1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
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2024-11-26 10:23

《1097》医療現場での転倒転落を予防するために…

ご紹介する論文はこちら 急性期病院における転倒・転落の発生状況〜入院診療区分で比較した横断研究 https://www.jstage.jst.go.jp/article/tentouyobou/9/2/9_3/_pdf 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #興味シンシン論文 をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! #医療 #健康 #スタエフ医療部 《AI要約》※誤字多数ありますが、ご容赦ください ## 医療安全推進週間と転倒予防 内科医たけお先生は、11月25日から始まる医療安全推進週間に関連して、医療安全のお話を1週間続けています。今回は日本転倒予防学会誌の2022年の論文を取り上げ、入院中の転倒・転落の発生状況について解説しています。 ## 転倒・転落のリスク評価 医療機関では、入院時に転倒・転落アセスメントシートを用いて患者のリスク評価を行っています。このシートには以下の項目が含まれています: - 年齢 - 性別 - 既往歴 - 感覚(視力・聴力) - 歩行障害 - 活動領域 - 認識力 - 薬剤・アルコール - 排泄状況 これらの項目を評価し、転倒・転落のリスクを3段階で分類しています。 ## 研究結果 広島の病院で行われた研究では、2021年4月から12月までの入院患者10,778人を対象に調査が行われました。主な結果は以下の通りです: 1. 予定入院患者より緊急入院患者の方が転倒・転落の発生率が高い 2. 非高齢者群では、予定入院の0.8%に対し緊急入院は2.3% 3. 後期高齢者群では、予定入院の3.7%に対し緊急入院は5.3% ## 診療科別の転倒・転落率 転倒・転落の発生率は診療科によっても異なります: - 外科、整形外科が比較的高い - 総合診療科も緊急入院の後期高齢者群で高い - 脳神経内科も高い(おそらく脳卒中患者が多いため) ## 転倒・転落予防対策 医療機関では以下のような対策を講じています: - 臨床センサーの使用 - センサーマットの設置 - 動きを感知するセンサーの使用 しかし、これらの対策を講じてもインシデントをゼロにすることは難しく、現状の限界があると指摘されています。 たけお先生は、介護施設ではまた異なる対策が取られているかもしれないと述べ、この分野に詳しくないため、コメントでの情報提供を呼びかけています。

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内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さん、おはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
たまらず、朝5時半からライブをやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、昨日ですね、11月25日が、
えーと、なんだったっけ、医療…ちょっとお待ちくださいね。
えーと、いい医療に向かってGO!ですね。はい。
ということで、あの、医療安全推進週間になっておりまして、この1週間ですね。
それに関連して、医療安全のお話を、今週1週間させていただいております。
で、毎週火曜日はですね、興味津々論文をお送りしているんですけれども、
今日ご紹介するのはですね、えー、これ全然そんな学会あるんだって初めて知りましたけれども、
日本転倒予防学会史っていう、あ、学会っていうのがあって、そこの学会史ですね。
はい、日本転倒予防学会史の2022年論文を取り上げたいというふうに思います。
でですね、これ、えー、昨日、おとといかな、もう言いましたけれども、
おー、医療安全においてですね、ま、いろんな、あー、インシデントレポートっていうか、あのー、その医療事故…
に、あ、医療事故の全段階も含めてですね、ま、いろんな方向が上がってくるんですけれども、
その中でもですね、あの、ま、一番多いのは、あの、投薬のミスですね、予約ミスが多分一番多いと思うんですけれども、
おそらくその次に多いのが、あー、転倒転落ですね、えーと、入院している間に、えー、転んでしまった、もしくはベッドから転落したとかですね、
こういうのってもう、ま、あってはいけないんですけれども、やっぱりね、すごい多いんですね。
