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2024-03-18 10:59

《880》今週のテーマは「安楽死」誤解の多い用語10選‼️

ご紹介する資料はこちら

日本救急医学会高齢者救急に関する用語の統一概念

https://www.jaam.jp/info/2023/files/20231201_3.pdf


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AI要約

今週のテーマは「安楽死」について取り上げる。まず、日本救急医学会が出した「高齢者救急に関する用語の統一概念」の資料を基に、用語の整理を行う。


「心停止」「DNR(Do Not Attempt Resuscitation)」「DNR指示」など、よく使われる用語の定義を説明する。DNRは心停止時のみに有効で、それ以外の医療行為は対象外であることを強調する。日本集中治療学会の勧告も紹介し、DNR指示下でも通常の医療は継続されるべきであると指摘している。


次に「ベストサポーティブケア(BSC)」「リビングウィル」「アドバンスディレクティブ(AD)」「アドバンスケアプランニング(ACP)」など、重要な概念を解説する。ACPの定義は団体によって異なり、対象範囲によっても意味合いが変わることを説明する。


その他、「延命医療・延命措置」「フレイル」の用語についても触れ、定義を確認する。特に、DNRとDNR指示の違いを理解してもらうことが重要であるとし、一般の人にも分かりにくかった点を認める。

00:01
内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
その放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分20分程度で配信しています。
その前、サコジャンカーライブやっていて、公開生収録やみなさんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
ことはとても人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週月曜日は興味心身資料ということで、
お客様のお役に立つ資料を順番にご紹介しているんですけれども、
今週は安楽死のことをテーマに取り入れようかなと思いまして、
その前に安楽死に関わる用語の整理をしたほうがいいかなと思って、
昨日色々調べていたんですけれども、
そうしたら、日本救急医学会という学会があるんですけれども、
そこが高齢者救急に関する用語の統一概念という資料を、
去年の12月かなに出しておられたんで、
ただこれあれですね、
この用語の統一概念だけは2021年ですね、
だからもう3年前かに出しておられたので、
これを取り上げながら、用語の整理をしていこうというふうに思います。
今日の内容ハイレベルかもしれないですけど、
頑張ってついてきてください。
上から順番にいきますけれども、
よく使われる用語として、
まずこれ医療者でないと多分使わないと思うんですけれども、
心停止という言葉ですね、上から順番にいきますけど、
心停止ですね、
これはそのままの通り心臓が止まった状態ですね、
ということで、
この次に言うですね、このDNARという言葉、
これ医療現場では非常によく使うんですけれども、
このDNARの拡大解釈というのはものすごい多くてですね、
今日はそれを一番言いたいんですけれども、
心停止の時だけDNARが適応されるというのは、
これはものすごい誤解されていて、
例えば、
輸血をしないとかですね、
あとは透析に関しては透析をしないとかというのもですね、
DNARに含まれるというふうに言われる方がいるんですけど、
これは全然違うんですね、
というのはぜひ知っておいていただけたらと思います。
この補足としてですね、
心停止後の予後というふうに書いてありますけれども、
これバイスタンダーCPRというですね、
CPR心肺蘇生のことなんですけれども、
これがあるかないかでね、
もうすごい変わるんですけれども、
でもどちらにしても予後は不良であるという、
特に病院内でない院外の心停止の場合には、
非常に予後が悪いというのはよく知られているかなというふうに思います。
その次ですね、ちょっと下に行っていただくと、
その次はですね、このDNARということで、
これ何の略かというと、
Do Not Attempt Resuscitationということで、
患者本人または患者の一生を推定できる者の
意思決定に沿い心停止の際に心肺蘇生法を
03:03
CPRを行わないことということになっています。
これですね、かつてはDNAR、
Do Not Resuscitationというふうに言われていたんですけれども、
Attemptという用語を入れて、
今DNARというふうに言うのがトレンドですよね。
ですけれども、先ほども言ったように、
これはね、蘇生処置ですね、
リサステーション、蘇生を行わないということなんで、
それ以前のですね、
その心臓が動いている間の医療行為に関してはね、
全く定めてないんですよ、このDNARに関しては。
なんですけれども、結構ね、DNARだからということで、
治療の差し控えが行われていることが多いということで、
ちょっとこの後も言いますけどね、
実際に学会で、これ7年前にね、
そういう声明が出たんですけれども、
そのDNARだからと言って、
差し控えしないようにみたいなのが出ていたりします。
なので、これはね、
ぜひとも知っておいていただきたいなと思っていて、
その次ですね、DNAR指示というので、
先ほどのDNARを意思表明している方に沿って、
意思が出す指示ということになっています。
だからDNARとDNAR指示がセットみたいな、
そんな感じですよね。
何回も繰り返しですけれども、
心底指示のみに有効であり、
河川引っ張っていますからね。
ということで、
非常に重要な概念ですので、
ぜひ知っておいていただければと思います。
