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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開の末週6月3日のご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日は木曜日、今週の興味シンシン医療ニュースをやっていきたいと思いますけれども、
今週はですね、ノートをご覧いただいた方はお分かりだと思いますけど、むちゃくちゃいっぱいニュースを取り上げてしまいまして、
これ何個ぐらいあるのかな?20個弱ぐらいですね、ニュースを取り上げさせていただきました。
リスナーさんからもですね、なんか最近、教えていただけるニュースが非常に多くてですね、
リスナーさんからも2、4、6、7個かな?のニュースをご紹介させていただきました。
メンバーシップ限定のLINEのオープンチャットの方でもご紹介いただいたやつも含んでおります。
はい、ということで、なのでちょっと今回はね、ちょっと3つに厳選するのは難しくって、4つですね、4つ取り上げたいと思います。
で、暗いニュースもね、ちょっと多いので、若干明るめのニュースをね、中心に取り上げたいと思いますけれども、
オンライン診療の拡大
1つ目が、オンライン診療が施設でできるようになるよみたいな、デイサービスでできるようになるよみたいなニュースですね。
で、2つ目が、話しやすい主治医の研究みたいなのをされている方がいらっしゃって、これちょっと僕全然知らなかったんですけれども、そういうのニュース。
で、3つ目がですね、月経痛で追試、っていうか、月経痛だから追試っていうわけではなくて、月経痛も追試対象になりますよっていうような通知が文科省から出たっていうニュースですね。
で、4つ目がですね、これはね、ちょっと私的にはね、いろいろ思うところがあるなという診断ですね、医療加護のニュースですね。
これが4つ目に取り上げたいと思います。
はい、ということで、じゃんじゃんいきたいと思います。
まず1つ目ですね。
まず1つ目。
まず1つ目は、オンライン診療の話ですね。
12月の18日の日経新聞のニュースですね。
遠隔診療デイサービス施設で受診可能に都市部も緩和っていうことで、はい、いうニュースが出ておりました。
で、冒頭ですね、政府はオンライン診療を受けられる場所を広げるデジタル機器に不慣れな高齢者が受診しやすいように、通所介護施設や学校も対象に加えるっていうことでなってます。
はい、これはね、もう素晴らしいと思いますね。
これは、てか、初めから。
そうしてほしいなと思いますけれども。
今はね、原則自宅なんですね。
なんですけれども、やっぱりね、私のクリニックとかもそうなんですけれども、オンライン診療が難しい高齢の方っていうのもいらっしゃって、
そういう方の場合にはご家族さんが、特にお子さんですね、が一緒について診療をやっていただくとかっていうことが多かったんですけれども、
やっぱり施設に行っている最中とかにできればですね、
あの、まあ、高齢者も、
診療を受けられる可能性っていうのは、まあ、かなり広がるかなというふうに思いますし、
まあ、もちろんね、ちょっとプライバシーの関係とかですね、
そのプライバシーに配慮した空間を用意したりする必要はあると思うんですけれども、
でも、まあ、施設内の、なんか、一部屋でやるとかですね、
あと、まあ、これ学校も対象に加えるっていうことなんで、
学校の空き部屋とかね、そういう空き教室みたいなのを準備すれば、
全然できるんじゃないかなというふうに思います。
はい、なので、これはね、非常にいい試みなんじゃないかなというふうに思ってご紹介させていただきました。
話しやすい主治医の研究
はい、えーと、続きましてが、
んーと、2つ目、話しやすい主治医とはということで、
これね、すごい面白い、福島民報っていう、多分福島県の地方紙ですよね、おそらくね、
はい、に出ていった、12月の19日火曜日のニュースですけれども、
えーと、記事のタイトルが、話しやすい主治医、難病患者からの信頼度高く、
福島医大が調査っていうような、そんな記事が出てました。
で、これですね、
未来のね、臨床疫学分野の先生らの研究チームが、
この全身性エリテマトーレスって、SLEっていう病気があるんですけど、
私もね、あのー、かつて腎臓内科時代ね、まあまあな数見ていましたけれども、
そういう方の、主治医への信頼度、信頼感について調査したっていうような、そんな研究になってます。
で、これ、まあ心理学で言うと、このビッグファイブっていうですね、
えー、その、主治医の性格傾向を見る検査があるんですけど、
それに基づいて、えー、調査して、
で、まあ最終的には、この協調性とか外交性が高い担当医ほど、
患者の信頼度が高くなるというような、そんな結果を発表したっていうことで、した。
はい。で、いや、すごい面白いですよね。
で、えーと、これね、あのー、その、なんだ、研究チームのね、ホームページも見に行きましたし、
それこそね、あの、福島医大といえば青木先生なんで、青木先生にね、知ってますか?っていう風に聞いたら、
あの、青木先生ね、ご存知はなかったんですけども、でも、なんかね、その、普通ね、我々医者やって、
ビッグファイブとかっていう、その心理学にそもそも触れる機会がないんで、
なんかこういうことをね、考えようとすらしないかなと思うんですけども、
でもこういう、なんかね、この先生ね、結構いろんな、こういう面白い研究をされていて、
なんかちょっとコンタクトを取りたいなという風に思った次第です。はい。
でも本当にね、こう、難病もそうですし、あの、まあ難病じゃなくてもね、
普通に生活習慣病とかでもそうなんですけれども、やっぱり主治医との信頼関係とかですね、