で、ま、完全に当然ですけれども、ゼロにはできないっていうところもあってですね、
えー、それをいかに予防するかっていうのが、ま、いろんな病院で、えー、試みがされていて、
で、それの、あの、今回のご紹介する論文はですね、そのー、発生状況に関してですね、えー、調べたっていうような、そんな論文になっております。
はい。えー、で、ま、用紙のところをちょっと飛ばさせて、あ、ちなみにこれ、えっと、出されたところが、
あー、広島の朝市民病院っていう病院ですね、なんか400床ぐらいの病院っぽいですけれども、そこの、おー、先生らが出された論文です。
はい。ということで、えーと、用紙のところをちょっと飛ばさせていただいて、えーと、まずはじめにのところですね、
えー、我が国の高齢化率は2007年に超高齢社会へ突入した後も、おー、増加し過ぎており、2021年10月には28.9%になっているということで、
で、地域高齢者の3人に1人は1年間に1回以上転倒しており、全転倒の5から10%は骨折などの外傷を伴うことが報告されているということで、
まあ、そうですよね。あの、高齢者、ものすごい転んでますよね。はい。で、えー、当然ですけれども、まあ、入院すると、おー、入院中も転倒する可能性があるということで、
で、まあ、入院中のね、転倒転落をいかに予防するかっていうのは、まあ、我々、医療機関ではね、すごい最新の注意を図っているんですけれども、
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でも、それでもね、えー、やっぱり起こってしまうということで、まあ、今回の調査で調べたっていうような、そんな形になっております。
はい。で、いや、今日ですね、実はこの論文を一番ご紹介したかったのが、この表1のところなんですね。
あの、結果は、まあ、結構ね、大事なんですけれども、あの、実はね、この、医療機関に入院するとですね、あの、必ずこの、今、転倒転落アシスメントシートっていう、この表1に出てるようなものが評価されることになっております。
で、これをですね、あの、ぜひ、一般の方にもね、こういうのをされてるんだっていうのを知っていただきたいなというふうに思っておりまして、
えー、具体的に、このAから、あ、まあ、これちょっとね、あの、病院によって多少違いはあると思うんですけれども、まあ、おおよそ、大体の病院ではこんな形になっていて、
えー、この病院だとAから、あー、Iまでですね、はい、の項目について評価しているっていう、おのおの評価して、で、危険度が1、2、3っていうことで、
えー、転倒転落を起こす可能性がある、まあ、可能性が一番低い群から、あー、一番高い群ですね、転倒転落をよく起こす群までの、
おー、3つの群に分けて、えー、それぞれ対応しているっていう、そんな感じになっているみたいです、はい、で、
えー、その項目がですね、ちょっと一つずつ見ていくと、まず年齢ですね、まあ、当然ですけれども、おー、年齢行けばいくほど、転倒転落のリスク高くなりますし、あと性別、男性っていうのはありますよね、
あと、おー、起用歴ですね、まあ、今までの病気として、えー、転倒転落したことがあるとか、失神したことがあるとかですね、まあ、こういうの、あの、高い点数になりますし、
あとは、感覚ですね、視力障害、聴力障害ですね、まあ、この辺で、えー、危険を察知できなかったりすると、当然、えー、転びやすい、転落しやすいっていうことになります。
あとは、機能障害ですね、まあ、皮があるとかですね、えー、関節とか骨に異常がある、変形しているとかですね、硬縮があるとか、で、あとは活動領域ですね、えーっと、まあ、その車椅子とか、
つえ歩行機を使用しているかどうかとかですね、あとは、あー、日頃からふらつきがあるかとかですね、普段の移動に介助が必要であるかどうか、みたいな、こんな形があって、で、続いてが、えーっと、認識力ですね、えー、検討式障害がある、まあ、入院するとね、どうしても専門っていう状態になったりとかして、こういう意識障害を起こることで、日常茶飯事なんですけれども、そういうものとか、あとは、もともと認知症があるとかですね、えー、そういったもの、で、えー、あとはですね、薬剤とかアルコールですね、
まあ、これ結構ね、起こるんですよね、えーっと、まあ、よくあるところでは、やっぱり睡眠剤、睡眠安定剤とここでは書いてありますけれども、そういったものとか、あとは、あの、利尿薬が入っているとですね、おしっこ出すお薬が入っていると、夜間にトイレに行きたくなって、そこで動いて転倒するとかっていうことにもなったりするので、まあ、この辺のね、お薬とかアルコールとかですね、この辺も非常に大事ですね、はい、で、あとは最後には排泄っていうことで、えー、排泄状況がどんな感じかっていうのによって、えー、この危険度、えーっと、