その次のページの一番上に書いてありますけどね、
これがね、先ほど言ったやつで、
この日本集中治療学会っていうところはですね、
Do Not Attempt Resuscitationですね。
DNAR指示のあり方についての勧告というのを出したんですね。
あまりにも誤解されているので。
DNAR指示のもとに心肺組成以外の、
酸素投与、気管相関、人工呼吸器、補助循環装置、
PCPSというやつですね。
あと血液浄化法、糖石ですね。
あと小圧剤、血圧を上げる薬、
抗不整脈薬、不整脈を抑える薬、
抗菌薬、乳液、栄養、鎮痛、鎮静、ICU入室など、
通常の医療看護行為の不開始、
差し控え、中止を自動的に行ってはいけないと提示しているということ。
これもう本当にその通りなんですけど。
これね、すごい誤解されてるんで、
ぜひとも知っておいていただけたらと思います。
はい、ということで、言いたいことの8割は多分終わったんですけど、
その後も見ていこうと思うんですけどね。
続いてですね、このベストサポーティブケア、通称BSCというふうに言いますけど、
これね、結構よく言われます。
ただこのBSCもね、使わないっていう方もいらっしゃいますし、
まあいろいろですね、積極的な治療を行わなくて、
症状緩和を主観とした治療をやっていくっていうのをBSC。
まともとガン領域でよく使われる言葉なんですけれども、
はい、っていう感じですね。
で、このDNARとの使い分けが重要であるということで、
06:00
まあまさにおっしゃる通りですっていう感じです。
はい、で、あとは、9編はもう飛ばしてですね、
かかりつけ医はまあ、ちょっと今議論中なんで飛ばしますかね。
かかりつけ医はね、ちょっと言い出すとまたそれだけで非常に長くなるんで。
はい、で、続きましたがこのパターナリズムとインフォームドコンセントですね。
この辺は、今あれも何回も取り上げているところなんで、
もうちょっとこれも飛ばさせていただいて、
ちょっとこの後にSDUの話も出てくるんで、そこでちょっとまた言おうと思います。
で、続いてですね、このリビングビルですね。
これも非常に重要な概念で、
これ尊厳師との絡みでこのリビングビルって出てくることが非常に多いと思います。
意識障害や認知機能の低下のために、
意思決定が困難となった場合を想定し、意思決定能力を有するうちに、
患者あるいは将来患者になることを想定した本人によって、
自身が受ける医療行為に関する事前指示ですね、
アドバンスディレクティブ、通称ADというふうに言いますけれども、
を記しておく文書ということで、
時期的には生きている間に効力を発揮するユニコーン書という意味ということになってますね。
これは非常に重要で、ACPの話し合いの中でもですね、
この後お話ししますけれども、アドバンスケアプランニングですね、
この話し合いの中にも、そのアドバンスディレクティブ、
事前指示を明示するという場合には、このリビングビルを起こすという、
そんな感じになりますね。
その事前指示ですけれども、
ポルスとは飛ばします。ポルスとはね、ちょっと話しするとややこしいので、
事前指示ですね、アドバンスディレクティブですけれども、
リビングビルやポルスと、
自治権で代理人の氏名など、
人生の最終段階における医療とケアに関する意向を、
患者あるいは将来患者になることを想定した本人が事前に指示しておくこと、
それを文書化したものが事前指示でしょう、ということになりますね。
ということで、適宜見直しと再確認が推奨されるということで、
これはACPにガイドする概念ですよね。
法制化されている国もあるんですけど、
日本では法制化されていないので、それがどこまで有効か、
みたいな議論になるところですね。
続きまして、ACPですね。
ACPはこの放送の中でも、すごい何回も取り上げてきたんで、
もう今更っていう感じもありますけれども、
ただ、ACPを語るときに、いろんなACPの定義っていうのがあるんですよね。
この国内だけでも、1,2,3,4つかな、4つありますし、
あとは、誰を対象にするのかということで、
この6ページ目からの表の下に書いてありますけれども、
その対象によって旬は異なっているということで書いてあって、
本当にACPって広い概念でいくと、一般市民、全員みたいな感じになりますけれども、
09:03
広く国民っていう、これが厚労省の定義ですよね。
病気にかかっている人とか、入所している人みたいな感じになってくると、
かなり狭い範囲のACPを意味するということになるので、
同じACPという言葉でも、どこを意味するのかというのは非常に重要かなと思います。
あと2つですね。
続いてが延命医療とか延命措置ですね。
これは早期の死が避けられない状態において、患者の医学的な状態を改善することなく、
生存期間の延長につながる全ての治療法を指すということでなっていますね。
これに関しての議論がちょっと混乱するというか、
どこまでを延命医療、延命措置と考えるかというのが、
人によってもかなり違うんで、
これは毎回整理が必要な部類からというふうに思いますね。
最後に突然フレールが出てくるんですけど、
フレールは有名なんで、いいかなと思いますね。
日本老年医学会の定義が配っておられますけれども、
老年期に起こるいろいろな問題ですね。
というのがフレールということになっています。
これはいいかなと思います。
ということで、今日は特にこのDNRって、
これ医療者でもすごい間違えているんで、
DNRとDNR指示ですね。
このセットの公開をちょっとしたいなというふうに思って、
お話しさせていただきました。
ちょっと一般の方に難しかったかもしれません。
すいません。
はい、ということで、最後シンシンジャンケンいきます。
はい、よろしいですか準備は。
シンシンジャンケン。
ジャンケン。
グッ。
はい、ということで、
今日も幸せな一日でありますように、
お会いはない回だけでした。
興味シンシン。
10:59

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