内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまずはちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブをやっていて、公開の真っ終録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週は老人の日、あと経老の日に始まって1週間、老人週間ということで、
高齢者医療にまつわる話をいろいろお送りしておりますけれども、
今日はですね、毎週水曜日は声の書評ということで、ちょっとね、何をご紹介しようか非常に迷ったんですけれども、
最終的にはですね、先月かな、出たばかりの書籍なんですけれども、
死ぬということ、医学的に、実務的に、文学的にっていう、ちょっとあの行儀良しいタイトルの謎のサブタイトルがついた書籍をご紹介してみたいと思います。
これ、先月の8月の20日に出たばっかり、まだ1ヶ月ぐらいしか経っていない新書なんですけれども、
新書なんですけれども、なんとページ数が320ページもあって、先に価格を言ってしまいますけれども、価格が1320円っていうですね、
新書にしてはむちゃくちゃ高い書籍なんですけれども、でもこれね、非常に良かったですし、
あの、なんていうかね、新書じゃないですね、もはや。新書のレベルではないかなというふうに思います。
タイトルはね、死ぬということっていうことになってるんですけれども、かなりね、医学のこと全般書かれているので、非常にいい書籍だなというふうに思いました。
ちなみにですね、書かれた先生が、この黒木俊夫先生っていう先生で、まあ私当然ですけれど、先生の面識ないんですけれども、
なんと御年、88歳、レイジですね、はい、の先生が書かれて、もともと東北大出られて、えっと、岐阜大の学長の先生とかもされたのかな、
はい、っていう先生みたいなんですけれども、2001年から2008年まで、はい、っていう感じで、でも今は執筆とかをされていらっしゃるっていう、そんな先生が書かれた、
まあ、なんか集大作みたいな、そんな感じの意気込みを感じましたけれども、はい、いう書籍をご紹介させていただきたいと思います。
で、えっと、まあなぜこれをね、ご紹介しようかなというふうに思ったかというと、漏水ですね、まあ以前のこの配信では取り上げましたけれども、
特にね、90歳以上はね、漏水による死亡っていうのがね、あの新統計でもね、非常に最近増えてきてるんですよね。
で、まあこれ、まあちょっとこの書籍の中にも書いてありましたけれども、その何をもって漏水とするかって、
まあ漏水っていうのは他に、あの、なんか特定の原因がない、死因となるような原因がないものを漏水っていうふうに呼ぶんですけれども、はい。
ただ、まあそれがね、あの本当に病気がないかどうかって、まあ非常に実際には難しいじゃないですか。
なんですけれども、まあ社会的なことも含めて漏水っていうふうな、あの死亡診断書にそういう死因を書くことが最近増えてきて、
まあ実際もね、私も、まあ以前の放送でも言ったかもしれないですけれども、まあ死亡診断書に漏水って書くケースはね、あの結構増えてきました。
100人って、あの死亡診断書書いてますけれども、まあ以前はね、漏水とかって書くことはね、全然、そもそも想定すらしていなかったんですけれども、
ここ最近はね、あの漏水と書くケースがね、非常に増えてきたなというような印象で、でも漏水ってね、結構難しいんですよね。
まあ医学的には難しいですし、まさにこのサブタイトル通りですけれども、医学的に実務的に文学的にっていうので、漏水ってなんかこう、大王城みたいなイメージじゃないですか。
だからそこらへんはね、一般の方が思っている漏水と、その医学的な漏水ととかですね、まあそもそも医学的に漏水をどういうふうに捉えるかみたいなところってね、
あんまりね、こう大学のカリキュラムの中でも習わないですしっていうところはあって、まあ結構その実際の臨床の中で学んできたっていう部分がありますね。
なのでそこらへんはね、ちょっとあの共通理解をできる書籍がいいのではないかなと思って、でこの書籍にご紹介しようと思ったっていう、そんな背景ですね。
で、またいつものように前段がすごい長くなってしまいましたけれども、えっと目次をご紹介します。
目次、えっと始めから始まって、第一章、人は皆置いて死んでいく。これはもうその通りですね、もう死は避けて通れないですからね、避けて通れないですけれども、でもねやっぱりあの死は遠くなっているなというふうに思いますね。
