内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタードックも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週はですね、11月14日がごろでいい医師の日ということで、
あの、いい医師とは何かとかですね、医療に関してお話をさせていただいている回ですけれども、
あ、回じゃない、週ですけれども、毎週水曜日は声の書評ということで、興味津々な書籍をご紹介しております。
で、今日ご紹介する書籍はですね、ちくま新書から出ているタイトルがですね、
両者が語る答えなき世界、副題として命の守り人の人類学っていうですね、
伊勢野真帆さんの書籍をご紹介したいというふうに思います。
ちなみに出版されてるので、ちょっと、ちょっとというか結構前で2017年ですね、はい、に第1巻が出ておりま、第1釣りが出ておりますが、
えーと、この、あ、その前にですね、伊勢野真帆さん、皆さんご存知ですかね。
伊勢野真帆さん、まあ最近一番最新刊でいくと、たぶんコロナ禍と出会い直すっていうやつがですね、一番最新刊で、
これ、さっきネットで調べていたら山本七平賞をとられたんですね、先週かな、はい、ぐらい受賞の記事が出てましたけれども、
はい、そういう、えーと、文化人類学、まあ特に医療ですね、医療人類学をご専門にされておられて、
まあもともと大学に勤務されておられたんですけれども、一旦こうフリーランス、医療人類学者みたいな形に、
えー、のに出られてですね、そこからまた今大学に戻っておられる方で、まあ私もね、ちょっとネット上ではちょっとだけ薄く付き合いはあるんですけれども、
っていう、まあ非常にね、面白い方で、で、私ね、あの、おそらくね、伊勢野さんの書籍は全部読ませていただいてるかなというふうに思ってます。
例えばですね、なぜ普通に食べられないのかっていうですね、あの、接触障害を扱ったものとかですね、
あとは、えーと、急に具合が悪くなるっていうですね、あの、往復所感みたいな感じなんですけれども、
これもね、まあ非常に有名な書籍なんで、ご存知の方も多いかもしれないですけれども、はい、っていう書籍とか、まあ非常に、
ああ、あとダイエット元素とかもそうですね、あの、非常にね、面白い書籍、あの、我々にない視点を与えてくれる書籍をね、たくさん出されている方で、
結構ね、ここ5年ぐらいですね、医療系の学会でもいっぱいだこで、あの、実は、心理裏側系の学会にもね、お越しいただいたことある、そんな方なんですけれども、
その方が、ああ、結構初期に書かれた書籍ですね、えー、で、この医療者が語る、答えなき世界っていうような、そんな形で、えー、記したやつを、今日ご紹介したいというふうに思います。
で、えー、そもそもですね、医療人類学って何かっていうのがね、まあ難しいと思うんですね。
実は私はね、医療社会学を専門に、えっと、その大学院、研究してたんですけれども、医療人類学とね、かなり、あの、親しいところもあるんですけれども、
でもね、やっぱり人類学は、あの、まあこの書籍の中でもそうなんですけれども、特にフィールドワークですね、その実際に現場に入って、現場でどういうことが起こっているのかっていうのを、
その、相手の肩越しに見るっていうですね、えっと、ちょうど、第一部の、書き始めの第一章の前のところに、相手の肩越しから、相手の世界を見てみること、
文化人類学者の営みをこのように捉えているっていうふうに書かれているんですけれども、まあまさにそんな感じで、実は医療社会学もですね、
あの、同じようなことをやるんですけれども、より、こう、フィールドワークより、なのがこの、文化人類学、まあ人類学の特徴かなというふうに思っていて、
で、実際にこの書籍もですね、あの、いろんなこう、触手のエピソードを、その、磯野さんなりの視点で見て、で、考察を加えていくっていう、
で、しかもその考察もですね、その、立ち止まって考えるっていう、これ立ち止まって考えるっていうのも一つのキーワードかなというふうに思うんですけれども、
結構ね、我々としてはね、つい、当たり前にされていることが、実は、あの、他の人から見ると当たり前ではないっていうことって、ものすごいいっぱいあるんですよね。
はい、そういう視点を与えてくれる一冊かなというふうに思います。
はい、で、ちょっと前置きがだいぶ長くなりましたけれども、いつものように目次行政からいきますと、
えーと、まずはプロローグですね、医療という奇妙な現場っていうことで、これはね、私も実はね、医療社会学に転校して、
社会学の方で、医療の現場をね、研究しておられる方がいて、あ、そういうふうに見えてるんだっていうのは、ちょっと衝撃を受けましたけれども、
はい、やっぱり一般の方が思っている、こう、医療の世界と、やっぱり実際に現場に入って、未来の世界との乖離みたいなのが結構あるかなというふうに思いますね。
はい、で、えー、第一部、肩腰の視点からっていうことで、これがね、実際に、あの、まあここ看護師さんがメインですけれども、
おー、えー、第一章、傷気、ナタデココとスカートのゴムについて、えー、第二章、高齢者と身体高速、えー、看護師の心も軋むっていうような、あーので始まっていて、
で、第二部ですね、化学が明らかにできないものっていうことで、えー、第三章が、えーっと、あ、大きく、だから三部構成になってるってことですね。
で、第三章、手術と充実、綺麗なここ、あ、綺麗な人と汚れた人、えー、第四章、新薬、それを前に臨床医が考えること。
第五章、効く薬とは何か、漢方と化学の切れない関係、えー、で、第三部、肩腹にいるということっていうところに入って、第六章はですね、命の守り人、
まあ、このタイトルの副題になってますけれども、命の守り人、医療者の仕事の本質、えー、第七章、手術、えー、頑固児はパンを焼く、これちょっと面白いタイトルですよね。
で、第八章が共鳴、旅する、言語聴覚し、最後にエピローグ、えー、患者中心の医療を目指してっていうような、そんな構成になっていて、まあ非常にね、あの、まあタイトルからも興味注がれる感じですよね。