内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
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ということで、今週はですね、実は9月の24日、明日からの1週間がですね、
この結核、呼吸器感染症予防週間ということで、結核関連のお話をしていこうかなというふうに思っておりまして、
今日取り上げるのはですね、月曜日なんで、今日も新診資料ということで、
この結核予防回から出ているですね、正しく知ろう‼️結核の常識2024、かな、
っていうのを一緒に読み解いていきたいと思います。
PDFの2枚資料になっておりまして、ただ、これね、ちょっと、
PDF自体がですね、横長のPDFになっていて、非常になんか読みにくいんですけれども、
ちょっと、これ印刷したらどうなるのかな、ちょっと読みにくいんですけれども、やっていきたいというふうに思います。
はい、ということで、まずはですね、1ページ目の右から3つ目のところですかね、
が多分表紙になると思うんですけれども、
さっき言ったように、このタイトル、正しく知ろう‼️結核の常識ということで、
昔の病気ではないよっていうことで、この知る坊やですかね、
なんか興味津々の指と同じ、全く同じ指をやっている資料なんですけれども、
はい、いうので、書いてあります。
で、その右側に行っていただくとですね、この結核予防週間から、
結核呼吸器感染症予防週間へっていうことに書いてあって、
まあこれ、皆さんよくご存じの通り、コロナですね、
コロナで亡くなった方って2021年は360万人いらっしゃるらしいんですけれども、
実はですね、結核で亡くなれる方も160万人、全世界でですね、いらっしゃるということで、
で、一番左側のところにグラフで書いてありますけれども、
コロナはね、2019から始まってっていう状態なんですけれども、
結核で亡くなられる方はですね、少しずつは減ってはいるんですけれども、
でも、今でもね、毎年100万人以上の方が全世界的には亡くなられているっていう、そんな感じです。
はい、なので、結核はですね、決して過去の病気ではないですし、
まあちょっとこの後も言いますけれども、
まあ、あの、患者数自体はね、減ってはいるんですけれども、
でもまだ未だにね、亡くなられる方もいるっていうような、
そんな病気ということを知っておいていただけたらなというふうに思います。
はい、ということで、で、実際ですね、ちょっと2枚目の方にその具体的な内容が書いてありますので、
下の方に移っていただけたらと思うんですけれども、
まずは、えっと、スタートのところ。
1、結核とはどんな病気?っていうことで、
結核はですね、あの、当然ですけど、感染症の1つなんですね。
結核菌っていうのによって起こる肺に炎症が、
主に肺に炎症が起きる病気ですっていうふうに書いてあります。
実はね、これ肺結核以外にもですね、いろんな結核があるんですけれども、
でも、まあ一番メジャーなところは肺結核で、
症状としてはですね、この注意って書いてあるところに書いてあるように、
胆の絡む咳、微熱、あと体のだるさですね、が2週間以上続いているっていう場合に、
まずは結核を疑うっていう、そんな感じになりますね。
ただ、特に昨日の医師国家試験クイズにもありましたように、
胆に血が混じるとかですね、あとは血そのものが入ってしまうとかですね、
いうのは、かなり結核を疑う1つの指標になりますので、
この辺はね、見逃さずに医療機関を受診していただけたらなというふうに思います。
はい、で、その下ですね、ハテナマークのところに結核になりやすい人はということで、
2、4、6、7個かな、書いてあります。
1つは帰省週間、2つが結核満員国から、高満員国から来た外国の出生者、
3つ目がHIVの感染とか免疫の弱い人、糖尿病の人、昨日の方も糖尿病でしたよね。
で、人工頭突きを受けている人、ステロイドハルモンを使用している人、
あと胃海用とか胃の手術をした人、こういう方が結核になりやすいというふうになっています。
で、その右側ですね、こんな症状にも注意ということで、そうそうそう、
症状としてですね、体重が減ってきた、このちゃんと食べてるんですけれども体重が減っているっていうのも、
明らかにちょっと結核を疑う症状の1つですし、
あとは寝汗ですね、これもね、結構あるんですね。寝汗って、
夜汗をかくぐらいだった寝汗とは言わなくてですね、このパジャマを着替えないといけないぐらいにね、
