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2025-01-09 11:23

《1129》延命治療について学会が合同で声明文‼️(内科医たけおピックアップニュース☝)

今回ご紹介した記事・声明はこちら!


「延命治療」望まない患者に“高度な救急医療”の矛盾 日本救急医学会などが高齢者救急のあり方に提言

https://www.ben54.jp/news/1798?fbclid=IwY2xjawHb1tZleHRuA2FlbQIxMQABHbi0ggTp5VUlFxV5sFI1v70-SdLyHSLyz6qRzaiqySFmdhpvEtEUIIfTgw_aem_KTa8F-EBDlW6dvxRKltV9A


望まぬ延命治療なぜ起きる?「高齢者救急」現場の課題は?“日頃から意思表示”の重要性を専門家が指摘

https://times.abema.tv/articles/-/10157537?page=1


高齢者救急問題の現状とその対応策についての提言2024

https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/preprint/view/998/2789


日本救急医学会高齢者救急に関する用語の統一概念

https://jxiv.jst.go.jp/index.php/jxiv/preprint/view/999/2792


この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

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https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog


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AI要約(誤字はご勘弁ください)

## 放送の概要


内科医たけお先生は、毎朝5時50分から10分程度の健康に関する小話を配信しています。今回は、高齢者救急に関する学会の提言について解説しました。


## 高齢者救急に関する提言


日本救急医学会を中心とした複数の学会が、「高齢者救急問題の現状とその対応策についての提言2024」を発表しました。この提言は、医療者だけでなく市民向けの内容も含んでいます。


