内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今年から皆さんからのリクエストや質問を中心に取り上げていこうと思っておりまして、
質問フォームを新たに作り直しましたので、ぜひそちらからどしどしご要望、ご質問をお寄せいただけたらと思うんですけれども、
ただニュース解説も一定のニーズがありそうなので、ニュース解説、木曜日に限らずちょいちょいやっていこうかなというふうに思っております。
2025年の第1回のニュース解説はですね、これメンバーシップの方ですね、TKO48の方にアンケートを取らせていただきまして、
こちらのニュースですね、延命治療に関する学会合同声明というのが去年の年末ギリギリに出たんで、これをですね、取り上げたいというふうに思います。
具体的な記事はですね、ニュースにもなってたんで、他にもね結構いろいろ報道あったかと思うんですけれども、
ノートの方では2つ取り上げさせていただきました。
1つが弁護士JPニュースっていうですね、弁護士のニュースなのかな、はい。
っていうので、延命治療望まない患者に高度な救急医療の矛盾、日本救急医学会などが高齢者救急のあり方に提言っていうですね、
これ記事というか、記者の方の独自取材みたいな、そんな記事だと思うんですけれども、はい。
それと、あともう1つがですね、これもご覧になった方いらっしゃるかもしれないですけれども、
アベマニュースの、アベマプライブを記事化したやつですね、アベマタイムズの2024年の12月28日の記事ですけれども、
望まぬ延命治療なぜ起きる高齢者救急現場の課題は日頃からの医師表示の重要性を専門家が指摘っていうようなそんな記事になっていて、
これ動画もありますので、ぜひね、この記事の真ん中、何て言うんですか、映像っていうところをクリックしていただいたら、
そのままYouTubeに飛びますので、そちらでご覧いただくことも可能ですけれども、
記事にも一通りの内容書いてありますので、ぜひご覧いただけたらと思います。
その背景としてですね、このノートの3つ目、4つ目に貼らせていただきましたけれども、
あ、っと思ったら更新されてない、あ、更新されてますね。
その救急医学会を中心としてですね、この高齢者救急に、違う、高齢者救急問題の現状とその対応策についての提言、2024っていうのが出たんですね。
あとそれと同じくですね、この高齢者救急に関する用語の統一概念っていうやつも出ておりまして、
こちらがですね、この会見の元になっているやつなんですけれども、
今日はですね、これ実は以前にもですね、この特に用語の方ですね、
この日本救急医学会、高齢者救急に関する用語の統一概念っていうやつですね、
これね、以前ご紹介したことがあったんですよね。
これ覚えてらっしゃる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
この延命措置とかですね、あと安楽死のところとかで取り上げたことで、
これ医療者でもね、かなり間違えてる方がいらっしゃったりとかですね、
特にDNARですね、いうのが間違って認識されてる方がいらっしゃるのでっていうところで、
この用語の解説を取り上げたんですけれども、
それにね、今回アップデート版みたいな、そんなに続きになっているんじゃないかなというふうに思います。
ただ今日はですね、この高齢者救急問題の現状とその対策についての提言、2024、
こちらのほうを取り上げたいというふうに思います。
思いますが、ただこれ37ページもあるんで、全部読んでるととても10分では終わらないんでね、
要点だけピックアップしてお話ししたいというふうに思います。
実はね、放送の中でも何回か言ってますけど、私ですね、もともとはむちゃくちゃ救急系の人間で、
この救急医学科にも以前入っていたこともあったんですけど、今ちょっと抜けてしまってるんですけれども、
それぐらいこの救急問題って結構大事で、
特にね、やっぱり最近高齢者の救急をどうするかっていうのは、以前の病院でもですね、
この取り組みをしてたこともありまして、この辺ね、非常に私自身も関心が高い領域なんですね。
今回の発表ですね、非常に感激的だったのが、いろんなこの高齢者救急問題を検討する懇話会っていうのがあったみたいで、
それが合同で、発表自体はですね、もう少し少ない学会になっているんですけれども、