夜汗をかくっていうのは寝汗の一応定義ということになっているんですけれども、
こういうのは結核を疑うサインになってきます。
で、今でも1日に28人の新しい患者が発生し、5人が命を落としている、
日本の重大な感染症ですっていうふうに書いてあって、これは本当にその通りですね。
私自身もですね、結核の診療っていうか、診断を結構したことありますけれども、
その中でもね、結核でお亡くなりになられた方、実際いらっしゃいますからね。
だから決してね、過去の病気ではないっていうのはありますね。
で、2番目ですね、じゃあ結核は感染するのっていうことで、
これがね、一番よく知られていることかなというふうに思うんですけれども、
結核って、先ほど言ったように結核菌っていうので移っていくんで、
その感染の方式が空気感染っていうふうになるんですね。
だから飛沫っていうくしゃみや咳に入っている中の結核菌が空気中を漂ってですね、
で、他の人に移っていくっていう、そんな感じになります。
なので、医療職はですね、L95マスクっていうですね、
コロナウイルスの時にやっているような、そういうマスクを結核を疑う場合には使うっていう、
そんな感じになっていきますね。
ただですね、これちょっと注意が必要なのが、この右側のポイントのところに書いてありますけれども、
感染してもですね、全ての人が発病するわけではありませんっていうことで、
これ結核とね、発病の違いっていうのはあるんですよね。
それはちょっと今日時間がないんで、詳しくはお話ししないですけれども、
通常はですね、感染していても発症はしないっていうのが通常ですね。
ただ、過励とか、2番目に書いてありますけれども、過励とかですね、あと病気とかですね、
先ほど出ていたような、そのリスクが高くなってくると、
その結核菌が再び活動を始めて発病するっていう感じになります。
ただ、この潜在性結核ですね、感染しても発病していない人、
そういうのを潜在性結核感染症っていうふうに言うんですけれども、LTBIっていうふうに言うんですけれども、
こういう方に関しても、結核の薬を一部分ですね、
普通は4つの薬を使うんですけれども、そのうちの1つを3ヶ月から6ヶ月飲むっていうことで、
発病しなくするっていうことができるっていうことになってますね。
下の方に行っていただいて、3、結核は予防できるの?っていう、
これも興味津々なところかなというふうに思うんですけれども、
非常に常識的な話で、健康的な生活をしましょうよっていうことで5つ書いてあります。
1、適度な運動。2、十分な睡眠。3、バランスの良い食事。4、煙草を吸わない。
5、定期的な健診っていうことで、もう非常に当たり前すぎますけれども、
この辺が大事っていうことになっていて、特にね、睡眠ね、睡眠ね、如実に出るらしいですね。
ちょっとこれ、ちょっと詳しいデータはよく知らないですけれども、
この睡眠不足ってね、結核のね、かなりリスクになるみたいなんで、
この辺はね、気をつけていただくといいんじゃないかなというふうに思いますし、
あとはね、やっぱりワクチンですね。ポイントのところに書いてありますけれども、
PCC接種が有効ですということで、ワクチン接種をしていただくということが予防につながります。
4番目、結核は治せるの?ということで、結核はね、富士の病というふうに、
昔はね、結構怖がられてたんですけど、今はね、結核治せる時代になりました。
はい、で、先ほど言ったように複数の薬をですね、6ヶ月から9ヶ月間飲むというのは大事で、
ただ、この治療をですね、確実に行うっていうことは非常に重要で、その飲み忘れとかですね、
1日とかの飲み忘れだったら全然あれなんですけれども、1週間飲んでないとかですね、
あとは意図的にやめているとかですね、ちょっとこの結核薬、結核に対する薬のね、
副作用ってね、ちょっと特殊なものがあったりするので、それに驚いてやめてしまったりするとですね、
それで治療効果がね、ものすごい落ちてしまったりするので、
そこら辺はしっかり飲めてるかっていうのを確認するっていう、こういうのをドッツっていうふうに言いますけれども、
はい、いうのも保健所とタイアップしてやるというような形になっています。
はい、で、最後、一番右側のところですね、5、日本と世界の結核っていうことで、
先ほど言ったようにですね、日本では今でも1年間に1万以上結核を発症しています、
っていうことで、昔の病気ではないんですよ、本当に。