## 重要なポイント


1. **人生会議(ACP)の重要性**

- 自分の望む医療や終末期の過ごし方について、家族や医療者と話し合うことが大切です。

- 定期的に見直し、状況に応じて更新することが推奨されます。


2. **タイムリミテッドトライアル**

- 人工呼吸器や透析などの治療は、一定期間試してみて効果がなければ中止することができます。

- これは「お試し期間」というよりも、時間を限定した治療試行と捉えるべきです。


3. **医療における絶対的な正解の不在**

- 全ての治療にはメリットとデメリットがあり、絶対的な正解はありません。

- 患者と医療者が共同で意思決定を行う「SDM(Shared Decision Making)」の時代です。


## 結論


高齢者救急の問題に対しては、個人の意思表示と医療者との対話が重要です。自分の望む医療について考え、家族や医療者と話し合うことで、より適切な医療を受けられる可能性が高まります。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今年から皆さんからのリクエストや質問を中心に取り上げていこうと思っておりまして、
質問フォームを新たに作り直しましたので、ぜひそちらからどしどしご要望、ご質問をお寄せいただけたらと思うんですけれども、
ただニュース解説も一定のニーズがありそうなので、ニュース解説、木曜日に限らずちょいちょいやっていこうかなというふうに思っております。
2025年の第1回のニュース解説はですね、これメンバーシップの方ですね、TKO48の方にアンケートを取らせていただきまして、
こちらのニュースですね、延命治療に関する学会合同声明というのが去年の年末ギリギリに出たんで、これをですね、取り上げたいというふうに思います。
具体的な記事はですね、ニュースにもなってたんで、他にもね結構いろいろ報道あったかと思うんですけれども、
ノートの方では2つ取り上げさせていただきました。
1つが弁護士JPニュースっていうですね、弁護士のニュースなのかな、はい。
っていうので、延命治療望まない患者に高度な救急医療の矛盾、日本救急医学会などが高齢者救急のあり方に提言っていうですね、
これ記事というか、記者の方の独自取材みたいな、そんな記事だと思うんですけれども、はい。
それと、あともう1つがですね、これもご覧になった方いらっしゃるかもしれないですけれども、
アベマニュースの、アベマプライブを記事化したやつですね、アベマタイムズの2024年の12月28日の記事ですけれども、
望まぬ延命治療なぜ起きる高齢者救急現場の課題は日頃からの医師表示の重要性を専門家が指摘っていうようなそんな記事になっていて、
これ動画もありますので、ぜひね、この記事の真ん中、何て言うんですか、映像っていうところをクリックしていただいたら、
そのままYouTubeに飛びますので、そちらでご覧いただくことも可能ですけれども、
記事にも一通りの内容書いてありますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
その背景としてですね、このノートの3つ目、4つ目に貼らせていただきましたけれども、
あ、っと思ったら更新されてない、あ、更新されてますね。
その救急医学会を中心としてですね、この高齢者救急に、違う、高齢者救急問題の現状とその対応策についての提言、2024っていうのが出たんですね。
あとそれと同じくですね、この高齢者救急に関する用語の統一概念っていうやつも出ておりまして、
こちらがですね、この会見の元になっているやつなんですけれども、
03:02
今日はですね、これ実は以前にもですね、この特に用語の方ですね、
この日本救急医学会、高齢者救急に関する用語の統一概念っていうやつですね、
これね、以前ご紹介したことがあったんですよね。
これ覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
この延命措置とかですね、あと安楽死のところとかで取り上げたことで、
これ医療者でもね、かなり間違えてる方がいらっしゃったりとかですね、
特にDNARですね、いうのが間違って認識されてる方がいらっしゃるのでっていうところで、
この用語の解説を取り上げたんですけれども、
それにね、今回アップデート版みたいな、そんなに続きになっているんじゃないかなというふうに思います。
ただ今日はですね、この高齢者救急問題の現状とその対策についての提言、2024、
こちらのほうを取り上げたいというふうに思います。
思いますが、ただこれ37ページもあるんで、全部読んでるととても10分では終わらないんでね、
要点だけピックアップしてお話ししたいというふうに思います。
実はね、放送の中でも何回か言ってますけど、私ですね、もともとはむちゃくちゃ救急系の人間で、
この救急医学科にも以前入っていたこともあったんですけど、今ちょっと抜けてしまってるんですけれども、
それぐらいこの救急問題って結構大事で、
特にね、やっぱり最近高齢者の救急をどうするかっていうのは、以前の病院でもですね、
この取り組みをしてたこともありまして、この辺ね、非常に私自身も関心が高い領域なんですね。
今回の発表ですね、非常に感激的だったのが、いろんなこの高齢者救急問題を検討する懇話会っていうのがあったみたいで、
それが合同で、発表自体はですね、もう少し少ない学会になっているんですけれども、
ただ、懇話会はね、もうすごいいろんな学会が入っていて、私が所属しているこの日本老年医学会とかですね、
日本緩和医療学会もこの提言の中に含まれているっていう、そんな感じになっております。
なので、救急に携わるお医者さんとか医療者だけではなくて、他の医療者も目を通っているっていうところがね、
この提言のね、素晴らしいところかなというふうに思います。
で、ちょっと前段が非常に長くなりましたけれども、一応ですね、構成が4ページ目かな、になっていまして、
はじめにっていうところと、提言っていうところと、現状とその対策案ということになっていて、
かなり特に提言のところですね、は市民の方々へっていうふうにもあるように、
