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2023-11-20 11:10

《787》全国民必聴!医療介護現場の転倒転落について

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https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/important_info/20210611_01.html

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内科医たけおの 心身健康ラジオ 皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまさるちょっとやっぺんたす小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝、コジャンカーライブをやっていて、公開のましろ、奥山屋さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週月曜日はですね、ちょっと面白い掘り出し資料をご紹介する日になりつつありますけれども、
今日もですね、ちょっと面白いのをご紹介させていただきたいと思います。
というのは、ちょっと週末にですね、ちょっと私、とある勉強をしておりまして、その中で日本老年医学会っていう学会があるんですけれども、
そこと、全国老人保健施設協会っていうところがですね、合同で2021年ですね、
おととしの7月かな?
で、声明を出してたんですね。6月か。6月に声明を出してまして、それをね、ご紹介したいと思います。
ちょっとね、Xの投稿の方は直接PDFを貼ってしまってるんですけど、これ学会のホームページに行くとですね、
そのステートメントっていうのの中に、一つがこの介護施設内での転倒に関するステートメントっていう、
まあその、本ちゃんというか、まあ本物の方ですね。本物っていうか、はい、ほんと。
あともう一つ、
そのステートメントの中に、
このステートメントを国民の皆様に知っていただくための国民の皆様へのメッセージっていうやつですね。
この二つがPDFとしてアップされていて、その中の国民の皆様へのメッセージの方を今日は取り上げたいと思います。
で、これ何かというと、まあ皆さんよくご存じだと思いますけれども、
最近裁判とかでもですね、高齢者の転倒の裁判ってちょこちょこ見かけるじゃないですかって、
ちょっとそれがきっかけになってるかどうかはわからないんですけども、
やっぱり、その、まあこれ介護施設ってタイトルはなってますけれども、
まあ医療現場でもですね、やっぱり高齢者のね、転倒とか転落ですね、ベッドからの転落とかっていうのはね、
ま、あの、もちろんね、あの、あってはいけないんですけれども、ゼロにもできないんですよね。
だからこれはね、あの、まあ我々医療者だけではなくって、広く国民の方に知っていただく必要性があるかなと思って、
まあこういう声明がね、出されてるんだろうと思います。
ちょっとそれをね、一緒に読んでいきたいなというふうに思います。
で、この、えっと、ステートメントの方はね、結構なページ数あるんですけれども、
この国民の皆様へのメッセージの方ですね、これは16ページになっているので、まあさっと見ていただけたらと思うんですけれども、
まあ大きくはね、4つのステートメント、まあいわゆる声明ですね、からなっているっていう感じですね。
で、これまあ目次がありますけど、まあ目次すっ飛ばしていただいて、目次前書きすっ飛ばして、
えーっと、その、早速ステートメントのとこに、
いっていただけたらと思うんですけれども、
えーっと、PDFで言うと、2ページから3ページ目にかけてですね、
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はい、これちょっと今、順番に読んでいきたいと思います。
まずはステートメントの1、これがね、一番大事かなと思うんですけれども、
えー、店頭すべてが過失による事故ではないっていうことですね。
で、まあ正しがきとしてですね、店頭リスクが高い入所者については、
店頭予防策を実施していても、一定の確率で店頭が発生する。
店頭の結果として、骨折や外傷が生じたとしても、