リスクアシスメントをするっていうことになっております、はい、で、えーっと、で、まあ、この研究ではですね、この2021年の4月から2021年の12月までの期間に入院した1万778例かな、はい、を全部の患者さんを調べてですね、で、この予定入院患者、その下に研究対象者っていう図1に書いてありますけれども、
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えー、入院、予定入院だった6,313人と、おー、緊急入院だった4,465人に関して調べたっていう、そんな形になっていて、で、おのおのやっぱりね、転倒転落する方が、あー、予定入院の患者さんで131人ですね、えー、緊急入院の患者さんで183人いましたよっていう、そんな感じになっております、はい、で、えーっと、その下の表2とか図2に行っていただくと、ご覧いただけたらわかるんですけれども、えーっと、やっぱりですね、
予定入院より、えー、緊急入院ですね、の方が圧倒的に、えー、転倒転落の発生率が高いっていう、そんな形になっていて、えー、例えば、うんと、予定入院だった、あー、非高齢者群ですね、えー、は、あー、転倒転落発生率0.8%に対して、えー、緊急入院は、あー、2.3%ですね、まあ約4倍になっているという、そんな感じにな、あ、3倍か、になっているという、そんな感じになっておりますし、
あとは後期高齢者ですね、後期高齢者に関しても、えー、予定入院だった人たちは、えーっと、3.7%なんですけれども、緊急入院は5.3%ということで、まあこれも、まあ2倍までいかないですけれども、まあやっぱり緊急入院の方がディスクが高くなっているという、そんな感じになっています、はい、で、えーっと、あ、で、表3はね、ちょっとややこしいので飛ばさせていただいて、で、続いてのこの表4ですね、表4がね、結構面白かったんですけれども、
えーっと、この各軍の診療科別の人数割合っていうので、まあいろんな診療科、この、があるみたいなんですけれども、総合病院なんで、えー、いろんな内科とか外科とか、整形科、脳神経科とかですね、えー、小児科、産婦人科とか、まあいろんな科ありますけれども、その中で、えー、どういう人たちが、えー、その、あと、どの診療科の人たちが、あー、転倒、転落を起こしたかっていうのが、あー、一覧の表になっていて、やっぱりですね、えーっと、
外科とかですね、あと、整形外科とかですね、この辺やっぱり多いですよね、はい、まあこれは、あの、あるあるかなというふうには思いますし、あとは、えーっと、まあちょっと病院機能としてね、どういう形の総合診療科をやっているのかわからないんですけれども、総合診療科もですね、やっぱり緊急入院の高級高齢者群の、おー、転倒ですね、は、群を抜いて高いっていう、そんな感じになっていて、あとは脳神経内科も高い、まあこれ多分ね、脳卒中を取っているからっていうことだろうと思うんですけれども、はい、いうふうになっております。
はい、っていう、そんな感じで、えーっと、まあ医療機関はですね、まあ冒頭にも言いましたように、この表の位置にあるように、いろんなアススメントをしながらですね、えーっと、その、転倒転落のリスクはどうかとかっていうのを評価して、で、あとは、えー、その、転倒転落に対する対策ですね、まあこの表の3にもありますけれども、微小センサーを使ったりとかですね、あとは、まあ動く、えーっと、その、センサーマットっていうマットを敷いたりとかですね、あとは、あの、動くだけでこう設置するセンサーみたいなのがあるんで、
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ですけれども、そういうので、まあできる限り早めに、その、転倒転落リスクがある方を動いた場合に察知するような仕組みになってるんですけれども、それでもね、やっぱりね、転倒転落のインシデントっていうのはゼロにはできないんで、まあここら辺が、まあ今の現状、限界かなという、そんな感じで思っております。
はい、ということで、えー、ご紹介させていただきました。はい、まあこれね、多分介護系の施設とかだったらね、また違う対策されるんだろうなと思って、
ちょっと僕、介護の分野全然詳しくないんで、また何かあればコメントで教えていただけたらなというふうに思います。はい、それでは最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。いきますよー。しんしんじゃんけんじゃんけん、ぐっ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、お会いとはないかいのたけでした。ごみしんしん。
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