勤務と勤務の間をちゃんと時間を確保するっていうのは非常に重要で、
特に医者とかね、数時間のインターバルしかないみたいなって、普通に日曜半日に行われてましたけれども、やっぱりそれだとね、働き方の効率も悪くなるしみたいなのがありますんで、
これはね、医療現場でも喫緊の課題かなというふうに思いました。
はい、このベースは全然終わらなくなってきたんで、ちょっとタイトルだけ言いますけれども、次が心の健康を保つために取り組むべきことはということで、
メンタルヘルスケアですね、が重要という話と、続きまして職場のハラスメントの防止に向けて取り組むべきことはということで、
ハラスメント防止対策もね、合わせてこのカローシーの対策として重要というふうに認識されてきていて、
これも2022年の4月からパワハラ防止対策が中小企業を含む全ての企業の勤務となりましたということで書いてあって、
これ研修されているところも多いかなというふうに思います。私も管理職権研修受けました。
あとは、新しい働き方をどういうふうにする場合にはどのように対応したらいいかとかですね、
あと労働者がカローシー等の危険を感じた場合に備えて取り組むべき対策は、
あとフリーランスのことも書いてあるの結構ね、斬新というかもう本当にトピックだなと思って、
フリーランスとして安心して働くための対策はということで、このフリーランス進歩みたいなのができますよね。
なので、これは本当に最新の話題に出てるなというふうに思いました。
あとですね、この資料をご紹介しようと思ったのが、この12ページ目かな、
この労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリストっていうのがあって、
これね、ぜひ皆さん一度やっていただけたらなというふうに思います。
以前にもご紹介したことあるかもしれないですけれども、
これを自分でやって採点するっていうのができるんで、
ぜひとも一度トライしていただけたらと思いますし、
あと14ページ目以降ですね、いろんなサイトがQRコード付きで紹介されてるんで、
これね、非常に役に立つサイトがいっぱい載ってますので、
12:02
ぜひご覧いただけたらなというふうに思いました。
はい、ということで最後、しんしんじゃんけんに行きたいと思います。
行きますよー、しんしんじゃんけん、じゃんけん、
さっき。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはないかいのたけでした。
今日も、しんしん。
12:29

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