必ずしも医療・介護現場の過失による事故と位置付けられないっていうことで、
まあ、我々としてはね、非常にありがたいステートメントかなというふうに思いますけど、
これね、本当にそうなんですね。
なんか、えーっと、それこそ裁判の事例でですね、その、まあ、
店頭のことが予見できたみたいなので、過失の責任を問われるっていうケースがね、
まあ、あー、ここ数年もありましたけれども、まあ、そういう予見はね、
できるんですね。予見できるけれども、完全には予防できないっていうのがね、
店頭とか店楽なんですね。
で、まあ、あの、ちょっとこの後のステートメントにも出てきますけれども、
まあ、我々的にはね、すごいね、すごいいろいろ対策は取ってるんですけれども、
まあ、それでもね、えー、やっぱりその対策の穴をくぐり抜けてというか、
やっぱり、あの、人がやることですからね。
えーっと、それで完璧な対応っていうのはできないんですよね。
はい、っていう感じで、えーっと、まあ、さらにその中にね、
ちょっとたらし書きや、
いろいろ書いてありますけれども、えーっと、
当面は現在行っている対策を継続することになりますっていうことで、
はい、っていう感じですね。
で、まああの、その店頭自体はね、ゼロにできないんですけれども、
店頭予防に生かすための体制を作るのは大事ですっていうことが書いてあって、
これももう全くおっしゃる通りかなというふうに思います。
で、えーっと、医療現場でもですね、
まあ、ちょっとこの後にも出てきますけれども、
必ずね、えーっと、患者さんが入院してきた場合には、
その店頭とか店楽のアセスメントっていうのをやるんですよね。
で、まあ、それで、えー、店頭とか店楽のリスクが高い方に関しては、
それ相応の対応をするんですけれども、
ただ、やっぱりね、えーっと、特に、まあ、日中とかね、
比較的人が多いんであれなんですけど、
夜間とかですね、夜間とか、あの、看護師さんとか看護保持者含めて3人でね、
えー、病棟を40人とか全員見るっていうことになるので、
あの、まあ、あの、すべての方をね、えー、
み、あの、見ておくっていうのは、まあ、難しいですよね。
はい、いくらその、例えば、
えー、離床センサーとかですね、えーっと、マットとかを用いたりとかですね、
あと、まあ、今、病院によってはですね、そのカメラをね、えー、
付けてる病院とかもあったりしますけれども、まあ、それでもね、
結局、で、見てるだけなんで、その行くまでの間に店頭とか店楽が発生したらっていうのとかもありますので、
まあ、やっぱりね、これゼロにはできないっていうのはありますね。
はい。
はい。で、ステートメントの2ですね。
えーっと、ケアやリハビリテーションは原則として継続する。
これもね、すごい大事ですよね。
えーっと、
その正しがきとして、えー、入所者の生活機能を維持・改善するためのケアやリハビリテーションは、
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それに伴って活動性が高まることで、店頭リスクを高める可能性もある。
しかし、多くの場合は、生活機能維持・改善によって、生活の質の維持・向上が期待されることから、
原則として継続する必要があるっていうことで、まあ、これも本当におっしゃる通りですっていう感じですよね。
あの、特に私自身は、以前の病院、あの、回復期リハビリテーション病棟っていうのがあったんで、
あの、もう積極的に、その、高齢者の、例えば手術後とかですね、あとは、えー、脳梗塞、脳出血後とか、あと肺腰ですね、その、まあ、なんか、えー、まあ、コロナ後とかでもいいですし、まあ、尿路感染後とか脱水とかですね、
その後の体力が低下した後の、まあ、リハビリを担当する施設で勤務してたんですけれども、
まあ、そこでね、あの、リハビリやらなかったら、どんどん逆にね、体力落ちてしまうんですね。
だから、まあ、もちろんそのケアとかリハビリをやること自体は、
転倒リスクの向上というか、まあ、その、動いてしまいますかね、動くことで、あの、転倒リスクが高まるんですけれども、
でも、それをやらなくって、じゃあ、ベッド上にね、ずっと1日過ごしておられたらっていうことになると、
余計にね、その、ご本人さんにとっては良くないことになってしまうんで、だから、あの、そのケアとかリハビリテーションは、まあ、当然ですけれども、
継続するっていうのが2つ目に書いてあります。