ただ、懇話会はね、もうすごいいろんな学会が入っていて、私が所属しているこの日本老年医学会とかですね、
日本緩和医療学会もこの提言の中に含まれているっていう、そんな感じになっております。
なので、救急に携わるお医者さんとか医療者だけではなくて、他の医療者も目を通っているっていうところがね、
この提言のね、素晴らしいところかなというふうに思います。
で、ちょっと前段が非常に長くなりましたけれども、一応ですね、構成が4ページ目かな、になっていまして、
はじめにっていうところと、提言っていうところと、現状とその対策案ということになっていて、
かなり特に提言のところですね、は市民の方々へっていうふうにもあるように、
これね、ちょっとあの分量多いですし、なんか医療者向けかなと一見思いがちですけれども、
市民向けのことも書いてあるので、ぜひご覧いただけたらなというふうに思います。
で、提言案のところはね、ちょっと代表、若干難しいんですけれども、
はい、っていう部分。ただ、かなり具体的なところが書いてあっていいかなというふうに思いました。
はい。でですね、今日の放送で覚えていただきたいことは3つぐらいありまして、
1つはですね、やっぱりACPですね、人生会議、これをぜひともやっていただきたいなというふうに思っています。
ACPって強制されるものではないですし、これを医療者側から言うとですね、
やっぱり心理的なストレスになるとかですね、最近ここ5年ぐらいかな、非常にACPに関する研究って、
海外、日本、アジア、いろんなところから出てきていてですね、光と影の部分ですね、
はじめはね、ACPって誰しもがね、総論的には賛成なんですよね、
それをやっといた方がいいでしょってなるんですけれども、実際、こう、格論的な部分ですね、
じゃあ実際どういうふうにやるのとかですね、誰を対象にやるのみたいなことになると、
ちょっとね、いろんな良いエビデンスが出てこないっていう部分もあったりするんですけれども、
ただ、やっぱりね、自分がどういうふうに生きたいか、もしくは亡くなるときにどういうふうなことをやってほしくないかみたいなのをね、
あらかじめ表示しておくっていう、表明して話し合っておくっていうことは非常に大事なんで、
このACPですね、人生会議を、自分のご家族だったりとか親しい人とやっておく。
で、もちろん病院にかかっている方に関しては病院の医療者を巻き込んで、
あるいは介護とか福祉を受けておられる方はそういった方を巻き込んで、
話の機会を持っておくっていうのは非常に大事です。
はい、で、これね、ちょっと僕人生会議っていうのの会議っていうのがね、ネーミングが若干違和感が当初からあるんですけれども、
この会議じゃなくてね、別に普通にいっぱい話す機会を持ったらいいっていうふうに言っておられる先生もいて、
これね、僕大賛成なんですよね。
しかも、1回決めて終了っていうわけじゃなくて、その時々で状況変わるじゃないですか。
なので定期的に、例えば何でもいいですけど、みんなが集まるお正月とかですね、
これお正月に向けて走られたっぽいんですけれども、この提言自体もですね。
そういう集まる機会があるときとかですね、あとは何でもいいですけど、
誕生日の時とかですね、あと免許更新の、免許更新だとちょっと間空き過ぎかもしれないですけれども、
そういうね、定期的にね、こう話し合って、必要に応じて見直したりとかですね。
もちろん病院自身にしたら、その時にね、そういう話し合いが持たれることって多いと思うんですけれども、
そういうのをね、都度機会を持ってやっていただくのがいいんじゃないかなというふうに思います。
というのが1点目ですね。
2点目はですね、これもね、非常によく誤解されてるんですけれども、
この中にも出てくるんですけれども、特にね、人工呼吸器ですね。
人工呼吸器を外せないというふうに思っている方がね、これ医療者でもまだ結構いらっしゃって、
これはね、今外せるんですよね。これがね、タイムリミテッドトライアルっていうふうに、
専門用語では言うんですけれども、要は時間を制限した、時間を限った治療みたいなもので、
これはね、ちょっとお試し治療、お試し期間みたいに訳す医療者もいるんですけど、
僕はね、お試し期間ってちょっとね、なんかノリが軽い感じがして、ちょっと僕個人的には若干違和感あるんですけれども、