まあ当然長く続く関係性なんで、
えー、やっぱり、まあお互いに気持ちよく診療したいなっていうのは当然あると思うので、
こういうのは非常にね、面白いなと思いましたね。はい。
はい。というのが2つ目でした。はい。
月経痛に関する通知
えーと、続きましてが、3つ目ですね。
3つ目は、えーと、こちらですね。
えー、共同通信ニュースの、12月の19日のニュースですね。
えー、月経通、追出権対象と明記、高校入試で文科省通知ということで、
はい。
出てました。えーと、文部科学省は19日、月経通や月経前症候群ですね、
PMSで高校入試を欠席した場合、追試権の対象となることを明記した文書を、
全国の教育委員会などに通知したっていうことになっていて、
これはね、素晴らしいと思いますね。
あの、今までまあ、感染症、その新型コロナとかインフルエンザを対象とするっていうような文書は示されてたらしいんですけれども、
月経通とかPMSとかですね、この辺は、あの、示されてなかったらしくって、
えー、はい。まあ、各々の教育委員会で対応されていたらしいんですけれども、
それが、まあ、一律、その文科省からの通知が出ることで、まあ、全国統一になるっていう、そんな感じになっていたみたいですね。
はい。で、まあ、これはまあ、それはそうでしょっていう感じですし、あの、本人の意図しない、こう、
体調不良による欠席、欠席っていうか、あの、受けられないっていうことなんだろうと思うんで、しかも入試ですからね、今回ね。
はい。まあ、それは、あの、再受験、追試験の、はい、対象になってしかるべきというふうに思いますので、
非常にいいニュースかなというふうに思ってご紹介させていただきました。
はい。というのが3つ目でした。で、最後、4つ目ですね。この4つ目がですね、これね、非常にね、まあ、いろいろ思うところがあるニュースで、
この、えーっと、いつだ、あ、この12月の19日の読売新聞、まあ、他のニュースもやってましたけども、
まあ、一応、これ、読売新聞の記事を載っけさせていただきましたけれども、のニュースで、えー、大動脈瘤破裂の疑いで緊急搬送された男性、大学病院で、
大学病院で便秘と診断され、帰宅翌朝に、容体急変し死亡っていうような、そんなニュースになってます。
大学病院での診断エラー
で、えーと、まあ、秋田大学でですね、その、80代の男性の方が、まあ、救急で、まあ、近くの病院から紹介になったんですけれども、それが、えーっと、
まあ、結果的には、まあ、診断エラーというか、あー、まあ、医療加護になっていて、で、えー、そういう結果だったということを、まあ、発表したっていうような、そんな感じになってます。
で、これですね、あのー、いや、えーっとね、こう、秋田大のね、その、えー、調査報告書みたいなの読んだんですね。3ページぐらいの調査報告書なんですけれども、
そ、そこにね、あの、かなり詳しい経緯が、まあ、このニュース以上にね、書いてあるんですけれども、
まあ、これはね、ちょっと、
正直ね、難しいと思いますね。もう、なんか、大学病院としてはね、もう、やるべきことをほぼやっていますし、まあ、これがね、あの、例えば、なんか、なんですか、
研修医が、えー、なんか、そういうふうに判断して返したとかっていうレベルだったら、まあ、それはかなり、えー、問題なんですけれども、
これね、すごいね、もう、逆にね、ここまでのことできないよねっていうぐらいのレベルまでやっていて、
それでね、こういうことになっているので、
うーん、まあ、
やっぱりね、その、まあ、もちろんね、診断、まあ、最終的にはね、診断エラーで間違えていたっていうことなんですけれども、
まあ、難しいですね。まあ、あの、いろんな医者も関わってまして、まあ、その、血管の専門のね、心臓血管外科の先生とか、あと、放射線の読絵をする放射線科医も見たりとかっていうことになっていて、
まあ、最終的には、その、2回前の病院でCTを取っていて、その2枚目のCTしか受算していなくって、本来は1枚目まで確認すべきだったみたいな結論になってるんですけれども、
それをね、救急でその、1枚目ありますか?みたいな問い合わせをね、じゃあ毎回してるかって言うと、そういうわけではないですし、
うーん、これはね、ちょっと、まあ、まあ、原因はね、確かにおっしゃるとおりで、1回目のCTがあればわかったよねっていう感じなんですけれども、
しかも、まあ、普段からね、結構便秘の訴えが多い方みたいで、まあ、ちょっと画像がどんなのなのかわからないですけども、
あの、まあ、こういうのね、まあ、アンカリングとかっていうのをね、ちょっと、まあ、もう1回目のCTがあればわかったと思うんですけど、
こういうのね アンカリングとかっていうふうに 言ったりもしますけれども
とか利用可能性ヒューリスティックス っていうふうに言いますけれども
普段便秘で何回も救急に来られてる方は お腹痛で救急に来られたときには
まず便秘から考えるって これ普通の思考過程ですよね
なので ちょっとその 大学病院にまで紹介するような症状だったのかどうかとかね
その辺ちょっとこの文面からは よく分かないですけども
でも ちょっと難しいかなというふうに思いますね
再発防止策の難しさ
紹介元の医師と情報交換を密に行うみたいな 今後の再発防止策の中にも書いてありますけれども
救急って本当にバタバタしてるんで なかなかこれを全ての患者さんに
しかも大学病院レベルでやっていくのは 相当ハードル高いなという気がしましたね
という そんな感じでした
ちょっとこれはね すごい難しさを感じる
ニュースでした
はい ということで 他にもね ちょっといろいろお話したいニュースも
いろいろあったんですけれども これはちょっとアフタートークで
また少し取り上げたいと思います
はい では 今日も幸せな一日でありますように
お相手は内科医の武井でした 興味津々