これね、ちょっとあの分量多いですし、なんか医療者向けかなと一見思いがちですけれども、
市民向けのことも書いてあるので、ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
で、提言案のところはね、ちょっと代表、若干難しいんですけれども、
はい、っていう部分。ただ、かなり具体的なところが書いてあっていいかなというふうに思いました。
はい。でですね、今日の放送で覚えていただきたいことは3つぐらいありまして、
1つはですね、やっぱりACPですね、人生会議、これをぜひともやっていただきたいなというふうに思っています。
06:07
ACPって強制されるものではないですし、これを医療者側から言うとですね、
やっぱり心理的なストレスになるとかですね、最近ここ5年ぐらいかな、非常にACPに関する研究って、
海外、日本、アジア、いろんなところから出てきていてですね、光と影の部分ですね、
はじめはね、ACPって誰しもがね、総論的には賛成なんですよね、
それをやっといた方がいいでしょってなるんですけれども、実際、こう、格論的な部分ですね、
じゃあ実際どういうふうにやるのとかですね、誰を対象にやるのみたいなことになると、
ちょっとね、いろんな良いエビデンスが出てこないっていう部分もあったりするんですけれども、
ただ、やっぱりね、自分がどういうふうに生きたいか、もしくは亡くなるときにどういうふうなことをやってほしくないかみたいなのをね、
あらかじめ表示しておくっていう、表明して話し合っておくっていうことは非常に大事なんで、
このACPですね、人生会議を、自分のご家族だったりとか親しい人とやっておく。
で、もちろん病院にかかっている方に関しては病院の医療者を巻き込んで、
あるいは介護とか福祉を受けておられる方はそういった方を巻き込んで、
話の機会を持っておくっていうのは非常に大事です。
はい、で、これね、ちょっと僕人生会議っていうのの会議っていうのがね、ネーミングが若干違和感が当初からあるんですけれども、
この会議じゃなくてね、別に普通にいっぱい話す機会を持ったらいいっていうふうに言っておられる先生もいて、
これね、僕大賛成なんですよね。
しかも、1回決めて終了っていうわけじゃなくて、その時々で状況変わるじゃないですか。
なので定期的に、例えば何でもいいですけど、みんなが集まるお正月とかですね、
これお正月に向けて走られたっぽいんですけれども、この提言自体もですね。
そういう集まる機会があるときとかですね、あとは何でもいいですけど、
誕生日の時とかですね、あと免許更新の、免許更新だとちょっと間空き過ぎかもしれないですけれども、
そういうね、定期的にね、こう話し合って、必要に応じて見直したりとかですね。
もちろん病院自身にしたら、その時にね、そういう話し合いが持たれることって多いと思うんですけれども、
そういうのをね、都度機会を持ってやっていただくのがいいんじゃないかなというふうに思います。
というのが1点目ですね。
2点目はですね、これもね、非常によく誤解されてるんですけれども、
この中にも出てくるんですけれども、特にね、人工呼吸器ですね。
人工呼吸器を外せないというふうに思っている方がね、これ医療者でもまだ結構いらっしゃって、
これはね、今外せるんですよね。これがね、タイムリミテッドトライアルっていうふうに、
専門用語では言うんですけれども、要は時間を制限した、時間を限った治療みたいなもので、
これはね、ちょっとお試し治療、お試し期間みたいに訳す医療者もいるんですけど、
僕はね、お試し期間ってちょっとね、なんかノリが軽い感じがして、ちょっと僕個人的には若干違和感あるんですけれども、
09:03
タイムリミテッドトライアルっていうですね、要はそういうね、人工呼吸であったりとか、
あと透析もそうなんですけれども、やって効果が出るかどうかわからない治療っていうのは結構あるんですよね。
それを時間を区切って、例えば1週間ないし2週間区切ってやって、それで良い方向に向かわなければそれをやめるっていう選択肢ですね。
こういう選択肢がね、今特に救急の現場とかで、集中治療の現場とかであるっていうことはね、
ぜひとも知っておいていただきたいなというふうに思います。
だからこれはね、撤退するっていうことは可能なので、その1回、例えば透析に関してもですね、
1回やり始めたらもうやめられないとかですね、あと人工呼吸に関しても同じなんですけれども、
そういうわけではないっていうのはね、ぜひとも知っておいていただけたらなというふうに思います。
これはね、ちょっととある病院で事件になってしまったんで、それでね、余計ややこしくなったんですけれども、
今はね、現実問題としては実際非常に普通にされてますので、その点は知っておいていただけたらなというふうに思います。
最後3点目ですね。3点目されていきますけれども、なので、今話したようにですね、この医療はね、絶対的な正解っていうのはないんですよね。
これいつか言ってる話ですけれども、何がいいかって、どんなことにも治療に関してメリット、デメリットあるんで、
それをね、どういうふうにやっていくかって、医療者側、医者も悩むんですよね。
だから、その点で、昔はね、パターナリズムって言ってですね、お医者さんの言うことを絶対信じてやるみたいな、
もうお医者様にお任せしますみたいな時代があったかと思うんですけども、これはね、すごい時代遅れっていうか、
今はもうSDMっていう共同意思決定の時代なんで、だからこそですね、自分がどうしたいかとかですね、
どういうことをされたくないかとかですね、そういうのを考えていただいたらいいんじゃないかなというふうに思います。
はい、ということで、非常に長くなりましたけれども、最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。しんしんじゃんけんじゃんけん。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いではないか、ゆーたけでした。
きょうみーしんしん。
11:23

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