で、3つ目ですね。3つ目はですね、まあ、これはちょっと医療者視点ですけれども、
医療介護者視点ですけれども、
転倒についてあらかじめ入所者・家族の理解を得るっていうことで、
えーと、転倒は老年症候群の1つであるということをあらかじめ施設の職員と入所者やその家族など関係者の間で共有することは望ましいっていうふうに書いてあります。
で、これですね、ここで初めてね、老年症候群っていうのが出てきましたけれども、
老年症候群って聞いたことある方も多いかもしれないですけど、その次のページですね、
えーと、4ページ目かな、PDFで言うと6ページ目に、
えーと、4ページ目かな、PDFで言うと6ページ目に、
図に老年症候群っていうのが書いてあって、これね、非常にいい図なんで、あの、ぜひ見ていただけたらと思うんですけれども、
老年症候群ってね、本当にいろんなものがあるんです。
えーと、まあ脱水とか便秘とかですね、ふらつきとか、えーと、まあ精神症状としてうつとかもありますし、認知機能障害とか、まあいろいろあるんですけれども、
そのうちの1つに転倒があって、ただ転倒の背景にももう本当にね、いろんなもの、
えーと、例えばお薬の副作用とかですね、えーと、サルコペニアっていうのもあったりとか、
あと痛みがあったりとか、えー、並行の感覚の異常があったりとか、まあいろいろありますよね。
まあそういうのを背景として転倒が起こるんだっていうことになっていて、
まあこの辺の話をですね、あの、入所時、あるいは入院時に、えー、まあ共有するっていうことは大事かなというふうに思います。
これはね、もう私も以前の施設であれ、もうほぼ全ての患者さんにやってましたね。
はい。で、まあもちろんその、おー、説明したから免責されるっていうわけではないんですけれども、
おー、でも可能性としては重要ですね。
まあ十分ありえますし、まあそれに対する対策ですね。
もうこちらでもやりますというお話は、まあ必ずするっていう感じですね。
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で、えー、四つ目のステートメントですね。
四つ目は、えー、転倒予防策と発生時対策を講じ、その定期的な見直しを図るっていうことで、
えー、施設は転倒予防策に加えて、転倒発生時の適切な対応手順を整備し、職員に周知するとともに、入所者やその家族などの関係者にあらかじめ説明するべきである。
また、現段階で介護施設において推奨される対策として標準的なものはないが、
科学的エビデンス、医学・医療に関する信頼性の高い研究成果に基づく科学的事実や技術は進歩を続けており、
施設における対策や手順を定期的に見直し、転倒予防に努める必要があるっていうことになっていて、
まあこれは本当におっしゃる通りですっていう感じですね。
だから、あのー、どの施設でもですね、まあ、あのー、それなりにその転倒転落予防には、
対策しています。で、まあ、ちょうどね、この、おー、冊子のですね、えーっと、どこだったかな。
えーっと、終わりの方ですね。この10、えーっと、PDFでいうと13ページかな。
えーっと、この、あれでいくと11ページのところとかですね。
ここらへんに、えーっと、共有すべき情報などとかっていうのが書いてあると、
こういうのをね、共有したりとかですね。
あとは実際に、えーっと、まあ、起こってはいけないんですけども、
転倒転落が発生したときのね、対応をね、
こう、手順例みたいな資料にっていうのに書いてあったりしますけれども、
こういうね、あのー、ちゃんとこう、フローシートみたいなのができてますので、
あのー、この辺をね、えー、知っておいていただけたらいいかなというふうに思って、
今日はご紹介させていただきました。
まあ、なかなかね、この、本当にね、高齢の方のね、施設入所とか、あの、入院もそうですけれども、
すごいね、増えてるんで、まあ、我々としてもね、まあ、極力転倒転落をね、少なくしたいっていう思いはあるんですけれども、
ただ、やっぱりね、まあ、現状としては、あのー、
起こってしまっているのが現実で、まあ、この辺はね、あのー、ちょっと共通理解も必要かなというふうには思いますね。
はい。ということで、今日も幸せな日にしてありますように。
お相手は内科医の武井でした。
興味津々。
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