まあ私は職業柄ね、あの人の死に出会うことって非常に、医師と患者さんとしてっていう立場で出会うこと非常に多いですけれども、そうじゃなかったら本当に身内の方でも死に目に合わないとかですね、
あの目の前で亡くなられた経験っていうのをしている方って非常に少ないんじゃないかなというふうに思いますね。
なんですけれども、まあでも人は絶対亡くなるということで、まあ第一章ですね。
で、第二章が、世界最長樹国日本ということで、まあ日本の長寿をデータで表しているっていうそんな感じですね。
で、第三章ですね、第三章はピンピンと長生きするということで、これ健康維持の秘訣。
まあこれちょっとね、5つ書いてあるんですけれども、もしご興味のある方は詳しくは読んでいただけたらと思います。
あと、いつも私の放送でも言っているこのサプリメントを取るべきかっていうのもですね、ちょっと物議を醸すサブタイトルですけれども、なってます。
で、第四章からが実際の病気の解説ということで、第四章が癌ですね、半数以上の人がかかる癌。
第五章が突然死が恐ろしい循環器疾患。
第六章が合併症が怖い糖尿病。
で、第七章が受け入れざるを得ない認知症っていうことになっていて、ここら辺はね、病気シリーズになっております。
で、第八章ですね、第八章が今回ちょっと特に取り上げようと思った老衰死、自然な死っていうことになっていて、ここで老衰死とは何かっていうこととかですね、
あと先ほど言った新陶器で老衰死が増えている理由とかですね、その辺をデータとともに書いてあって、
で、第九章ですね、在宅死、孤独死、安楽死、第十章、最後の日々、MH病のこととかもここで書いてありますね。
で、第十一章、残された人、残されたものっていうことで、グレイフケアの話とかまで含まれて書いてあって、
で、第十二章、理想的な死に方、で、終章、終わりの章ですね、人はなぜ死ぬのか、寿命をした病死っていうことで、最後に終わりにっていうことで、
第十三章構成かな、ということになっております。
で、特にですね、先ほどから言っているように、
で、そうそう、ちょっと順番前後しますけど、この先生ね、
はじめにでも書いてあるんですけれども、全然臨床医ではないんですよね。
臨床医ではないんですけれども、ここまで臨床のことを書けるのってすごいなっていうふうに思いましたね。
終わりのところにも、いろんな方に協力いただいて書きましたっていうことが書いてあるんですけれども、
それでもね、非常にいろんな臨床の知識も豊富にありますし、
あとはね、各々の章にね、一番初めに死とかね、それこそ廃屈とかですね、そういうのも書いてあるんですよね。
だから、文学的にって書いてありますけど、サブタイトルに。
文学的にもどう捉えるかみたいなのも書いてあって、すごいね、
博学教養書としても非常に面白いなというふうに思いました。
はい、っていう感じですかね。
で、あとは、特にね、特に第8章ですね、終わりのところにも書いてありますけれども、
非常に多くの医師が関心を寄せてくれたっていうことで、
非常にね、いろんな方にご意見いただいたりとかですね、
実際の現場を見に行ったりとかして書かれた書籍なんだなと思って、
その辺のね、取材力も88歳の方にすごいなというふうに思いました。
はい、という感じですかね。
はい、ぜひとも非常にいい書籍なんで、ご覧いただけたらなというふうに思うのと、
あと、もう一つはですね、こういろんな工夫がされていて、
各々の章にね、章例で始まってるんですよね。
これはね、非常につかみとしてはいいかなと、イメージがつかないっていうのがあるじゃないですか。
例えば、なんでもいいですけど、臨時章はイメージですから、
あの、癌のイメージってなかなかね、
あの、ま、癌って一言で言ってもね、いろんな患者さんいるんで難しいんですけれども、
でも、各章、章例から入ってるっていうのが非常に特徴、いいかなというふうに思いましたし、
あとはね、引用資料がね、もうむちゃくちゃいっぱいあるんですよね。
各々の章、20本弱、多いのは20本以上かな、の書籍が書いてあって、
参考文献で書いてありますんで、全部ね、リンクも貼ってあるんで、
これKindleだとですね、リンクもそのままPDFとかに飛べるっていう仕様になっていて、
その辺もね、非常にいいかなというふうに思いました。
はい。で、唯一ね、ちょっと残念かなってか、まあ新書なんでしょうがないかなと思うんですけれども、
あの、最後ね、人名キーワード一覧っていうのと、あと、何だったっけな、
自己キーワード一覧かなっていうのが書いてあって、これね、非常にいいんですけれども、